ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

自由を体感するオープンリアドアウィンドウ

2020年11月06日 | 4RUNNER

 25年前の中古車を購入するという事はチャレンジである。1995年型の4ランナーはそもそも消耗や故障の課題を抱えた状態だったので入手時というのはマイナスからのスタートとなる。2週間程メカニックに預けて可能な限り修理と整備を行ってもらった。当初想定してた修理費は軽くオーバーし、修理と整備には当初の予想の3倍程の値段が掛かった。しかし、それでも入手困難なパーツもあり修理の一部を妥協せざるを得ない結果なので、気分的にはやはりマイナスからの使用スタートである。

 1995年型を選んだのは意味(下心)があった。それは僕が暮らすニュージャージー州の自動車に対する法律に1995年までに生産された個人使用の車両は定期的な車両点検(ビークルインスペクション)が免除されるのである。これはクラッシックカーと呼ばれる様な古い車をある程度長期に渡って維持するには非常に有り難い体制なのである。但し、保険代はクラッシックカーとして登録し、限定した年間走行距離に妥協しサインしなければ、他州と比べて、或いは近年の車と比べて保険代は高めなので企み(下心)は見事に外れてしまった。

 ここ数日間はインデアンサマーなのか?11月だというのに日中の気温が20度近くになる暖かい日が続いている。修理から上がった4ランナーの4枚のドアの窓を開けて、更にバックドアのウィンドウを全開にして走ると寒い程に風が流れる。このバックドアのウィンドウが下がるというのが4ランナーの醍醐味なのである。期待外れのインデアンサマーの到来は修理上がりの4ランナーの窓を開けて駆る為に神が計った祝いなのかも知れない。バックドアのウィンドウを下まで下げて、ちょっとうるさいマフラーと年季が篭った錆の浮いたボディーの4ランナーには自由(フリーダム)という表現を体感するのにちょうどいい感がある。これから寒い冬がやってくるが、やはりリアウィンドウの窓は全開にして走りたいと思っている。

 


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2 コメント

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Unknown (ナナマル再販乗り)
2020-11-27 19:01:46
お久しぶりです。今年は怒涛のようにコロナ に飲み込まれ、いろいろと予期せぬ事態にもなりましたが、ナナマルも元気に動いております。
なぜか今年日本では70再再販!の噂が盛んに(40周年だからか?)車関係の雑誌や記事で取り上げてましたが、予想通りというか、クリーンエコカーの観点や自動衝突安全防止装置などがつけれない(そらそうだ、MTなら特に)ということで、実現せぬまま終わりそうです。

4runnnerご購入されたとのことですが、なんと2台のランクル入れて3台体制ということでしょうか?
日本でもこの型のハイラックス サーフはいまだに人気がありますね。程度の良いのから悪いのまでたまに見かけます。

日本でかつてはジャストサイズだった4runnner。アメリカでは今も最新型が走ってますが、日本では今は買えませんしね。パジェロ もとうとう今年生産中止になりました。
またランクルとの違いなどレポートを見てみたいものです。

OVERLAND EXPO LIVEもご紹介されていましたが、私も深夜にいろいろな項目を見てみました。なかなか面白いですね。シャックルの使い方から、南米やアフリカのバイクでの横断のお話など。

女性もプレゼンターで数人いたのをみて、さすが世界はすごい人たちがいると感心したものです。

アメリカもまだまだコロナや大統領選など油断ならぬ状況だと思いますが、引き続きレポートを楽しみに読みたいと思います。体にお気をつけてお仕事に生活に楽しんでください。

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シンプルなクルマがいい (砂漠のおじさん)
2020-11-29 13:17:47
 なぜかは分りませんが、僕の元にやってくるクルマは全てボロクルマばかりです。何れもどこかに欠陥を持っています。きっと自分が持つ波動が合うのだとは思います。4ランナーの入手は子供達が運転免許証を取得する為の練習車でもありエクスペデッションの機会を得る為の道具でも有ります。本当は初代のマニュアル仕様が欲しかったのですが妥協しました、
  
 新しいクルマが嫌いな訳ではありません、仕事では近代的な車に乗る機会が多くその快適さに助けられています。同時に近年の快適なクルマを使用する事によってその嫌悪さも経験しています。嫌悪さとは具体的に電動装備の故障と劣化、そして、マーケッテングという仮面を被ったつくろいです。それらを否定すると行き着くのが旧車となってしまいました。シンプルで丈夫なクルマを求めていたら、気がついたら古いトヨタの四駆ばかりであったという事です。

 昨年のオーバーランドエクスポイーストを思い出します。実際にオーバーランドエクスピュリアンスに参加してトレーニングを受けていた人々が持ち込んでいた車両はどちらかと言うと地味で、その辺を走っているアメ車の古いあまり目立たないSUVが多かったです。またイベントの運営をサポートするボランティアの方々が古いブロンコやハイラックス、スーパーカブ等を活用していました。

 オーバーランディングの盛興とそれを取り巻くマーケッテングの覆い被さる大きな波が通り過ぎた後に、波に洗われた本質的なものが残り、後は流されていく様な気がします。

 今年の冬は暗く長いです。コロナのパンデミックが終焉し、再び自由に旅が出来る時代の幕開け(春)を夢見ています。
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