「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

文科省:学校施設整備指針の改訂2022.6.24

2022-06-24 18:40:19 | 教育

 教育環境こそ、最も充実をさせるべきものであり、文科省の今回の改訂についても、フォローいたします。

➨ https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/toushin/1414524_00002.htm

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地元近隣中学校の体育祭、「競技中はマスクなし、応援中はマスク」生徒代表及び先生から開会式中及び後に生徒へ注意点が伝えられる。

2022-06-11 09:43:02 | 教育

 地元近隣中学校の体育祭。

 開会式において、生徒代表から、「競技中はマスクなし、応援中はマスク」が注意点の一つとして伝えられました。

 開会式後、先生からも、「競技中はマスクをはずす」ことが改めて注意点として伝えられました。

 今日は、曇りで暑くもなく、また、さわやかな風もあります。
 どうか、思い出に残る、体育祭となりますように。

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校長先生・園長先生はじめ諸先生方へ

2022-06-06 16:21:34 | 教育

 小児科医の先生方が、厚労省の会合において、『小児における新型コロナウイルス感染症の課題について』と題する意見書を提出されました。

 せっかくの機会ですので、意見の内容の周知も含め、同意見書を、中央区の教育現場の先生方と共有したいと思っています。


***************************

令和4年6月


校長先生・園長先生はじめ諸先生方へ

 

教育現場における新型コロナウイルス感染症の課題について

 

 日頃より、子ども達の学びの環境整備に向け、ご尽力賜っておりますことに、心より感謝申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症のほうも、第6波では、小児への感染が目立ち、学校運営も大変であったこととご推察申し上げます。
 さて、先日開催されました厚生労働省の会合「第86回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」におきまして、小児科医を中心に構成委員15名から、「小児における新型コロナウイルス感染症の課題について」と題する意見書が提出されました。

 今、子ども達になすべきことは何かについて、詳述されています。

 下記に、同意見書に記載された教育現場で大事なポイントを抜粋し挙げさせていただきます。全文も別紙https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000945988.pdfにてご紹介させていただきます。

 

          記

 

同意見書における教育関連の重要箇所を抜粋致します。

 

1,マスクについて

(1)十分な身体的距離が確保できる場合、マスク着用が不要

・屋内で黙って行うことが想定される教育活動(読書、会話をせず個人で調べたり考えたりする活動等)を行う場合

・休憩時間などにおいて、屋外で過ごす場合


(2)体育の授業、原則不要

・ 地域の感染状況等を踏まえつつ、児童生徒間の距離をなるべく確保する


・ 屋内の場合には、呼気が激しくなるような運動は避ける、こまめに換気する

(3)登下校、マスク着用が不要

・登下校時に会話を控えるよう注意した上で移動する場合

 

2,行事等

 運動会や卒業式のような学校行事、修学旅行、課外活動などは、感染対策を工夫した上で、できるだけ実施する方向で考える。

3,子どもの心の問題

 様々な不定愁訴で苦しんでいる子どもの数が明らかに増えている。苦しんでいる子どもをサポートする体制をつくることが大切。

以上

 

 特に、マスクの対応は、非常に難しいし、悩ましいです。呼吸器感染症である以上、感染が終息するまでは、マスクが最も有効な予防策に変わりはありません。しかし、体育などの最中に、本当は、はずしたいのだけれど、周りを気にしてはずせないという子どもが多くおられる状況下、より積極的に、先生方の方から率先してはずしていただくなどお願いできればありがたく存じます。また、学校行事での具体的な感染対策の工夫について、ご相談などございましたら、ぜひ、私を含め近隣の小児科医にお声がけ下さい。小児科医達は常に教育と医療との連携が大切と学術集会などの場で論じ合っています。

 診療の現場で子ども達や親御さんから日々いただいているお声や、区民のかたからいただくお声を踏まえつつ、同意見書が提出されたことを契機に、本書面をお届けさせていただきました。既になされていることは十分承知のうえではございますが、さらなるご検討をいただけましたら幸いです。

 これから益々、熱中症のリスクが上昇し、かつ、学校行事も本格化して参ります。まずは、先生方が、心身ともにご健康で、子ども達に向き合えますことをご祈念申し上げます。

 

中央区議会議員
小坂和輝(小児科医)

 

東京都中央区月島3-30-3-2F
電話03-5547-1191 FAX03-5547-1166
メールkosakakazuki@gmail.com

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学校現場、「働き方改革」から、「働きがい改革」へ

2022-05-03 05:29:27 | 教育

 教育現場の最重要課題。

 コラムには、「国・自治体、そして社会全体からの強力な公助」をとあります。

 日本教育新聞2022.5.2/9号より。

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2022年4月から高校でも新しい学習指導要領スタート、「情報Ⅰ」が必履修科目に。文科省が、高等学校情報科に関する 特設ページ設置。

2022-05-03 05:10:47 | 教育

 2022年4月から、高等学校においても新しい学習指導要領がスタート。

 「情報Ⅰ」が必履修科目に。

 文科省が、高等学校情報科に関する 特設ページ設置とのこと。

 ここでの情報で、小中学校でも生かせるものがあればと、随時チェックしたいと思います。

 例えば、

********文科省、同特設ページ抜粋*******
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_01832.html

2. 高等学校情報科「情報Ⅰ」学習動画

(1)情報社会の問題解決

(2)コミュニケーションと情報デザイン

(3)コンピュータとプログラミング

(4)情報通信ネットワークとデータの活用

お問合せ先


**********文科省****************
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416746.htm



*子どもの学び応援サイト: https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm

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学び方のこつ、英語も含め。楽しむこと。「まずは英語に強くなるより弱くなる」

2022-04-20 08:36:27 | 教育

 本日4/20、朝日新聞さん「折々のことば」が、学び方のこつを教えて下さっています。



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『私が「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由~Addictionの対義語はConnection〜』松本俊彦医師〈2020年12月26日収録〉

2022-04-10 09:26:52 | 教育

 薬物依存への対応のありかたについて、非常に参考になります。

 「ダメ。ゼッタイ。」ではダメということが、わかります。

 では、どうするの?

 Connection。つながり。なおろうとするひとを、排除しない。
 

 教育でも、怖い絵でスティグマを作らないこと。偏見のもととなる。



 
https://www.youtube.com/watch?v=P_vAievXyc4
(こちらを是非、前編です。こちらだけでも、とってもよいご講演です。)

https://www.youtube.com/watch?v=C13X908HxRk
(後編は、ご講演後の意見交換です。講義の内容を深めるために役立ちます。)

********YouTube******

2020年12月26日 SHIGETAの学校特別企画講演の動画です。
講師:松本俊彦医師(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長)・繁田雅弘医師(東京慈恵会医科大学教授)

偏見が、どれほどその病とともに生きる人を孤独にするかー 依存症がある人たちと長年にわたって関わってきた松本俊彦医師は、社会が投げかける視線の問題点や弊害について、発信をつづけてきました。
薬物依存についての「ダメ、ゼッタイ」 キャンペーン。
人間失格、「なったらおわり」 というメッセージを伝えるこのキャンペーンは、スティグマを強め、 社会的包摂につながらないばかりか、 自分自身の受容につながらず、その後の回復(人生) に深刻な影響を与えているというのです。
さて、一方で、認知症に関することではどうでしょうか。やはり、「なったらおわり」「絶対にならないように」という視点でばかり、とらえてはいないでしょうか。
新型コロナの感染者に対する差別・スティグマについても、同様のことが言えはしないでしょうか。 偏見が生む孤独、その壁を私たちはどう乗り越えていくことができるのか。
松本医師と繁田雅弘が語りあっていきます。

収録日:2020年12月26日 編集:平田知弘

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ご入学・ご進学、おめでとうございます!さあ、楽しい学校生活が、始まります。

2022-04-07 09:27:43 | 教育

 穏やかな春の日、中央区の小学校では、4月6日に、中学校では、4月7日にそれぞれ入学式が執り行われました。
 月島では、散った桜が、道にさくらの花びらのじゅうたんをひき、何割かの満開の桜も、この日を祝福せんがために咲き誇っていました。

 子ども達にとって、大事なこと、

 「よく寝て、よく食べて、よく遊ぶ。」

 これができる環境を、小児科医師として、今後も、整備していきたいです。
 先生方が、教えることに力が注げる環境整備も考えていきたいです。

 あわせて、子ども達の意見、考え方を、しっかりと大人が受け止め(子どもの権利条約第12条)、あるべき教育の方向性を見出せればと考えます。

 なかには、学校へ行くのが楽しくない子どももおられるかもしれません。
 気落ちしなくて、大丈夫。集団で学ぶのが苦手なだけ。
 学び方は、百通りあります。

 小児科医は、子どもの声の代弁者のひとりです。相談ごと、なんでも、持ってきてください。

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『政治学者、PTA会長になる』岡田憲治著、身近な、わかりやすい政治の教科書、登場!それも実践編といった感じです。読み出したら止まらない。

2022-03-26 11:23:10 | 教育

 身近な、わかりやすい政治の教科書です。それも実践編といった感じです。

 途中ですが、いろいろ頷きながら読んでいます。

 PTAという任意団体の具体的なお話から始まっています。

 その特殊性、すなわち、

 ・任意の活動団体のお話であって、企業のお話ではない。

 ・子どもの命を守るという共通の使命を有している。

 ・任意の団体だけれど、会費を徴収している以上、お金の管理は、失敗が許されない。

 ・学校にはあるけれど、学校とは、異なり、先生の指導は受けない。

 ・役員らは、優先すべき家族の暮らしを持ち、生活の延長線上で活動をするボランティア

 などの事情のある場であることを認識しながら読み進める必要があります。

 とっても、おもしろいです!!!読み出したら、止まりません。




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勉強の本質、キャリア形成の本質とは?内田樹さんの場合。

2022-03-25 10:45:10 | 教育

 内田樹さんが、勉強の本質を語られています。キャリア形成の本質も述べられています。

 自分の専門ではないところへの興味をもっていくことが、人生に役立つという考え方には、同感です。

 その興味の抱き方は、内田さんは、「純粋な好奇心というよりはむしろ「これを知らないと世界の成り立ちや人間の本質がわからない」という切迫感に追い立てられて勉強してきたように思います。」という風に、切迫感からきていると述べられています。

 私は、単に知ることが、楽しいからということで、切迫感まではもっていないなと気づかされました。

******朝日新聞2022.3.25******

https://digital.asahi.com/articles/ASQ3S6G3XQ39UZVL005.html

――文章を書く際、「想定読者」と位置づける存在がいるそうですね。

 想定読者というのは「この人がOKと言ってくれるか」と思い浮かべる相手のことですが、私の場合2人いて、1人は小学生の頃からの友人である文筆家の平川克美君(71)。もう1人が2歳上の兄・徹です。兄は6年前に亡くなりましたが、とても仲良い兄弟でしたね。今でも、兄が読んで納得してくれるものを書くということを心がけています。

――お兄さんとはどんな関係だったのですか。

 小さい頃はやたら構ってくるので、「うっとうしい兄だな」と思っていましたけれど、僕が中学生になるくらいからだんだん仲良くなりだしました。特に、兄がギターを始めて、ロックに熱中してからですね。兄がシングル盤を買ってきて、僕を部屋に招き入れて、「とにかくこれを聞け」とうるさく勧めるのです。キャロル・キングも、エルビスも、ビートルズも、ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビスも。

 さらに親密になったのは20代の終わりころです。兄は大学の水にあまり合わなかったようで半年ほどで行かなくなりました。そのあと父が経営していた建設機械の会社で数年間働き、30歳ごろに一人で起業しました。

 横浜に小さなオフィスを構え、大学院生だった僕は電話番を頼まれました。博士課程に進学したころで時間の自由がきいたので、週3回ほど通いました。電話番といっても、起業したばかりで電話はほとんどかかってきません。これ幸いと、無人の静かなオフィスでひたすら本を読み、翻訳をし、論文を書いていました。昼になると兄が外回りから戻ってきて一緒に昼食に出かけ、話が盛り上がると、そのまま夕方まで話し込んでいたこともあります。

 兄は、僕の話を実に愉快がって聞いてくれる人でした。僕はその頃すごくマイナーなフランスの政治思想や哲学を研究していたんだけど、自分に全く関係のない話でも熱心に聞いてくれました。「なかなかおまえの言うことはうがっているな」と。だからついこっちも図に乗ってどんどん話してしまう。何を言っても受けてくれるという「甘い客」だったんですね。だから後に本を書くようになったときにも、自然と兄を想定読者にするようになりました。

「おまえは『弟子上手』だよな」

――お兄さんから言われた、印象的な言葉があるそうですね。

 「おまえは『弟子上手』だよな」と言われました。十数年前のことだと思います。20年ほど前から兄や平川君ら仲良い友人たちと、年に2回くらい箱根温泉の宿で集まって、温泉に入って、おいしいものを食べて、飲んで、マージャンをしてという催しを始めました。そのおしゃべりの間に何かのはずみで兄が口にした言葉でした。「おれとおまえで一番違うところは、おまえには先生がいたけれど、おれにはいなかったということだ」と。

――その言葉が心にとまった理由は?

 「なるほどな」と思いました。それまでそんなこと一度も意識したことがなかったのですが、言われてみるとその通りで、腑(ふ)に落ちた言葉でした。

 私はちょうどその頃に「先生はえらい」(ちくまプリマー新書、2005年)という本を書いているのですが、兄の言葉の影響もあったかもしれません。その本に書いたのは、「師」というのは弟子の側が自分で作り出すある種の教育的な幻想だということです。「この先生は自分が一生かけて努力しても足元にも及ばないほどの叡智(えいち)と技芸を会得している人だ」と信じて学ぶ人間と、「この先生ははたして全幅の信頼を寄せるに足るだけの器量の人物なのだろうか」と疑いのまなざしを向けながら学ぶ人間とでは、同じ時間だけ努力した場合に身につくものが決定的に違ってくる。「偉大な師に仕える弟子」という位置取りは、自分の成長のためにきわめて有効だと僕は自然に理解をしていたのですけれど、兄に言わせると、「そんなことを思うやつはめったにいない」ということでした。

 世の中は僕が知らないこと、僕がそれを知らないということさえ知らないことに満たされているわけです。ですから、ある意味で、「人生至るところに師あり」ということになる。

――相手を選ばず教えてもらう姿勢が重要だということですか?

 「相手を選ばず」じゃありませんよ、もちろん。「この人は師とするに値する人だ」と直感を抱いた場合だけです。ただ、「師とするに値する」かどうかを判定する基準を僕の側であらかじめ用意しているわけではないということです。

学び続ける姿勢をやめない理由、そして天職との出会い方。さらに話は深まります。

 師に就くというのは、ある意味ではそれまでの自分とは別の人間になると決意することです。師弟関係は絶えざる「自己解体」や「自己刷新」をもたらすものです。よく勘違いされますけれど、僕は「自分らしさ」とか「オレなりのこだわり」とか全然ない人間なんです。

――むしろ「内田樹」というあり方を確立されている人、という印象がありました。

 全然違いますよ。「自分らしい生き方」なんて僕は興味ないんです。

 私はとにかく勉強すること、人にものを教えてもらうことが好きなんです。専門家に話を聞くときには、口をぽかんと開けて、ひたすら聞いています。「人の話を自分の知識の枠組みに落とし込んで」とか「ああ、それなら知っている」とか思うことはできるだけ自制する。話の中の自分がこれまで知らなかったことに注目して、「それについて、もっと教えて下さい」とお願いする。

 だから、誰からでも話を聞きます。たまたましばらく一緒に時間を過ごすことになった人からでも、できるだけ「僕の知らない話」を聞き出します。以前、僕のゼミの卒業生の結婚式に呼ばれたときに、隣に座ったのが新婦の勤め先の上司の方でした。貴金属業界の方でしたけど、「最近、貴金属業界の景気はどうですか」と水を向けたら、30分くらい実に詳しく業界動向を教えてくれました。途中で先方がふと我に返って「あの、こんな話、おもしろいですか」って聞いたのですけれど、「すごくおもしろいです」とお答えしました。本当におもしろかったんです。

――そうした蓄積が論考の土台になっているのですね。

 別に話のネタを仕込むつもりで聞いているわけじゃなくて、本当に興味があるんです。その分野の専門家に対して、私が知っていることはすごく限られている。ただ、人の話を聞いていると「自分が何を知らないのか」についてはだんだんわかってくる。

 だから、僕がいまいろいろなかたちで発信しているのも「知を授ける」という趣旨のものではありません。僕自分がこれまでさまざまな先生について知識や技術を授かってきたわけですから、今度はご恩返しにそれをできるだけ多くの人にお伝えする。先人から受け取ったものを後からくる世代に「パスする」という感じですね。

――分野を問わず学び続ける姿勢はどこから生まれるのですか?

 純粋な好奇心というよりはむしろ「これを知らないと世界の成り立ちや人間の本質がわからない」という切迫感に追い立てられて勉強してきたように思います。

 大学院では反ユダヤ主義のことを集中的に勉強していたのですが、それは紀元前から続く反ユダヤ主義というものをどうして西欧文明は清算できなかったのか、その理由を知りたかったからです。この世にはさまざまなレイシズムがありますけれど、最も歴史が古く、規模が大きく、残忍なのは反ユダヤ主義です。なぜ人間はある種の集団に対してこれほど憎しみを抱くのか。それを理解しなければ、怖くて生きられないという切迫感が動機だったと思います。

――なぜ、自身を「壊す」という勉強を重視するのですか。

 勉強をするのは自我を強化するためではありません。逆なんです。自己解体、自己刷新のために勉強するのです。自分が知っていることを人に誇示するのって、まったく意味がないと思うんです。だって自分がもう知っていることなんだから。そんなことをしても自分の成長には1ミリも資することがない。そんな暇があったら自分が知らないことについてもっと勉強して、自分を壊していきたい。

 「自分の立場を強めたい」という気持ちがあると、相手の懐に飛び込むことができなくなります。自分のディフェンスを固めるようなことには時間を使いたくない。それが兄からすれば「よくそれだけ無防備になれるな」ということだったのでしょうが。絶えず変化し、より複雑なものになっていくというのは、生物の本質なんですから。

「夢」が人生を限定するリスク

――人生の早い段階からキャリア形成を意識させる教育観とは対照的だなと感じました。

 いまはもう中等教育から自分のキャリアについて精密な「キャリアプラン」を子どもに作らせていますね。将来どういうところに進学して、どういう資格をとって、どういうところに就職して……ということについての具体的な見通しを、できるだけ早い段階で決定させようとしている。僕はそんなことはしてはいけないと思います。

 だって、中学生の子どもが知っている職業なんて、本当にごくわずかでしょう。実際には子どもたちがその名前も知らないような無数の職業が存在する。そして、かなり高い確率で、今の子どもたちがそうした名も知らなかった職業にいずれ就くことになる。アメリカでは、いま小学校に入学する子どもたちの65%は大学卒業後に「今はまだ存在しない職業」に就く、という予測もされているそうです。そうだろうと思いますよ。今の子どもがなりたい職業の1位は「ユーチューバー」だそうですけれど、20年前にはそんな職業存在しなかったじゃないですか。

 だから、子どもたちに「将来、何になりたいの?」というようなことをうかつに聞くものじゃないと思います。先日、ある中学校の講演で「子どもに『将来の夢は?』というような質問をうかつにしないように」という話をしたら、親たちも先生たちもかなり驚いていました。

――私がそこにいても驚いただろうなと思います。

 でも、子どもに将来の夢をうっかり語らせてはいけないと思います。あまり深い考えなしにであれ、一度「将来は……になりたい」というようなことを口にしてしまうと、子どもにとってそれが呪縛になって、自分の人生を限定してしまうリスクがあるからです。子どもたちはこの世の中にどれほど多様な仕事があるか、ほとんどぜんぜん知らない。その時点でうかつに「自分の夢」を語らせると、子どもたちはそれ以外の可能性を視野から遠ざけてしまうかも知れない。子どもたちには、できるだけ開放的な未来を保証してあげることのほうがずっと大切だと思います。

――社会の先行きが見えず、しっかりした将来設計を持てないと不安という意識もあるのでは?

 今の子どもたちが将来どんな仕事に就くことになるかなんて、誰にもわかりませんよ。だから「しっかりした将来設計」なんか立てることもできないですよね。ただ一つ言えるのは、人が仕事に就くときというのは、だいたいは向こうから声がかかるものなんです。「ねえ、ちょっと手を貸して」と言われて、つい「いいよ」と返事をして、気がついたらその道の専門家になっていたということって、実際によくあるんです。別にその仕事が「将来の夢」だったわけでもないし、自分にその適性や能力があるとも思っていなかったけれど、他にやる人もいないみたいだから、じゃあ自分がやるか。というふうにして人は「天職」に出会う。僕自身、これまでやってきた仕事はだいたいそうでした。気がついたら教師になって、翻訳家になって、物書きになって、武道家になっていた。

――キャリアの可能性を広げるためにも、常に心を開いた状態にしておくことが大事だと。

 そうですね。僕は仏文学の教授の助手を8年間やっていました。たいして仕事なんてなかったんですよ。電話番とコピーとりくらいで。でも、せっかく「やるかい?」と声をかけてもらって「はい」と即答して始めた仕事ですから一生懸命やりました。だから、就職が決まって辞めるときには、先生たちから惜しんでもらえました。研究成果で褒められたわけじゃなくって、幹事役が評価されました。「内田君は本当に宴会の仕切りがうまかった」って。

 でも、それだって侮れないもので、僕が関西で就職できたのも、大学院に集中講義にいらした関西の大学の先生の接待を命じられて、1週間、毎晩院生たちを引き連れて先生を接待したせいなんです。その先生が僕の研究業績なんかよく知らないまま「宴会の座持ちがよい」点を高く買ってくれて、「うちの大学にこないか」と呼んでくれたんです。あのときに「集中講義の先生の接待なんか僕の仕事じゃありません」と断っていたらその先はなかったわけで、人生先に何があるかなんて本当にわからないです。(聞き手・佐藤啓介)

 
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2022年3月24日、雲一つない青空が、子ども達の門出を、祝福しています。月島では、咲き始めた桜も祝福。

2022-03-24 13:16:30 | 教育

 2020年3月24日、関東を中心に高気圧が日本をおおい、雲一つない真っ青な青空が広がりました。

 月島では、桜も、咲き始めています。

 コロナ禍に最終学年をがんばった子ども達に、最高の祝福の日が訪れました。

 今日を迎えた6年生の皆様、小学校、ご卒業おめでとうございます。

 この日を待ちにまった親御さんの皆様、おめでとうございます。

 コロナ禍の難しい環境下、ICT技術なども駆使しつつ、育ち、学びの場をつくってくださった先生方、その先生方を支えてくださった用務の皆様、給食室の皆様、学童・プレディの皆様、ボランティアの皆様、学校にかかわりをもってくださった全ての皆様、おめでとうございます。

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学校給食を考えるうえでの資料

2022-03-17 21:58:24 | 教育

 

オーガニック給食フォーラム220317_学校給食見取り図.jpg - Google ドライブ

3月20日「いただきます2有機給食バージョン」オンライン上映会 (form-mailer.jp)

第20回全国菜の花サミット in 小山 ⑧第5部 分科会3 体にやさしい農業と食~学校給食を通してこどもたちに元気を~ - YouTube

ナチュラルスクールランチアクション NSLA (peraichi.com)

ママ♡エンジェルス TEAM2600万 | ママたちによるルネッサンスが始まる! (mama-angels.com)


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たとえ、卒業生が、コロナによる自宅待機期間であったとしても、同級生と一緒に卒業式に全員が参加できるよう環境整備をお願いします。オンラインが標準装備されたのだから。

2022-03-05 09:31:28 | 教育

 今回、子ども達の学校生活で、最も危惧することは、コロナ感染で自宅待機期間にあたり、卒業生がその子の卒業式当日に出席できなくなること。

 このことは、過去に3月にインフルエンザが流行り、私たちは経験をしました。
 当時、インフルエンザで自宅待機の子は、別室登校をして、卒業式にだけは参加させる配慮を学校にお願いしたことを憶えています。

 今回は、あらたな道具を私たちは、標準装備しています。

 どうか、オンラインなども用いながら、たとえ卒業式がコロナの待機期間にあたったとしても、全員が出席可能な体制を、すべての学校で整えていただけますように、心よりお願い申し上げます。
 オンラインによる自宅にいながらの卒業証書授与も可能なはずです。

 一生に一度の晴れ舞台であり、友達たちとの最後の思い出の日であり、誰一人取り残すことなく、それぞれの門出ができますことをどうかよろしくお願い申し上げます。


➨万が一、卒業生がり患したら:

 万が一、卒業生がコロナにり患してしまった場合、早めに学校にご相談をしてみてください。
 卒業式当日において、自宅待機期間が解除されていなくとも、オンラインを用いるなど、学校側で、まずは対応を考えて下さいます。
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「知る」のほんとうの意味。

2022-02-01 09:38:11 | 教育

 「知る」ということ、とは?





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受験生の皆様、明日からの共通テスト、がんばってください。濃厚接触者でもPCR陰性で受験できます。たとえ二度ともコロナで共通テストできなくとも、志望大学の個別試験を受験できます。

2022-01-14 17:54:45 | 教育

 いよいよ、明日から大学受験の共通テストが始まります。

 人生の一大イベントです。

 コロナ禍ではありますが、受験生の皆様が、実力を出し切れることを祈っています。

 文科省も、今年限定の特別な措置を取って下さっています。

 1,万が一、濃厚接触者であったとしても、PCR検査で陰性判定が出れば、受験できます。

 2,万が一、共通テスト及びその追試の両方をコロナ感染で受けることができなくても、志望校の個別試験を受けることができます。

 3,上記2の特別な措置をとったからといって、共通テストを受けて個別試験に臨む受験生に不利にならないように、2の人には特別枠を設けて合格判定がされます。

 PCR検査が必要な場合は、当院でも、最短1時間程度で結果を出しますので、ご相談ください。

 頑張って下さい。

********朝のNHK 2022.1.14*********** 











*******文科省HPより********
https://www.mext.go.jp/content/20220113-mxt_daigakuc02-000005144_1.pdf







************************************



******************朝日新聞2022.1.13*********************


******朝日新聞2022.1.14******





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