京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

銅鏡を磨く

2012年10月06日 04時28分03秒 | モノ

↑黒柿の台にすると宗教色が薄くなるかも

ある日、目の前に置いてある銅鏡がくもっていた。
これは十数年前に私のところに来た。
神社に置いてあるような台もあるのですが、そうすると宗教っぽくなってしまう。
それも面白くないので、写真のような台を私のお気に入り木材の「黒柿」で作ってもらいました。


↑両面が鏡

この銅鏡は、本式に作ってあるそうなんです。
なにが本式なのかは、よくわかりません。
ズッシリとたものなんです。
直径は83mmです。
両面が凸になっているのが特徴。
両目鏡面になっています。
凸面の銅鏡は儀式に使用するそうです。
易者さんのような人が、相談者の波動の影響を受けないために懐にいれて使うのだろうです。
外からの良からぬ波動と自分の良からぬ波動の二つに対応するそうです。
人の運命を占う時、常に澄んだ状態で行わないといけない。
それができないと、その易者は短命になるどうです。
人の想い(思い)は、それぐらい怖いものなのだそうです。


↑油断するとこんなになる

この目の前に置いてある銅鏡、不思議なんです。
京男に対して悪い波動がくると曇る。
この部屋で倒れた時もすごく曇っていた。
銅鏡が盾になってくれているのかもしれません。
もちろん、京男から発するイライラした気持ち、不安な気持ちなんかの場合も曇る。


↑カタバミ、クローバーじゃないんです

皆さんは、銅鏡が曇るとどうしますか?
もっておられる人は少ないか。(笑)
平安時代は、カタバミで磨いたそうです。
カタバミってクローバーに似ているけど、種類はまったく違う。
シュウ酸の含有量が多く、葉っぱを噛むとちょっと酸っぱい。
京男が食べるとエライ事になる植物です。
京男の天敵はシュウ酸なんです。
結石になるのですよ。
あの発作の痛みは、トップクラスですよ。
昨年、右脚を牽引するために太ももに金属の棒を突き通された時より痛い。あれも痛かったけど、もう一本刺されたら秘密を白状してしまうところでした。骨は麻酔が聞かなかったし。


↑布の作家さんに作ってもらった携帯用袋、重たいから実際は携帯しませんけど。

さて銅鏡を磨く話に戻します。
かたばみを採取しに行くのが邪魔くさいので、私の場合は、浄水器で作ることができる酸性水で磨きます。
銅の鍋なんかは、お酢で磨くのと同じ要領だと思います。
江戸時代では、水銀、砥の粉および梅酢を混合した磨き粉で磨いていたそうです。
ピカールで磨くという方法もあるかも。


↑内側は、カメラのレンズ拭き用のクロスにしてもらいました。

銅鏡ってとてもデリケートですよ。
素手で触ると指紋の形に曇ります。
神社に行って、銅鏡がありますよね。
あれが曇っているとものすごく気になるのです。
自分で手入れをしているから余計にそう感じるのだろうな。
銅鏡が曇るというのは、自分の心が曇るのと同義に思えるからです。
心は常に磨かないといけませんね。
油断するとすぐに曇る。

※おまけ


iPhoneで使っていたBluetoothヘッドセット。
MacBook Airで使っていたのですが、どうも新しいOSと相性が悪いみたいで、ベッドの上で作業していたら、Bluetoothの接続が切れ、音がでるので使っていなかった。ために携帯電話に接続してみると案外使えるので、携帯でつかっている。
携帯電話がかかってきたら、ワンタッチで話すことができる。
このヘッドセット外の騒音の中でも明瞭い聞け、こちらの声も自動的に調節してくれるらしい。
これで、携帯のスピーカーと耳の穴で探す必要が無くなった。
でもひとつ問題がある・・・私の携帯電話、ほとんどの人に教えていないことです。(笑)まあ、いいや。

Twitter→@kyo_otoko
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (すー)
2012-10-06 04:35:44
やはり、こだわりは普通ではないですね。

ピカールですか、懐かしいでしね。

でも最近、神輿の金属部分をお年寄りの指導お受けながら磨いている若者を見かけました。
この地域の最大のお祭り、明日が神輿が練り歩きます。
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>すーさん、おはようございます (京男)
2012-10-06 04:41:48
銅の扱いは難しいです。
うまく手入れしないと綺麗になりません。
神社でも曇っているところがあったりします。
御神輿の金具、手入れが難しいでしょうね。
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お早うございます (puldoc)
2012-10-06 05:20:51
お早うございます。
昔、水銀体温計(懐かし~~、笑)が壊れたときに、水銀を10円玉に刷り込んで、アマルガムを作っていたことを思い出しました(素。
ではでは
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>puldocさん、おはようございます (京男)
2012-10-06 08:34:28
水銀体温計懐かしい。
昔はそうだったものね。
そんなことをしていたのですか。すごい。
奈良の大仏を作るぐらいのとい、錫の粉と水銀でメッキをしていたそうです。すごいですね。
小さい頃、土を掘ると水銀がでてきた場所があった。なぜ、あの場所にあったのか?
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こんにちは (cox)
2012-10-08 22:36:00
自分が近寄った瞬間に、鏡がサッと曇ったらちょっと嫌かも。(笑)
なんだかドキドキしますね。でも綺麗。

こんな風にぴかぴかなのもしっかり磨いたらばこそ。。。
昔の鏡職人さんは「筋肉隆々」だったらしいのも納得です。
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>coxさん、こんばんは (京男)
2012-10-08 22:44:34
鏡も心も同じようなものですね。
急に曇ったりします。油断は禁物。
側にバロメーターとして置くと便利なんです。
大きな銅鏡なら大変でしょうね。
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Unknown (nao)
2014-06-11 16:48:02
初めまして宜しくお願い致します。
京男さんの記事を読んで、両面鏡の銅鏡が欲しいのですが売ってる所はないのでしょうか?
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>naoさん、こんばんは (京男)
2014-06-11 18:21:06
始めまして、この銅鏡は既成品でなくオーダーしたものです。高岡市でつくられたものだと思います。
私が直接発注していないので詳しいことはわかりません。普通の銅鏡なら神仏具屋さんで扱っているような気もします。
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Unknown (nao)
2014-06-11 19:41:17
京男さんありがとうございます。
両面鏡の銅鏡は見た事ないので欲しかったですがオーダーなのですね。
それだと値段も結構しそうですね。
どうもありがとうございました。
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ピカール (常盤万作)
2018-03-24 00:01:44
ピカールは蒸気機関車の砲金を磨くのに使用しました。安全弁、ナンバープレートなどです。
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