写真は娘のキャロラインをおんぶするケネディ大統領。
大統領という肩書きを外せば、父と娘、おとうさんである。
ケネディが大統領を勤めた時代は今から振り返ると暗いイメージがある。僕にとってJFKは20世紀の後半を象徴している。それは混沌とした薄明かりであり、太陽の眩しい陽が差し込む前の闇と光を感じる。
1998年の5月、ニューヨークの56丁目とブロードウェイ通りを歩いていた僕の前に、ある大きなビルから出て来て颯爽と街を歩き出した背の高い男がいた、彼は僕のほんの数メートル先を歩き出した。前から歩いて来る人々の中にその男とすれ違うとチラッと振り向く行為から、この前を歩いている男はただものではないな、と思った。しばらくすると男は通りを曲がった、その時の横顔は覚えている。彼はJFK.Jr (故ジョンFケネディの息子)であった。その後、彼は自ら操作する小型セスナ機で大西洋に消えて逝った。
1991年に放映されたオリバーストーン監督の “JFK” が公開されJFK暗殺事件の真相というテーマが公のものとなった。1996年、当字の友達と一緒にテキサス州のダラスを訪れた。実際にJFKが暗殺された場所に立ってその横に建っている当時教科書倉庫だったビルや前方の駐車場に立って現場検証みたいな事も行った。
ケネディ大統領が残したもの?
それは結果として大きなスズメバチの巣を太い棒で叩き割った一撃だ!
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その事件(1963年11月22日)から50年の時間が流れた。
2013年11月19日、東京。
【AFP=時事】米国の故ジョン・F・ケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ新駐日米大使(55)が19日、皇居で天皇陛下にバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領からの信任状を手渡す信任状奉呈式に臨んだ。
このパレードが50年前のダラスからの延長に感じる。
時代は明るい方向に転換したのではないだろうか?