報道によりますと、日本国政府は、今年の12月頃から第3回目のコロナ・ワクチンの接種を開始するそうです。その理由は、コロナ・ワクチンの効果は、抗体の減少によって凡そ8か月程度しか持続せず、ブースタショットを要するというものです。しかしながら、第3回目の接種に対しては疑問視する見解も少なくありません。
マスメディアが報じている第3回接種に対する反対論の多くは、途上国等にあってコロナ・ワクチンが十分に行きわたっていない状況にあって、先進国ばかりが第3回接種を実施することは公平性に反しているというものです。WHOは、まさにこの立場にあります。一方、現実を見ますと、アフリカ諸国等で新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大しているという報告はありませんので、ワクチン需要そのものが存在しないのが実情なのかもしれません。ですから、WHOの見解は、いわば’ワクチンの押し付け’とも理解されるのですが、こうした途上国支援?の立場からの批判以上に第3回接種に関連して問題となるのは、やはり人体への有害性への懸念かもしれません。
先ずもって心配されるのが、コロナ・ワクチンの複数回接種による健康被害です。先日、新たなコロナ治療の新薬の発表に際して、‘動物実験では、同一の抗原のワクチンを接種した場合、5回以上で死亡数が跳ね上がり、7回から8回では凡そ半数が死亡する’とする説明があったことから、ネット上では、一時、騒然となる一幕がありました。このリスク情報、今日ではあたかも‘なかった’かのように扱われているのですが、ワクチン接種の回数が重なるにつれ、死亡率が高まるとすれば、当然に、追加接種によって多くの命が失われるということになりましょう。
もっとも、変異株用に開発された改良ワクチンであれば’同一の抗原’とはなりませんので、同リスクは低下するのでしょうが、政府が追加接種として予定しているのは従来株用のようです。従来株用であっても、今般、主流派となったデルタ株には効果が期待できると説明されているものの、大阪大学の研究で明らかとなったように、従来株の効果を無効にしてしまう変異株が出現する可能性はあります。このような事態に至れば、追加接種は、無駄となるのみならず、接種者はリスクのみを負うことになりましょう。ましてや、本ブログでも再三にわたって述べているように、脂質ナノ粒子、人工RNA、スパイク蛋白質、ADE抗体、未公開の添加物、逆転写の可能性などに関する遺伝子ワクチンそのもののリスクがあります(ワクチン非接種にも医科学的な根拠がある…)。ワクチン関連死を疑われる1233件の死亡ケースもこれらに起因している可能性が高いのですが、こうした強い副反応、あるいは、有害事象は、回数を重ねるごとに増加するとも予測されます。
なお、ワクチンとは、本来、獲得免疫系を利用した感染病の予防手段ですので(抗体量が減少しても、記憶T細胞や記憶B細胞の働きにより、感染時に抗体を再度産生…)、追加接種を要さないはずです。しかしながら、高齢者に関しては、獲得免疫系の働きが低下するとされているものの、何故か、追加接種については抗体量の減少のみが理由とされているのです(重症化の抑制が目的ならば、感染後における抗体カクテルといった治療法でも構わないはず…)。
先行して追加接種を行っているイスラエルやアメリカでも、複数回接種のリスクについて十分な検証が行われた形跡はなく、上記のリスクは、全く無視されているようです。日本国政府も、独自の調査や検証を行うこともなく先行接種諸国の後追いをしているのですが、デルタ株の感染力が水疱瘡並みとする説も怪しい中、国民を洗脳するかのように追加接種を急ぐ必要があるのでしょうか。安全証明なきワクチン接種推進政策は、国民の命を護ると称しながら、その実、人命軽視なのではないかと危惧するのです(ワクチン接種で7200人程の命が救われたとされつつも、上記の厚労省の死亡ケースが氷山の一角であれば、ワクチン死の方が遥かに上回るのでは…)。