ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

雪道での一本の轍

2018年03月09日 | ロクマル日記

 雪が降り続く住宅街の道は除雪車が雪を掻いても直ぐにまた雪が積もる。雪の無い日には少しスピードを落とせば対向車とすれ違う事が出来る道であっても雪の日においては道の真ん中に出来た一つの轍を互いに譲り合う事になるのである。その譲り合う姿勢に運転するドライバーの意地や性格が表れるのである。多くの場合、進行方向の前から車がやって来ると僕はランドクルーザーで轍を外れて(轍を)譲る。ドライバーは手を挙げて礼を示す人もいれば、当たり前の様に通り過ぎる人もいる。そして、時々遠くからパッシングしてランドクルーザーに轍を譲ってくれる親切なラングラー乗りもいたりする。通り過ぎる時には手を挙げて礼を示す。こういった雪の日の轍を巡っての展開で感じるのは轍を譲る余裕を持ち得ているドライバーこそがかっこいいという事。余裕こそがかっこ良さの正体なのだ。雪の日に限らず高性能な4WDに乗っていてもそのドライバーに譲り合う気持ちの余裕というものが無ければ本当のかっこ良さを発揮する事は出来ない。4WDのかっこよさというものはそのクルマとそれを運転するドライバーの持つ心の余裕によって開花するのである。

 

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