所属する中央区議会 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会が開催されました。
私の質疑部分のメモを記載。
0、(質問ではないが)レガシーとなるべきボランティアの機運の醸成、バリアフリーのまちづくりへの中央区行政の努力に敬意
1、選手村跡地に建設される超高層住宅(地上50階180m)に伴う日影の受忍限度は、4時間であることの確認
⇒中央区のまちづくりにおいて、中央区は、日影における受忍限度の基準を最大4時間に於いており、まちづくりにおいて、ある建物が、4時間以上の日影をもたらす場合は、区民の受忍限度を超えるものとして、日影規制がない地域であったとしても、建築規制の対象となりうることを主張しうる根拠であると私は考えます。
2、晴海中心軸などの各道路(補助314号線)と街区同士は、同じ高さでつながることの確認
⇒街区間の移動で、道路に降りて、再度上がるということは不要。原則、バリアフリーで街区間を移動可能。
3、(万が一、移転がある場合において)築地市場の駐車場計画
①工事の住民説明会はいつか?⇒明らかになると知らせるように
②駐車場の利用期間は?⇒明らかになると知らせるように
③10.5haに、バス約850台、乗用車フリート約1850台 合計2700台の駐車場規模⇒排ガスなどのシミュレーションを東京都がしているなら資料請求
4、水素パイプライン
①水素発電の規模は?⇒5カ所で、出力が各30-40kw 合計150-200kwの規模
②パイプラインの安全性で、都道では、パイプライン上に鉄板を敷き、掘削工事での誤った破損を防いでおり、区道部分も安全性への配慮を要望
*水素パイプラインで参照すべき報告書
⇒ 経済産業省 記載ページ http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/anzen_torikumi/file_itakujigyou/itakujigyou.html
この中の 「H29.総合調査(水素導管供給に関する安全性評価等調査)」
⇒ http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/files/suiso-anzenseihyoukajigyou.pdf
以上
******行政側からの報告事項******
1、平成30年度中央区オリンピック・パラリンピック区民協議会の実施状況等について
2、東京2020オリンピックマラソンコースの決定について
3、選手村地区エネルギー事業に係る東京2020大会時のプレゼンテーション事業について
4、東京五輪のボランティア募集について
使用済みプラスチックからの水素とは、よい発想だと思います。
広がりに期待。
水素パイプラインはひいていないのだろうか?
**********日経20180531******************
水素社会へ施設着々 使用済みプラ由来 川崎のホテルで利用
「水素社会」の実現に向けて、神奈川県内で水素エネルギーの利用・供給施設の新設が相次いでいる。川崎市の臨海部では、水素エネルギーを利用するホテルなどを含む都市開発を大和ハウス工業が進めており、30日、同社と川崎市などが「まちびらき」セレモニーを開いた。県は燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションの建設に力を入れている。
大和ハウスが開発を進めているのは、生命科学分野の企業や研究機関が集積する殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」の「A地区」。同地区内に東急ホテルズ(東京・渋谷)が6月1日、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」を開業する。燃料電池のエネルギー源として、ホテルでは世界初という使用済みプラスチック由来の水素を使う。
延べ床面積約7500平方メートルの5階建てで部屋数は186室。同地区を訪れる研究者・技術者の潜在需要に応える。多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置する立地の良さも売りだ。
使用済みプラスチックを熱分解して製造した水素を使い、東芝製の燃料電池(出力100キロワット)による発電と給湯でホテル全体のエネルギーの約30%を賄う。昭和電工の川崎事業所で使用済みプラスチックから水素を取り出し、アンモニア生産の原料としており、その一部をパイプラインでホテルに供給する。ホテルの宿泊客が使った歯ブラシなども原料として使う。
神奈川県は水素ステーションの設置に力を入れている。4月にはキリンビール横浜工場(横浜市)で、再生可能エネルギーによって稼働する「スマート水素ステーション(SHS)」を県内で初めて設置。通常の水素ステーションは天然ガスなどから抽出した水素を供給するが、SHSは太陽光発電などで水を電気分解するため、化石燃料を使わずに水素を作れる。
水素ステーションは現在、県内に13カ所。県は2020年までに25カ所の設置を目指す。神奈川県のFCVや水素ステーションの普及率は愛知県、東京都に続き全国3番目だ。FCV1台あたり70万円を補助する制度を設けており、17年度末までに約190台に補助した。20年度までに5000台に増やす。
ただ、水素エネルギーの普及にはコストの高さが課題だ。水素ステーションの設置には1カ所あたり3億9000万円かかる。県と経済産業省で2億8500万円を補助するが、1億円以上は事業者の負担だ。県の担当者は「いずれは必要なエネルギーだが、高額なため、本当に普及するか不安視する企業も多い」と話す。
広がりに期待。
水素パイプラインはひいていないのだろうか?
**********日経20180531******************
水素社会へ施設着々 使用済みプラ由来 川崎のホテルで利用
「水素社会」の実現に向けて、神奈川県内で水素エネルギーの利用・供給施設の新設が相次いでいる。川崎市の臨海部では、水素エネルギーを利用するホテルなどを含む都市開発を大和ハウス工業が進めており、30日、同社と川崎市などが「まちびらき」セレモニーを開いた。県は燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションの建設に力を入れている。
大和ハウスが開発を進めているのは、生命科学分野の企業や研究機関が集積する殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」の「A地区」。同地区内に東急ホテルズ(東京・渋谷)が6月1日、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」を開業する。燃料電池のエネルギー源として、ホテルでは世界初という使用済みプラスチック由来の水素を使う。
延べ床面積約7500平方メートルの5階建てで部屋数は186室。同地区を訪れる研究者・技術者の潜在需要に応える。多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置する立地の良さも売りだ。
使用済みプラスチックを熱分解して製造した水素を使い、東芝製の燃料電池(出力100キロワット)による発電と給湯でホテル全体のエネルギーの約30%を賄う。昭和電工の川崎事業所で使用済みプラスチックから水素を取り出し、アンモニア生産の原料としており、その一部をパイプラインでホテルに供給する。ホテルの宿泊客が使った歯ブラシなども原料として使う。
神奈川県は水素ステーションの設置に力を入れている。4月にはキリンビール横浜工場(横浜市)で、再生可能エネルギーによって稼働する「スマート水素ステーション(SHS)」を県内で初めて設置。通常の水素ステーションは天然ガスなどから抽出した水素を供給するが、SHSは太陽光発電などで水を電気分解するため、化石燃料を使わずに水素を作れる。
水素ステーションは現在、県内に13カ所。県は2020年までに25カ所の設置を目指す。神奈川県のFCVや水素ステーションの普及率は愛知県、東京都に続き全国3番目だ。FCV1台あたり70万円を補助する制度を設けており、17年度末までに約190台に補助した。20年度までに5000台に増やす。
ただ、水素エネルギーの普及にはコストの高さが課題だ。水素ステーションの設置には1カ所あたり3億9000万円かかる。県と経済産業省で2億8500万円を補助するが、1億円以上は事業者の負担だ。県の担当者は「いずれは必要なエネルギーだが、高額なため、本当に普及するか不安視する企業も多い」と話す。
日本最先端のエネルギー都市となる晴海五丁目 選手村跡地のまちづくりにおいて、おさえて置くべき資料。
〇東京都資料
選手村地区 エネルギー 整備 計画
平成 29 年 3月 東京都都市整備局
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h28/pdf/topi059/topi059_01.pdf
〇国関連 資料
水素導管供給システムの安全性評価事業