「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

川﨑の事件、不安な気持ちは、担任や養護、学校カウンセラーの先生、そして私達小児科医にご相談下さい。/病児保育鋭意実施中。

科学者へのお願い

2008-05-31 07:20:30 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
さて、いよいよ5/31は、「第7回 豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」が、開催されます。

専門家の委員は、
平田建正(ひらたたてまさ)氏 和歌山大学システム工学部 教授(学部長)
専門:有害物質

森澤眞輔(もりさわしんすけ)氏 京都大学大学院工学研究科 教授
専門:水質

駒井武((こまいたけし)氏  独立行政法人産業技術総合研究所 
地圏資源環境研究部門 副研究部門長
専門:土質

内山巖雄(うちやまいわお)氏 京都大学大学院工学研究科 教授
専門:環境保健

以上、4人。

主な検討事項は、「提言素案について」である。
今回なされた4200箇所の土壌汚染調査に基づいて、提言がつくられる。


豊洲新市場予定地で実施された「土壌・地下水の詳細調査」の概要は、
平成20年2月13日 東京都中央卸売市場 が、明らかにしたところによると、

①土壌・地下水の詳細調査
豊洲新市場予定地の汚染状況を把握するため、全域を10メートルメッシュ(約4,200
箇所)に区分して、東京ガス(株)豊洲工場操業時の地盤面(以下「旧地盤面」という。)下の土壌及び地下水を調査します。

②調査対象物質
東京ガス(株)豊洲工場の操業に伴い、汚染の可能性があるベンゼン・シアン化合物・ヒ素・鉛・水銀・六価クロム・カドミウムの7物質を対象とします。

③ 絞込調査(対策に必要な調査)
土壌・地下水の詳細調査で、土壌が処理基準を超過した箇所及び地下水で環境基準
の10倍を超過した箇所を対象として、旧地盤面から1メートル間隔で不透水層の上端
までの土壌を調査します。また、旧地盤面から上の覆土についても調査します。

となっている。


調査会社は、
      
5街区
平成20年2月15日(金) 調査開始
調査機関:いであ(株)   
分析機関: いであ(株)

6街区
平成20年2月13日(水)調査開始
調査機関:応用地質(株)  
分析機関:エヌエス環境(株)
     帝人エコ・サイエンス(株)

7街区
平成20年2月15日(金) 調査開始
調査機関:日立プラント建設サービス(株)
分析機関:日立プラント建設サービス(株)
     習和産業(株)
     日立協和エンジニアリング(株)

写真に、その調査スケジュールを示している。
現在、対策に必要な調査としての絞込み調査をしている段階である。
その調査は、6月下旬になる。

ここで、単純な疑問がわく。
絞込調査の結果を待たずして、
今回の第7回の専門家会議を開く意義はなんなのか?

絞込調査の結果次第では、
もっと汚染の深刻な状況が判明することで
立てる対策が変わってきたりはしないのだろうか?


****絞込調査について****
絞込調査は、対策に必要な調査のことであり、
土壌・地下水の詳細調査で、土壌が処理基準を超過した箇所及び地下水で環境基準
の10倍を超過した箇所を対象とするとある。

①土壌用出量で評価した場合、処理基準超過ポイントは、
ベンゼン 35箇所  全体4122箇所の0.8%
シアン  90箇所  全体4122箇所の2.2%
ヒ素   307箇所 全体4122箇所の7.4%
鉛    13箇所  全体4122箇所の0.3%
水銀   10箇所  全体4122箇所の0.3% 
六価クロム10箇所  全体4122箇所の0.2%
カドミウム 7箇所  全体4122箇所の0.2%

②土壌含有量で評価した場合、処理基準超過ポイントは、
シアン   1箇所  全体4122箇所の0%
ヒ素    0箇所  全体4122箇所の0%
鉛    42箇所  全体4122箇所の1.0%
水銀    0箇所  全体4122箇所の0% 
六価クロム 0箇所  全体4122箇所の0%
カドミウム 0箇所  全体4122箇所の0%

③地下水質で評価した場合、環境基準超過ポイントは、
ベンゼン 561箇所  全体4122箇所の13.6%
シアン  966箇所  全体4122箇所の23.4%
ヒ素   177箇所  全体4122箇所の4.3%
鉛     37箇所  全体4122箇所の0.9%
水銀     1箇所  全体4122箇所の0% 
六価クロム  0箇所  全体4122箇所の0%
カドミウム  2箇所  全体4122箇所の0%

地点としては、重なっていることを考えると単純には言えないが、
シアンだけ見ても、4122箇所中の23.4%すなわち約1/4の地点で、
絞込み調査をすることになる。

絞込調査:
旧地盤面から1メートル間隔で不透水層の上端までの土壌を調査します。
また、旧地盤面から上の覆土についても調査します。

どうか絞込調査結果をきちんと私達の前に公表し、
それに対して、きちんと対応できる対策を
立てていただきたい。
****絞込調査について終わり****


前回第6回の専門家会議では、リスク評価は、
ベンゼンとベンゾ(a)ピレン、芳香族炭化水素画分については「土壌中からの汚染空気の摂取による影響の評価」ということでなされていた。
その他の有害化学物質であるシアン化合物をはじめ、ヒ素、鉛、水銀、六価クロム、カドミウムの人の健康リスクは評価されていません。


私は、事務局であるところの中央卸売市場の担当の方に、
下記2点を、第6回専門家会議が終ってから要望として出しています。

①ベンゼン以外の有害化学物質、とくにシアン化合物のリスク評価
どれだけ人の健康リスクを与える可能性があるのか?
シアン化合物は、不安定で分解しやすい旨のコメントが、私が前回の会議で質問した時でたが、ならばなぜ、石炭ガス製造が1956年(昭和31年)から1976年(昭和51年)までなされていたその影響が、1976年(昭和51年)から30年以上経った今に至るまで、広範な範囲で検出されてはいけない地下水において検出されるという形で残るのだろうか。

②医学的な分野の専門家による評価
対策を立てることで、人の健康リスクは本当になくなるのか、医学的な分野の専門家による評価を出していただきたい。
前回の専門家会議の質問でも述べたが、シアン化合物は、青酸ソーダ、青酸カリ、青酸ガスでしられているとおり猛毒で、「気体の毒性は、20ppmで症状が生じ、270ppmで即死」というデータがある。また「0.2g程度というごく少量口に入ることで体重60kgの人が即死する」とも言われています。
猛毒の化学物質であるシアン化合物が、検出されてはならないという地下水で、調査地点の約1/4の非常に広範な範囲で検出されてほんとうに大丈夫と言えるのでしょうか?


どうか、今回第7回の専門家会議で回答が入っていることを願っています。


また、
第6回の専門家会議の質疑や、その他の人の意見を聞いたり、文献に当たっていますと、その他にも疑問はあります。

強く疑問に思う点は、
①地下水は、AP2mで本当に管理可能か?
台風などの時は、地下水の急激な上昇があって、ベンゼンやシアン化合物で汚染された地下水が一気に上昇し、地表面を汚染。市場で働く人たちへのベンゼンによる発ガンや、シアン化合物を吸入や経皮的に吸収することでの健康被害が本当に起きないといえるのであろうか?

②地下水の評価が不十分である。
地下水自体はどのように分布し、どのような方向に流れているのであろうか?地下水の上下方向の変動はどの現状でどのくらいあるのか?

③安全な地下水や海水が使える場所を市場として選ぶことの必要性が将来的に考えられる。
鮮魚の市場は、海水で作業場を洗ったりもするらしい。また、水不足などで将来的に地下水を使用して市場に供給しなければならない選択肢もでるかもしれない。その時に、土壌汚染の豊洲では不可能なことであり、この点から、市場にするには不適切と考えられる。

④なぜ、頑なに不透層の土壌汚染の調査を行わないのか?
 大阪市立大学の土壌汚染専門家畑明郎氏や日本環境学会の坂巻幸雄氏が再三、質問で不透水層である有楽町層の地盤も土壌調査すべきであるという指摘に対して、調査を行わなくても大丈夫であると言う専門家からの回答を頂いていない。
 明確な理由なく拒むのであれば、不透層に汚染物質を埋めたとかそんなことはないにしても、不透層に汚染物質が沈殿していて汚染状況がひどいからあえて調査を行わないということを疑いたくなる。

⑤液状化現象の対策が大丈夫であると言う証明がなされていない。
今回は、地震の専門家がいないわけであり、十分な評価がかけている。

⑥土壌改良後の再度土壌調査を
これだけの汚染があったのであるから、土壌改良後の安定した状態で、再度調査をすべきである。そして、土壌が本当に安全に改良したことや、地下水で本当にシアンが検出されなくなったことを確認してから、市場建設に入るべきである。



 どうか、科学者として、これらの疑問に十分な説明をお願いしたい。
 そして、生鮮食料品をあつかう市場としてふさわしくない、人の健康リスクに関して安全性が保障できないという考えをお持ちであるならば、土壌汚染対策をいうよりも、まず第一に他の候補地を探すべきであるという結論を科学者として出していただきたいと思います。


 本日の専門家会議、傍聴席の抽選に当たるように、昨晩、月島観音様にお祈りをしてきました。

医師、
医学博士 小坂和輝
メール:kazuki.kosaka@e-kosaka.jp


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都知事の意見の変化 5/23

2008-05-30 23:22:53 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
都知事の5/16会見の発言のテキストを先日5/28のブログで載せました。
その後、土壌汚染の専門家会議は5/19に行われています。
その専門家会議での分析の結果を受けて、
5/23の会見で、どのように知事の意見に違いがでたのでしょうか。
見てみたいと思います。

なお、このインタビューに関する新聞社各誌の受け止め方は、
以前、5/24のブログで出しましたので、あわせてご覧下さい。

⇒は、小坂の解釈です。

***記者会見より***
(前略)

【記者】市場の豊洲移転の件でお伺いします。この間、19日、専門家会議もあって、対策では、これまで都が考えていたよりもかなり大幅な基本方針が決まりました。先日知事も、これまでよりもかなり膨大な対策費がかかるんじゃないかとおっしゃっていましたけれども、この対策費用に関しては、汚染源者である東京ガスにも協力を求めていく方針があるんでしょうか。

【知事】うーん。これはまあ、あそこの汚染の質がはっきりした段階でね、これから先、東京都と東京ガスの話し合いの問題だと思いますね。向こうにしてみてもね、とにかくびっくりしたような数値が出てきた訳だし、それは彼らの責任だと思うけども、それはこれからの問題でしょう。

⇒知事は、東京ガスに土壌改良費用の負担を求めていく考えをもっている。

【記者】かなりの費用がかかるということで、費用対効果なんかとの見合いもいろいろあると思うんですけれども、現在地での再整備という選択肢というのはあるんでしょうか。

【知事】それはさんざん論じられてきたことなんですよ。もう目一杯の仕事をしてる訳ですからね。一部どこへ移して、その間どういうふうに直していくかということは、専門家で検討してもとても無理だということで、豊洲への移転が決まったことだけれども。まあ、あるいはね、予算のことも含めて、これからそれが1つの検討の主題になるかもしれない。ならないかもしらない。これは、今ここでにわかに申せません。

⇒知事は、現在地での再整備という選択肢を、過去の経過をもとにしてしか語っていない。「(現在地での再整備が)1つの検討の主題になるかもしれない。ならないかもしれない。」と、述べているから、現在地再整備の可能性に含みをもっているととれる。


 それから、やっぱりその汚染除去の工法にしてもね、今までの既存のものだけじゃなし、新しい、つまり技術があるのかもしらないから、そういうものもひとつリサーチしろということで言ってありますしね。それはやっぱりその関係者だけではなくてね、もっと技術界というんでしょうか、工業界というんですかね、そういうところに思い切って相談することで案外の活路があるかもしれない。日本の技術って大変なものですから。これからもまた新しい課題がいくつか出てくるでしょう。

(中略、調布市の都市道路計画の見直しを訴える住民の会による8000名の署名運動の件)

【記者】豊洲の質問なんですけれども、先日の専門家会議の中で、平田(健正)座長、専門家会議の座長の方が、今の土地に対して新しい技術、知事は先日の会見の中でも新しい技術、今のお話でも新しい発想とかいうことをすべきだ、そういう可能性もあるかもしれないとおっしゃったんですけれども、専門家会議のほうとしては、そういう新しい方法論をそこで試すにはあまりにもリスクが高いというのを、先日、私どもの会見の中で出てきているんですね。

【知事】だれが?

【記者】専門家会議の平田座長です。

【知事】ああ。

【記者】そういう発想については?

【知事】その専門家会議の座長ったって、その人の専門性というのは相対的にどんなものかわかりませんからね。もっとほかの、つまり可能性もですね、技術的なことをリサーチするのは私たちの責任だと思いますよ。いたずらに金かけることで済むものじゃないからね。

⇒自分が座長に選んだ方に対して、ちょっと失礼な発言かと思われる。確実な方法をとるべきという科学者としての意見を、自分が気に入らなければ、相手は専門家でないからと決め付け、その意見を退けようとしている。

(中略、羽田空港国際化の件)

【記者】築地の件なんですけれども、新しい技術を取り込んでということをおっしゃっているのは、ある意味、今後当初の予定計画よりも遅れるということを見越してだと思うんですけれども、知事の中で、例えば何年までという、何か具体的な締め切りの時期とかというのはあるんでしょうか。

【知事】いやそれはね、そう簡単に言い切れるものじゃないじゃないでしょう、あなた、物事考えたって。物事は複合的、重層的にできているんだからね。思いがけない突破口が、新しいベンチャーテクノロジー技術で保証されるかもしれない、されないかもしれない。あなただって、私だって知っていることに限りがある訳だから。だから、そういう状況の中で、こういう技術がありますよというある啓示があれば、私たちその可否について検討しますよ。お金できるだけ少なくするため。

 今から年限仕切ってどうこうなるものじゃないよ、それは。何もオリンピックだけタイムリミットじゃない。

⇒知事には、移転とオリンピックは切り離して考える覚悟はあるかもしれない。

【記者】すみません、築地の関連で、仮にの話になってしまうんですが。

【知事】仮にの話だめ。仮にの議論は全く意味ない。

【記者】すみません、聞いていただければと思うんです。2016年までに、築地市場の移転と、築地でのプレスセンターの完成が間に合わなかった場合は、ほかに、豊洲のスペースにつくるとか、そういった案もあるそうなんですが、そういった案も含めて、オリンピックへの影響は、今の状況でどうお考えでしょうか。

【知事】これがもしオリンピックに間に合わないようだったらね、再工事が必要であったら、かなり厄介な問題ですからね、予定してたのに、プレスクラブの、何というんですかな、施設はほかへつくらざるを得ないでしょう、そりゃ。

 選手が一番近いところにいなくちゃいけないけども、かなり離れたところでプレスセンターを設けてもね、それは選手の問題じゃないんだから、報道陣の問題だから。何も報道陣のためにオリンピックやってる訳じゃないんだからね。それは仕方がないかもしらない。しかし、まあ当初の計画どおり進行させたいと思いますけども。

⇒プレスセンターを築地市場の地に作る案は、遠のいたと受け止められる。

(インタビュー終了)

⇒全体的に見て、知事は、新しい技術が生まれることを非常に待ちわびているらしい。
 私は、土壌汚染の専門家ではないので、そのような技術があるかどうか知らない。安易に「そんな技術はない」ともいえない立場ではある。ただ、平田座長は専門家であり、その専門家が、新しい技術より確かな今の技術を用いるべきと述べているところからすると、画期的な新しい技術は“ない”ととれるのではないだろうか。
 知事は、ドラえもんが現われて、なんとかしてくれるとでも、考えているのだろうか?
 いずれにしろ、5/31の第7回専門家会議で出される提案を待ちたい。
 “真の”科学者としての提案をどうか、よろしくお願いいたします。
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中央区議会 新たな委員会構成が決定!

2008-05-30 17:37:38 | 政策・マニフェスト
中央区議会、第一回臨時会が、
5/27から本日まで会期4日間で開催され、
5/30本日閉会致しました。

4つある常任委員会、
議会運営委員会、
そして4つある特別委員会が
新たに構成されました。

私は、今回、
常任委員会は、環境建設委員会、
特別委員会は、防災等安全対策特別委員会に所属。
そして議会運営委員会のあわせて
3つの委員会に所属いたしました。

以前までは、“特別委員会”の
築地市場街づくり対策特別委員会で
築地市場の移転問題に取り組んでまいりましたが、
これからは、
“常任委員会”であるところの環境建設委員会で、
築地市場の移転問題に取り組んで行きたいと考えています。

防災等安全対策特別委員会は、
これも非常に重要な問題を扱う委員会です。
この委員会では、“副委員長”という大役で所属いたします。
首都直下型大地震への備えはもちろん、
新型インフルエンザ対策、
子どもの事故防止対策、
そして、食の安全など
範囲は広範囲です。
安全安心な中央区を創っていけるよう精一杯頑張る所存です。

以前までは、福祉保健委員会の委員でしたが、
これははずれることになり、
福祉保健分野の発言の機会が減ります。
よって、福祉保健分野の諸課題につきましては、
個別に担当部署と協議しながら充実を
図って行きたいと考えます。
福祉保健の重要課題が生じた場合は、
決算特別委員会や予算特別委員会、
そして本会議での一般質問の機会をとらえ、
充実を図っていきます。


私達の会派友愛中央の高橋伸治議員は、
この度、中央区議会副議長という
非常に重要な役職につくことにもなりました。
また、高橋議員は、
区民文教委員会と地域活性化対策特別委員会に
所属します。

青木幸子議員が友愛中央幹事長となります。
青木幹事長が、
企画総務委員会に所属。そして、
築地市場等街づくり対策特別委員会に所属し、
築地市場の移転問題に取り組みます。


友愛中央会派で力を合わせ、
区民福祉の充実に努めて行きたいと思っています。

会派の活動は、会派のホームページをご覧下さい。
ホームページアドレス:http://yuaichuo.jp/index.html

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築地市場移転問題 カンヌ映画祭へ

2008-05-30 11:28:41 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
昨日5/30の日刊ゲンダイが、
公表していましたので、こちらもお知らせします。

先日、築地市場の仲卸野末誠氏が取材を受けるのに
同行させていただいたとブログで書きましたが、
築地市場に入っていたカメラは、
米国テキサス州のテレビ番組クルー「ARTS+LABOR」。

築地市場移転などを題材に2時間程度のドキュメンタリー映画を作り、
カンヌ映画祭に出品されます。

食の安全、食の安心、築地の食文化、築地のブランド、
これらを犠牲にして、
有害化学物質による土壌汚染が深刻な豊洲の地に、
なぜ、移転を強行しなければならないのでしょうか?
土壌改良のために1000億円以上の多額の税金をはたいてまで。

世界の人々には、この問題は、我々以上に奇異に映ることでしょう。

築地市場現在地での再整備は、必ず可能であるし、
そのことにより、東京はますます発展できます。
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子ども達の予防接種の公費負担拡大に向けて

2008-05-29 22:37:20 | 小児医療
 日本のワクチン行政は遅れています。
 ここ中央区でも、少しでも充実できるようにがんばって行きたいと考えています。例えば、以前から、福祉保健委員会でも質問していますが、インフルエンザ桿菌ワクチン(Hibワクチン)への公費負担の導入などです。
 この度、葛飾区で勉強会が開催されます。
 区議会議員、市議会議員も是非参加くださいと、主催者側からお誘いが入っておりますので、その会の案内を転載します。
 この勉強会の仕掛け人のひとり、松永貞一先生は、私が尊敬申し上げる小児科医師の一人です。“たたかう小児科医”と、松永先生に知れたら怒られるかもしれませんが、私はそう表現させていただきたいと思います。子ども達の健康のために、全精力、人生をかけてたたかっていらっしゃいます。その姿に、私は是非、見慣わさせていただきたいと常々思っています。

***以下、案内***

第32回 感染・免疫懇話集談会 講演会 

今回の感染免疫懇話会は、ガラッと趣向を変えて「お金」の話です。今や、健康
保険制度が経済的に破綻しかかっているとか、後期高齢者保険制度は廃止すべき
だとかいうニュースが毎日、新聞やテレビで報道されています。しかし、要は、
医療に使うお金不足!?議論は財源確保のためにお金をいかにもっと徴収するか
に向いているようです。どうして、行政は、「予防に力を注ぐ」ことによってお
金の支出を抑えようとしないのでしょうか?その好例がワクチンです。現在、葛
飾区では水痘やムンプス(おたふく風邪)が流行っていますが、この予防注射に
積極的でない親御さんも見受けられます。国が法律で定めていないので必要が無
いと考えたり、値段が高いので考えていたりというのがその理由でしょうか?そ
の一方で、隣区の足立区では、平成19年度から水痘ワクチン接種に対して
5000円の補助を出しています。予防注射は、果たして経済効果をもたらすの
か?今回は、このことについて水痘を中心として考えてみたいと思います。勿
論、ムンプスやHibワクチンにも言及される予定です。医療関係者に限らずど
なたでも参加できます。参加費は無料です。多くの方の参加をお待ちしておりま
す。今回も、講師を交えての食事会(会費制)をがあります。

感染・免疫懇話会世話人 松永貞一 遠藤啓一郎 富田利夫 松岡洋一郎 浅野正直
上野信弥


予防接種のもたらす費用対便益分析
-水痘予防接種に対する公費補助制度の政策評価に焦点を当てて-

国立感染症研究所・感染症情報センター 主任研究官
大日康史

日時 平成20年6月23日 (月) 午後8時
会場 葛飾区医師会館 3階 講堂
東京都葛飾区立石5-15-12 
電話 3691-8536
        
【目的】 香川県三豊市・観音寺市では、2007年4月1日より香川県三豊市・観音
寺市で水痘予防接種に対する公費補助制度が導入された。その精度の効果を実証
し、定着させるために、三豊観音寺医師会、ならびに三豊市・観音寺市と協力の
下、公費補助制度導入前後の水痘罹患状況及び水痘ワクチン接種状況の比較、ワ
クチン接種による水痘罹患時の軽症化の程度と家族看護負担の比較を行う。【方
法】三豊市・観音寺市で水痘予防接種に対する公費補助制度では、市内に住民票
があり、1歳から5歳(平成14年4月1日生まれまで)で水痘未罹患の者を補助対象
者としている。自治体、医師会の協力を得て健診時調査、医師票、家族票、及び
公費補助の請求書から調査を行う。解析は2007年5月1日から2008年1月31日まで
の9ヶ月間とする。【結果】健康診断時調査では、3歳半健診時点でのワクチン有
効率は74%であったものの就学前では63%まで低下する。12月に大きな流行が
あった。家族票は医師票の6割程度であった。罹患期間は、予防接種の有無にか
かわらず最頻値は5日であった。公費補助によって、一歳児の接種率が観音寺市
では2.5倍、三豊市では5倍以上に上がった。しかしながらそれでもなお5歳まで
の平均接種率は観音寺市では22.8%、三豊市では14.0%にとどまっており全国平均
の30%に遠く及ばない。【考察】接種率は大幅に改善したが、なお全国平均を下
回っている。また、ワクチンの有効性は添付文書よりもかなり悪いことが確かめ
られた。公費補助によって両市平均で総費用では771.7万円、医療費のみでは
63.6万円節約された。
この講演は、以下の各氏との共同研究による。:菅原民枝(国立感染症研究所感
染症情報センター)、三野正博(三野小児科医院;三豊・観音寺市医師会理
事)、島内康宏 (三豊総合病院)、尾崎貴視(おおぎこどもクリニック)、谷
口泰紀 (谷口小児科医院)、香川嘉宏 (三豊・観音寺市医師会代表)

  感染・免疫懇話集談会/葛飾区医師会 

***以上、案内終わり***
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一医師として、

2008-05-29 17:47:03 | 医療
私は、中央区医師会に属しています。
中央区医師会には、若手医師を中心に中央区の医療保健福祉を充実させていこうと言う思いを持った多くの医師が集っています。

昨日も、医師会の会合があり、若手の医師と、中央区でお産ができない状況を何とかしたいという話題が出たところでした。


さて、今年度、中央区医師会の役員人事が変わり、それに伴い、委員会構成も新しくなりました。
本年度の中央区医師会の委員会は、9つあります。
健康保険委員会 、社会福祉事業委員会 、産業医活動委員会 、地域救急等委員会 、介護保険関連委員会 、 公衆衛生委員会 、小児保健委員会 、自己研鑽委員会 、広報広聴委員会です。

今回、私は、社会福祉事業委員会、地域救急等委員会の二つの委員会に委員として属しました。

医師会の医師の先生方と議論する中で、医師の視点から、中央区の社会福祉事業の充実や、救急医療、新型インフルエンザ対策、災害対策などの充実を図って行きたいと思っています。
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毎日新聞社説  築地市場移転 豊洲では食の安全守れない

2008-05-29 10:03:59 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
大切な記事でしたので、転載いたします。

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080523k0000m070141000c.html

****以下、毎日新聞 社説より転載****

中央区築地にある東京都中央卸売市場の移転先となっている江東区豊洲地区の土壌、地下水の詳細調査結果が明らかになった。

 土壌では発がん性のあるベンゼンが環境基準の4万3000倍に達した地点や、毒性の強いシアン化合物では検出限界の860倍という地点がみつかった。

 地下水の汚染はより広範で、環境基準を上回った区域の計画地域に対する割合は、ベンゼンで14%、シアン化合物で23%に達した。

 この調査結果をふまえて、豊洲地区の土壌汚染対策検討のために設けられた専門家会議は、19日の会合で計画地域全体で2メートルの深さまで土の入れ替えをすることや、地下水管理対策の徹底などを提案した。専門家会議は7月末に最終提言を行い、都はそれを受けた土壌汚染対策を行うことにしている。当初、670億円と見込まれていた土壌汚染対策費は1000億円を超すことになりそうだ。

 では、こうした対策で本当に食の安全は確保できるのだろうか。昨年時点の調査でベンゼンが環境基準の1000倍の高汚染地点が見つかったことで、豊洲地区が鮮魚や野菜などの市場立地上、問題が多いことが明らかになっていた。これに加えて、今回の詳細調査結果である。

 地下水対策や、深部土壌の対策、さらには、大地震時の液状化への抜本的対策まで完全に行うとなれば1000億円で済むとは思われない。

 東京ガスの工場跡地である豊洲の計画地区は築地市場の移転先として不適切といわざるを得ない。ところが、都は現在も「豊洲移転ありき」の姿勢を変えていない。専門家会議もこの路線上で設けられた。

 事業計画段階での環境影響評価がしっかりと実施されていれば、豊洲の土壌や地下水の高度汚染は早い段階でチェックされた可能性が高い。また、都は複数の地点から豊洲を選定したというが、東京ガスが汚染の事実を明らかにしていたことを踏まえれば、なぜ、ほかの汚染のない地点を選ばなかったのか、疑問が残る。

 都が移転を決めたのは01年だが、その後、消費者の食の安全に対する関心は大幅に高まっている。築地市場を経由した魚介類や加工品を口にするのは都民だけではない。全国に流通している。食の安全を最優先することが行政の責任だ。

 都は築地市場の跡地を16年に立候補している東京オリンピックのメディアセンターに利用する方針だが、土壌汚染対策の拡大で当初計画の12年開場が大幅に遅れることが確実で、それも危うい。それならば、豊洲移転をいったん、白紙にして、築地での再開発や移転の場合でも豊洲以外の候補地を選定する方が生産的である。

 決断は早いほうがいい。遅れれば遅れるほど、状況は悪化する。

毎日新聞 2008年5月23日 0時01分
****転載 以上****
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月島の火事 5/28その後

2008-05-29 09:00:00 | 防災・減災
昨日、地元月島で発生した火災。ブログでもご報告致しました。

その後が、レポートされていました。

読売新聞5/29朝刊 東京版から転載。

***引用***
アパート火災で一人死亡

28日午前11時20分ごろ、中央区月島3丁目の3階建てアパートの2階から出火、201号室の約30平方メートルが焼けた。室内にいた男性が病院に運ばれたが、死亡が確認された。この部屋に一人で住んでいた男性(58)の行方が分からなくなっており、月島署が身元確認を急いでいる。同署によると、アパートの住人の女性(72)と男性(75)が軽いけが。
***引用終わり***

 住宅密集地である路地裏の火災であり、それが一室で終ったことは、消防署職員、消防団員をはじめ、消火に当たった皆様の迅速かつ適確な対応の賜物だと思います。
 しかし、残念ながら、一人の尊い人命が失われた火事になったようです。
 亡くなられました方の、ご冥福を深くお祈り申し上げます。
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豊洲土壌汚染 5/16の都知事のコメント

2008-05-28 18:09:55 | メディア・リテラシー
久々に更新された中央区ホームページの築地市場関連のページ。
気になった点があるので、過去の記事だけど今とりあげます。

*****中央区ホームページより引用****
『築地市場再整備問題の経緯と区の取り組み』
5月 
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と述べた。(16日)
*****引用終わり******

あたかも知事が、「計画どおり移転できるよう最大限努力する」と実際述べたかのような書き方です。

私は、原著に当たってみました。

以下、その時の都知事の発言箇所を引用しますが、
「計画どおり移転できるよう最大限努力する」とは、
どこにも発言がありませんでした。

ちなみに、作り方を変えれば、
5月 
都知事が定例記者会見で、豊洲新市場予定地の詳細調査で高濃度のベンゼンが検出されたことについて、「まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれない」と述べた。(16日)

と掲載したりもできるわけです。
全然、感じが変わってきます。

情報はつくれちゃうのです!!
ですから、
慎重に引用すべきであるということを言いたいです。

私自身も心がけなくてはならないことだと思っています。


『東京都ホームページより知事の発言』で、
豊洲土壌汚染に関わる部分を抜粋。
****東京都ホームページより引用*****
(前略)
2.豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果について
【知事】もう1つは、豊洲新市場予定地における土壌・地下水調査の結果ですが、これはとってもショッキングなデータが報告されまして、今年の2月から豊洲新市場予定地で実施してきました4122カ所、これはちなみに10メートル平方のメッシュでやっている訳ですけども、その詳細調査において、既に一部報道されましたように、敷地の一部、これはあくまでも1カ所ですね、1ポイントでありますけれども、環境基準の4万3000倍という高濃度のベンゼンが土壌から検出されました。しかし、敷地全体が、こういう高濃度の物質で汚染されている訳ではありません。

 この調査結果についてはですね、5月19日に開催する専門家会議で一括して公表いたします。専門家会議では、この調査結果をもとに、生鮮食品を扱う市場用地としての対策を検討してもらい、7月に提言を取りまとめる予定であります。

 また、対策についてはですね、全く新しい発想や技術の可能性も広く考えていく必要があると思います。いわゆる土木工学の中でですね、既存の、何と言うんでしょうね、方法論だけではなくて、新しい技術の開発も兼ね合わせたですね、もっと費用のかからない、しかし、効果の高い、そういう技術があるかもしれないということで、そういうものも模索していきたいと思っています。

 都は、食の安全を最優先にですね、都民や市場の関係者の皆さんに安心してもらえるよう、今後万全な対策を講じていくつもりでございます。

 私から申し上げることは以上です。質問があったら、どうぞ。

(中略)
【記者】豊洲の件で。先ほどベンゼンが高濃度に出たということですけども、同じ土壌からはほかの化学物質もかなり高い濃度で、昨年の調査よりも、ほかのシアンとか出てるようですけども、その点はどうなんでしょうか、実際のところ。

【知事】だから、それも含めてね、とにかくどういう技術的な対策をするかということをね、これからやっぱり考えなくちゃいけないと思うし、今まで考えていた、何というのかな、覆土、客土(良質の土を運び込むこと)、そんなことで事は済まないかもしれないけども、そういった問題を含めてですね、やっぱり専門家の方々に相談して、かつその限られたメンバーを超えて、土木工学的にもっと新しい方法があるんじゃないかということもね、学会を通じて私はリサーチし、相談してですね、そういう可能性があり得るんじゃないかと思ってます。その努力をします。

【記者】さっき、行政は知っていながら糊塗してはいけないというふうにいみじくもおっしゃいましたけれども、この件に関しては情報を全部出されるということですよね。

【知事】ですから、今日も発表しましたし、19日に専門家の口から詳細な報告をさせていただきます。

【記者】食の安心・安全が注目されているんですけれども、どれだけ対策を打っても、なかなかそこから毒物が出たというと、都民からは不安の声が出ることが予想されるんですけど、その辺は対策というか、理解…。

【知事】これはもうやっぱり心情論になってくるとね、説明とか、要するに解説だけで片がつかない問題はいっぱいある訳ですよ。これはね、やっぱりどこら辺の何を踏み切るかという問題でしょうけどね、風評被害が一番困りますな。だから皆さんにもね、冷静に事を報道していただきたい、冷静に。銀行の問題なんかもね、本当に冷静に正確な報道をしたのはあなたの新聞だけだったよ。

【記者】追加策を実施すると、開場の時期というんですか、移転の時期がずれ込む可能性があると思うんですけども。

【知事】これはなかなか厄介ですね。専門家の意見を聞いて、ある結論を出していくことでね、移転の問題、それからその移転した後の、オリンピックが仮に決まったとしてですね、あそこにメディアセンターをつくる云々の問題も基本的に考え直さなきゃいけない、そういう事態になるかもしれません、それは。

【記者】豊洲移転計画そのものを見直すお考えは、現時点であるんでしょうか。

【知事】私はね、前から言ってたんですけどね、そんなこと言わんでくれと言われてるんだけど、2つの環状線ができたらね、パリなんかはね、海に面していない首都ですから、大きな市場がありました。今は何かそれはほかへ移って、郊外へ移って美術館になってるけども。陸路の運送がスムーズになったら、クール宅急便なんかもある訳だし、内陸のほうにできないかということを言ったんですけども、これはやっぱり関係者がですね、移転賛成派も反対派も含めて、やっぱり海からじかに水揚げをしなくちゃいかん、これが絶対条件だということで、私も素人ですから、ああなるほど、そうですかということで引き下がりましたがね。

 まあ場合によったら、時間との戦いの中でいろんなことを考え直さなきゃいけないかもしれません。ただ、私たちはやっぱりいまだ新しい技術を使って、豊洲への移転が時間内に可能だと思ってますし、期待しておりますから、そのための努力を当面いたします。

*****引用終わり*****
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5/28昼火事 月島三丁目

2008-05-28 14:19:04 | 防災・減災
5/28 午前11時半ごろ、けたたましいサイレンの響き。
私の地元、月島三丁目で火災発生。
ちょうど診療が終るころであった。
昼の予定を急きょキャンセルし、
消防服に着替え、
消防団員として現場に駆けつけた。

現場到着時、午後12時過ぎ、火は既に治まっていた。
3人の負傷者が出て、救急車で搬送されたが、
死者は幸いにもいなかったもよう。

路地の中の3階建てアパート各階2部屋で計6世帯の住居。
2階から出火。

鎮火した現場に入った。

火元の部屋は、燃え残った炭になった柱が数本立っていた。
あとは、真っ黒の灰、原型を留めない。
唯一、アイロンの金属板が、光る物体であった。
10数人の消防隊が現場での再度火が出ないかの
見張りをしているところであった。
コンクリートはしっかりしているから、底はぬけないはず。
壁は天井も含めなくなり、
鉄筋がむき出しに。
たれてくる水は、温かいから奇妙。
まだ建物や壁に熱をもっているため、
温められた水がぽたぽた落ちてくる。
すすの匂いが充満していた。

そのアパートの一部屋は全焼だが、
あとの部屋には火はあまり広がっていないようであるし、
少なくとも、隣りの家々には広がらなくて本当によかった。
路地だから、写真でも分かるように家が近接している。
広がりでもしたら、一大事であった。

写真隅の緑のヘルメットをかぶっているのは、消防団員。
写真ではわずかにうつっているが、銀色の服装。
消防署員は、茶色とオレンジラインの服装。

ホース巻きを手伝い、引き上げた。
今、二時過ぎであるが、
クリニック前の清澄通りの車は、
渋滞の列を引き続き作っている。
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5/27築地市場の取材 築地を世界へ

2008-05-27 17:34:33 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
5/27 築地市場の仲卸の野末氏が、欧米のテレビ局に取材を
受けるのに同行させていただいた。
なんでも、2時間のドキュメンタリーを作り、
映画祭に出すらしい。
これを期に、世界に築地を知ってもらいたい。
同時に土壌汚染の地に移転させるなどという
非常識な日本人の麻痺した感覚も世界に発信されることになり、
それはそれで恥ずかしいことではあるが、
こうでもしないと、
強行に計画を推し進める東京都に
気づいてもらえないかもしれないから。
記者も取材を進めて、
状況が分かっていた。
そのような状況を、欧米のことわざで、
「大きな犬が餌にありつける」と言うらしい。

野末氏は、駐車場7階の屋上で、
フェンス塀に登り、築地市場の全景を指しながら、
築地市場の現状、豊洲移転の問題、
築地市場現在地で再整備の理想的な形を
記者に熱心に話されていた。
写真はその一こま。

万が一豊洲に移転した場合、
仲卸の企業数に関する矛盾点をついた
記者の鋭い質問に関しても、
下に見えている卸、仲卸、青果の配置を指差しながら、
適切に答えられていた。

取材を終えて、二人で食事をした。
野末氏は、築地市場で54年のキャリア。
5本の指にはいる古くからのキャリアであろう。

野末氏は、移転に関わる築地市場の問題で、
いつもインタビューに適切に回答を返していらっしゃる。
それは、キャリアと共に、常に勉強されての結果である。
市場を昼に終えて、それから市場内にある図書館に行き、
ご自身でさらに情報を得る努力を常にされている。


今回、記者に「仲卸の仕事を一言でいうと?」という質問を受けたと言う。
食事の最中、私に語ってくださったが、
54年のキャリアに裏付けられた回答であった。
青二才の私のうすっぺらな文字では語れない回答であった。

本物の職人が、築地の財産である。
この方々が、日本の食文化を支えてくださっている。
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5/26の出会い 築地を守る思いを持った人と

2008-05-27 07:55:57 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
朝築地市場から始まった日は、ツイている。
5/26もツイていた。

とても大きな出会いがあった。
その方は、かつて、大手メーカーの海外進出に関わる
プロジェクトマネージャーであった。

ある国に海外進出し、工場建設を計画していた。
ところが、どうみても、土地価格が安く、
工場裏の敷地には、以前稼動していた工場の廃液が捨てられたと
思われる井戸の跡があった。

その日本企業の工場を誘致しようと地元は、
市長をはじめ各種団体手を組み、
海外進出工場の現地社長を取り込む。
本来日本企業側につくべき弁護士も取り込む。

その方は、どうもおかしいと言うことで、調査を断行。
結果は、然り。
発がん物質である有害化学物質が土壌から高濃度に検出されたのである。
その場所への工場建設は、ぎりぎりのところで中止され、
無事、場所を移して、工場建設を果たしたと言うことである。
そのまま進んでいれば、従業員の健康被害や、
土壌改良費負担で、
その企業は、大きな損害を被ることになったであろう。

中止までの過程において、
会社のためにとる行動であるのに、
その方は妨害に会い、
会議から外され、
多くの苦労をなされたということであった。

お話をお伺いしていて、構図が、
築地市場の豊洲移転と非常に良く似ている点が多々あることに驚いた。

その方も、今回の築地市場の土壌汚染が
深刻な豊洲の地へ移転させることは、
あってはならないこととし、
今後も助言を下さるという頼もしいお言葉をいただいた。

その方がおっしゃるには、
「お互い同じDNAを持っている」と、
意気投合した出会いであった。

築地市場を守ろうと言う思いが、
どんどん繋がっている。

築地市場、守らねばならないし、
思いが繋がることで、守れるような気がする。
道は、はるか遠いけど。。。
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5/26朝は、築地市場から

2008-05-26 09:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
5/26朝の築地市場。外国人観光客がいつもより多く感じた。
紀州のマグロを目にしたので、写真に掲載。


市場内での話題のひとつは、土壌汚染対策法改正案の参議院本会議可決。
衆議院でも可決することが、願いである。

本日発売の「サンデー毎日」6.8号にも、築地市場関連の話題が掲載されていた。
(基本的に月曜日発売、一部地域(月島・築地の本屋を含め)は火曜日発売)
記事は、池上正樹氏によるもので、
『「築地」移転先はやはり超汚染 石原五輪を揺らす失政の「毒」』

記事によると、
引用)
 環境省によれば、ベンゼンが基準の4万倍を超えた土壌は「把握している限りでは例がない」のが実情。土壌汚染対策法施行(2003年)後では最高の「130倍」が検出された大阪府の土地でさえ、「現在、更地になっている」という。
 そんな未曾有の汚染だったことに、「豊洲の魚なんて、誰が食べるのか!軽率だ」と、(専門家会議の)傍聴席にいた築地の卸業者らは声を荒らげた。
 都はこれまで「670億円かけて対策を講じる」としていたが、すでに土壌改良だけでも「1300億円は必要」との推計も出ている。「そこまで税金を使う必要がどこにあるのか?」(消費者団体)との批判は高まりそうだ。
(引用終わり

専門家会議の調査結果が明らかにした土壌汚染の深刻さは、波紋をよんでいる。


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5/23参議院で可決された大切な法案

2008-05-25 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
5/23(金)は、とても、とても大切な法案が、参議院で可決されました。

土壌汚染対策法改正案 可決!!

5/24(土)の朝刊では、とりあげていた新聞は、私がみたところ、読売新聞は可決の事実のみ小さく取り上げてくれていた。。
各誌、大々的に取り上げるべき話題ではなかっただろうか?
それは、さておき、本題。

****参議院ホームページより****
本会議の審議経過情報
平成20年 5月23日

〇議事経過 今二十三日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午前十時一分

(中略)

日程第 二 愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律案(内閣
       提出)
日程第 三 土壌汚染対策法の一部を改正する法律案(第百六十八回
       国会岡崎トミ子君外七名発議)
  右の両案は、環境委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、押しボタン式投票をもって採決の結果、日程第二は賛成
  二三〇、反対〇にて全会一致をもって可決、日程第三は賛成一三
  二、反対九八にて可決された。

(後略)

土壌汚染対策法の一部を改正する法律案:議案要旨
(環境委員会)
土壌汚染対策法の一部を改正する法律案(岡崎トミ子君外七名発議)(第百六十八回国会参第一一号)(本院継続審査)要旨
 本法律案は、現行の土壌汚染対策法がその施行前に廃止された有害物質使用特定施設に係る土地について適用外としている一方で、こうした土地が公園等の公共施設や学校、卸売市場等の公益的施設の用地となることにより、不特定多数の者の健康被害が生じるおそれがあることから、こうした土地についても現行法の適用とするため、必要な措置を講じようとするものであり、その主な内容は次のとおりである。
一、現行法の施行前に廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であった土地であって土壌汚染状況調査が行われていないものを新たに公園や学校、卸売市場等の特定公共施設等の用に供しようとする場合を、土壌汚染状況調査の対象とすることとする。
二、土壌汚染状況調査が行われていない土地を新たに特定公共施設等の用に供しようとする者は、都道府県知事に土地の所在地等を届け出なければならないこととし、届出を受けた都道府県知事は、その土地が一の土地であるかどうかを調査し、その結果を届出をした者に速やかに通知しなければならないこととする。
三、政府は、一及び二によるもののほか、一の土地の土壌の特定有害物質による汚染の状況の把握に関する方策等について、速やかに検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずることとする。
四、罰則その他所要の規定を設けることとする。
五、この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとする。

*****以上引用終わり*****


 豊洲の土壌汚染の土地は、土壌汚染対策法で定められた調査がされることなく築地市場移転候補地となった経緯がある。
 なぜ、調査されなかったか。法律案要旨で述べているように、「現行の土壌汚染対策法がその施行前に廃止された有害物質使用特定施設に係る土地について適用外としている」という法律の抜け道があったため。
 すなわち、現行の土壌汚染対策法が施行されたのは、2003年(平成15年)5月。2002年前に廃止された東京ガス豊洲工場跡地である豊洲も適用されないことになっていた。東京ガスは、石炭ガスを1956年(昭和31年)から1976年(昭和51年)に製造したと報告している。(第5回豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議より)
 土壌汚染対策法に準拠した土壌汚染調査が早くからなされていれば、ベンゼンやシアンなどによる深刻な土壌汚染を今頃気づいてあわてることにはならなかったであろう。
 
 ただ、今からでも遅くない。
 日本の土壌汚染対策は非常に遅れている。
 衆議院でも良識ある判断で、土壌汚染対策法改正案を可決に導いていただきたいものである。

 マスコミの皆さんには、大いに注目していただきたい話題である。
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石原知事の23日発言より

2008-05-24 13:05:28 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
5月24日の各紙で、23日の石原知事の発言が報道されている。
録画映像は、
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/kako20.htmより、
ご覧になって下さい。
5月23日では、00:14:00、00:18:00、00:19:00、00:20:00あたりで、
4回ほど、記者の質問に答えている。
知事は、なんとかはやく質問を終らせて、逃げ出したいような、そんな素振りでした。

発言のポイントは、
①築地現在地の再整備について

②五輪メディアセンター計画の見直し

③東京ガスの費用負担
などがあった。


①築地現在地の再整備について⇒検討の主題になるかも
石原慎太郎知事は、23日定例会見で「予算のことも含めて、これから現在地(築地)での再整備も検討の主題になるかもしれないし、ならないかもしれない」と移転計画の根本的な変更の可能性について、含みをもたせる見解を示した。
(産経新聞2008年5月24日東京面)

②五輪メディアセンター計画の見直し⇒離れたところへ
知事は築地市場跡地でのメディアセンター建設が間に合わない場合、「かなりやっかいな問題」との考えを示したうえで、「離れたところにプレスセンターを設けても、何も報道陣がオリンピックをやっているわけじゃないんだから、これはしかたないかもしれない」と述べた。
(朝日新聞2008年5月24日東京面)

③東京ガスの費用負担⇒東京ガスが費用負担を
対策費の試算はほぼ倍の約1300億円に膨らんでいる。石原知事は、「びっくりするような(有害物質の)数値がでたわけですが、それは彼らの責任だと思う」と述べ、今後、費用負担について協議を進めるとした。
(読売新聞2008年5月24日都民版)


 石原都知事の考えも、土壌汚染の深刻さゆえに変わってきているように私は感じている。 
 築地市場の築地現在地での再整備が、築地の地の売却益の方よりも、東京都のメリットになるものとして提案できれば、石原都知事も現在地再整備を考えるようになることだろう。
 今こそ、がんばりどころである。
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