「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【築地 UP DATE49】築地市場を守る思い~市場を守る弁護士ご一行視察

2009-09-30 11:15:27 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 9/30早朝5:30、築地市場移転候補地 豊洲の土壌汚染問題「豊洲汚染土壌コアサンプル廃棄処分の差し止めを求める訴訟」に取り組んでくださっている弁護士の皆様5名が、お忙しい中をぬって、築地市場を視察されました。

 築地市場の現場をご案内させていただきましたが、東京千代田法律事務所梓澤弁護士らは、市場で働く皆様の“いき”に深く感じ入ってくださいました。
 土壌汚染地への移転のみならず築地市場移転の背後に潜む諸問題も十分ご理解くださり、この市場を守らねばならないと、闘志を奮い立たせてくださいました。
 築地市場は、中央区の宝であり、日本の宝でもあります。
 区民、都民、消費者、市場で働く皆様、専門家、弁護士、医師、ジャーナリスト、政治家、農水省・・・皆で力をあわせ、守って行きたいと考えます。
 
 非常に力強い味方が現れたことを心強く思っています。

 写真は、駐車場屋上から、市場全体を見下ろし、市場を考える会理事の野末氏から市場の現況や現在地再整備の構想の説明を受けるご一行。

 
 なお、裁判の第一回期日は、10月7日(水)10時~
    場所:東京地方裁判所 415号法廷

 コアサンプル廃棄は、証拠隠滅ではないでしょうか?
 技術会議の報告にあるその技術で、本当に日本最大級の土壌汚染を処理できるのでしょうか?
 都民がいくら望んでも、東京都にはつくっていただけなかった“公開討論”を、法廷で、行いたいと思います。

 原告団に加わってくださる都民の輪も広がっています。
 9/30日現在、当初14名ではじめたものが、参加希望が130名近くにのぼっています。
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テーマ:感謝の思い、秋、

2009-09-29 18:07:30 | Weblog
 いつも、きれいな花束をつくってくださる花屋さんがあります。

 今日も、傑作でした。
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9/29環境建設委員会 開催

2009-09-29 16:55:48 | 街づくり
 本日9/29、私が、副委員長として所属する環境建設委員会が開催されました。
 本日の開催は、定例会本会議で、付託を受けた二案件を審議するのが役目でした。

 ひとつは、晴海地域の区道の新たな認定。もうひとつは、人形町地域の自転車置き場の新設。

 以下は、私の、質疑の概要です。


Ⅰ区道認定について

①ほっとプラザ晴海の東京湾側の道も通行可能になるのか。

回答:通行可能になる。臨港消防署からは、二方向の出方ができることになる。


②もともとは、どこの土地か、区はそれを購入するのか?
固定資産税は、いくら払うことになるのか?

回答:東京都の土地。土地区画整理事業の段階。
   区道も、換地が終わるまで都の管理であり、換地後、区のものとなる。
   区への無償提供の形をとる。


③晴海地域は、できるだけ、区民福祉の向上につながるように、土地利用をしていかねばならない。その基礎データとなるように、晴海一体は、現在、土地区画整理事業の段階で、ぜひとも土地の所有関係を知りたい。

回答:資料提出の方向で検討する。



Ⅱ人形町通り駐輪場の増設58台(既存は、55台)開始は、平成21年11月1日より

①駐輪場増設費用は?
予算委員会で審議の、土木建築費 第4項土木施設整備費 2目駐輪場整備費 425万7千円でよろしいか。

回答:その通り。


②登録はどのようにするのか?登録がないほうが、利便性が向上するのではないか。

回答:駅を利用し、駅から300m以上はなれた区民に登録して利用いただく。
   登録なしにすると、収容能力をオーバーしてしまう可能性がある。
   状況を見て、短時間利用や、登録なしのスペースも検討する。


③今後の増設計画は?たとえば、予算審議のもうひとつ審議された
蛎殻町駐輪場の整備 463万8千円の進捗は?

回答:ロイヤルパーク付近にできる。来年4/1利用開始の予定。


④放置自転車を撤去した場合の置き場として、有楽町線月島駅近く、新月陸橋下が利用されている。土地利用として、もったいなくないか?

回答:都の土地を借りている。
   取りに来てもらう利便性の問題もある。
   とりにこられない場合、元築地川のカルバートで保管することになる。

⑤駅周辺の放置自転車状況調査を区は行っているのか?その調査結果があれば、今後、自転車関連施策の参考になるため、資料として提出いただきたい。

回答:一年に一回行っている。
   資料提出を検討する。


⑥放置自転車禁止区域について。

回答:放置自転車禁止区域マップを作って区民に配布している。
   自転車置き場が一定程度進んでおり、誰でも止めることができるエリアに定めている。
   区内7箇所ある。


以上。

 
 本日の案件は、あまり問題なく、原案自体も全員一致で可決されました。

 私の本日の委員会の目的は、その先に見える晴海の区民福祉に役立つ開発のあり方を考えることと、中央区の自転車施策(健康増進としての自転車、駐輪場整備、自転車通行帯整備、自転車無料シェアリングなど)の方向性を考えること(&放置自転車保管場所としてある月島駅直上の土地の有効活用)にありました。
 得られた基礎資料をもとに、施策を考えて行きたいと思います。 
 晴海の土地は、安易な開発をしては絶対なりません。区民福祉の向上に存分に役立てねばならないと考えます。
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若い力が地域の中へ 20代、30代の地域とのつながり 

2009-09-29 15:58:17 | マニフェスト2011参考資料
 行政の方とお話をする中で、若い力が地域の中へ、どのように入っていくかが、課題であると感じました。

 若い力とは、20歳から30歳ぐらいの大学生や社会人のシングルのひとたち。

 
 中央区には、中学生のボランティア養成講座があります。
 そこで学んだ子は、高校生や大学生ボランティアとなって、その講座を支えます。
 二十歳になると、成人式を企画する委員会に属します。
 その後は、成人式企画の委員会のOB,OGとなります。

 ここまでの、ひとつの流れはあります。

 その後、大学生、社会人として社会にでるとともに、地域とつながるきっかけが非常に薄くなってしまう状況です。
 もったいないものです。

 ふつう20歳から30歳ぐらいの大学生や社会人のシングルのひとたちは、地域とのつながりがうすくなり、その後、結婚し、子どもをもち、地域とのつながりがあらためてできていくのだと思います。(子どもがいると、自然と、地域とのつながりができていくものです。)
 彼ら若者は、一度、地域からとても離れ、遠くからふるさとの地域を見つめなおすよい時間なのかもしれません。それはそれで、意義あることです。

 中央区には、大学が少なく、残念ながら大学生の活動の場がもともと少ない地域です。

 どうすればよいのだろうか。

 うまく地区青少年委員会とつながることがひとつでしょう。
 また、中央区生涯学習講座で学び、文化活動、スポーツ活動をすることもひとつでしょう。
 ボランティアのネットワークに加わっていくこともひとつでしょう。福祉祭りや子どもフェスティバル、中央区まるごとミュージアムなどで、かかわる事もできるかもしれません。
 もうひとつ、若者のためのイベントをつくることもできるかもしれません。
 消防団の参加もありかもしれません。

 
 糸のようにとても細くてもいいと思いますが、若者が地域と結びつく、きっかけ、しかけ、場があればよいと思います。
 「次は、これ」とかいうのではなく、さまざまな魅力あるメニューが、あちこちにちりばめられている中央区が目指すべき形なのでしょう。

 自分にもこれといった解決法が見出せず、漠然と書いてしまいました。
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街の声09/9/28

2009-09-28 16:28:40 | 街づくり
いままでも、さまざまな地元の声をお伺いしているところではありますが、
さらに多くの皆様のお声をお伺いしたく、
また、新たな状況の変化で、
どのように動いているかの状況も知りたく、街に出ています。

月島四之部東町会に属するみなさん、
勝どき東町会に属するみなさん、
に朝潮運河歩行者専用橋の架橋のお話をお伺いしました。
新たに検討委員会を立ち上げ、橋の必要性の是非に立ちもどって話し合いを持つことをまだ、ご存知ありませんでした。


月島一丁目の町会に属するみなさんには、
特に、準備組合にも実際に属されている方が三人いらっしゃいましたが、
「月島一丁目3、4、5番地の再開発」のお話をお伺いしました。
再開発の場所には、50名近くのご高齢の方々がいらっしゃいます。
早く建つ低層住宅側への住居希望が多く出ているとのことでした。


湊二丁目東地区の再開発の皆様にも、近日中にお話を再度お伺いします。

明石小学校、中央小学校についても、ぜひ、お話をと思っています。


いろいろな街の声を、どうか、よろしくお願いいたします。

中央区の街のあるべき姿、理想の姿への私自身の思いがあります。
この思いは、そこに住み、学び、働く皆様との思いの共有があってこそのものだと思っています。
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【障がい者施策UP DATE8】9/30開催です!障がい者自立支援協議会

2009-09-28 11:42:46 | 医療
 障がいのある方の区の施策の方向性を協議する大切な会議が開催されます。

 特に、9/30の会は、重要と考えています。
 自立支援協議会が、5つの分科会をつくり、障がいのある方への支援のあり方の提言を掲載した報告書を、この6月に福祉保健部長へ提出しました。
 今回は、その報告書への、福祉保健部長からの回答がなされるからです。
 ぜひとも、多くの課題が解決されるべく、その回答に期待したいと思っています。

 多くの皆様が傍聴されることをお待ち申し上げます。

(なお、以下の情報は、区のホームページ上では、現在、掲載されていません。)


<障害者自立支援協議会>

日時:9月30日(水) 午後7時より

場所:中央区役所別館 6階A会議室

お問い合わせ:障がい者福祉課03-3546-5389

以上、
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【教育振興基本計画 UP DATE7】9/28 本日開催です!第三回教育振興基本計画検討委員会 報告

2009-09-28 11:05:27 | 教育

 前回の第二回の会合の報告の際、お知らせをしたのですが、本日、第三回が開催されます。
 多くの皆様の傍聴をお待ちいたします。

第二回のご報告⇒
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/ab3da746734180ea29920929b6da873f

区のホームページの該当箇所⇒ http://www.city.chuo.lg.jp/kyouikuiinkai/kentouiinkai/index.html



<第3回教育振興基本計画検討委員会>

日時: 平成21年9月28日(月曜日)午後6時30分から

場所:中央区役所 8階 大会議室

予定議題:
1 計画骨子(案)について
2 その他

公開・非公開の別:公開

傍聴定員:10名

傍聴手続、問合せ先:
教育委員会事務局庶務課庶務係  電話 03-3546-5503(直通)

以上。

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【障がい者施策UP DATE7】ひとりひとりの力が合わさって、第一回ウォーク&ランフェスタ

2009-09-27 23:00:00 | 医療
第一回ウォーク&ランフェスタが、9/27開催されました。
http://nanfes.com/

<ホームページイベント概要より>
 「ウォーク&ランフェスタ」は、難病と取り組んでいる人たちとみんな一緒に楽しく遊べたら、という思いではじまりました。
 難病の方も、子どもも、お年寄りも、どなたでも気軽に参加できるプログラムを用意しています。
 面白そうなプログラムにチャレンジしながら、たくさんの仲間と楽しい時間を過ごしていると爽やかな風が心を吹き抜けます。
 さあ、はじめましょう。あなたの一歩を。


 アート、音楽、スポーツを、難病の方も、障がいのある方も、一緒に楽しめるイベントでした。
 障がいのある方への支援をする情報交換ネットワークの立ち上げで、ともに考えている菊地二三夫氏(ハートプラスの会、2・3・0倶楽部)、鈴木隆志氏(手織り工房 のろぼっけ)らが企画に参加されており、このイベントがあることを教えていただきました。

 味の素スタジアムを一日借り切っての巨大なイベントでしたが、中高生をはじめ市民のボランティアもたくさん参加して、無事、終了いたしました。

 写真は、そのボランティアが集まって閉会式の模様です。本当に多くのボランティアで、このイベントがなされたことがわかります。

 このような大きなイベントで、友情の輪がひろがり、明日への勇気を抱かせる心に残る思い出がつくられればよいと思います。
 それとともに、ひとつの打ち上げ花火で終わらせるのではなく、継続して取り組んでいくことが大切であり、みんなの子育て広場「あすなろの木」の場なども利用しつつ、地域の方々が気軽に参加して、その“継続”の部分が、しっかりとなされるようにしていきたいと思っています。


 私自身も、ネットワークの広がった一日となりました。

*ウォーク&ランフェスタ 実行委員 足立 隆氏
 
*NPO法人クーピーファッションアートグループ

*ビスケット 原田康徳氏

*日本炎症性腸疾患協会 岩橋佳子氏

*手織り工房 のろぼっけ 主宰 鈴木利子氏

*なか氏

*バイオリニスト 依田彩氏
⇒10/9銀座でライブが開催されるといいます。


当日、ご挨拶できませんでしたが、ぜひ、今後、ご挨拶をさせていただきたい皆様

*東京学芸大学教授、いろなひほへと塾頭 渡辺雅之氏

*シュイング・ザ・ハート&中村直子  中村直子氏
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【学校建替UPDATE5】ご意見をお待ちいたします。明石小、中央小、明正小、取り壊し

2009-09-26 10:59:00 | 教育

 現在、中央区の全小学校の耐震性は、大丈夫なように補強されています。
 いつ地震が起きても、災害拠点として十分対応が可能です。

 その中で、上記三校を取り壊し、新たに校舎を新築する計画が、中央区にはあります。

 歴史と伝統、風格ある学び舎、そこで学ぶからこそ、心豊かな子どもたちが育つのです。
 その校舎は、地元のランドマークとなり、卒業生をはじめ、多くの地元の皆様に深く愛されています。

 教育課題に対応すること、とても大切なことです。
 生徒数増加に対応するために教室数を増やすこと、設備を更新すること、とても重要です。

 ただ、取り壊しを選択するのは、あまりにも安易とはいえないでしょうか?
 耐震性、耐久性が十分であるにもかかわらず。
 『小学校改築計画策定調査報告書』(平成21年3月中央区教育委員会)にも、「大正から昭和初期にかけて建設された小学校7校は、震災復興小学校として建設された鉄筋コンクリート造りの堅牢な建物であり、これまで学校運営に支障のないよう施設の維持管理や必要な改修をおこなっている。また、耐震対策については、平成9年に必要な補強工事を終了し、すべての学校施設で耐震基準をみたしている。」と明記されています。
 

 私は、いままで、多くの保存を望むまちの声をいただいてまいりました。このブログに書いたときも、いくつも貴重なご意見をいただきました。

 以前、予算特別委員会での状況をブログで掲載しましたが、予算審議段階で、区からは十分な資料の提出がないままの議論でした。

 今回、決算特別委員会委員として、私は、決算特別委員会で、この学校取り壊し問題を取り上げます。

 いままでいただきましたご意見を参考に委員会に臨む所存でございますが、もし、なにかご意見のございます方がいらっしゃいましたら、ぜひ、いただきたく存じます。

 どうか、よろしくお願い申し上げます。


メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp

電話:03-5547-1191

ファクス:03-5547-1166

<過去の記載>
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/f6e67ef5b3447f9338d7d88d9d837c6a

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/b17a5cc9125987f9c7c732be5138e2cc

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/d15ab3dde8a93b43a0eba3cee48d36a9

http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/ee25946bc23960b182f6d19840339817

コメント (2)
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月島一丁目3,4,5番地の再開発について(09/6/26環境建設委員会)

2009-09-25 23:00:00 | 街づくり

 月島一丁目3,4,5番地の再開発についての、6月の委員会の経過を、区のホームページ上で掲載されている議事録を用いながら、ご報告いたします。http://www.city.chuo.lg.jp/kugikai/kaigiroku/kankyou20090626.html

太字、下線は、小坂による。

****以下****
○小坂委員
 月島一丁目3、4、5番地に関してお伺いします。

 前委員から、附帯決議は守っていくというようなところの話が出ました。周辺住民との合意形成のところが気になりまして、そのあたりがどのように進捗しているのか、準備組合と周辺住民ですね。その方々との話し合いとか、十分にしていくということだったので、そのあたりは、去年の秋ごろから大分時間がたっていますので、どのような話し合いが実際になされて、周辺住民の方々はどのように納得されたのか、そのあたりを教えていただければと思います。これが1点目です。

 2点目は、これで高さ190メートルが可能になるということの条例のようですが、190メートルの理由を教えてください。

 3つ目が、月島にはそもそも建物の高さのルールがございました。この高さのルールが何のためにつくられていて、今回、それを破り190メートルという高さにしてよいとなったことの根拠をもう一度、改めて確認のために教えてください。

 最後ですけれども、風害に関してです。

 周辺住民が非常に心配していることの一つに風害というのがあります。風害に関しては、先ほども少しお話が出ましたが、この風害はとても考えなくてはならないことだと私は思います。高いビルを建てていけば、必ず風害というのが生じ、それによって実際にけがをしたりする人が出ると思います。風害は本当に評価していく必要があります。この風害に対してもう少し具体的に、区としてどのように取り組んでいくのか、そのあたりの考え方があればお示しください。以上です。

○望月地域整備課長
 何点か御質問をいただいております。順次お答えいたしたいと思います。

 まず、周辺住民の方とのお話し合いについてということでございますけれども、先ほどもお答えをしておりますけれども、準備組合のほうとしましては、今、内部のほうでの検討を深めるために、都市計画の決定の後にヒアリング等を行いまして、検討をこれから深めているという状況でございまして、都市計画の時点と大きな変化はまだございません。そういった中で、周辺の方へのお話につきましても、準備組合のほうの資料等作成準備が整い次第、調整を図りながら今後進めさせていただければと思っております。

 それから、高さ190メーターが可能となるということでございますけれども、今回、昨年の12月の都市計画決定を受けまして、建築の条例として規定をしているわけでございますけれども、その中で建物計画を今後準備組合のほうで具体的な検討を進めた上で、その枠の中で計画をされていくものでございますので、実際に建つ建物の高さがまだ幾つになるということではございません。その高さの制限が今回定められたということでございます。また、その高さが可能になるということにつきましては、さまざまな基準の中で、適合しているということの中で、高さの限度というものが定められた。都市計画の中でもそういったもので定めておるところでございます。

 それから、風害についてということでございますけれども、当然、あの周辺の環境に配慮するということは必要なことだと考えてございます。具体策につきましては、これまでも風環境に対しましては、植栽であるとかひさしであるとか、そういった形で対策を講じてきているところでございますけれども、今後、準備組合における事業の計画を深めていく中では、区としましてもそういった風関係に対する配慮、指導を行っていきたいと思っております。以上でございます。

○小坂委員
 1つ、月島の高さの制限があったと思うんですけれども、それを今回の190メートルは破っているわけなんですけれども、そもそも月島の高さの制限をなぜつくったのか、それについて教えてください

○望月地域整備課長
 月島の高さの制限と申しますのは、今回のような面的に広く指定されています地区計画の中で高さの限度というものが定められておるもので、それが月島地区での高さの考え方という形になります。ただ、これは都市計画の段階でもいろいろ御説明しておるところでございますけれども、そういった個別建てかえを用いた地区計画を活用した個別建てかえと、面的な開発を含んだ形での高さ、そういった考え方がうまくバランスをとりながら月島地区での開発になっていくだろうと。そういったまちづくりがこれまでも行われてきております。

 そういった中で、総合設計を使った際の高さの限度というものは地区計画の中でも制限するものがございますけれども、そういったものを含めながら、活用しながらのまちづくりが今後も進められていくだろうと、そういうふうに考えております。高さの限度としましては、先ほどの地区計画というものが、月島の地区の高さが一般的な高さの限度という考え方でございます。以上でございます。

○小坂委員
 月島には総合設計の高さのルールがあるじゃないですか。それが今回190メートルということで、その高さと全然違う高さを区は条例として認めるわけですよね。その合理的な考え方といいますか、それはなかなか理解しづらいところがあるんですけれども。でしたら、そもそも総合設計ではなぜその低さに定めていて、今回はなぜ190メートルなのか、どうしても理解できないんです。総合設計ではそのルールで、それ以外ではいいということなんでしょうか。

○田村都市計画課長
 月島の地区計画等に関する高さの考え方、それからその扱いの部分でございます。

 月島には一般的な建てかえとしてのルール、そして地区計画が導入されてございまして、この中に高さの考え方が位置づけられてございます。これは、そもそも個別の建てかえを円滑に進めていただくということを望んでいる中で、建築基準法という全国一律の法律の中では必ずしも地域の状況に合った形での建てかえが難しいという状況がございまして、月島は平成9年にこの地区計画を導入したと。

 内容等については、例えば路地について、本来であれば、従来の建築基準法ですと2階建て程度までしか建てられないところを、例えば3階が、鉄骨耐火の建物で可能になるというような緩和型の制度として、このルールを導入してございます。ただ、この導入をする際にも、一定のまとまりの中での計画であれば、この個別建てかえのルールを適用せずに、別の考え方で建てかえも可能とさせることも必要であるということの中で、今お話のございました総合設計制度については、別途の高さということで定めてございます。

 これらを、地区計画の中で総合設計制度を定めました経緯といいますのは、この総合設計制度も建築基準法の中での許可ということの中で、都市計画とはまた別の手法として位置づけられているものでございますので、そういったものについての枠組みとしては、地区計画上のルールの中に位置づけておこうと。一方、今回の再開発のように、別に都市計画として個々にその内容等を御審議いただけるというような、そういった内容のものについては、また別のルール立ての中で、地区の中でそういった計画を可能とするということを、まずこのルールを定めるときに地域の方々との基本的なお話し合いの中で方向性について確認をさせていただいて、これまでにも運用をしてきているというところでございます。

 今回、そういったことで、再開発事業については個別のプロジェクトという、個別の計画ということの中で、都市計画審議会においても御審議をいただいておりますので、従来の一般的な個別建てかえの適用となる地区計画のルールとは別のルールを新たに都市計画で定めまして、それらを建築基準法の関係する法令に位置づけるために、今回、地区計画の条例として追加をさせていただくというものでございます。以上でございます。

○小坂委員
 総合設計での高さの限度は何メートルか、もう一度お願いします。

○田村都市計画課長
 月島地区総合設計については、住居系で60メーター、商業で70メーターかと思います。以上でございます。

○小坂委員
 ですよね。その60メートルとか70メートルの高さがその倍以上の190メートルになっているのがどうしても理解しづらいところであるわけで、やはり月島はそんなに高い建物が似合わないまちということで60やら70メートルをもともと考えられたと思うんです。それがこの190メートルがどんどん建つようなまちになっていくというところで、区の姿勢が定まっていないというふうにとられませんか。前回、第二回定例会での区長のお考えも、高いものは要らないというふうにとれる御発言も本会議の中でございました。

 そういうところからして、1つ区が定めたものと大きく違うものがまた定められるという、区の中の人格といいますか、区の人格を考えた場合に一定していないんですね。60や70メートルでいこうと言っていたところが190メートルをよしとするという、その合理的な理由がどうしても理解できないわけなんですけれども、このあたりに関し、60や70メートルの倍よりさらにもっと高い190メートルになっているわけでございまして、基本的に60や70メートルで抑えようというのが区の考え方ではないですか。どうでしょう。

○田村都市計画課長
 こちらの月島の地区計画を平成9年に導入をいたしました際には、今お話のございました総合設計につきましては、この地区計画の高さによる制限を適用しないということで、総合設計そのものについての高さの基準は定められてございませんでした。

 ただ、平成9年の地区計画導入後に総合設計による幾つかの計画が行われまして、総合設計については、総合設計にそれぞれ基準がございますので、その基準による高さを許容するということで、地区の中で運用を開始したわけですけれども、やはり相当大きなものが計画をされると。なおかつ、それらの計画が都市計画審議会等にかからずに、建築基準法の範疇の中で建てかえが行われる、要するに認められるという、そういった仕組みになっていることがございまして、地域の住民の方々から、総合設計そのものについて、やはり一定の考え方を地区計画の中に位置づけておくことが必要ではないかというお話をちょうだいして、いろいろ地元の方々と検討させていただいた結果として、そういったものについては70メーター、60メーターというような高さを位置づけようということになったわけでございます。

 面的な一定のまとまりのある中で、一定の規模の建物を計画すること自体は、地域の方も許容されているというふうに認識してございます。ただ、当然ながら、それらがすべて何でもかんでもということはない。一方、こういった再開発については、それぞれの計画において地域の方々の意見を説明する場、意見をいただく場あるいは審議会の場等で御審議をいただくということで、個々の計画についてはそれぞれ一定の計画内容について地元の方々の意見を反映させていただく、あるいは審議会等で意見をちょうだいしながら計画準備ができるというような状況がございますので、それらについてはそれぞれの計画手法に定められる基準の中で高さについては定めていこうというものでございます。

 ですから、今、委員のお話がございましたように、60、70メーターの高さで月島をすべて制限しようということ、あるいは大きな開発をやめていこうということで住民の方々がこういったお話を区のほうにお寄せになられたというふうには私ども受けとめてございませんで、それぞれそういった必要のあるところでは必要のあるものを、やはりそういった必要なルールにのっとって定めていくべきだというのが地域の方々のお考えだというふうに私ども認識しているところでございます。以上でございます。

○小坂委員
 わかりました。

 では、今回は面的にということですけれども、その面的な広がりがある建物という場合の区の認識として、面的にというのはどれぐらいの広さを面的にというふうに定義していこうと今の段階において考えられているのか。その面的にという広さの定義があれば、教えてください。これが1点目です。

 ほかのお答えに対してお伺いさせていただきますけれども、内部のヒアリングをするという相手はだれなんでしょうか。そのあたりをひとつお願いします。

 周辺との話し合いはまだなされていないということで、よろしいんでしょうか。その場合に、周辺の方々は、そうしたら、何も言ってきていないんでしょうか。周辺の方々のお考えを区は今、どのように把握しているのか教えてください

 風害に関してであります。

 これは、植栽をして対策をしていくということを1つ理解させていただきました。私が言いたいところは、やはり予算特別委員会でも話された内容でありますけれども、実際、建てられた後に風害がどれだけ起こっているかという評価をきちんとしていく必要があると思うんです。そのあたりの、建てられた後の評価をすることまで区としては考え方を持っているのか。それを評価して、大変風速が速いのが出るというのであれば、その植栽が足りなかったわけでしょうし、そうしたら、また改めて風害によって事故が生じないように対策を立てていかなければなりません。そのあたりの、建てられた後の評価というのはするお考えなのかどうか、そのあたりを教えていただければと思います。私が具体的に申し上げたかったのは、そのあたりにあります。

○田村都市計画課長
 面的とのとらえ方ということでございます。

 こちらについては、基本的には敷地個々の単位ではなくて、それが共同化等によって広がりを持っていくということになろうかと思いますけれども、活用する制度、手法等によってそれぞれの区域、必要となる面積というのが定められてございます。例えば、総合設計ですと500平米が最低の敷地単位ということになりますので、共同化等によって総合設計制度を計画するということになりますと、皆さんの敷地を合わせて500平米以上のまとまりをやはりつくるということが必要になってきます。そのほかの制度制度によって、例えば5,000平米以上のまとまりが必要であるというようなこともございますので、それは計画される内容、活用される手法によって、この面的なということの位置づけ、広がりについては個々ケース・バイ・ケースになってくるかというふうに思ってございます。以上でございます。

○望月地域整備課長
 何点か御質問がございました。

 内部のヒアリングということで、どの方が対象になっているのかということでございます。

 これは準備組合の中で、都市計画の決定をされた後にさらなる意向把握ということで、権利者の方に対してのヒアリングを行っているという状況だということでございます。計画を深めていくために、この都市計画が定まった後、再度そういう方と行っている状況ということでございます。

 それから、周辺の住民の方への説明はまだされていないのかということでございますけれども、具体的にはまだされておりません。ただ、ごあいさつ等をする、そういったことについては別にされているということでございますけれども、ただ、先ほど言いましたように、まだ計画の中身が都市計画の段階とまだ大きく変化してございません。相手から求められたらお話ができるという状況にまだ至っていないということもございますので、そういった点を含めて適切に、時期も含めまして調整、指導をしてまいりたいということでございます。

 それから、風害についてでございます。先ほど植栽で対応していくということでの御説明をしたところでございますけれども、建てられた後ということで評価ということがどうかということでございますけれども、こういったことにつきましても、区としましてもこういった大規模な建物が建った際に、建てられた後の評価が、都市計画審議会に出された検証と合致するのかについても、今後そういった対応を含めて、計測等につきましては、事業者のほうをこれまでも指導しているところでございますので、そういったことを踏まえながら、今後も適切に対応させていただければというふうに考えてございます。

○吉田副区長
 事業の評価については、既に具体的に実施をしておりまして、風害の問題もございますが、具体的に申し上げますと、例えば外構工事などにおいて、かなり立派に路面を石づくりなどでしてしまったために、逆に、障害をお持ちの方々にとって歩きにくいまちになっていたとか何かというようなことが随分起きてくるケースがございます。そういった点については、具体的に区のほうが事業者を指導しながら、そういった部分については是正をさせるというようなことを再開発事業についてはやっておりまして、風害につきましても、建築後、基本的には建って1年後まで風力等を測定いたしまして、極端なケースについては、当然、低層部、それから植栽、そういったもので対応するというようなことでの是正の方策をとっているところでございます

○小坂委員
 事後の風害の計測に関して、風の力などの計測に関してですが、それをするのは業者なのか、区なのか、その実施主体はどちらか教えてください。

○吉田副区長
 実施主体は当然、事業者に義務としてやらせております。

○小坂委員
 これは事業者がやりたくないとかいうことはなく、区が指導すれば結構うまく運ぶものなのか、もし業者がやる気がなければ、区がやっていくことまで含めて考えていかねばならないんじゃないかなと私は考えるんですけれども、区の指導でうまく運ぶものなんでしょうか。

○吉田副区長
 再開発事業については、いわゆる竣工いたしましてから1年間、精算事務というのがございまして、補助金等を受けた公的事業でございますので、組合の解散の手続に至るまで1年以上の年月がかかりますので、そこの中で具体的に区が行政指導をしていくわけでございますので、やりたくないとか、やる気がないとかというような話が生じる余地はないわけです

○小坂委員
 では、確認させていただきますが、今回の月島一丁目3、4、5番地における開発が終わった後、風害に関して、ありやなしやにかかわらず、計測をきちんとしていただく指導をしていただけるということでよろしいでしょうか。

○望月地域整備課長
 今回の市街地再開発事業につきましても、1年間の計測について指導をきちんと行ってまいります。以上です。

○小坂委員
 では、周辺住民との合意形成に関してですが、ごあいさつはしたというふうな御答弁がありましたが、今、周辺住民はどのようなお考えなのかと区は把握しているのか、そのあたりはいかがですか。

○望月地域整備課長
 その後、周辺の住民の方から直接区のほうに、私どものところに御意見等がまだ寄せられている状況ではございませんので、その部分は都市計画審議会の段階と変わってはいないと思いますけれども、そういったことにつきましても、今後、適切に調整を図りながら、準備組合の指導を行いましてやっていきたいというふうに思っております。以上でございます。

○小坂委員
 適切にというところに関しては、やはりコミュニケーションが大事だと思うんです。その場合に周辺住民というのはだれを区は想定していて、その方々にどの段階で話し合いの場をつくるのか。あれだけ大変争点となった議題でございますので、そのあたりの合意形成がとても大事だと思うんですけれども、そのあたりの区の考え方をもう一度、すみませんが、僕は一番大事だと思いますので、お願いします。

○室木都市整備部長
 月島一丁目3、4、5番地区の基本的な話し合いの関係でございますけれども、まず重要なのは隣地に立ってございます管理組合かなというふうな認識をしております。ただし、今後解体工事の説明、あるいは建物本体の説明ということになれば、当然、広い範囲での工事の影響等もございますので、そういう場合にはさらに広い範囲を対象とした説明があるというふうな理解をしてございます。

 また、先ほどもございましたが、周辺から何か言ってきているかというような御質問でございますけれども、これに関しましては、昨年の11月以降、私どものほうには全くそうした意見が来ていないという状況でございます。以上でございます。

○小坂委員
 では、ここに関しては本当に、合意形成が大事だと思いますし、準備組合がヒアリング等をして意向を把握して、何らかのものができたら、その段階において管理組合、他の周辺の管理組合に説明していくという区の姿勢であると確認させていただいてよろしいわけですね。

○室木都市整備部長
 昨年来説明させていただいておりますように、今回の事業に伴って、北側にございます管理組合さんとは今後も話し合いを進めさせていただきたいというふうに考えてございます。これに関しては、先ほど来答弁させていただいておりますように、今後、適切な時期に実施してまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

○小坂委員
 以上です。

*****以上で、関連質問終わり****

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浅草寺周辺の街並みを守ろう

2009-09-24 18:00:54 | 街づくり

 これは、中央区のお話ではありませんが、中央区と同様に、街並みの景観をまったく無視した開発が進められています。

 よりによって、下町情緒あふれる浅草の浅草寺周辺にです。

 住民が、声を上げました。
 今回は、地域環境を守るために、「浅草寺」様自体も立ち上がられたことに敬服いたします。

 このような開発が、ここ中央区だけではなく、都内のみならず、あらゆるところで、勃発しています。
 ある方は、「東京湾臨海部ドバイ化計画」と豪語されたということだそうです。
 ドバイの方には、失礼があってはなりませんが、そして、実際に現地ドバイを視察してから、述べるべきではありますが、ドバイは、そこで生きるひとやコミュニティを大切にした街づくりであるとは、私は感じていません。

 
 巨大な建物を建て、住居をいっきに増やす開発の時代は、終わったのではないかと私は思います。
 その弊害が、あちらこちらで見られ始めています。
 地域の課題解決をしながら、住居を更新する別のやり方があると私は考えます。
 行政、議会がともに力をあわせ、住民と意見交換し、知恵を出し合って、とりうる手法を探し、実現していきたいと考えます。


 問題意識を持つ住民、市民が、ネットワークを組み、対応の動きが出ています。私自身も情報交換し、勉強していきたいと思っています。
 浅草寺の開発の件も含め、注目していきたいと思います。

 太字、下線は、小坂による。


*****毎日新聞*****
<浅草寺>都を提訴「高層マンション許可取り消しを」
9月24日12時50分配信 毎日新聞

 東京・浅草の高層マンション建設計画を巡り、下町の文化的景観が損なわれるなどとして、近隣の宗教法人「浅草寺」と住民5人が24日、東京都を相手取り建設計画の許可の取り消しを求めて東京地裁に提訴した

 訴状によると、計画は台東区西浅草3に高さ約130メートル(地上37階、地下2階、約700戸)のマンションを建設するもの。不動産会社「藤和不動産」などが今年2月、許可を得た。

 浅草寺の西約400メートルに位置することから、原告側は「東京観光の顔でもある歴史的景観を破壊する」と主張している。提訴後の会見で原告団は「浅草寺の観音霊場としての荘厳さが損なわれるだけでなく、国や東京の街づくり、観光にも大きな影響を及ぼす」と語った。【伊藤一郎】

 ▽東京都の佐藤千佳・建築指導課長の話 訴状を見た上で必要な対応をしていきたい。

****毎日新聞以上****


****読売新聞*****

高層マンションNo!…浅草寺と住民が景観訴訟
9月24日13時13分配信 読売新聞

 東京・浅草の浅草寺近くに高層マンションが建設されると景観が害されるなどとして、同寺と地元住民5人が24日、マンションの計画を許可した東京都や、建築確認を行った指定確認検査機関を相手取り、許可などの取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした

 訴状などによると、都は大手不動産会社の申請を受け、2月に地上37階建て高さ約130メートルのマンション建築計画(693戸の入居を予定)を許可、7月に建築確認が行われた。2012年の完成を目指し、今月着工している。同寺の周辺は低層住宅が多く、建設予定地は同寺から約400メートルしか離れておらず、「浅草寺周辺の景観に悪影響を及ぼす」と主張している。

 東京都の佐藤千佳建築指導課長の話「訴状を見た上で必要な対応をしたい」 .

****読売新聞以上****


****時事通信*****
「高層マンションが景観阻害」=浅草寺が都を提訴-東京地裁
9月24日15時56分配信 時事通信

 東京・浅草に建設中の37階建て高層マンション(高さ約130メートル)をめぐり、景観や住環境を損ねるとして、浅草寺と地元住民5人が24日、東京都を相手に、建設許可の取り消しを求める訴えを東京地裁に起こした。
 訴状などによると、建設現場は浅草寺に近い5階建てまでの高さ制限地域。建築主は一定以上の敷地を空き地にすることで制限が緩和される「総合設計制度」適用を申請し、都が2月に許可を出した。
 原告側は、浅草寺は国際的な観光資源で、高層マンションは周辺の景観などを破壊すると指摘。地域性を考慮しない総合設計許可は違法と訴えている
 佐藤千佳・東京都建築指導課長の話 訴状を見た上で必要な対応をしたい。

****時事通信以上*****

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政・官の在り方について

2009-09-24 17:06:31 | 政策・マニフェスト
民主党になり、政官のあり方が、大きく変わることが期待されています。

 その方向性は、どうなるのでしょうか。

 政と官のやりとりが、透明になるのを期待します。

 本日の官報を参考までに。

 太字、赤字、下線は、小坂による。


****官報より****

政・官の在り方

平成21年9月16日 閣僚懇談会申合せ

 「政」と「官」の関係を見直し、政治主導を確立することで、真の民主主義を実現する必要がある。
 もとより、「政」、「官」ともに、よって立つ基本は、「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」、「政治倫理綱領」、「国家公務員倫理規程」において示されているとおり、公益の実現に全力をあげることである。こうした基本的考え方に立って、「政」と「官」の適正な役割分担と協力関係を目指し、以下のとおり、当面、内閣が取り組むべき方針をとりまとめたものである。
 各府省における具体的な対応は、この方針を踏まえ各大臣の判断と指示のもとに行うものとする。

1 基本認識
〔1〕「」は、行政が公正かつ中立的に行われるよう国民を代表する立法権者として監視責任を果たすとともに、議院内閣制の下で、国務大臣、副大臣、大臣政務官等(以下「大臣等」という。)として政府の中に入り、責任をもって行政の政策の立案・調整・決定を担うとともに、「」を指揮監督する。
 「」は、国民全体の奉仕者として政治的中立性を重んじながら、専門性を踏まえて、法令に基づき、主に政策の実施、個別の行政執行にあたる。

〔2〕政策の立案・調整・決定は、「」が責任をもって行い、「」は、職務遂行上把握した国民のニーズを踏まえ、「政」に対し、政策の基礎データや情報の提供、複数の選択肢の提示等、政策の立案・調整・決定を補佐する

〔3〕「政」と「官」は、役割分担の関係。それぞれの役割分担に基づき一体として国家国民のために職務を遂行する。

〔4〕「政」と「官」は、それぞれが担っている役割を尊重し、信頼を基本とする関係の構築に常に努める必要がある。


2 対応方針
 政府の政策決定における内閣主導を徹底する観点に立ち、以下の措置をとるものとする。その際、副大臣、大臣政務官等は、「政」と「官」の関係について、大臣の指示に基づき、「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に定める役割を適時適切に果たす。
〔1〕国家公務員制度改革基本法(平成20年6月13日法律第68号)第5条第3項の規定に基づき、「官」が「政」と接触した場合における記録の作成、保存その他の管理及びその情報の適切な公開について、別に定めるところにより実施する。

〔2〕法律案の作成等、政策立案の過程において、大臣等以外の「政」から「官」への具体的な要請、働きかけがあった場合は、大臣等へ報告する。「官」から大臣等以外の「政」への働きかけは原則として行わないものとするが、大臣等の指揮監督下にあって、その示した方針に沿って行う場合は、この限りでない。

〔3〕「官」は、大臣等に報告すべき情報を秘匿したり偏った情報提供を行うことのないよう、報告責任を全うし、国家公務員法の精神に則り、国民全体の奉仕者として、「基本認識」で明らかにした「官」の役割を誠実に果たすものとする。

〔4〕府省の見解を表明する記者会見は、大臣等の「政」が行い、事務次官等の定例記者会見は行わない。ただし、専門性その他の状況に応じ、大臣等が適切と判断した場合は、「官」が行うことがある。

〔5〕各府省幹部は、政・官関係の不適切な問題が生じないよう、部下を指導監督する。また、必要に応じて、大臣等と解決に向けた協議を行う。一府省の問題といえども問題の性質によっては、内閣として対応する。

3 遵守事項
〔1〕大臣等は、「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に定める「1(1)服務の根本基準」、「1(8)秘密を守る義務」、「1(10)公務員との関係」、「2(1)適切な職務分担」等の遵守を徹底する。
〔2〕「官」は、「国家公務員倫理規程」を遵守する。また、政治家との懇談等は、節度を持って対応する。

3
附 則
上記2〔1〕により別に定めることとされている事項が定められるまでの間は、以下の措置をとるものとする。
〔1〕「官」は、国会議員又はその秘書から、個別の行政執行(不利益処分、補助金交付決定、許認可、契約等)に関する要請、働きかけであって、政府の方針と著しく異なる等のため、施策の推進における公正中立性が確保されないおそれがあり、対応が極めて困難なものについては、大臣等に報告するものとする。報告を受けた大臣等は、要請、働きかけを行った国会議員に対し、内容の確認を行うとともに、政・官の関係について適正を確保するなど、自らの責任で、適切に対処する。

〔2〕「官」は、上記〔1〕により大臣等に報告するものについては、日時・経過、内容等、当該案件の処理経過を記録し、大臣等の確認を経た上で保存する。この場合及び上記2〔2〕で記録を保存する場合、記録の正確性を十分確保することとし、詳細な発言内容を保存する場合には、改めて本人の確認を求める。

****以上****
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【築地 UP DATE48】農水相が築地市場視察=移転の可否「なるべく早く結論」

2009-09-24 16:19:33 | 築地を守る、築地市場現在地再整備

 本日の赤松農水相の築地市場視察の報道がなされていました。

 下線は、小坂による。

 赤松農水相への説明は、移転を推進する立場の東京都からなされています。
 是非とも、市場の中で働く方々、中央区、都民の声にも耳を傾けていただきたいと思います。

****時事通信*****

農水相が築地市場視察=移転の可否「なるべく早く結論」
9月24日10時35分配信 時事通信

 赤松広隆農水相が24日早朝、移転問題の渦中にある築地市場(東京都中央区)を視察した。終了後、記者団に対し「(施設が)狭あい化、老朽化していることは事実で、何らかの改善をしていかねばならないことは確か。なるべく早く結論を出したい」と指摘。深刻な汚染が発覚した移転予定地の豊洲(江東区)の土壌改良策や、関係者の意見も踏まえ、早期に移転の可否を判断する意向を示した。
 農水相は午前5時半ごろから約1時間、市場内を視察。冷凍マグロの競りを行う卸売り場や仲卸売り場などの状況を確認した。
 その後、東京都から移転問題の経緯や土壌汚染対策に関する説明を聞き、土壌調査の結果を改めて提出するよう要請した。同相は「安全が確認でき、わたし自身が納得できなければ絶対に(移転許可の)サインはしない」と強調した。 

****転載おわり****

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【築地 UP DATE47】赤松農水大臣 9/24築地市場へ

2009-09-23 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 赤松広隆大臣が、9/24早朝、築地市場を視察される。

 大臣就任の会見では、「築地市場の豊洲移転について、石破前大臣は『安全が確認できない限りサインしない』という考えを伝え、私も同感した。何万倍という汚染があると聞き、土壌改良をしても、都民・国民の理解が得られたと、自分自身納得しない限りサインしない」と明言された。(コメントは、9/18日刊食料新聞参照)

 是非とも、視察では、都の土壌汚染対策の不十分さ、都が本来行うべきである都民や市場関係者への開かれた説明がなされていない点、現在地再整備を含め築地市場が持つ可能性、場外市場をはじめ築地の街の食文化を感じられてほしいと願う。
 幅広く、移転の是非を問うてほしい。賛成、反対の両者の意見を十分に聞いてほしい。


 赤松氏の選挙区には、「名古屋市北部市場」がある。市場への理解は深いものと信じる。

 9/18決定の副大臣は、
山田正彦:衆院長崎3区、当選5回。元「次の内閣」農水相。66歳

郡司彰:参院茨城、当選2回。参院農水委員長。59歳。

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高知市というところ

2009-09-22 23:00:00 | 街づくり
 JR高知駅を降りると、南側にひろいメインストリートがまっすぐ伸びる。
 真ん中を、ちんちん電車が走る。
 通りに沿った街並みは、特に大きく突出したものはない。
 商店街アーケードがあり、高いアーケードが、続いている。大手百貨店も、アーケードの一出展者として、同化しているところがよい。

 駅から少し離れたところには、日航ホテル22階建て及び30階近くの高層マンションそしてまんが館が入ったミュージアムのような建物が建っている一帯があった。
 高層マンションは、中心の市街地へ、ひとを呼び戻そうという努力の結果であったことも推察はしうる。が、ミュージアムの建物は別として、他の二つの容積率の緩和の理由としての公共性は、何だったのか、気になるところである。
 

 その一帯は、半世紀前ごろには、中央卸売市場があったとのこと。しかし、船着場の利便性を求めて、川の河口近くに、移転したという。
 外見、広い市場であるが、こちらも取扱が減っているとのこと。大手スーパーが、市場を通さず、直接産地と取引をし始めていることが、原因とのべる方がいた。

 高知市に降り立ったのは、9/22という祝日であったが、市の中心という割には、さびしい気がした。
 街の人は、日本の地方都市の例外にもれず、どうも高知の景気は落ち目という。高知の主力産業である農業、林業、水産業の停滞が、要因のひとつ。若い人が、出て行くことがもうひとつの要因。

 観光を伸ばそうと、アンパンマン特急を走らせ(岡山から特急で2時間半強、単線)、坂本龍馬を中心に明治維新の歴史を学ぶ記念館、ミュージアムが多く立っている。
 空港名を、高知空港から、高知龍馬空港へと命名を変更もした。これには、賛否両論があったとのこと。

 高知には、美しい桂浜がある。
 農林水産資源があり、多くの歴史の偉人を輩出している。
 川の資源を生かそうとしたり、商店街活性化にイベントを仕掛けたり、NPOや商店街の努力が伺われる。
 
 若者が、農林水産業へと帰ってくる仕組みづくりが必要だろうか。
 六次産業などという発想が必要なのだろうか。

 写真は、太平洋を臨む坂本龍馬。
 坂本龍馬であれば、地方の疲弊に対し、どのような手を打つだろうか。
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