日本で発売されているランドクルーザーマガジンが、SUVマガジンとして総合誌となったと聞いた。ランドクルーザーマガジンという名称が市場から消えた事は残念だが、雑誌を継続する為には変化を受け入れなければならないという事も時代の波であるのだと思う。日本での4x4に対する関心の行方は何処に向っているのであろうか?
参考までに...
ユーロアジア大陸をはさんだ西の端に位置する英国。
そしてその英国での4x4に関する意識は実に明確である。
英国で4x4と言えばランドローバーである。その英国ではランドローバーオーナーインターナショナル、ランドローバーマンスリー、ランドローバーワールド等のランドローバーの専門誌が複数存在している。それらの約250ページに及ぶ記事と写真のほとんどはディフェンダー、シリーズⅠⅡⅢ、ディーゼル デスカバリー、及びクラッシック が占める。そして最新型のレンジやクロスオーバーの占める割合は非常に少ない。更に、それでも英国人は飽き足らず今年の夏には更にクラッシック ランドローバー なる古いランドローバーの専門誌が創刊された。勿論英国にも総合4x4マガジンは幾つか存在しているが、ランドローバーの専門誌に比べると存在感は薄い。
つまり、英国では4x4に対する人々の関心は最新のSUVには無い! という事実。
しかし、それではまずい!という事でジヤガーランドローバー社は新型のローバーを駆ってエクスペデッション等のイベントを活発に行っている。
現在の現象を整理するには、
現在のSUVと過去の4x4を分けて捉える事が必要である。
なぜなら、
異なる客層であるからだ。
現在の快適なSUVを好む人々(多数派)と、
本質的な4x4を求める人々(少数派)。
そして、多数派に属する人々はいちいち雑誌などは購入しない。
雑誌などの媒介を求めるは少数派の人々なのである。
よって雑誌は彼らが願う方向に自然に編集されていくのである。
ランドクルーザーを世界に売っている日本でランドクルーザーマガジンが無くなった事は残念だと思う。僕は継続出来なくなった理由は日本という国境を超える事が出来ない現実の壁があったのではないか?と思っている。そしてもう一つは現在が4x4に対する混沌期である事。少数派と多数派の間を行き来しながらその中間に収まろうとした結果であると感じている。
もし、未来においてランドクルーザーマガジンが復活するとなると、少数派の為の世界的な視野を取り組んだ内容になるのではないだろうか。そう願いながら僕の中ではランドクルーザーマガジンは廃刊になったのではなく、ただ今休刊中!という事で胸に収めておきたいと思っている。
共感します。
landcruiserの本質よ戻って来てくれ
私らヨンマルに乗っている者が“少数派”なのは昔も今も変わりません。90年代後半くらいから、4駆全般を扱う4x4マガジンですら行き詰まり感があったのに、ランドクルーザーだけの専門誌なんかやっていけるんだろかと当初から疑問でした(97年創刊)。
残念ながら、編集者の見識が低すぎました。ランドクルーザーに関するコアな記事は、その殆どが寺○何がしとかいうアマチュアのランクル乗りの“ウケウリ”か彼自身の“投稿記事”でしかありませんでしたし、新しい情報は少なかったです。
ランドクルーザーマガジンの廃刊は成るべくしてなったなぁと私自身醒めた目で観ています。
最後の方は『FJクルーザーマガジン』でしたから。。。
次に起こる現象として、量から質を求める変化が起こり始めるのではないかと感じています。つまり少数派の時代はこれからだと言う事です。
現在少数派の人は、実は先を行っている人々である。
と、思っちゃったりしています。