親御さんがおっしゃるには、杉並区には、病児保育は一か所(定員6名)。
他区や都外からご利用される方もまだまだ多い状況。
施設型と、NPOフローレンスのような派遣型を併せて充実させ、病児保育問題を解決していきましょう。
開設お考えの方いらっしゃったらご協力させて頂きます。
いよいよ不活化ポリオワクチンの公費接種が、ここ東京都中央区でも開始されます。
対象者には、区より、以下の受診表が手元に届いていることと思います。
改めて、区の医療機関対象説明会で配布された資料を掲載します。
不活化ポリオワクチンについて、ご不明な点は、以下の資料でお確かめになられてください。
もちろん、ご不明な点は、お気軽にクリニックにお電話ください。(03-5547-1191)
******Q&A******
MLで怒りのコントロールに関する本が話題になっていたため、こちらでも掲載。
他にも推薦すべきものがあれば、教えてください。
1)怒りをコントロールできない子の理解と援助
金子書房 大河原美以 著
2)子どもをキレさせない
おとなが逆ギレしない対処法
~キレの予防と危機介入の実践ガイド
戸田有一 日本語訳 北大路書房
3)子どもたちはなぜキレるのか
斉藤孝著 ちくま新書
4)「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える
水島 広子 著 大和出版
などなど・・・
私たち小児科開業医が最も(おそらく日本小児科学会の次に)勉強させていただいている学術集会のひとつ 外来小児科学会の年次集会が本日から横浜で開催されます。
以下、並べられているテーマを俯瞰すると、街の小児科開業医が何を考えながら、診療しているかが、わかると思います。
医療関係の記事を書かれているマスコミ・ジャーナリストの皆様も、ぜひ、一緒に勉強に来ていただければと思います。
赤字は、LSの関係で、自分は、日曜日のみ参加ですが、参加を考えているセッションです。
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♪第22回日本外来小児科学会年次集会♪
事務局長 山本 淳
年次集会HP http://sagpj22.net/top.html
年次集会スローガン
「クリニックから地域社会へ
~これからの子ども環境のために~」
<会長講演>
8月25日(土) 11:45~12:05
学会のこれからを考える
演者 横田俊一郎 横田小児科医院
私たちの学会は希望と期待に満ちあふれていた創設期を過ぎ、成長した反面翳りも見えてきて、今後どのような方向に進むべきか、初心に戻って考え直す時期に差しかかっているように感じます。子どもたちの本当の幸せ、私たち小児医療に携わる者のやりがいと満足に焦点を合わせて考えることが、この問題を解決する鍵になるのではないでしょうか。計画されている将来計画委員会のアンケート調査をもとに、今回のテーマ「クリニックから地域社会へ」を組み込みながら、学会のこれからを考えてみたいと思います。
<教育講演>
【1】我が国の小児医療の課題
8月25日(土)9:50~10:35
演者 五十嵐隆 東京大学医学部小児科学教室(4月から国立成育医療センター)
私たちの学会の親団体である日本小児科学会の会長を務める五十嵐先生に、学会長という立場から日本の小児医療全体を見渡し、私たちが抱える課題についてお話していただきます。
【2】美味しいスープは美しい器で -地域社会と総合小児医療-
8月26日(日)9:50~10:35
演者 横田俊平 横浜市立大学医学部小児科学教室
医育機関として、学生や研修医、若手医師の育成は重要な責務のひとつです。教育をスープに、施設やシステムを器に例えて、本年次集会のテーマである地域社会や小児医療について講演します。
<特別講演>
【1】明るく、楽しく、あきらめない生き方
8月25日(土)13:05~13:50
演者 辻井いつ子 サイト「辻井いつ子の子育て広場」にリンク
事務局からのひとこと
2009年米国で開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝し、2011年11月カーネギーホールでアメリカデビューを飾ったピアニスト辻井伸行さん。生れながら視覚障害を持つこの天才ピアニストを育てたお母様、辻井いつ子さんに伸行さんの子育てについてのお話をうかがいます。子どもの才能にどのように気づき、それをどのように伸ばしてあげられるか、ハンディを背負ったお子さんの子育てで何が問題なのか・・・辻井さんの経験を、子どもの成長に関わっている皆さまに聴いていただこうと思います。
【2】森羅万象~いのちの交響楽~
8月26日(日)12:45~13:45
演者 井上冬彦 医療法人井上胃腸科・内科クリニック 理事長・院長 井上冬彦写真事務所代表
事務局からのひとこと
横浜で胃腸科内科クリニックを開業すると同時に、サバンナの自然と動物を テーマに写真を撮り続けるプロのカメラマンでもある井上冬彦さん。1997年写真集「サバンナが輝く瞬間(とき)」で第6回林忠彦賞を受賞。いくつかの写真集を出版し、昨年は「日本医事新報」に「森羅万象~いのちの交響楽~」を連載されました。井上さんの写真は、日々忙しい私たちを癒してくれます。大自然の素晴らしさ、生き物の「生と死」を語っていただき、次世代を担う子どもたちへのメッセージを伝えてもらいます。
【3】新しい創傷治療
8月26日(日)12:45~13:45
司会 岡田清春 おかだ小児科医院
演者 夏井睦 練馬光が丘病院 傷の治療センター サイト「新しい創傷治療」にリンク
司会者からのひとこと
なぜ外来小児科で創傷治療、熱傷治療を行うのか、それは従来の治療が子どもにとても痛くてつらいものだからです。消毒薬やガーゼを使用せず、適切に湿潤療法を行えば、痛みも少なく、傷跡もきれいに治ります。深い熱傷で必須と言われている皮膚移植も必要がありません。子どものアドボケーターである小児科医には自家薬籠中の物にしていただきたいと思います。
そればかりでなく、湿潤療法を始めると考え方が変わってきます。感染とは何か、病原体とは何か。夏井睦先生著「傷は絶対消毒するな」をお読みになり本講演にお越しになれば、より一層、楽しめることまちがいなしです。横浜でお会いできることを楽しみにしております。
【4】志を救われた泣き虫小児科医の話 ―地域医療再生のヒント―
8月26日(日)13:50~14:50
演者 和久祥三 兵庫県立柏原病院小児科
私の話のために皆様の貴重なお時間を頂けたことに大変感謝いたします。
私は19年春にふるさと丹波の小児医療をあきらめ「柏原病院を辞める」と公表しました。しかし、その舌の根も乾かぬうちに、「地域に守られた兵庫県立柏原病院小児科からのメッセージ」「志を救われた小児科医の一例」などの演題で全国10箇所以上で講演、そしてまた、新聞・テレビなどメディア各社の方々にも多数取材して頂き、丹波の小児医療再生の様子をお話してきました。
最近は調子に乗って「わたしのこの講演を聴けばあなたは日本を救える!」と言いながら大学の医学部で講義や学外実習までさせて頂いています(高知、神戸、金沢医大)。私のこの変貌ぶりの理由をこの機会に、少しでもご理解いただけたら幸いです。
事務局からのひとこと
「県立柏原病院の小児科を守る会」のお母さんたちの活動はその地域だけでなく、全国に勇気、感動、元気を与えてくれました。テレビドラマにもなりましたし、感激した厚生労働大臣の突然訪問もありました。その渦中にいらした和久先生に当時を振り返っていただきながら、未来志向のお話をうかがい、私たちも元気になりたいと思います。「小児科」と「地域社会」が融合したまさに本年次集会の最後を飾るにふさわしいテーマだと思います。
<エキスパートの話を聞く>
【1】下気道感染症乳幼児の上咽頭から検出された肺炎球菌とインフルエンザ菌の疫学-小児細菌ワクチンの集団免疫と抗菌薬感受性におけるインパクト-
8月26日(日)午前 9:50~10:35
演者 成相昭吉 横浜南共済病院小児科
肺炎球菌とインフルエンザ菌は生後間もない頃より乳幼児の上咽頭に定着し、細菌性髄膜炎や菌血症などの全身感染症と急性中耳炎や肺炎などの局所感染症を惹起する。
当科では乳幼児下気道感染症例の原因菌想定と、肺炎球菌とインフルエンザ菌の薬剤感受性の監視を目的に、経鼻腔上咽頭培養を行ってきた。2003年秋からはインフルエンザ菌検出株についてHibの特定を開始した。また、2010年2月にPCV7が導入され、2011年2月には公費助成を得て接種者が増加したことから、10年と11年に検出された肺炎球菌株を対象に血清型を調査した。
今回、Hib検出率とインフルエンザ菌のアンピシリン耐性率、肺炎球菌の血清型とペニシリン(PCG)およびマクロライド(EM)耐性率の変化を提示し、ヒブワクチンとPCV7の普及が個人免疫と集団免疫に与える効果と今後の課題について考察する。
【2】子どもの骨が危ない! ~成長期の骨軟骨障害~
8月26日(日)午前 10:40~11:25
演者 柏口新二 東京厚生年金病院整形外科
投手の腕は長くなっているのでしょうか。何年もボールを投げているから発達して太く、そして長くなっていると思いますか。実際にはほとんど長さは変わりません。むしろ高校生投手では短い選手が少なからずいることがわかっています。これは上腕骨の近位骨端線が障害されて縦軸方向の成長が阻害されてしまったからです。1~2cm短い選手から5cmも短い選手もいました。成長期の子どもには骨端という「骨の製造工場」があります。この部分は木の新芽に相当するところで脆弱で傷つき易い構造になっています。伸び盛りの子どもはこの骨端が障害されて様々な問題を起こします。本講演ではこの骨端のスポーツ障害について代表的な事例を交えてお話します。
事務局からのひとこと
学生のときに整形外科が得意だった・・・なんて小児科医は少ないでしょうね(笑)
でも小児科は健やかな「成長」を見守る科です。子どもの骨の「成長」のこと、スポーツだって何でもとことんやればいいわけじゃないこと、ぜひこの機会にお聴きしましょう。私たちがびっくりすることばかりだと思います。
<セッション>
8月25日(土)午前
【1】小児医療現場での子どもの貧困
コーディネーター 和田浩 健和会病院小児科
2009年子どもの貧困率は15.7%になりました。私たちが日々接している子どもたちの6~7人に一人が貧困問題を背景に持っていることになります。教育・保育・福祉などの分野からは、子どもの貧困事例が数多く報告されていますが、小児医療分野からは非常に少ないのが現状です。つまり私たちは多くの子どもが貧困問題を抱えていることを見落としているということになります。医療現場では子どもの貧困は見えにくいと言われます。では、どうしたらそれが見えるようになるでしょうか。今回は、小児科医が実際に経験した貧困事例を提示することを中心に、小児医療の現場で、どう子どもの貧困に気づき、支援につなげていくかを考えたいと思います。
【2】発達障害をめぐって
コーディネーター 平岩幹男 Rabbit Developmental Research
発達障害はいまや医学だけではなく教育や一般社会でも話題となっていますが、適切な診断が得られていないことも多く、となれば適切な対応についてもまだまだ十分とはいえません。今回は発達障害の中でも代表である自閉症(平岩)、ADHD(東京医科大学 宮島祐)、ディスレクシア(鳥取大学 小枝達也)についてそれぞれの専門の立場から解説していただくとともに、発達障害を抱える子どもの保護者からも報告を予定しています。また講演だけではなく、討論の時間をとり、会場からの活発な質疑応答も期待しています。
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8月25日(土)午後
【3】これからの予防接種
コーディネーター 太田文夫 おおた小児科
ここ数年の新規ワクチン認可ラッシュで接種できるワクチン種類のギャップはほぼ解消されました。しかし、せっかく手に入れたワクチンを宝の持ち腐れにしてはいけません。今後はそれを子ども達に有効に接種してもらうか。どう啓発していくか、小児科の力量が問われるところでしょう。
1)接種開始時期の啓発方法:ワクチンデビューは生後2か月で
2)接種方法:同時接種についての正しい知識
3)せっかく接種するなら発症を予防できる方法で:水痘、ムンプスワクチンの2回接種の勧め
4)ワクチンの効果を正しく認識する:B型肝炎ワクチンはがん予防ワクチン。
ユニバーサルワクチネーションの理由 について勉強してみませんか。
【4】児童館から子どもの育ちを考える
コーディネーター 栗山智之 中標津こどもクリニック
診察室で社会性、想像力、コミュニケーション能力に乏しい、まるで広汎性発達障害のような子ども見かけることはありませんか?。彼等の育ちに一体何が足りないのでしょう?私たち小児医療従事者の責務は、もはや診療室にやってくる子どもの病気を治すことだけでなく、彼らの心身の成長を見守る伴走者としての役割を付託されています。子ども達が社会的生物である「ヒト」になるために必要な過程を、「育ち」「遊び」「居場所」をキーワードに、まずはみなさんの身近にある「児童館」からスタートし、その後児童館以上に子ども達とがっちりと向き合う場である「フリースクール」「プレーパーク」の、各分野のスペシャリストのお話をうかがいながら探ります。
【5】「ここまで出来る」ワクチンを題材に外来小児科における研究を考える
コーディネーター 宮田章子 みやた小児科
リサーチという言葉からイメージするのは大学などでの実験研究であり、小児科外来からは遠くかけ離れていると敬遠しがちです。しかし、もう一つの主流は臨床研究であり、題材は私たちのフィールドにたくさんあります。普段の臨床で疑問に思うこと、気づいたことをどのように研究に結びつけるかのヒントをこのセッションでみつけませんか? ワクチンという題材を切り口にして、量的研究と質的研究の手法を具体的に紹介します。 講演は2題、質的研究の一つの技法であるフォーカスグループインタビューから「話を聞く技術を学ぶ」、難解だと敬遠されがちだけれど、知れば知るほど目からうろこの「疫学の基礎を楽しく学ぶ」です。
【6】学校医してますか?
コーディネーター 田中秀朋 あかちゃんとこどものクリニック
あなたは学校医をしていますか。学校医の仕事は、年に1回か2回健康診断に行くだけではありません。法律ではたくさんのことが規定されて、学校医の仕事とされています。全てを網羅するのはとても大変ですが、学校の子ども達の健康を見守っている多くの養護教諭たちは孤軍奮闘しています。医療の専門家である学校医は、養護教諭と協働することでいろんな活躍をすることができます。日本中にいろいろな活躍をしている学校医がいます。堅く考えないで、学校に足を運び、養護教諭と一緒に子ども達のことを考えると面白いこと楽しいことがあります。診察室の子ども達にも目を向けていきましょう。さあ、診察室から出て、いざ保健室へ。
【特別】知りたい!聞きたい!マッチング&入局のホンネ~若手小児科医に聞こう!!~
コーディネーター 島田翔 医学生・研修医ネットワークこどもどこ代表
今年のこどもどこは例年好評の子どもを上手に診る5つのコツはもちろんのこと、マッチングや入局に関する座談会を予定しております。大学で初期研修された方、市中病院で初期研修された方、その後大学小児科に入局した方、市中病院で後期研修を行っている方など様々な形で小児医療に携わっている若手小児科医(こどもこどOB.OG)に演者をお願いし、医学生にとって直近の悩みである、マッチング、初期研修医にとっての悩みである入局について楽しく座談会を行いたいと思っております。
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8月26日(日)午前
【7】病棟から子ども達を地域へ-子どもと家族が寄り添えるように-
コーディネーター 神川晃 神川小児科クリニック/秋山千枝子 あきやま子どもクリニック
病院や施設に入院・入所している子ども達が在宅生活を送れるようになるためには、地域の在宅医療の整備が不可欠です。私たちが、その在宅医療の一翼を担うためには必要な情報を得るためワークショップ(WS)を開催しました。第20回日本外来小児科学会年次集会(2010) WSでは「地域の障がい児を知ろう」、第21回年次集会(2011)WSは在宅にかかわる小児科医の役割を区分して検討しました。今回のセッションでは、継続的に在宅医療に取り組むのに必要な情報を関連する職種の皆様と共有することを目的に開催します。
【8】明日からの診療に役立つナースカンファレンス
コーディネーター 小林敬 中野こどもクリニック
小児科のクリニックには、急性・慢性疾患、外傷、健診、予防接種、育児相談など多岐にわたる理由で、様々な年齢層が保護者と共に受診します。また近年では、核家族化、育児能力の低下から「医療機関が唯一の相談できる場」になり、小児救急の現場でさえも「コンビニ化」による医療者側の疲弊も問題となっています。
そこでこのカンファレンスでは、国立成育医療センター小児救急認定看護師 林幸子さん、つばきこどもクリニック(千葉市)宮島環さんと共にそれぞれの医療現場での問題点、解決法や工夫などを具体的な事例を紹介しながら、私たち外来小児科看護師が専門職として「地域において何が出来て、何をすべきなのか」を皆さんと一緒に考えたいと思います。看護師の皆さんの積極的な参加、発言をお待ちしています。
事務局からのひとこと
日頃から熱心に外来小児科看護に取り組んでいる看護師たちが企画しました。ぜひ、ここで勉強した事を胸に明日からの仕事に繋げて行きましょう。
<ミニシンポジウム・ワークショップ一覧>
8月25日(土)午前
MS-A-01 小児へのくすりの飲ませ方~病児保育の現場から学ぶ服薬支援の実際~
MS-A-02 あまえ療法(その8)
WS-A-03 事務スタッフのためのワークショップ入門セミナー:~事務スタッフにできる広報~
WS-A-04 服薬指導への取り組み その11 副作用やミスを避けるための工夫
WS-A-05 全職員で取り組むトリアージ~看護師主体から多職種協働へ~
WS-A-06 どこまでできる健診相談? -乳幼児健診の場で、子育ての悩み引き出せていますか?
WS-A-07 小児救急電話相談の対応を学ぼう
WS-A-08 まずはあててみませんか?~外来で有用なエコーの活用法~
WS-A-09 今までにない外来でのムンテラ技術向上
WS-A-10 子供の採血、点滴においてのポジショニングについて考えてみませんか?
WS-A-11 事務スタッフにできる待ち時間の工夫~待ち時間短縮と有効利用~
8月25日(土)午後
MS-B-12 愛着を支える育児支援「タッチケア」
MS-B-13 熱傷の湿潤療法を学ぼう
WS-B-14 たかが「事務」されど「事務」~事務の可能性を広げよう!
WS-B-15 外来看護の検討(6)子どもの予防接種教育をやってみよう!
WS-B-16 さぁ、くすりを飲もう!その3 ~服薬動機を高めるために~
WS-B-17 隣の小児科医の喘息診療が知りたい
WS-B-19 小児救急初療コース(Triage & Action)
WS-B-20 やってみよう、小児漢方!~子どもへの漢方薬の投与方法について~
WS-B-21 電子カルテANNYYS臨床版における危機管理について
WS-B-22 喫煙防止授業事始め
WS-B-23 外来小児科における臨床心理士の業務内容について考える
WS-B-24 体験してみよう!ペアレント・トレーニングの実際
WS-B-25 WISCIIIを体験しよう
WS-B-26 これからの1か月健診を考える(その2)―魅力ある1か月健診は小児科で―
WS-B-27 お母さんがたへ、効率よく情報を伝えるテクニック
8月26日(日)午前
MS-C-28 子どもの足を考える パート5 「子どもたちの足や靴から、五感を開き、生きる力を育てる歩育を考える」
MS-C-29 赤ちゃんから始まる禁煙支援
WS-C-30 事務スタッフのためのワークショップ入門セミナー:~クレームの内容と対処~
WS-C-31 当たり前だと思っている今までの慣習のルーツを楽しく勉強しよう!
WS-C-32 病児保育での服薬を考えよう:実際、現場で困ったことを話し合いましょう
WS-C-33 予防接種におけるワクチンの説明を考える-健康教育や啓発活動も含めて-
WS-C-34 『勇気づけ』の子育て支援を学ぼう アドラー心理学ワークショップ『子どもを勇気づける』
WS-C-35 赤ちゃんのスキンケア教室をはじめませんか?その2
WS-C-36 CSP(コモンセンスペアレンティング)を学ぼう
WS-C-37 人の振り見てわが振りなおせ
WS-C-38 事務スタッフが関わる予防接種の業務~その現状と問題点をさぐる~
WS-C-39 シャイな子・引っ込み思案な子について学ぼう Part2
<前夜セミナー>
8月24日(金)
【1】アレルギー疾患を全体でとらえて見えてくること
17:30~18:30
演者 高増哲也 神奈川県立こども医療センターアレルギー科
アレルゲンは排除する? アレルゲンは注射で取り込む? それとも食べる? ステロイドの塗布や吸入は、アレルゲンによる症状を隠してしまう? そもそもアレルギー疾患ってなんだ? アレルギーとは、本来敵ではないものに対する免疫反応である。アレルギー疾患は気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、結膜炎と多彩であり、成人領域では各々の科が対応するが、小児科医は小児をまるごと全体でとらえる。全体でとらえることで、それぞれの疾患に対してどう対処していけばよいかも、今議論になっている(またはなぜか議論を避けられている)疾患の治療の方向性も、見えてくるのである。
事務局からのひとこと
外来小児科医であれば、専門であろうとなかろうと、診療しないとならないのがアレルギー疾患です。今回の前夜セミナーでは、アレルギー診療に長く携わっていらっしゃる高増哲也先生をお招きし、アレルギー疾患をあえてマクロでとらえるお話をお願いしました。きっと目から鱗というお話が聴けると思います。
【2】わかりやすい予防接種-基礎の基礎
17:30~18:30
アフタヌーンセミナーでも同じ内容のお話をしますが、前夜セミナーのほうが時間があるので少しゆっくり詳しい説明ができると思います。
演者 渡辺博 帝京大学溝口病院小児科
ここ2~3年、子どもの受ける予防接種が急に増えました。日本はもともと予防接種実施の際の制約が多い国ですが、それに加え接種スケジュールが過密になったことや新しいワクチンの登場からお母さん方の関心も高まったことで、予防接種に関する相談が増えるとともにお答えに窮する場面も増えているのではないでしょうか。
このセミナーでは医学系の講義を聴く機会が少なかった事務系職員や看護系でも小児科の臨床経験が浅いスタッフを対象として、おもに講義形式で、予防接種に関する基礎知識を理解・整理していただき、お母さん方から寄せられる質問に答えられる応用力をつけてもらうことを目標とします。
【3】ナースだからできるやさしくたのしい喘息の外来看護
17:30~17:50 この後引き続いて「ハンズオン・ピークフローメーター」(予約制)があります。
演者 山本淳 星川小児クリニック
普通の喘息とか、喘息気味・・・の管理は、いつでも気軽に相談できる「外来小児科」が最適。でも、薬はいろいろだし、アレルギーやたばこなどの環境因子やさまざまな呼吸器感染症の影響もあったりして、患者さんの病気への理解を深めたり、やる気を維持してもらうのも結構難しいですよね。そんなときはナースのみなさんのかかわりがとても役立ちます。短い時間ですが、その後に続く「ハンズオン・ピークフローメーター」の前に、ちょっとだけお話しさせていただきます。
<ランチオンセミナー>
8月25日(土)開催分
生後2ヶ月のワクチンデビューに向けて~ロタウイルスワクチンを含め~ ( クリニックスタッフが果たす役割 )
小児科でHPVワクチンを射つことの意味
最適なワクチン接種スケジュールを立てるために 地域における疫学情報の把握と活用の必要性
発達障害を持つ子の親が医療に求めること~真の支援とは?~
乳幼児アレルギーの適正マネジメント
治りにくい起立性調節障害への対応-ガイドラインを使いこなす
1.日常診療で知っておきたい成長障害の診かた 2.放射線被ばくと甲状腺
不活化ポリオワクチンへの円滑な移行に向けて~DPT-IPV(四種混合ワクチン)~
進化医学から見直すかぜ症候群の診療と子どものケア
8月26日(日)開催分
喘息とダニ
アトピー性皮膚炎はどう治療する?―小児科医とコメディカルのための実践的治療法―
BCG接種計画と技術
夜尿症診療の実際
ポリオとポリオワクチン~不活化ワクチンの導入にあたって
TARCを用いた乳幼児アトピー性皮膚炎への早期介入とプロアクティブ療法の実践
VPDとしてのロタウイルス感染症~ロタウイルス胃腸炎は予防の時代へ~
同時接種とワクチン・リスク・コミュニケーション
インフルエンザの受診早期化に対する迅速診断キット高感度化の効果
<アフタヌーンセミナー>
8月25日(土)13:05~13:50
【1】アレルギー患者宅におけるダニ相およびダニアレルゲン調査の評価とダニ対策に視点をおいた住環境整備について
演者 高岡正敏 株式会社ペスト マネジメント ラボ
アレルギー患者の生活環境中に存在するダニをはじめとするアレルゲンや様々な増悪要因が、その症状に深く関与していることは広く知られている。しかし身のまわりのどこに、どれだけ存在し、それがどの程度症状に関わっているかを具体的に調査した知見は極めて少ない。こういった調査を実施することは、個々の住環境の問題点を浮き彫りにし、それを的確に患者(またはその家族)に伝えることで症状改善を目的とした効率的な住環境整備へとつながるものと思われる。現在私共が実施している、患者の治療を目的とする(ダニを中心とした)生活環境調査の内容ならびにその評価基準、加えて調査結果に基づく住環境整備とそれによる症状改善の評価などについて紹介する。
事務局からのひとこと
喘息の薬を使いながらも時々ゼーゼーする、鼻炎もすっきりしない・・・そんなお子さんが、海外転居をきっかけに薬も全くいらず無症状になってしまうというようなことは日常診療の中で時々経験します。考えてみればスギ花粉症の人が季節以外は大丈夫なのと同じことですよね。ダニ対策を家族にどうすすめていくか、いくら薬が発達しても、アレルギー診療の現場で今も昔もかわらずに大切な環境対策。医師だけでなく患者さんに向き合う看護師も一緒になってお聴きしたい講演です。
【2】ママを育むクリニック~看護師だからできること・看護師とだからできること~
演者 川本加奈 山本淳 星川小児クリニック
「今日はお薬は必要ないけど、このあと看護師さんと病気の見方やお家での過ごし方を色々お話して帰ってね。ここに来たらそれが一番重要なんだよ~」
当院の診察室からよく聞こえる院長の言葉です。星川小児クリニックでは、受診されるご家族に必要なのは不必要な処方箋ではなく、例えお薬がなかったとしても安心・納得して、病気のお子さんをご家庭で看ていける為の知識であると考えています。“ママを育むクリニック”を目指してホームケアから病院との付き合い方なども含む患者家族への知識の普及に力を入れ、日頃の診療を行っています。その中で看護師は医師の診察の後、患者家族とお話をする時間を設け、そこで医師の治療方針がきちんと伝わるよう、患児がより安楽に過ごせるよう等、必要なフォロー(お話)をしています。医師の補助ではなく、看護師特有の視点から、医師による診察+看護師による看護を患者家族に提供できるよう意識しています。看護師が大きく関わることは、当院の特徴のひとつとして患者家族から好評を頂けています。星川小児クリニックの場合を例に“看護師だからできること”、“看護師とだからできること”を考えてみました。
事務局からのひとこと
あの~・・・パパも育むんですけどね~・・・タイトルのゴロが悪いので~ママだけになっちゃったんだそうです。(笑)
ところで、この講演ではたぶん・・・診療の介助・補助だけでない、看護師だからこその役割があることを、またクリニックに看護師がいてくれるからこそ外来小児科医としての仕事が充実することを、看護師の立場から思いっきり話してくれるんじゃないかな~と、ちょっと期待しています。
【3】わかりやすい予防接種-基礎の基礎
前夜セミナーでも同じ内容のお話をします。前夜セミナーのほうが時間があるので少しゆっくり詳しい説明ができると思います。
演者 渡辺博 帝京大学溝口病院小児科
ここ2~3年、子どもの受ける予防接種が急に増えました。日本はもともと予防接種実施の際の制約が多い国ですが、それに加え接種スケジュールが過密になったことや新しいワクチンの登場からお母さん方の関心も高まったことで、予防接種に関する相談が増えるとともにお答えに窮する場面も増えているのではないでしょうか。
このセミナーでは医学系の講義を聴く機会が少なかった事務系職員や看護系でも小児科の臨床経験が浅いスタッフを対象として、おもに講義形式で、予防接種に関する基礎知識を理解・整理していただき、お母さん方から寄せられる質問に答えられる応用力をつけてもらうことを目標とします。
【4】リーフレット検討会・オープンクリニックネットワークの紹介
演者 太田文夫 おおた小児科 池澤滋 いけざわこどもクリニック
■リーフレット検討会
子どもの病気、健康、安全、生活など、子どもを取り巻くすべてのことがらについて取り組んでいる小児科医として、ご両親や子ども自身にぜひ知っておいていただきたいことを記載したリーフレットを作成・販売しています。その活動内容を紹介します。
■オープンクリニックネットワーク
オープンクリニック・ネットワークは、会員が相互にクリニックを訪問し、その診療や運営のノウハウを学びあうことを目的としています。既開業の方も、これからの開業をお考えの方も、積極的に活用されることを期待します。 ここ数年休眠状態でしたが、2009年から活動再開しましたので最近の状況を紹介します。
以上
子ども・子育て支援法
H24.8.22公布
あらまし
詳細
http://kanpou.npb.go.jp/20120822/20120822g00181/20120822g001810105f.html
メモ:
The Asia-Pacific Journal: Japan Focus
In-depth critical analysis of the forces shaping the Asia-Pacific...and the world.
http://www.japanfocus.org/-Asia_Pacific_Journal-Feature/3770
Eco-Model City Kitakyushu and Japan's Disposal of Radioactive Tsunami Debris