夏のマンハッタン(ニューヨーク市)をご案内致します。
連日暑さが続くニューヨーク。冷房がよく効いた地下鉄を降りて、湿った空気が滞る駅の構内を歩き頭上の光を目指して長い階段を昇りきると、そこは人間の築いたコンクリートジャングルが展開している。
ここでは毎日生存の為の戦いが繰り広げられ、弱肉強食の競争が展開する。ある人はそれを活気だと言い、ある人は刺激的だと言う。ニューヨークという街はそれらを魅力と言うキーワードに収納して人々を虜にしてしまうのかも知れない。
遥かにそびえるニューヨークの摩天楼(ビル)の上にはいつもの平和な空がある。
その摩天楼の隙間を人々は徘徊する。ヒトゴミ(人混)とはよく言ったものだ、
この掃き捨てる程に人がいるのがニューヨークの魅力。
イエローキャブはニューヨークの顔、ニューヨーカーの足。
近年のマンハッタンには花が増えたな。
ここ10年間街の治安が良くなった事と、増加した植物の間には相関関係があるのか知れないと思ったりもした。
初めてマンハッタンを訪れるとそのビルの高さと多さに驚く、 /
実は摩天楼の高さではなくて、アメリカの資本経済の大きさに驚いてひざまづく、と言ったほうが正確かも知れない。歴代の世界の王達の多くはこの心理を意識した。これは僕が始めてニューヨークの街を歩いた時の感想だ。
バベルの塔?
昔、WTT(ワールドトレードセンター)の最上階に登った時、物凄く嬉しかったのを覚えている。街はミニチュアの様で人間はありんこか目に見えない埃の様でもあった。全てが自分の足下にあるという快悦感。高所に住むという事はおのぼりさんの気持ちになるのかも。
ロックフェラーセンター
あじさいと水が気持ちを癒してくれる、
街の中心では不景気を感じる事はない。
人間の正体は豊かさ=富に憧れる生き物のようだ。この場所は富とはいったいどんなものなのかを、 人々の潜在意識に問いかける聖地でもある。僕はここにルシエルの吐息を感じるが、それは暗い悪魔的なものではなく、ニューヨークの神社と言うとピッタリかも。
おっっ、トライアンフじゃん
歩けば汗が噴出してくる。
知ってた?
この街に住む人々の平均寿命は長いという事。
100年以上の歴史があるブリック(レンガ)のビルも沢山ある。
エンパイヤーステイツビル(左)
勿論、上まで登れますよ、(有料)
しかし上の展望台に行くのに3時間掛かる、セキュリティチェック、エレベータの乗り換え、そして順番待ち。ニューヨーク観光は忍耐とハードワークの連続なのだ。(右はクライスラービル)
摩天楼の下の露店
これがないと寂しいんだよなぁ。
ニューヨークタイムズ(新聞社)の前にある洒落た自転車置き場、
デザインもいいが、これを観て思い出した。
感じたものがあった、
そういえば...
今年、
この夏は、
ロンドンオリンピック、だったな...。
何時だっけ、
7月27日~
私の周りでは知らない人が多いな。(汗)
ロンドンオリンピックの後は、
パックスアメリカーナの時代が来るのではないか?
...
それにしても、ぜんぜん衰えんなぁ、この街は。
だから怖い街なんだ!と思う。