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タイヤの空気圧について

2013年07月12日 | ロクマル日記

 エジプトの砂漠でランドクルーザーを使って観光客の観光案内をする地元のベテラン運転手達は、砂漠の砂地に入る前にタイヤの空気圧を標準値の半分に下げる。空気を抜いたタイヤは接地面積が広がりタイヤが砂にのめり込みにくく、タイヤのグリップも向上すると聞いた。空気を減らしたタイヤはちょうど柔らかいラクダの足の裏の様に砂地を捉える事が出来る。

タイヤの空気圧

これを説明するのは実に難しい事なのではないだろうか?

 

車の一般使用はメーカー指定の空気圧で良いと思っている。

しかしこの夏、ある方からこんなアドバイスを受けた。

 

夏の暑い期間はタイヤの空気圧を少し落としておいたほうがいいよ!

バーストする危険があるからな。

 

危険な走行中のバースト、これを防ぐ為にはタイヤの適切な空気圧を意識しておく事。

 タイヤがバーストするのは、適正空気圧に比べて空気圧が低過ぎるか高過ぎるかのどちらかの場合が多い。そして適正空気圧とはメーカー指定の空気圧をなるべく新鮮なタイヤに入れた状態の事である。

 

 しかし、空気圧を調整する事は難しい課題である。

 

...ここでは技術的な事を述べているのではない。

 

空気圧について述べる多くの場合、あいまいである。

 

例えば、

オフロードを走る時にはタイヤの空気圧を下げる。

という記述や会話を聞いたり、読んだりするが、、、

 

 

では、どれ位下げたらいいの?

具体的には、よく分からないなぁ。

 

分かっている事:

空気圧を下げた方が変形自由度が増えて接地面積が増え、タイヤのグリップが増し、走れる領域が増える。

分かる人は経験者  

分からない事:

タイヤの種類、MT, AT, HT, スノータイヤ等、で下げ方は同じなのか?

車の種類や重量の違いはどう関係するのか?

タレーン、(道の状態)岩場か砂か泥か、乾燥しているか湿っているか。

気温、40度を越す真夏の砂漠か、-20℃の氷上か。

走行スピード、スリップを愉しむのか、低速の確実なグリップか。

 

これらを総合的に判断して各自経験と勘(感)で空気圧を調整しなさい。

という事である。

 

それ程タイヤの空気圧を調整する事を伝えるのは難しい事なのだ。

 

まあ、これは特殊なオフロードでの事だが...

 

よって、普通に使う車のタイヤはメーカー指定の空気圧でOK である。

 

しかし、きちんと指定された空気圧を保っていても、

バースト(Blow Out)は起こりうる可能性をいつも秘めている。

 

その事をいつも頭の隅に置いて忘れない方がいい、

なぜならば災いは忘れた頃にやって来るからである。

 

 大丈夫と安心しきっている時が注意の時。

SUVや四駆は車高も高く、特に危険に感じる。

 

タイやも酷使されている(だろう)し...

 

もしも、高速巡航時にいきなりあなたの車がバーストしたら、

とっさ的にど様な行動をしますか?

 

しかも、後輪ではなくて前輪だったとしたら...

大事故になる可能性が高い。

 

その為にも、バースト時の心構えと対作を常持する事(知っておく)は大切です。

 

 これはRVドライバーのために製作されたバースト時のビデオ解説です。

基本は同じです。

 

...

 

バースト!

 

 後タイヤがバースト、

 

ブレーキは踏みません、

アクセルを使って方向を修正しながらスピードを緩め安全な所に停まります。

 

問題は、

 

 前タイヤがバースト、

 

ブレーキは踏みません、

ハンドルは弾いたタイヤの方向に取られます。

そこで、

ステアリングでのコントロールを失わない為に、

アクセルを使ってコントロールを保ちます。

徐々にスピードを緩めながら安全な所に停まります。

 

ハンドルには常に両手をかけて置く事。

 

絶対に、急ブレーキはダメです、

コントロールを失います。

 

大切なのは日頃のチェックと、タイヤに対する関心。

 

暑い夏の安全運転を願っています。

 

コメント
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