恒例の健康標語の募集、今回もたくさんのご応募、本当にありがとうございました。
甲乙つけがたい作品がそろい、選ぶのに今回も大変苦労をいたしました。
最優秀賞:「元気いっぱい お腹いっぱい 夢いっぱい」
準最優秀賞:「たまにはね ゆっくり休んで 心もね」
以下、優秀賞もお伝えします。
選ばれた皆様、クリニックでわずかではございますが、プレゼントがございます。
よい時に、クリニックにお立ち寄りください。
恒例の健康標語の募集、今回もたくさんのご応募、本当にありがとうございました。
甲乙つけがたい作品がそろい、選ぶのに今回も大変苦労をいたしました。
最優秀賞:「元気いっぱい お腹いっぱい 夢いっぱい」
準最優秀賞:「たまにはね ゆっくり休んで 心もね」
以下、優秀賞もお伝えします。
選ばれた皆様、クリニックでわずかではございますが、プレゼントがございます。
よい時に、クリニックにお立ち寄りください。
●法改正の該当箇所
https://www.mhlw.go.jp/content/000991032.pdf
●子どもの意見聴取等の仕組みの整備
https://www.mhlw.go.jp/content/000994205.pdf
●スケジュール
https://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/
該当条文を見てみます。
1,新設 第6条の3 17項
●
●
以上
心っていったい、何?
子どもから聞かれたら、どう答えるか。
ひとつの答え方だと思いシェアします。
*****朝日新聞2023.4.28******
子どもアドボカシーセンター北九州主催の子どもアドボカシー実践講座を受講し、感じたことを、中央区における子どもアドボカシーの今後の展開についてを視野に入れながら、書きます。
今回の講座は、日本子ども虐待防止学会第28回学術集会ふくおか大会のシンポジウムで、偶然知ることができ、このような貴重な勉強の機会を得られたことに感謝申し上げます。
第1、私自身の今後の取組の方向性
アドボカシーという言葉を10年以上前に知り、町医者開業医の小児科医として自分なりに子どもの声の代弁者の一人たらんと、努力をしてきたつもりであった。
本講座により、自身がやってきたアドボカシーは、「専門アドボカシー」であり、「個別アドボカシー」としては、子どもの気持ち・考えを理解しながらも、小児科医師としての専門的な知識を入れて子どもの最善の利益に向けた解釈及び対応をしてきた。また、個々のケースを参考に、「システムアドボカシー」として、子育て支援施策、教育施策への制度や行政の対応のありかたの改善に向けた取組をしてきたことを再認識した。
大きな発見であったのは、「市民アドボカシー」の重要性である。
あくまでも、子どものマイクとなる活動であり、マイクが勝手にしゃべりだすことはない。私の「専門アドボカシー」は、マイクが勝手にしゃべるしくみも入っており、子どもの最善の利益のためにしゃべりだすことは必要であるものの異質の存在であった。
本講座を受けて、今後の活動の方向性として、多くの課題があるが、その課題解決に向け取り組み方も具体的に見えてきたような気がする。
まずは、①日々の診療において、子どもの気持ち・意見をさらに丁寧に聞いて行こうと思う。今までは、主として親御さんの問診で、病態把握をし、治療の方向性を決してきたが、小さな点においても子どもの気持ち・意見も聞く機会をきちんと確保しながら、意見表明の場を作っていきたいと考える(当然、いままでも問診で子ども自身の聞く機会はあったのであるが、意見表明の場と言う意識を持ちながら子ども達への問診していきたい)。この意見表明の場が、ご家庭や学校、地域での意見表明をしてもいいのだという気持ちへとつながっていけばよいと考える次第である。
次に、私も診察室を出れば、一市民であり、②「市民アドボカシー」としての知識・技術の習得をしながら、一時保護所や児童養護施設など社会的養護の場、障害者グループホームや入所施設などにおいて、子ども達のアドボケイトになっていければと考える。
そのアドボケイトになるための大事な点については、第9講で当事者であった講師川瀬信一氏(子どもの声からはじめよう)からご講義を拝聴し、大変参考になりました。たいへん感謝申し上げる次第であり、自身が学んだ大切な点は第3で述べます。
また、③「市民アドボカシー」の認知の拡大や、④「市民アドボカシー」の大事な活躍の場としてのFGC(ファミリーグループカンファレンス)が普通に日本の社会で装備されるようにしていかねばならないと考える(第2詳述)。FGCの広がりに向け、知恵を絞りたい。
三つ目に、「システムアドボカシー」の実践である。
⑤子ども達の声を集約し、まちづくり、環境、防災などに具体的に活かせるようにしていきたい。そのための子どもの意見の表明できる場、例えば、「子ども議会」やを実際に、設けていきたい。
また、⑥子ども達への、包括的な健康教育(包括的性教育、感染症予防、生活習慣病予防、ストレス対処、ソーシャルインクルージョンなど含めた健康教育)の一環として、自分たちの意見を述べていいんんだということを、その都度伝えて行きたいと考える。⑦小児科医らも、日本外来小児科学会などアドボカシーに関心の高い医師が集う学術集会もあり、小児科医の間でもアドボケイトの広がりについて議論していきたい。
以上、①ないし⑦について、今後、取り組んで参りたいと考えるところです。
第2,FGCの日本での広がりについて
子どもぬきで、こどものことをきめない。子どもが意思決定の場に参画をすることをどのように実現をしていくか。そのための仕組みとして、FGCがある。
日本にも、要保護児童対策協議会があり、その下部の仕組みとして、各ケース会議がある。守秘義務を守られる機関が、例えば、かかりつけの医師、学校の担任・養護・管理職、子ども家庭支援センター、児童相談所らが集まる。
その会議では、どのような方向性を築いていくかを共通認識を持ち、役割分担を行う。
しかし、具体的な環境整備は、その子どもに関わる人なしにはできないのであって、各ケース会議だけでは足りず、各ケース会議での方向性の実現のためには、FGCが欠かせいないこととなる。高知からの参加者が、「保護者や子どもが参加しての会議は高知でもあるが、FCGのように真に子どもを中心として、子どもが言いたいことを言えて、子どもの人権を考えたものになっているかというとどうかは課題である。参加者がみんな子どもを中心とした気持ち、共通認識なのかということにも差がある」という趣旨のコメントをされていた。実施にとりくんでいる地域があることに勇気づけられるとともに、FGCの広がりに期待したいところである。
FGCの制度化、特に、関係するひとを集めるコーディネーターの存在が、アドボケイトとともに重要であると認識をした。
民生児童委員や、社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターらが、FGC開催に向けたコーディネーターとして機能すれば、中央区でもFGCの実施は可能であると考える。
*FGC(Family Group Conference)の概要は、ネットで見れます。
➨ https://www.youtube.com/watch?v=P8Zc8QiJV7Y
第3,アドボケイトが子どもの声を聞く際の注意点について
自分の価値観が、子どもの声を聞くとしても、その結論を誘導してしまうことがある。自身の価値観が、子どもの声を素直にきくことの邪魔をしてしまう。よって、子どもの声を聞く前の準備として、まずは、過去の経験を見直し、自分の価値観を見直すことが大切である。
子どもの意見を聞くことの重要性は、自分の意見が聞かれないまま進んでいくと、自分の意に反して施設や里親家庭での生活を強いられたということとなり、もし、何か、施設や里親家庭で問題が生じても、自分が選んだことではないのだからとそのあとの本人の受け入れは苦労が伴う、一方、本人が選んでいるなら、自分が選んだことだからと、その後の対応も納得しながら進むことがより容易く進むであろう。また、相談したけれど何も変わらなかったということが積み重なると、「助けて」が言えないくなり、自分の人生なのに自分で決められないという無力化を生じることへとつながってしまうリスクが高い。
子どもは、どうして、意見を述べられないのか。知る権利の保障、情報提供が子どもになされていない。言ったことの守秘がなされるかの不安、言っても何も変わらなかった過去の経験、遠慮などから子どもが意見を言わなくなる。
どのような状況で、子どもの意見が述べられるか。
子どもアドボカシーの「6原則」を大切にしなければならない。エンパワメント(子どものアドボカシーの原則1)、すなわち、抑圧を取り除いていくことで、子どもは意見を述べることができる。また、子ども主導(原則2)で意見を述べるのであって、その子ども自身の意見の表明を待つ。聞く人は、独立性をもち(原則3)、守秘を守り(原則4)、機会の平等をもち(原則5)、聞かれる側の障がい、年齢に応じて配慮をし、そして、子ども自身に参加(原則6)してもらうことを促していく。FGC開催は、個別アドボケイトでは欠かせないであろう。
最後に、アドボケイトの姿勢として、聞いて子どもの言いたいことを理解したというところで終わらず、どこかで、聞いても分かれないことがあるかもしれないということを残しておくことが、傾聴のポイントである。
以上、たいへん有意義な講座でした。
今後とも、できれば、貴団体とも連携を取りながら、また、関東近辺の同趣旨の団体ともつながりを見つけ、勉強を続けていければ幸いです。
ありがとうございました。
成人の日に際し、成人になられた方へのお役立ち情報を先日書かせていただきました。
成人になられた方にとって最も大事な法律として、「労働法」があるとその時書きました。
しかし、その大前提として、「働くとは、何か?」について、書いていませんでした。
ちょうど、労働について、わかりやすい解説文『いのちの政治学』(著者 中島岳志、若松英輔)にであったため、引用します。
労働は、義務であり、権利と言われています(日本国憲法第27条)。どちらかというと、自分の自己実現のための権利の意味合いのほうが強いのではと私は感じています。
自分の好きなことが労働になれば、すごくラッキーですよね。
なかなかそういう出会いは難しいかもしれません。
でも、どのようなことがらにも、やりがいは見いだせます。
引用文のなかでは、労働とは、「ケアリングcaring」だと出てきます。医療に限らず、あらゆる労働において。私は、はっと気づかされました。
参考;日本国憲法
●勤労の義務
●納税の義務
第三十条 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。
********国民の義務 NHKより********
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005311246_00000
*********『いのちの政治学』212~219頁******************
成人になられた皆様、おめでとうございます。成人のかたにとってのお役立ち情報を!
成人になったことで、権利を獲得したけど、その裏返しに義務が生じると論理付けられるかもしれません。
権利は権利だし、義務は義務ではないでしょうか。
親や保護者が守ってきたところから、これから、自立の旅に出発です。
えっ、ひとりで大丈夫?となりますが、誰もが強い味方をもっています。友人もそう。
そして、法は、ひとを守るために存在します。
存分に使ってください。
まずは、労働法。
そして、国際人権基準。
失敗したら?いつからでも、何歳になっても、学び直しができます。
ネットもあるし、いつでも、どこからでも学べる時代へ。
●皆さまを守る最も大事な法律は、労働法かもしれません。
こちらから入手を!➨ https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/shiryo/pocket/index.html
さらに気づきを広げるために。『武器としての国際人権』
「知は力なり」国際人権基準も武器になります。
➨ https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/humanrights_fujitanakano/22095
どう無関心に向き合うか
➨ https://digital.asahi.com/articles/DA3S15519894.html
●いつからでも、学び直しができます。
放送大学も選択肢のひとつ ➨ https://lib.ouj.ac.jp/e-resource.html
『子育て支援と心理臨床』vol.22 26頁より
以上
恒例の小坂クリニックの健康標語。
今回もたくさんの作品をご応募いただきまして、本当にありがとうございました。
毎年、いずれも最優秀に選ばせていただきたいすばらしい作品ばかりであり、選定にとても苦労しています。
独断と偏見とスタッフの助言で、趙難産のすえ、なんとか今年も、最優秀賞を選ばせていただきました。
最優秀賞「よく寝るといろんないいこと起きるかも」(TH様 11才)に決定をいたしました。
子ども達の睡眠を大切にしたいという思いと通じ、最優秀の選定に至りました。
ご応募下さいました皆様、本当にありがとうございます。
来年もまた、ご応募お待ちいたしております。
後日ご連絡をとらせていただきますが、最優秀賞、準最優秀賞、そして優秀賞の皆様全員に、ささやかながら景品を贈呈させていただきます。
*********結果発表*************
最優秀賞:よく寝るといろんないいこと起きるかも TH様 11才
準最優秀賞:よく遊び よく食べて寝て 元気いっぱい HN様 13才
優秀賞:以下の10作品
子どもは、先生が答えに窮する質問をときどきします。
本日、会心の質問。
先生!みんなちがって みんないいって言いますが どこまで一緒で どこから ちがっていいのですか 佐々木貴子
いつも楽しく読ませていただいている「折々のことば」より。
「どこからでもちがっていいけど、ちがうと思ったら、はっきり言うんだよ。」とでも答えようか…
流されずに、ちがうことは、ちがうと言える子に育ってほしい。
どうか、全体主義には、抗えますように。
新年、あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年は、東京五輪をきっかけに、近所のかたと近くの公園で朝のラジオ体操を始めました。「早起きは三文の徳」と信じ、この冬も続けています。「整理整頓」と文字の下手さを直すべく「書写」との二つの苦手の克服に目下挑戦中。昨年偶然手にした『苦海浄土』に強く感銘を受け、水俣病についての捉えなおしを真剣にせねばならないとも思っています。
コロナ対応で二年続けて、元日より診療を開始しました。今年こそは、コロナの克服を願っています。コロナが気づかせてくれたことや前進させてくれたことを、コロナの終息後も元に戻すことなく、続けられるようにしたいです。まさに、超過密のまちづくりもこの機に方向転換しましょう。リアルとオンラインの両方を活かした交流や学びも引き続きやって参りましょう。
本年も倍旧のご愛顧のほどお願い申し上げます。
令和四年 元旦
小児科医師
小坂 和輝
誰一人取り残さない、真にそれができる中央区を目指したいものです。
令和3年12月23日、ひきこもり当事者団体が全国初の「ひきこもり人権宣言」を発表されたとのことです。
共有させていただきます。
******************
https://note.com/bouhikimon/n/nbd360e7316d8
宣言文
ひきこもることは、命と尊厳を守る権利の行使である。ひきこもる権利は、すべての人が 行使できる基本的人権であり、これを不当に侵害することは許されない。
思うに、ひきこもることは、悪ではない。ひきこもり状態に至らせた背景こそが悪である。 ひきこもり状態は、家族、教育、労働環境、対人関係といった複合的要因によって生ずる現象であり、その意味で社会的排除、社会的孤立という側面を持つ。ひきこもる個人のみを治 療や矯正の対象とするべきではなく、まず家庭や社会の改善を考えるべきであり、ひきこもる個人は、その改善を要求する権利を有する。
したがって、差別と抑圧の歴史をひきこもり当事者の力で終わらせるために、ここに、ひきこもりの権利を定め、ひきこもりの人権を宣言する。
この人権を宣言するにあたっては、引き出し屋の被害に触れなければならない。引き出し屋とは、事前に情報提供や信頼関係の構築をすることなく、説得や拘束を使って当事者を寮 や病院に移送し、本人が望んでいなかった生活環境の変更を強いる自立支援業者のことである。引き出し屋は TV 番組に出演することで広く社会に認知されたが、この引き出し屋によって当事者が自立を強要された結果、餓死や自死を招いた事例が報道されている。
そもそも人権は、人々が命を懸けて戦い勝ち取ってきた歴史的所産である。しかしながら、ひきこもり当事者は、自立支援業者や業者と契約する家族によって、自由、生命、幸福追求の権利が一方的に奪われている。
そこで、ひきこもり人権宣言は、自立支援業者によって命を奪われた被害者、PTSD を患って苦しみ続ける当事者の無念を想起し、画一的に就労をひきこもりのゴールとする自立 支援やパターナリスティックな政策ではなく、紆余曲折しながらも自分らしい生き方に向かって歩むリカバリーを求める。
自立とは、依存先を増やすことである。
希望とは、絶望を分かち合うことである。
ひきこもることは、生き抜く権利の行使である。
第 1 条 ひきこもる権利(自由権)
人は、ひきこもる権利を有し、これを行使できる。ひきこもる行為は、命と尊厳を守るために必要な自衛行為であり、十分に尊重されなければならない。
第 2 条 平等権
ひきこもり状態にある人は、人として平等に扱われる。人種、性別、信条、障害、年齢、経験によって、ひきこもる人は、差別されない。ひきこもり状態にある人とひきこもりを経 験した人は、ともに等しくリカバリーに必要な利益を享受する。
第 3 条 幸福追求権
ひきこもり状態にある人は、幸福を追求する権利を有する。ひきこもり当事者は、自分らしく生きるために、自己決定権を行使でき、他者から目標を強制されない。
第 4 条 ひきこもる人の生存権
命と尊厳を守るために、ひきこもり生活の質が保障されなければならない。ひきこもり当 事者・家族は、生活の質を確保するために、必要な手段を求めることができる。
第 5 条 支援・治療を選ぶ権利
ひきこもり当事者は、支援・治療を選ぶことができる。支援者は、適切な支援・治療のために、必要な情報を事前に提供し、当事者自身が選択できるようにしなければならない。ひきこもり当事者は、当然に支援・治療の対象者になるのではない。
第 6 条 暴力を拒否する権利
ひきこもり当事者は、不当な支援・治療・説得を拒むことができる。当事者の本心に反する働きかけは暴力的であり、ひきこもり当事者は、これを拒否できる。引き出し屋の説得による連れ去りは、決して許されない人権侵害である。
第7条 頼る権利
ひきこもり状態にある人は、人や社会に頼る権利を有する。自己責任論によって孤立し、ひきこもり状態を自分の力で抜け出せなくなった人は、人や社会に頼ることを否定されない。
※条文は、基本的人権の中で、特にひきこもりにおいて侵害されがちな権利を明記した。ひきこもる人の権利は、上記に限定されるものではない。
参考
熊谷普一郎『自立は、依存先を増やすこと 希望は、絶望を分かち合うこと』(TOKYO 人権 第56号(平成24年11月27日発行)
「今の子ども達は、忙しすぎないか。」
昨夜、問いが投げかけられました。
子どもたちは、自然と触れ合い、絵本や物語を読み感じて、「to be」の中で(大人の私たちのなんと「to have」の多いことか)、心がはぐくまれ、体が育っていきます。そして、大切な友達ができます。
親は、どんなことがその子の可能性を伸ばすことになるか、最初子どもが気づけないから、その機会をどんどん与えていきます。
ある一線のようなものがあるなら、その一線を越えないようにするには、どのようにすればよいのか。
詩集『求めない』で気づきが得られます。
今日、友人のラジオDJ橋本和宏氏の朗読が心に響きました。ありがとう。
******アマゾンより**************
https://www.amazon.co.jp/dp/4094062211/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_8JJ6WKHTPAW4M2C835BP
全て「求めない」で始まるベストセラー詩集
「求めない――すると 心が広くなる」「求めない――すると恐怖感が消えてゆく」「求めない――するとひととの調和が起こる」「求めない――すると待つことを知るようになる」……。
「求めない――すると……」という言葉が繰り返される本、『求めない』。けれど、信州伊那谷の自然の中で暮らす著者・加島祥造氏は、何度となく「人間は求める存在だ」とも言います。求めることを否定せず、なぜ私たちは、もう足りているのに求めてしまうのだろうかとやさしく問いかけるのです。そして、求めることをほんのちょっとやめてみたら、生きることが楽になり、日々が楽しくなり、思いがけない可能性が開けるかもしれないよと笑顔で誘います。現代人の心に響き渡る45万部の大ベストセラー詩集。
「求めない――すると 何かがかわる」
息苦しい社会で生きる私たちは、いまこそ「求めない」を読むことで、心の平安を取り戻すことができるはずです。
3.11から10年 絵画、彫刻、写真、映像、そして音楽…表現は未来へ何を語り紡ぐのか?
『もやい展』の出演者、歌手 白崎映美氏
「人が人の悲しみをつくるのは一番悲しい。自然災害ならばいつか立ち上がっていくしかないと思うけど、人が人の悲しみをつくってはいけない。重く辛い現実で、誰もが一人で背負うことはできないけど、もやもやとしながらでも、考え続けなければと、どんよりしながらも思ったことでした。」
***************
3.11から10年 絵画、彫刻、写真、映像、そして音楽…表現は未来へ何を語り紡ぐのか?
その問いを考え、『もやい展』(4/1-4/8江戸川区・タワーホール船堀)に参加される芸術家を、まずは、追って行きたい。
東日本大震災に対し、今できることの一つとして。
参加者のひとり、彫刻家 安藤榮作氏の記事。
「津波や原発事故が物質を破壊しても、人の真心だけは消えない」
************毎日新聞**************************
https://mainichi.jp/articles/20210311/k00/00m/040/073000c
翻弄された者の視点で福島語り継ぐ 奈良へ移住した彫刻家の決意
毎日新聞 2021/3/11 11:45(最終更新 3/11 15:26) 1564文字
東日本大震災で福島県いわき市の自宅が流失し、東京電力福島第1原発事故で家族と共に奈良県に移住した彫刻家、安藤栄作さん(59)が4月1~8日、震災と原発事故後の生き方を問う作家らが東京で開く展覧会に参加する。自分は福島から逃げたのではないか。体験を言葉や作品で語りながらも、迷う年月を過ごした。11日で震災から10年。記憶が薄れる人も多い中で、「忘れて無きものにされないよう、語り部として存在していかなければならない」と覚悟を決めた。【久木田照子】
東京の下町出身。東京芸術大を卒業後、「自然が豊かな土地で制作したい」と、1990年に妻で彫刻家の長谷川浩子さん(59)と1歳の長男といわき市の山間部に移り住んだ。長女も生まれ、子供が通学しやすい同市沿岸・久之浜に転居した。
作品が評価されなければならない、と感じていた。収入がなければ作家活動を続けられず、子供の学費も捻出できない。過去の延長線でない作品を生みたい、変わりたい。過去の作品を浜で焼いてしまおう、とも考えた。
そんな時、震災が起きた。東京の大学に通う長男を除く親子3人で市内の商業施設で被災し、車で夜を明かした。カーナビのテレビや知人らが久之浜の状況を伝える。後の情報によると、地区では40人以上が亡くなった。
翌日、自宅から約30キロの原発の事故を受け、浩子さんの実家がある新潟に車で避難した。4月初旬に初めて戻った時、夫妻が子供のために彫った人形と車のおもちゃが、がれきの中で無傷で残っていた。地区の小さな社も近くにたたずんでいた。「津波や原発事故が物質を破壊しても、人の真心だけは消えない」と思えた。
被災直後、50歳になった。人生の節目に最悪な状況に陥ったが、「『真に強いもの』に出合えた。これからはそれを大切に生きよう」と決めた。制作環境と長女の転校が両立する移住先を探すのは苦労したが、5月末に3人の希望が一致した奈良県明日香村へ。2012年からは天理市に住む。
斧(おの)で木を彫っていく制作活動。奈良に移住後は、作品の評価を意識せずに自由に取り組めるようになり、平櫛田中賞などの賞を続けて受けた。
今年4月に東京で開かれるのは、原発事故や震災に向き合う絵画や写真、音楽などの作家が集まる「もやい展」。福島の撮影を続ける写真家、中筋純さん(54)が「被災地に対する無関心が広がり、人々が分断されていく」との危機感から呼びかけ、17年に東京、19年に金沢で開かれた。安藤さんは三重県名張市の個展会場で中筋さんに誘われ、金沢から参加した。
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安藤榮作氏SNS https://www.facebook.com/profile.php?id=100003315392866
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<『もやい展』出展者 関連記事>
1,写真家 中筋純氏: 2021年、3.11から10年
『もやい展』出展者、
画家 金原寿浩氏
「いつもは途中経過をアップしますがこの作品は『もやい』本番まで秘密にしま~す。乞うご期待!」とのこと。
「形」に惑わされる世の中だけど、
「形」とともに、「実質」も見抜いていくことの大切さ。
*****朝日新聞2012.2.23******