京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

十五夜に因んだ和菓子

2009年10月03日 06時05分58秒 | 和菓子

↑紫野源水「大沢の月」
大覚寺の大沢の池は、平安の昔から日本三大名月鑑賞の地として有名。
その観月をかたどった生菓子。


↑去年の嵯峨菊の時の大沢の池



今日は10月3日(旧暦8月15日)の十五夜ですよね。
朝6時現在では、結構な雨。今夜はお月さまが見れるかな・・・。
今(9時)の最新時点では、晴れてきました。
この分だと観れるかもね。


↑半錦玉羹(煉切・小豆あん、二重あん)

10月30日(旧暦9月13日)の十三夜の方がイメージなんです。
中秋の名月(十五夜)は、もともと中国で行われていた行事が日本に入ってきた。
十三夜の月見は、日本独特なんです。
一説によると宇多法皇が九月十三夜(旧暦)の月を愛で「無双」と賞したことが始まりとも、醍醐天皇の時代(延喜十九年/919年)に開かれた観月の宴が風習化したものとも言われています。
確かに今月末の方が天候が安定していて、空気も澄んできれいに月見ができるでしょうね。


↑総本家駿河屋「子芋」

十五夜は、サトイモなどを供えることが多いから「芋名月」と呼ばれているのに対して、十三夜は、「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれている。


↑煉切、黒こし

そやから、なんとなく私の中では「十五夜」より「十三夜」の方が上等というイメージがあるんかな・・・。


↑塩芳軒「月見だんご」
これは上等の月見だんご。普通のが三個買えます。
次女がパクッと一口で食べてしまった・・・。

一昨夜『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』を観ていて
(厳密にいうと昨晩録画を早送りで観ただけやけど)
関西の月見団子と関東の月見団子の違いをやっていた。


↑外郎、黒こし

関西の人間は、やっぱりこの形を月見団子という。
老舗のおっさんが白い部分を月、餡を雲にみたてていると発言。
地方の人が納得していたけど。
あれは、たぶん違う。
里芋をかたどった形というのが本来の説明だと思う。


↑月見団子風京男
コメント (7)
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