ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

エンジン、 この魅力的な物体

2011年08月26日 | ハチマル(LX450)北米旅行

 アリゾナ州のキングマン、モーテルのランドリーで乾燥機を回していると目の前に一人のアジア人の男性が通りかかった。私よりも一回り程?年上の方であった。

そこで、いきなり!

こんちわー!!!

と、私。(日本人だとすぐにわかったので)

流石にビビッテおられた...あたりまえだろう。

... えっ?日本人??? 

そうですよ。(笑)

 『若い時に(20代)本当はアメリカに来たかったのですが...とても仕事が忙しくてですね、やっとこうして来る事が出来ましたよ。今回サンフランシスコでレンタカーを借りて気の向くまま走り回っています。目にする物全部珍しくてね、ちょくちょく止まって写真ばかり撮っていますから、なかなか進みませんわ、いやーっ英語が全然ダメでねー、ほんと、何言っとるのかさっぱり解りませんわ、はははははー。』

すごい!長年の夢の実現ですね、その勇気と行動力。

 

ところであなたも、旅行?

『そうなんですよ、家族で...ははははは。』

 

 実はこの方日本のある地方で自動車関係の事業をやっておられる方であった。

当然、クルマの話題が持ち上がる。

 

... 最近の日本の若者はクルマに興味、関心がないんですよ!我々が若い時代は何はさておいてもまず車、クルマが全てでしたけどねぇー。

...何で関心がないんですかねー?

... 解らん、時代が違うからねー。

 

Jさん、無事に旅を終えて日本に帰られましたか?

あの日の晩の立ち話は楽しかったです。

お陰様で退屈なランドリーの待ち時間を有意義に過ごす事が出来ました(笑)

 

 

 旅行中はほぼ毎朝ボンネットを開ける、エンジンオイル、ラジエター液、見る、聞く、嗅ぐ、触る。いくらランクルが丈夫だといっても総走行距離13万マイル(20万キロ)の車体、いつ異常が生じるかも知れない。関心を持つ事によって異常を見つける事が(予測も)出来る。

 それにしてもエンジンとは凄い物体だと思う、20世紀は石油の時代だ(だった)といわれるが具体的にはエンジンの時代かな。このエンジンを使って人が移動する。クルマと共に風を感じる、この1FZ-FEのエンジンの弾き語りを聞いていると、そういった文明と人間の英知と技術、そして恩恵や可能性まで感じてしまう。

 エンジンはバーチャルな世界ではなくて現実世界の生き物。このエンジンの鼓動を楽しみながら生きるのが僕は好きだな。

今日も暑いけどしっかり頼むよ!

 

 毎朝車の掃除をする。ゴミの回収、窓拭き、ランクルあっての旅。掃除をしながら語りかけ感謝の気持ちを込める。古くてもボロくても関係ない、家族の一員だと思っている。旅の期間だけではなくて...いつも君の事を思っているよ。

 

 実は僕も若い頃(20代)にはクルマに関心はあまりなかった、金も機会もなかったからだ。しかし10代の頃はクルマに憧れていた。

 ランドクルーザーを手に入れてから、クルマへの関心はその外にもある事に気付く。クルマを使って楽しむ、クルマの話題、クルマを通じての人の出会いなど...etc.

 

 さて、今日はこれから砂漠の道を走る。家族といつものランクルでここまで来れた事が嬉しい。

エンジンを回して中を冷やして...と、準備オーケー

ではぼちぼち行きますか。

...

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おい、そろそろ起きろ!いくぞーっ!

 

 

コメント
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