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「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

築地市場の豊洲移転、都と区は合意しようとも、中央区民を含め都民の多くは同意していません。

2012-02-08 17:25:55 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 以下、東京都において2/7プレス発表されました。

 東京都と中央区の合意(「都は、平成26年度中を予定する築地市場の豊洲地区への移転整備を着実に行い、区もこれに同意する。」)がなされたとしても、都民や中央区民の多くは、食の安心安全、築地のブランド、築地の食の文化、築地のまちのにぎわいを犠牲にしての土壌汚染地への卸売市場の移転に賛意を述べることができるかたは、ほとんどいらっしゃらないと思います。

 たいへん残念な話です。

******東京都ホームページより******
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/02/20m27500.htm

築地のまちづくりに関する合意について

平成24年2月7日
中央卸売市場

 東京都は本日、中央区との間で、築地のまちづくりに関して別添のとおり、合意したのでお知らせいたします。

※別添 「築地のまちづくりに関する合意」

問い合わせ先
中央卸売市場管理部市場政策課
 電話 03-5320-5725

別掲
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2012/02/20m27501.htm

築地のまちづくりに関する合意

 築地市場は、約75年にわたり、都民に生鮮食料品を安定供給する基幹的な市場として重要な役割を果たしてきたが、今日において、施設の老朽化、狭あい化など多くの課題を抱えており、東京都(以下「都」という。)は、品質管理の高度化や物流の効率化などの産地や都民のニーズに応えていくため、築地市場の豊洲地区への移転を決定した。
 このことを踏まえ、都と中央区(以下「区」という。)は、築地市場が移転した後のまちづくりにおいて、食文化の拠点として築地が育んできた活気とにぎわいを継承していくことの重要性を互いに確認し、下記の事項について合意する。

1 都は、平成26年度中を予定する築地市場の豊洲地区への移転整備を着実に行い、区もこれに同意する。卸売市場は近年の生鮮食料品流通の広域化、高度化及び情報化の進展から経済的かつ合理的な配置が求められており、至近である築地に卸売市場を整備することは適当でない。その共通認識に基づき、都と区は築地市場閉場後のまちづくりについて検討を行っていく。

2 築地のまちは、銀座に隣接する極めて高いポテンシャルを有しており、また、築地市場を中心として、場外市場など周辺との関わりの中で独特の伝統・文化を生み出し、にぎわいを創出してきたという特質を持っている。築地のまちづくりにおいては、これらの特質等をどのように引き継いでいくかという観点も含めて検討を行っていく。

3 築地市場移転後も、これまでのにぎわいを途絶えさせることなく、継承していくため、築地のまちづくりにおいては、築地市場の施設のうち、勝どき門駐車場などを暫定的に有効活用することについて検討を行っていく。

4 平成26年度の豊洲新市場開場を見据え、平成24年度中に都区検討会を設置するなど、早期に検討に着手する。



 

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来年度平成24年度東京都中央区予算案を読む。来年度は「中央区基本計画2013(仮称)」策定の年!!

2012-02-08 10:04:56 | マニフェスト2011参考資料
 中央区予算案が2/7プレス発表されました。
http://www.city.chuo.lg.jp/press/puresuheisei23/120207press/index.html

 とくに、新規等でなされるもの、高く評価させていただくものなど、特徴的なものを抜粋します。
 新規事業には、事業名の先頭に「新規」を記載します。

 ⇒以降は、私の考え、分析です。


新規:晴海児童館・晴海こども園の整備・開設 1,027,428千円  
 人口が急増している晴海地区において、中学生や高校生のニーズにも対応した
 児童館とともに、保育所機能と幼稚園機能をあわせもち、区立としては本区初と
 なる「認定こども園」を併設した複合施設を開設する。
  * 所 在 地 晴海2丁目4番31号
  * 施設内容
     児 童 館 工作展示室,図書室,スタジオ,学童クラブ室,体育室等
     こども園 保育室,遊戯室,子育て支援室,屋外遊戯場等
          定員:140人程度
  * 開館(園)日
     児 童 館 通年開館(こどもの日以外の祝日、年末年始を除く)
     こども園 月曜日~土曜日(祝日、年末年始を除く)
  * 開設予定 平成24年12月
⇒障がいのあるなしに関わらず、利用できる視点をお願いいたします。


充実:予防接種32,500千円 
 1) おたふくかぜワクチン【新規】16,250千円
   流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)を予防するため、「おたふくかぜワクチン」の
接種費用の一部を新たに助成する。
   * 助成対象者 1歳~小学校就学前児童
   * 助 成 額 接種1回のみ4,000円
 2) 水痘(みずぼうそう)ワクチン【新規】16,250千円
   水痘・帯状疱疹を予防するため「水痘(みずぼうそう)ワクチン」の接種費
  用の一部を新たに助成する。
   * 助成対象者 1歳~小学校就学前児童
   * 助 成 額 接種1回のみ4,000円
⇒本来であれば、国が、定期予防接種に含めるべきワクチンであり、国のあるべき先を行く方向性を高く評価させていただきます。


新規:「健康中央21および中央区食育推進計画」新計画の策定6,744千円  
「健康中央21」(平成16年度策定)および「中央区食育推進計画」(平成20年
 度策定)について、平成24年度をもって計画期間の満了を迎えることから、両計
 画を統合した新たな計画を策定する。
⇒前回の食育推進計画では、食育につながるパンフを作成されました。
 広く区民の声を反映できる検討委員会運営を期待いたします。

自殺総合対策推進事業2,536千円  
 東京都自殺対策強化月間(9月・3月)や健康福祉まつり・健康増進フェアにおい
 て自殺予防の啓発を図るとともに、ゲートキーパー養成講座を実施する。
  また、区、関係行政機関、医療関係者や民間団体等が相互に連携して自殺予防
 を推進するため、「中央区自殺対策協議会(仮称)」を新たに設置する。
  * ゲートキーパー養成講座
   ・対  象 テーマに関心のある区民,在勤者等
   ・開催回数 2回  
  * 啓発事業
街頭キャンペーン,パネル展示,駅構内にポスター掲示,懸垂幕等の掲出
  * 「中央区自殺対策協議会(仮称)」の設置【新規】
   ・開催予定 平成24年7月
⇒ゲートキーパー養成は、二度といわずに、何度でも開催をいただきたいものです。
 また、実際に踏みとどめさせる駆け込める場の設置や、その場の運営をされているところとのネットワークの強化、法律相談の強化をお願いしたいところです。

新規:「見守りキーホルダー」登録システム741千円  
 65歳以上(要支援・要介護認定者は40歳以上)の区民が外出中に倒れ救急搬送
 された場合や、徘徊などで警察に保護された場合などに、あらかじめ登録された
 番号をおとしより相談センターに問い合わせることで、素早く身元確認ができる
 キーホルダーを配布する。
⇒福祉保健医療計画の検討委員会で、委員から発案され、その部会でも有効性が議論されました。
 その内容が、即座に予算化されたことを高く評価させていただきます。

巡回型ホームヘルプサービス73,205千円 
 1) 巡回型ホームヘルプサービス
   区が介護保険の訪問介護事業所として指定を受け、要介護者等のいる家庭に
  対して24時間巡回型ホームヘルパーを派遣する。
 2) ナイトサポート
   区が介護保険の夜間対応型訪問介護事業所として指定を受け、要介護者のい
  る家庭を対象に24時間通報対応や夜間における定期巡回および緊急の要請に応
  じた相談・アドバイスを行い、必要に応じて介護福祉士等を派遣する。
⇒24時間の安心安全に向け、重要な施策と考えます。(私が、区議会議員になって始めての一般質問で、取り上げた内容でもありました。)
 事業化を高く評価させていただきます。

障害児一時預かり事業19,313千円  
 放課後や夏休み等における障害児の居場所を確保するため、就学している障害
 児の一時預かり事業を実施する。
  * 実施場所 福祉センター
  * 利用対象 小学生から高校生までの障害児
  * 開 設 日 月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
  * 利用時間 夏・冬・春休み期間中  正  午 ~ 午後5時
         その他の平日      午前9時 ~ 午後5時
  * 利用料金 無料(昼食・おやつ代等については、実費を徴収)
  * 定  員 1日あたり 7人
⇒重要な施策と考えます。
 今後は、需要を見ながら、定員の制限をなきものとしていく努力が必要です。


日本橋船着場の整備  99,543千円  
 すべての人が日本橋船着場を安全で快適に利用できるようにするため、船着場
 に隣接する「滝の広場」にエレベーターを設置する。
  * 整備内容 エレベーター(貫通二方向型) 1基
  * 供用開始 平成25年2月(予定)
⇒中央区らしいバリアフリー、ノーマライゼーションのあり方です。
 この考えを、あらゆる場所にお願いします。

江戸バス(コミュニティバス)の運行 109,904千円  
 地域内・地域間を結ぶ公共交通を補完し、区内交通不便エリアの解消と公共施
 設の利便性向上を図るため、江戸バスを運行する。平成24年度は、土・日・祝日
 における利用促進や南北ルート乗り継ぎの利便性向上を図るため、運行ルートの
 一部見直しを行う。
⇒運行ルートは、一部といわず、大胆な見直し、追加の検討も入れていくべきと考えます。
 

歩行者専用橋の整備 64,513千円  
 晴海通り(黎明橋およびトリトンブリッジ周辺)における歩行者の集中を緩和
 するとともに、朝潮運河沿いの行き止まり道路を解消するため、運河に歩行者専
 用橋を設置する。
  なお、平成24年度は有識者を交えた地元検討会の結果を踏まえ、詳細設計を行う。
⇒大震災のあと、施策の優先順位は変わったはずです。また、原発事故と関連して、この計画の前提となる東京電力の電線の移設が頓挫している中、その方向性を見極めてから再検討するべきであると考えます。
 下に掲載した、「基幹的交通システム導入に関する調査」を行うのであれば、晴海通りの歩行者混雑解消も含め新たな施策の方向性が見えるはずであり、それらとあわせ検討するべきではないでしょうか。
 この予算付けは、評価いたしません。


基幹的交通システム導入に関する調査15,000千円  
 勝どき・晴海地区など臨海部と都心を結ぶ公共交通網の充実に向けて、「中央
 区総合交通計画(仮称)」を踏まえ、平成23年度に引き続きLRT等環境に配慮し
 た基幹的交通システム導入に関する調査検討を行う。
⇒開かれた検討に期待。

まちかど展示館19,600千円  
 地域文化の継承と区民の文化意識の向上を図るとともに、地域への誇りや愛着
 心をはぐくむため、地域住民自らが地域にある文化資源を発掘し、展示・公開す
 る施設の整備等に対し、助成を行う。
  * 助 成 額
   ・ 設  計  費 1件  200万円限度
   ・ 建  築  費 1件 1,000万円限度
   ・ 改 装 整 備 費 1件  100万円限度
   ・ 施設管理運営費 1件 年間10万円限度
⇒月島西仲通り商店街にも、下町文化の交流の場所ができてもよいかもしれません。

中央区エコタウン構想の推進10,670千円  
 平成23年度に策定した「中央区エコタウン構想」に基づき、環境への配慮ととも
 に、地区全体の魅力や価値を高め、経済活動や様々な活動が活性化してより暮ら
 しやすいまちになるような取組を推進するため、各種調査を実施する。
  * 対象地区
   ・ 業務系モデル地区 東京駅前地区
   ・ 住宅系モデル地区 晴海地区
  * 調査内容
   ・ 地区のエネルギー利用実態調査等
⇒東日本大震災、原発事故を踏まえ、この構想の重要性が大きく増しました。
 電力供給のあり方を抜本的に見直していく必要があります。
 期待をしたいところです。


新規:環境情報施設の開設準備3,993千円  
 地球温暖化などの環境問題に対する積極的な取組を広く発信するため「環境情
 報の提供」や「環境活動の場と機会の提供」の拠点となる環境情報施設の開設に
 向けた準備を行う。 
  * 開設場所 京橋三丁目1番「京橋三丁目1地区都市再生特別地区」建築物内
         24階建のうち6階の一部
  * 開設予定 平成25年6月
  * 面  積 約410㎡
⇒区民参加による実現に期待。


地域防災計画の修正15,089千円  
 現行の地域防災計画について、東日本大震災の教訓等を踏まえた修正を行う。
  * 主な修正事項
   ・ 防災拠点の運営体制の見直し
   ・ 事業所防災対策の強化
   ・ 帰宅困難者対策の強化
   ・ 情報伝達方法の多様化
   ・ 住宅・建築物の耐震化の促進
   ・ 新たな被害想定に基づく津波対策
⇒地域の声を十分に反映できますように。
 地域防災計画が、まちづくりの計画にもきちんと反映される形でお願いをいたします。すなわち、このたび策定される「中央区基本計画2013(仮称)」にきちんと内容を織り込んでいっていただきたいと考えます。


生活再建支援システムの導入15,001千円  
 災害等発生時に区が行う建物被害状況調査のほか、り災証明書の発行などを迅
 速かつ効率的に処理できるよう、被害データ等を一元的に管理できる「生活再建
 支援システム」を導入する。
⇒震災時に稼動できるシステムをぜひ。

中学校防災ヘルメットの配備1,654千円  
 大地震等発災後、中学生については、原則として教職員の安全確認・指示のも
 と帰宅することとしているが、余震対応も含め帰宅途中の安全を確保するため、
 防災ヘルメットを全区立中学校に配備する。
  学校での実践的な避難訓練等の防災教育の中で、災害時のボランティア活動な
 ど地域の安全に貢献できる中学生の育成を図る。
  * 配備個数 1,500個(全生徒分)
⇒まさに、中学生の防災教育を期待をいたしております。


帰宅困難者対策協議会(仮称)設立支援7,763千円  
 平成23年度に「中央区帰宅困難者対策協議会(仮称)準備会」を立ち上げ、帰宅
 困難者支援施設を有効かつ円滑に運用するため、要綱および計画書の策定などソ
 フト面の整備に着手した。平成24年度は帰宅困難者支援施設の円滑な運用と災害
 時の帰宅困難者対応を検討する「中央区帰宅困難者対策協議会(仮称)」の設立を
 支援する。
  * 支援内容
   ・ 基礎調査
   ・ 要綱および計画書の改定
   ・ 訓練および施設見学
⇒東日本大震災で、直面した大問題。迅速な検討、成果が必要です。
 まさに、なんとかせねば、大震災の際に大混乱に陥ります。


新型インフルエンザ対策10,173千円
  
 新型インフルエンザの発生時に迅速な対応を図るため、東京都が策定した「新
 型インフルエンザ保健医療体制ガイドライン」に基づき、相談センターの運営な
 ど初動体制の整備を行う。
⇒すでに、新型インフルエンザを私たちは経験をしました。
 真に強毒なウイルスへの備えは強化していく必要があるところですが、結構な高額をさいているのは、なにか意図があるのでしょうか。


「労働スクエア東京」跡地複合施設整備230,511千円  
 「労働スクエア東京」跡地に建設を予定している複合施設の実施設計を行う。
  * 規  模 地上7階地下1階
  * 施設内容 図書館,ホール,文化・生涯学習の拠点等
  * 開設予定 平成28年度
⇒区民の声の反映を。
 機能を集約したのちの空いた側のスペースの有効活用もふくめ、区民の声の反映をお願いします。



基本計画の策定13,414千円  
 平成24年度をもって「中央区基本計画2008」の前期計画期間の満了を迎えるこ
 とから、この間の区政を取り巻く状況の変化を踏まえ、取組の進捗状況と成果を
 検証のうえ新たな基本計画の策定を行う。
  * 計画名称 「中央区基本計画2013(仮称)」
  * 計画期間 平成25年度~平成34年度(10年間)
⇒私たちにとって、とても重要です。
 重要な内容を落とさずに、「中央区基本計画2013(仮称)」に盛り込んでかねばなりません。


被災地支援のためのボランティア保険料助成6,720千円  
 東日本大震災をはじめとする被災地へボランティア活動のため赴く区民や区内
 在勤者に対し、社会福祉協議会のボランティア保険に加入する場合の保険料を全
 額助成する。
  * 対 象 者 中央区社会福祉協議会で加入申込する区民および区内在勤者
  * 助 成 額 ボランティア保険(保険契約者:東京都社会福祉協議会)のうち
         「天災Cプラン」の保険料全額
  * 実施主体 中央区社会福祉協議会(区が保険料分を社会福祉協議会へ助成)
  * 主な補償内容(ここでは、略)
  * 保険期間 申込日の翌日 ~ 平成25年3月31日
⇒被災地支援を継続して支援をしていく区の姿勢を高く評価します。


放射線環境測定調査2,552千円  
 福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染に対する区民の不安を取り除く
 ため、放射線量の測定、土壌・プールなどの放射能測定を行い、測定結果をホー
 ムページ等で公表する。
  また、区民を対象として放射線測定器の貸出を行う。
  * 貸出台数 3台
⇒放射能被害から区民を守るあり方は、さらに充実が求められます。
コメント (2)
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