「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

川﨑の事件、不安な気持ちは、担任や養護、学校カウンセラーの先生、そして私達小児科医にご相談下さい。/病児保育鋭意実施中。

行く年、来る年のごあいさつ よいお年を。新年1月4日午前10時から、診療開始致します。

2015-12-31 00:00:01 | 小児医療
<行く年、来る年のごあいさつ>

こんにちは、小坂クリニックです。

2015年、思い出の多い一年であったことと存じます。

小坂クリニックも、ブックスタート事業を開始することや、区政の場に復帰しての医療保健福祉の提言をすること、子ども達への補講の取組みを始めたこと等、日々の診療・病児保育・子育て広場事業を基幹に据えつつも、いろいろ試行錯誤の一年となりました。

いよいよ、2016年。東京五輪も一年一年と近づいて参ります。

皆様にとりまして、来年もまた、素敵な一年となりますことをスタッフ一同、心よりご祈念申し上げます。

これからも、小坂クリニックは、いつでも(24時間・365日)・どこでも(学校・地域の子ども達と関わられる皆様・NPOと連携して)・あらゆる手段を用いて(医学・心理分野にとどまることなく、法律・行政分野などの多角的視点を持って)子どもの健やかな成長を守る小児科でありたいと考えています。
小児医療、子育て支援・教育などのどんな御相談でもお気軽にお持ち下さい。決してひとりでは抱え込まないで下さい。

どうか、子ども達が元気に遊び・学んで、ご家族みんなが健康で幸せいっぱいの一年でありますように。

一年間、ありがとうございました。



               2015年 大晦日   
               小坂こども元気クリニック・病児保育室
                         院長 小坂 和輝
        日々の情報発信⇒ブログ『中央区を、子育て日本一の区へ』
               http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki


<小児医療や子育て支援の現場で現在実践中のこと>

◎抗生剤の適正使用に向けた啓蒙
こどもの風邪のほぼ9割は、ウイルス感染によるもので、ウイルスには抗生剤は無効です。にもかかわらず、「風邪=抗生剤投与」という安易な処方に伴う耐性菌の出現や、子どもの体へのアレルギー等の悪影響を防いで参ります。

◎聖路加国際病院からの地域臨床研修医の受け入れ
厚生労働省から『臨床研修協力施設』に認定されており、臨床研修の医師が、地域医療研修のため当院に参ります。来年度は7名の予定であり、診察室でご一緒いただきますが、ご協力の程、よろしくお願いいたします。

◎病児保育事業及び病児お迎えサービス
18時半までの保育延長の対応や土曜日の実施、病児お迎えサービス(保育園での急な発病の場合、親御さんに代わって当院スタッフが、保育園に出向き、そのまま当院で病児保育へ移行)等も含め病児保育サービスを実施。

◎乳幼児健診における全例の視力スクリーニング
新しく開発された機具を用い、視力スクリーニングを区の乳児健診児の全例に実施し、目の異常を早期発見。

◎“心のワクチン(知識をつけて、身を守る)” ブックスタート事業
健診や予防接種で来院の赤ちゃんに、選定した絵本と接する機会を付与。

◎子育て体験講座『あすなろ倶楽部』
お子さんの発達に合ったいろいろな遊び、絵本紹介、しつけ方法などNPO法人あそび子育て研究協会の先生にお話していただく少人数制の体験講座。参加されている親御さん同士の交流のきっかけとなる場としても。

◎五歳児健診及び発達相談
発達障害等を五歳児健診により早期に発見し、小学校生活にスムーズな移行ができるように早期対応。

◎不登校外来
いじめ、不登校、自殺はなくし、子どもを守ることが、大人そして私達小児科医師の絶対の使命です。悩む子どもにとって、学校は、命を削ってまで、行くところでは、決してありません。一緒に、考えて行きます。

◎学校の授業の補講『三丁目の補講』事業
小中学校の授業でわからない点、つまずく点を、なんとか回答に近づけるように一緒に考えます。通級学級や特別支援教室参加のためにクラスの授業が抜ける部分の対応なども専門家の助言のもとでの実施を検討中。

◎子育て広場事業
武道教室やリラクゼーションなど子育てに関する地域活動団体に、子育て広場としての活動の場を提供。子育て支援のアイデアのお持ちのかた、そのアイデアを是非とも実現してください。実現の広場を提供いたします。

等々

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本年も、『みんなの子育てひろば あすなろの木』を、御利用頂きありがとうございました。

2015-12-30 23:00:00 | 子育て・子育ち
本年も、『みんなの子育てひろば あすなろの木』を、御利用頂きありがとうございました。

振り返ればこの一年、0歳~3歳までの子どもの育て方、しつけや遊ばせ方を教える『あすなろ倶楽部』3才からの『あすなろ習字教室』

小学生対象の『テコンドー教室』、子育てお母さん対象の『トレーニング教室』『リフレ教室』『ベビーマッサージ教室』親子での『フラダンス教室』など開催いたしました。

また、特に今年は、お友達同士で気兼ねなく何時間でもひろばを貸切りできる『ほっとサロン』で、たくさんの親子にご利用頂き感謝しております。



9月末には毎年1回、中央区地域家庭教育推進協議会と共催で行う『学びの宝箱』、11回目を開催。

一日を通し、のべ約200人の親子が、地域で活躍する講師の講座で学ぶことの楽しさを感じてもらえることができました。



これからも地域に根差し、親子が、あそこに行けば癒される、笑顔になれる、あたたかいひろばを目指します。



来年も、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2015年 12月
みんなの子育てひろば あすなろの木 
齋藤 彰
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東京オリンピックまでに、解決せねばならない日本の課題が山積み

2015-12-29 23:00:00 | 中央区 新基本構想
 2020年東京オリンピックまでに解決せねばならない課題が山積みです。

 復興を成し遂げること、福島原発事故処理の目途がたつことは、大前提です。
 この大前提抜きの五輪はありえません。

 そのうえでの、課題。

 一、本年、日本は麻しんを撲滅(全数報告されているところ、発生件数500以下)しましたが、そのような先進国として当然の感染症根絶状態の継続。

 一、バリアフリーで、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できるインクルージョン社会になること。

 一、残念ながら、まだまだ、差別や不平等が、存在しています。多様性を認め合う社会になること。

 一、ヘイトスピーチの根絶。日本人としてとても恥ずかしい行動です。

 一、公共の場での、ノースモーク完全無煙社会になること。


 順不同で、思いつくところ上記課題もまた、解決された上での五輪であるべきです。


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たとえ「本を読むな」と上から強制されるようなことがあっても、なんらかのかたちで本を読み続けるひと

2015-12-28 23:27:07 | 小児医療
 小児科医が提唱していることのひとつに、「メディア中毒から子どもを守る」ということがある。

 今の子ども達は、テレビ、ゲーム、携帯電話というメディアへの中毒状態にあり、その悪影響が子どもを蝕んでいると考えている。

 では、どうするか。

 普通、メディアとの接触の時間を制限するという手法をとっている。

 でも、もっと根本的なやり方はないものだろうか。
 子ども達は、より面白いものということで選択をしているに過ぎないのだから。

 根本的なところからのアプローチとして、自分が行っているのが、「ブックスタート事業」である。
 赤ちゃんになるたけ、絵本に接する機会を作ってもらおうと当院も努力しているところである。

 今の子ども達に、テレビ、ゲームなど以上に、関心を引く身近な自然や広場がなさ過ぎることが、メデイア中毒の原因の一端なのであろう。
 小さい頃から、絵本、本の楽しみが分かっているなら、テレビ、ゲームに暴露される前に感じるなら、絵本を選択して、メディア中毒に行かずに済むはず…

 村上春樹氏は、習慣的に積極的に文芸書を手に取る層、たとえ「本を読むな」と上から強制されるようなことがあっても、おそらくなんらかのかたちで本を読み続けるのではないかと想像するひと(この表現からは、私は、ゆず『かける』の映像シーンを思い出すのだけど)は、総人口のおおよそ5%くらい(約600万人)と推測する。(『職業としての小説家』村上春樹著 70頁)
 「ブックスタート事業」により、その5%に、子ども達が、ぜひ、入ってほしいな(あるいは、活字離れが言われる中5%が10%に増える要因になってほしいな)とも思いながら自分は事業を行っている。

 
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ひとそれぞれのオリジナリティー 

2015-12-27 23:00:00 | 小児医療
 オリジナリティーとは。

 「新鮮で、エネルギーに満ちて、そして間違いなくその人自身のものであること。」

 村上春樹氏は、ニューヨークタイムズ(2014/2/2)のビートルズへの批評を引用しながら述べている。(『職業としての小説家』村上春樹著 105頁)

 オリジナリティーがもたらす「心的状態」。

 実に素晴らしい心持ちであり、今日という一日の中に、もうひとつ別の新しい一日が生じたような、そんなすがすがしい気持ちが、村上氏にとっては、小説を書くといういうことの中で再現されている。

 自分にとっては、日々の診療に、宿っていると感じる。
 子どもを病気から守る、その家族を子どもの病気の状態から病児保育をすることなどにより守る、その子をとりまく社会の矛盾からその子を…、という中で。
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12/27(日)午前こども元気クリニック・病児保育室月島3丁目03-5547-1191急病対応。大晦日まで休みません。

2015-12-26 12:32:26 | 日程、行事のお知らせ

〇12/27(日)午前 こども元気クリニックは、午前中、急病対応致します。

 なお、開業以来の恒例ですが、12/31(木)大晦日まで休みません。病児保育は12/28(月)まで。
 新年は、1/4(月)から診療&病児保育を開始致します。

 現在、お腹にくる嘔吐下痢のお風邪(嘔吐下痢症)が、たいへん流行しています。次いで、お熱のお風邪、お咳のお風邪(含む、RSウイルス感染症)が、それぞれ、流行っています。

 インフルエンザは、特定の保育園で出ておりましたが、まだ、流行ってはいません。

 一部の保育園で、水ぼうそうが出ています。

 体調崩されておられませんか?

 おとなも、こどもの風邪をもらいます。
 そのような場合、お子さんとご一緒に、親御さんも診察いたしますので、お気軽にお声掛けください。



〇なおったお子さんには、日曜日、祝日に、インフルエンザ治癒証明などの登園許可証も記載します。
 翌日、月曜日朝一番から登園できますように、ご利用ください。


〇合わせて、平日なかなか時間が作れない場合でも、休日も、予防接種を実施いたしますので、ご利用ください。
 特に、インフルエンザ予防接種、まだのひとは、お早めに。

 フルミストという経鼻インフルエンザワクチン(針のないワクチン)も接種を開始致しました。
 若干のワクチンの余裕がございます。
 接種のご希望の方は、クリニックにお電話(03−5547−1191)で、お申し込み下さい。

 



〇いじめ・不登校、障害・慢性疾患のある場合の保育園・幼稚園・小中学校への登校に関して等、ご相談があれば、お受け致します。


〇新企画、『いっしょに考えよう!三丁目の補講』初めます。
 学校の授業でわからない点を、なんとか回答に近づけるように一緒に考えたいと思います。

 小中学校の皆さん、授業で分からない点をお持ち下さい。
 事前に御持ち頂き、あすなろの木の齊藤さんに渡していただければ幸いです。
 後ほど、齊藤さんから私がその資料を受け取り、前もって、考えておきます。

 もちろん、当日お持ちいただいても、結構です。

      記

日時:平成27年1月9日土曜日、午後1時~


場所:中央区月島三丁目30−4
   みんなの子育て広場「あすなろの木」

対象:小中学生

内容:小中学校の授業でわからない問題を、一緒に考えましょう。


一緒に考えるひと:小坂和輝


以上です。



お大事に

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偽善と慈善

2015-12-25 12:53:24 | こども達へのメッセージ

 高校時代、「医者になって、発展途上国で医療をしたい。」と先輩に述べたら、

 「そんなのは、偽善だ。」と言われた覚えがあります。

 ぜひ、行動を起こしてほしい。もちろん、自分にも言い聞かせるべきこと。


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公立保育園・幼稚園では、1型糖尿病であることは、基本的に入園拒否の理由にはならないはず。

2015-12-24 18:27:32 | 小児医療
 公立保育園・幼稚園では、1型糖尿病であることは、基本的に入園拒否の理由にはならないと考えます。

 リスク管理を含め、入園に向けた対応・体制整備をすべきところです。
 

*********毎日新聞*************************
http://mainichi.jp/articles/20151224/k00/00m/040/123000c

1型糖尿病
.
16%入園拒否 「経験ない」「対応が困難」



毎日新聞2015年12月24日 09時00分(最終更新 12月24日 12時01分)


 「1型糖尿病」を発症した子供が、幼稚園や保育園への入園を断られたり、難色を示されたりするケースがあることが、毎日新聞が近畿圏を中心とした患者団体を通して行ったアンケートで分かった。就学前に発症した67人のうち16%にあたる11人が「断られた」といい、「難色を示された」6人も含めると4分の1がこうした体験があると回答した。複数の園で断られたケースもあった。患者は血糖値を一定に管理する措置は必要だが、運動や食事に制限はない。専門家は、患者の子供や家族を支えるために、病気への理解を広める必要性を指摘する。


 大阪市立大病院を拠点にする患者会「大阪杉の子会」を通じて会員225人にアンケートを依頼し、119人(53%)が回答した。全国組織の1型糖尿病の患者団体「日本IDDMネットワーク」(佐賀市)は「患者の幼児が病気を理由に入園を断られるケースは各地で聞くが、実態が具体的に明らかになるのは初めて」としている。

 回答者のうち、就学前となる6歳以下で発症したのは67人。そのうち25%にあたる17人が、公立、私立を問わず病気を理由に入園や通園を断られたり難色を示されたりしていた。理由は「これまで受け入れた経験がない」「何かあった時に対応できない」「常勤の看護師がいない」などだった。

 生後7カ月で発症した大阪府内に住む三井蘭々(らら)ちゃん(3)の母美知子さん(34)は、来春に幼稚園か保育園に通わせようとしたが、3カ所で難色を示されたという。4カ所目の幼稚園で入園が決まったが「この病気への理解が進んでいない現状を改めて感じた」と振り返った。

 2歳で発症した女児(7)の母親は、希望した私立幼稚園から「保護者が一日中付き添わなければ受け入れられない」と言われ、入園をあきらめた。「子供にとって最初の社会生活の幼稚園に入れず、精神的ダメージは大きかった。これからも社会に受け入れられないかと思い、精神的に追い込まれた」と振り返る。

 1型糖尿病の患者は1日数回、食事前などに血糖値を下げるホルモンの「インスリン」を、注射かポンプで体内に注入する必要がある。注射や血糖値の測定は医療行為にあたり、園側が行うことはできない。このため通園する患者の幼児は多くの場合、医師の指導を受けた保護者が昼食前に訪れ、血糖値を計測してインスリンを注入している。

 文部科学省や厚生労働省によると、1型糖尿病も含め、病気を抱えた子供の入園について、国によるガイドラインなどはなく、各幼稚園や保育園側の判断に任されている。1型糖尿病の子を受け入れたことのある関西の私立幼稚園の園長は「子供にトラブルがあれば訴訟問題に発展する可能性があり、リスクを考えて二の足を踏む。だが、保護者と話し合って可能な限り受け入れるべきだ」と語る。

 1型糖尿病が専門の大阪市立大大学院発達小児医学教室の川村智行講師(小児内分泌学)によると、血糖値を管理すれば生活に制限はなく、健常者と同様に生活できるといい、低血糖で意識を失うこともまれにあるが、生命に影響する事態にはならない。川村講師は「1型糖尿病は誰でもかかりうる。社会全体で理解を広める必要がある」と訴えている。【柳楽未来】



1型糖尿病

 血糖値を下げるホルモン「インスリン」が体内で分泌されなくなる自己免疫疾患。生活習慣病に分類される2型とは異なり、幼少期の発症が多い。原因は不明で、生涯、インスリンを体外から補充する必要がある。国内では年間10万人に1〜2人が発症するとされ、約10万人の患者がいるとする見方がある。しかし、患者数の特定が進んでおらず、国の難病認定は受けていない。患者には、プロ野球・阪神タイガースの岩田稔投手(32)もおり、患者の子供たちを甲子園球場に招待したり、研究基金に寄付したりするなど支援に取り組んでいる。
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『18歳のビッグバンー見えない障害を抱えていきるということ』

2015-12-23 10:14:47 | 小児医療

 まだ、読んでおりませんが、読みたいと思います。

 小児医療 発達障害の分野で、私達小児科医師が直面している課題が書かれています。



 

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新国立競技場整備事業大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体

2015-12-22 19:09:22 | 街づくり

 審査結果をみておきます。

 オリンピック・パラリンピックのレガシーについて、区議会でも話題になっています。
 建物というハードの面だけでなく、ソフトの面でも、レガシーを考えて行きたいと思います。

 http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/tabid/497/Default.aspx



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受験生の皆様、どうか、頑張りすぎるあまりのカフェイン含有飲料の過剰摂取に要注意!死亡事故有り。

2015-12-21 17:25:24 | 小児医療
 私も、大学時代に苦い経験があるため、書かせていただきます。

 当時は、「24時間戦えますか」のうたい文句の下、「リゲ〇ン」なるドリンク剤がありました。
 結構飲んで、飲んだときはできるのですが、その後、リバウンドが来て、疲労困憊状態になり、回復に時間がかかりました。
 それ以来、ドリンク剤には、手を出さずに来ています。
 眠たい時は、寝るに限ると思っています。


 受験生の皆様も、ラストスパートに入られているところ。
 ついつい、頑張る気持ちから、カフェイン含有飲料に手を出すと思います。

 でも、どうか、飲みすぎないで下さい。

 以下、死亡事故も起きているようですから、氷山の一角として、体の不調を来してしまう人も多くでているのではないでしょうか?



******************東京新聞***********************************
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015122102000210.html
【社会】


若者中心に増えるカフェイン過剰摂取 含有飲料常用の20代男性死亡

2015年12月21日 夕刊


 眠気覚ましをうたうカフェイン入り清涼飲料水を長期にわたって日常的に飲んでいた九州地方の二十代男性が今年、カフェイン中毒で死亡していたことが福岡大法医学教室の分析で分かった。胃の内容物にはカフェイン錠剤の可能性がある破片も混じっていたが、同教室は飲料の大量摂取が原因とみている。状況から自殺などの目的で故意に大量服用したのではないという。


 厚生労働省食品安全部は「国内でのカフェイン中毒死は聞いたことがない」としている。カフェイン飲料が強く疑われる中毒死の報告は国内初とみられる。


 男性はカフェイン入り清涼飲料水を、眠気を覚ますため頻繁に飲んでいたという。同様の製品を販売するメーカーは「何本も続けて飲んだり、副作用が強くなるアルコールと一緒に飲んだりするのは避けてほしい」としている。


 国内外で若者を中心に、カフェイン過剰摂取が問題となっている。含有量の多い飲料が販売されている米国では十数件の死亡例が報告されており、「国内でも死亡例があるはず」とみる専門家もいた。国内で摂取許容量などの基準はない。


 福岡大法医学教室などによると、男性は二十四時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だった。エナジードリンクと呼ばれるカフェイン入り飲料を多用し、死亡する約一年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むことを数回繰り返した。カフェイン中毒症状とみられ、死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでいた。数時間後に家族が気付き、救急搬送したが手遅れだった。飲んだ量がどれくらいかは不明。


 警察の依頼で福岡大の久保真一教授(法医学)が男性の解剖を担当し、カフェイン中毒死と判断し警察に報告した。久保教授によると、男性は持病もなく目立つ異常はなかったが、血中に少量のアルコールが残っていたほか、胃の内容物や血液、尿に高濃度のカフェインが残っていた。事件性がなく遺体は司法解剖の対象ではなかったため、胃に含まれていた錠剤の破片を詳細に調べることはできず、錠剤がどの程度死亡に関与したかは不明という。

◆酒類と併用注意


 <松本俊彦国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の話> カフェイン中毒の死亡例は国内では知られていないが、これまでにもあったはずだと思う。カフェインは心臓に作用して心拍数を上げる。利尿作用もあり、脱水気味なのに心臓にむちを入れることになる。疲れている人が大量摂取すると身体への負担が大きい。耐性ができやすく摂取量を増やしていかないと効かなくなるし、作用が切れたときの頭痛などの離脱症状も強くなる。身近なカフェインだが、多量摂取やアルコールとの併用は危険だ。


 <カフェイン摂取量> 1日の摂取許容量は設定されていないが、内閣府の食品安全委員会によると、海外機関が目安として勧告しているのは、健康な成人で1日当たり400ミリグラム(マグカップのコーヒー3杯分)、4~6歳の子どもでは同45ミリグラム(350ミリリットルのコーラ飲料1缶)。風邪薬や眠気防止などの医薬品では、1回200ミリグラムで1日500ミリグラムが上限。国内販売のエナジードリンクは多くても200ミリグラム程度だが、海外では300ミリグラム近いものもある。急性作用としてめまいや心拍数の増加、震え、不眠症、下痢、吐き気などが知られている。
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高校生の政治活動 学校への届出制は、思想・信条の自由(憲法19条)に抵触しないだろうか?

2015-12-21 10:49:24 | シチズンシップ教育
 記事を読みながら、高校生の政治活動の学校への届出制は、思想信条の自由に抵触しないか気になりました。

 案の定、記事下の専門家の先生方は、その点をご指摘されておられます。

 慎重な検討が求められます。

****日本国憲法****

第十九条  思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。



***************************
http://mainichi.jp/articles/20151221/k00/00m/040/120000c

高校生の政治活動

学校への届け出検討 9県・政令市



毎日新聞2015年12月21日 07時00分(最終更新 12月21日 10時09分)

 文部科学省が10月の通知で新たに認めた「高校生の校外での政治活動」について、宮城、愛知など6県と横浜など3政令市の教育委員会が、デモや集会に参加する際に学校へ届け出させるかを検討していることが取材で分かった。届け出制導入の判断を学校長に委ねる自治体も10道県と1市に上る。高校生の政治活動は選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのに伴い認められた。専門家は高校生の活動を萎縮させるマイナス効果を懸念している。


 毎日新聞は12月中旬、47都道府県と20政令市の各教委に、「高校生が校外での政治活動(集会、デモなど)や選挙運動に参加する場合、事前もしくは事後に、参加届を提出させる考えがあるか」を聞いた。その結果、宮城▽茨城▽富山▽福井▽愛知▽三重の6県と仙台▽横浜▽神戸の3市が「検討中」と回答した。

 検討する理由について、愛知県の担当者は「デモに参加した生徒の身体に危険が及んだ場合、学校が全く把握しなくて良いのか。生徒の安全面の配慮から必要との考え方がある一方、思想・信条の自由の面から問題だとする考えもあり、どうしたらいいか悩ましい」と説明した。宮城県の担当者は「校外の政治活動は保護者の保護の下、自由に行うのが基本。しかし、文科省通知には『学業や生活に支障がある場合は必要かつ合理的な範囲内で制限または禁止する』とあり、その兼ね合いを時間をかけて検討したい」と話した。

 一方、北海道、秋田、熊本など10道県と札幌市は、教委として一律の指導は行わないが、届け出制を導入するかの判断を「学校長に委ねる」と回答した。

 秋田県の担当者は「これまでも生徒がバンド活動などで集まる際、『集会届』を提出させている学校が多い。選挙活動については、この集会届を見直して活用する学校が多くなりそうだ」という。

 また、「対応は未定」としたある県の担当者は「届け出制は、参政権や思想の自由を害してしまう可能性があり判断が難しい。できれば、国が一律で決めてほしいというのが本音だ」と語った。【まとめ・佐々木洋、高木香奈】

高校生の政治活動

 大学紛争の影響で、一部の高校生が暴力的な活動に参加したことなどから、文部省(当時)は1969年10月、学校内外を問わずに事実上禁止する通知を出した。しかし、公選法改正による選挙権年齢の引き下げを受け、文科省は今年10月、校外では原則認める新たな通知を出した。放課後や休日に校外で行う政治活動や選挙運動を「違法」「暴力的」「学業や生活に支障がある場合」以外は容認する。校内では原則禁止。



政治活動を届け出制にするかを検討中の自治体

 宮城県、茨城県、富山県、福井県、愛知県、三重県、仙台市、横浜市、神戸市

届け出制導入の判断を学校長に委ねる自治体

 北海道、秋田県、福島県、山梨県、鳥取県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、熊本県、札幌市



海外の主権者教育に詳しい近藤孝弘・早稲田大教授(政治教育学)の話

 政治教育が盛んなドイツなどの欧州諸国では、高校生もデモなどに参加し政治的意思を表明する権利を持つのは当然のことと考えられている。学校は校外での生徒の活動に責任を持つことはできず、届け出自体に意味がない。届け出制は「デモなどの政治活動は好ましくない」とのメッセージを発することにもなりかねず、民主主義の理念を損なう可能性がある。

文科省が作成した主権者教育副教材の作成に関わった林大介・東洋大助教(政治学)の話

 届け出制を検討している自治体は、高校生がデモなどで事故に遭った場合、「学校は知らなかったのか」と外から批判されることを恐れているのだろう。しかし、休日などに校外で行う政治活動は家庭の理解の下で行われるのが原則で、学校が把握する必要があるのか。届け出制は生徒の主体的な活動を萎縮させ、憲法が定める思想・信条の自由に抵触する可能性もある。
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決して、一人じゃない…近所の町医者 小児科専門医も、ご相談をお受けする者

2015-12-20 19:49:37 | 子育て・子育ち
 決して、一人じゃない。

 ひとりで抱え込まないで。

 近くの町医者 小児科専門医は、相談にのってくれるはず。

 新聞を読んでいて、小児科医のアドバイスが届いたケースがあり、うれしくもあり、私たち小児科医師の多様な職責の重さを再認識致しました。

 小児科専門医は、子どもの貧困問題と戦います。

************************
http://www.asahi.com/articles/ASHDL4VDGHDLPTIL01K.html?iref=comtop_pickup_01
「ティッシュって甘いんだよ」幼い姉妹、母と空腹の日々
足立耕作、山内深紗子2015年12月19日21時41分


白飯、サラダ油、しょうゆ。

 2年前に生活保護を受けるまで、長野県に住む女性(30)の食卓に、しょっちゅう並んだ献立だ。ざっくり混ぜて食べると、油のコクで空腹が満たされる気がした。最初はツナ缶の残りの油をかけていたが、缶詰は買えなくなった。長女(9)と次女(8)は「おいしいよ」と食べた。

 おなかをすかせた2人は当時、女性に隠れてティッシュペーパーを口にした。次女は塩をふってかみしめた。「ティッシュって甘いのもあるんだよ」。後になって長女が教えてくれた。いい香りのするもらい物のティッシュは、かむと一瞬甘いという。

 そんな困窮状態になっても、周囲に「助けて」とは言い出せなかった。

 2010年、夫の暴力に耐えきれず家を出た。派遣社員として工場で働き、月収は多くて15万円ほど。だが、うつ状態で休みがちになった。収入は落ち込み、光熱費を滞納し始めた。

 夫から「役立たず」「ダメなヤツ」と罵倒され続けてきたことで、「自分がすべて悪い」という心理状態が続いた。夏でも窓を閉め切り、買い物に出かけるのもためらった。

 国民健康保険料を滞納したために呼び出された役所では、「収入10万円でも払っている人はいるんだ」と職員に言われた。ぜんそくの長女が風邪をひき、手持ちがないまま訪ねた薬局で、「後日必ず払います」と懇願したが、「慈善事業じゃない」と断られた。

 親類や知人も生活は苦しく、「甘えるな」「節約したら」と言われた。「人を頼っちゃいけないんだ」。そう思い込んだ。

 2012年暮れ。次女が風邪をひいた。この状況を何とかしなければと訪れた病院で、小児科医らに生活保護を勧められた。だが役所では、うつだと話しても、「もう少し働いたら」と何度も促された。「やっぱり頼っちゃダメなの」。申請をあきらめた。その後、クレジットカードのキャッシング(借金)を繰り返したが、数カ月で返済が滞った。

 13年12月。電気の止められた部屋で、野菜の切れ端が入った薄い雑炊を3人で1杯ずつすすった。ろうそくの炎を見つめるうち、長女から「死んじゃうの?」と聞かれ、決意した。

 あのときの小児科医に助けを求め、福祉相談に応じている病院の職員に付き添われて生活保護を申請。うつが悪化し、就労は困難だとして認定された。

 今は月18万円ほどで暮らす。前は何も欲しがらなかった長女や次女が、「マック食べてみたい」「弁当にから揚げ入れてね」と言うようになった。

 女性は振り返る。「周囲の厳しい視線を感じて殻に閉じこもった。周りの人もがんばってるんだから自分だけ助けてって言うのは恥ずかしく、なかなか言い出せなかった」
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2016年は、政治を正していく年になりますように…

2015-12-19 23:00:00 | 戦争と平和

 来年こそは、日本の誤った方向性を正していく年にしたいものです。

 泣いてばかりじゃ、いてられません。



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B型肝炎ワクチンの定期接種導入にあたり、同ワクチンの重要性を理解する

2015-12-18 23:00:00 | 小児医療

 B型肝炎ワクチンの重要性を理解するのに役立つスライドです。

⇒ http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/kikikanri/H27/14-10.pdf

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B型肝炎ワクチンの定期接種導入
をめぐる話題

厚生労働省肝炎等克服政策研究事業
「小児におけるB型肝炎の水平感染の実態把握と
ワクチン戦略の再構築に関する研究班」

筑波大学医学医療系小児科
須磨崎亮 氏

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