京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

風天の京

2009年10月08日 06時14分38秒 | 風景・和菓子


いま、台風18号が名古屋方面を通過中だろうな。
昨晩から雨と風が強い。
どうか台風が通る先で被害が最小限でありますように。


↑これは風天じゃなく風神

京男は、台風が近づくと妙に元気になる。
風天と仲がいいんだろうか。
風天(ふうてん)は、仏教における天部の十二天の一人。
風を神格化したもの。


↑種子(バー)

真言「オン・バヤベイ・ソワカ」


↑印契

ヴェーダの神話では、原人の胸から生まれたとされ、
仏教に入ってからは、風の精神のままに無碍(むげ)にして速やかなる、
神通自在の仏の精神、何ものにもとらわれない悟りの境涯を体現する釈迦の化身。
ちょっといいじゃない。

長女が幼稚園、次女が幼稚園前ぐらいだったな、
京女と4人で台風の来ている最中に外に出たことがある。
次女に傘を持たせて浮遊感を味あわせようとした。
風が強くて傘を思わず離した。
愛用の英国FOXの傘が風に乗って飛んで行った。
必死に追いかけた。
堀川通を渡ってやっと捕まえた。

その時、次女が「おとうさ~ん!」と何回も悲痛な声で叫んだ。
私がメリーポピンズみたいに風に飛ばされたと思ったと思ったそうである。
かわいいでしょ。
いまでもその時のことは憶えていると次女は昨晩言っていた。
もちろん私はくっきりと覚えている。

持ち手のところが傷々になり、
当時あった丸善(いまはジャンカラだ、このことを考えると無性に腹が立つ)へ
修理にだしたっけ。
家族を放って愛用の傘を追っかけたのはちょっと反省しております。
でもそれが京男らしいと私を知る人はいうだろうな。


紫野源水「初雁」
ちょっと台風で雁も飛べないだろうな・・・


外郎製(小豆こしあん入)
コメント (8)
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