京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

ちらし丼?

2015年03月01日 06時14分15秒 | 
タイトルのような丼が存在します。
お店のお姉さんは、「ちらどん!」と調理場に言っていました。
以前からズッとどんな丼か、気になっていた。
でも注文したことはありません。
予想通りだとあまり面白くないからかも。
お店は、いつもの永正亭。
昨晩、京女と食事でした。
私は昨日、朝からなにも食べていなかったのです。飲み物もです。前の日の夜、インド料理を食べたのが原因です。
昨日は、朝から実家に行き、父親と色んな話しをしていました。


↑永正亭「ちらし丼(小)」

父親は、私の頭の状態を理解していなかった。
話してもすれ違うのです。
私が文字が読めない、つまり「読字障害」というのがわかっていなかった。
「普通に喋っているじゃないか」「聞いているじゃないか」と言います。
説明してもわかってくれない。
だから、昨日は、NHKでやっていた『病の起源 4 読字障害~文字が生んだ病~』を強制的に見せました。私は、生まれながらじゃなく、脳出血の影響でなった。でも生まれながらに、そういう障害を持って生まれ。小学校や中学校で特殊学級に入れられる子供も多いのです。欧米では人口の10%、日本では5%の子供が苦しんでいる。
知人のお孫さんもそうだった。頭はいいのですが、テストの問題が読み辛く、結局試験の点数が悪い。文字が読めないだけなのに・・・。聞けるけど、書けない場合もある。私だってブラインドタッチができなかったら、書くことができない。肉筆の手紙は必死にならないと書けない。


↑天とじ丼からエビを引くと「ちらし丼」になります。妙に美味しい。

そんな状態をまわりの人は、理解できないのです。
聞けて喋りますからね。
だから誤解される。
一昨日、インド料理のメニューが読めなくて、一瞬パニック状態になりそうになった。その日の体調にもよりますね。
その状態に対して国は、制度の見直しをしていない。明治ぐらいから同じ法律なんです。これこそ改革して欲しい。
なんてことを話していました。
あの番組を観ていて、涙が出そうになるのですよ。
ただ、私の場合は、いいことの方が多いかもしれません。


↑田舎そば(温)、京女と京男は温かい方がお気に入り。

閑話休題
「ちらし丼」の話に戻ります。
なんなのか?
簡単にいうと「天カス・玉子とじ丼」ということです。
普通なら、エビ天を玉子でとじる・・・いわゆる天とじ丼なんですが、それからエビを引くと「ちらし丼」となります。「天かす丼」では、悲しすぎるので「(天かす)ちらし丼」となった訳です。
味は、玉子丼より天とじ丼なんです。エビが入ってないだけで。
天かすを入れることで、味にコクが出る。
しかも安い!
サラリーマンの味方的なメニューなんです。

この日のソバは、「田舎そば(温)」でした。
京女も私も同じものが食べたかった。
もちろん丼は半分にわけていただきました。

※前置きが長くなってすんませんでした。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko

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4 コメント

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おはようございます (すー)
2015-03-01 08:28:18
外観的に健康そうに見えると中々理解されないでしょうね。
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>すーさん、おはようございます (京男)
2015-03-01 08:57:57
外見で誤解されますね。でも不健康そうに演技するわけにもいかないしね。難しいです。
返信する
こんばんは。 (路渡カッパ)
2015-03-01 18:19:10
ちらし丼、天かすとじ丼だとイメージが・・・苦肉のネーミングなんでしょうね。
でも美味しそう、きっと私好みです♪

読字障害、欧米で10%日本でも5%とは大変な数ですね!驚きました。
私も難しい漢字は読めませんが・・・(^_^ゞ
返信する
>路渡カッパさん、こんばんは (京男)
2015-03-01 22:38:04
これは、絶対好みだと思いますよ。
温かい田舎蕎麦と合います。
生まれつきの子供は可哀想です。理解されないのですからね。単なる知恵遅れだと判定されてしまうのです。教育現場で周知徹底して欲しいものです。
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