↑長久堂「后の月(あとのつき)」、何を表現しているのか不明。
今日(30日)は、旧暦9月13日で「十三夜」ですね。
京都でもご存じ方は少ないかも。
最近では、ハロウィンの方がいいみたい。
和菓子でもひとつあったけど、表現がどうもうまくいかないようでした。
今年は買いませんでした。
↑うるじ製、煉切あん
旧暦なんてあまり気にとめなくなった。
でも季節的にこの時期は、安定していて十五夜の時より空がクリアーになる。
それにようやくお芋さんも美味しゅうなってきた。
昨晩も十三夜前夜ということで当然満月じゃないけど、きれいだった。
↑これは路渡カッパさんからもらった写真です。
↑昨晩の月
十五夜に月見をしたら必ず十三夜にも月見をするものとされてきたんです。
十五夜だけでは、「片月見」といって嫌われていた。
そこでこの間の十五夜の時の月を掲載しておきます。
この写真を観たら「片月見」にならないから、今夜、十三夜の月を楽しんでください。
↑本家玉寿軒「月恋し」
十五夜は「芋名月といわれるぐらいなので、お供えが里芋なんかを供える。
それに対して、十三夜は「栗名月」と呼ばれるぐらいだから、栗や豆を供えるんです。
栗や豆のモチーフを探したけどなかった。
やっぱり京都でも認識されてないのかな・・・。
ハロウィンをするより十三夜をした方がずっといいのに。
↑外郎製、白あん、黒あん
十三夜は、日本独特の風習。
「小麦の名月」と呼ぶ地方もあったそうです。
旧暦の9月13日の夜のお天気で、翌年の小麦の豊作、凶作を占う習慣からきている。
「十三夜に曇りなし」という言葉があるぐらい。すっきり見えることが多い。
食べ物を美味しくなってきたし、やっぱりしっくりくるな。
鍋物も美味しくなってきましたね。
↑二條若狭屋「芋名月」
形は、面白くできていますが、今頃売るにはちょっとおかしいかな。
タイトル的にいっても、十三夜と違う。
勘違いしたのかな・・・。
↑こなし製、黒こしあん
たまにはゆっくり空を眺めるのもいいですよ。
お月さんも「有料やで」とは言わはらへんしね。
無料で思う存分眺めてみてはいかがでしょう。