京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

キンモクセイの香りにつつまれて・・・

2009年10月16日 05時29分58秒 | 風景


いま、窓を開けると目と鼻の先にキンモクセイ(金木犀)の木がある。
キンモクセイって、昔(1970~1990)に流行ったトイレの芳香剤の人気の香りだった。
このキンモクセイは、中国ではよく使われる。
桂花陳酒は白ワインの風味付け、茶なら桂花茶、蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりする。



また桂花蟹粉(芙蓉蟹の別名)、桂花鶏絲蛋、桂花豆腐、桂花火腿などのように鶏卵の色をキンモクセイの花の色に見立てて名づけられた卵料理は多く、正月用の菓子で金木犀の花の砂糖漬けを飾るなど実際にこの花が使われる料理もあるそうです。



そういえばトイレの香りでキンモクセイというのは、あまり見かけなくなった。いまは、消臭するというのが主流なのと、昔と違って水洗方式が定着してきたから、強い香りで打ち消す必要がなくなったんだろうな。



それにしても、昨日はすっきりしたいいお天気だった。
いつの間にか秋が深くなってきた。
コメント (6)
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