松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

授業における子どもの表情とは

2011-06-14 09:07:15 | Weblog

                   素敵な表情で歌う子どもたち(写真)

  「表情」を広辞苑で調べると、心中の感情・情緒を、顔つきや身振りに出しあらわあすこと。とある。
また、「顔色」を調べると、感情を出している顔つきとある。「顔色をうかがう」「顔色を見る」「顔色を変える」などの例が示されている。
 これらから言えることは、人間の「表情」とか「顔色」は、心の中の感情が、うそ偽りのない形で表に出てくるものであるといってよいだろう。
 言葉や文章では、好きなように表現できるが、表情や顔色は、心中の思いがストレートに表情として、また顔色として出てくるものである。
そうしてみると、私たちは授業を展開しているなかで、常に子どもの表情や顔つきに心を配る必要がある。
 物言わぬ子どもたちの中には、「ああ、先生は何を言おうとしているのか」「この問題はどのように考えればよいのか」「先生の発問の意図がわからない」「板書の字が小さくて見えない」「時間がきているのに終わってくれない」など、表情として信号を出しているのである。教師はそれを読み取らなければならない。
 そのことにより、課題や発問を変えたり、展開そのものを大幅に変更したりするのである。
 子どもが見えるということは、教師の大切な資質と言えよう。

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