「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

小学校校舎の一角に高齢者が利用できるサロンのような場所

2017-01-19 13:07:25 | 朝日新聞スクラップ

 小学校を拠点に、高齢者サロン。

 以下、記事にも述べられています。

 政策の形にできないか、考えていきたい視点です。

*************



 

******朝日新聞*********
(ニッポンの宿題)老いるニュータウン 藤村龍至さん、石橋尋志さん

2017年1月6日05時00分
   
 高度経済成長期、ニュータウンは夢のマイホームの舞台として憧れの的でした。国土交通省によると、大小合わせて全国に2009あり、開発区域を合わせると大阪府とほぼ同じ面積になります。でも、造成開始から数十年がたち、街も人も老いてオールドタウンと揶揄(やゆ)されるところもあります。ふるさとがこの先も輝き続けるために、何ができるでしょう。

 

 ■《なぜ》ムダな縦割り、経営の発想を 藤村龍至さん(建築家、東京芸術大学准教授)

 ニュータウンでは、日本全体の問題が先行して起きてきました。高齢化、人口減少、空き家、医療・介護サービスの不足、そしてコミュニティーの空洞化。この国の未来の縮図といえます。

 1960年代後半から80年代にかけて、人口が増えていた時代に、都市部の住宅不足を解消しようと、短期間に一斉開発されました。同じ世代や属性の人たちが集中して入居したので、人口構成が偏ってしまった。開発から40年、50年経てば、住民は一斉に高齢者になります。病院も介護施設も高齢者であふれようとしています。

 旧日本住宅公団(現UR都市機構)が開発した大規模のものばかりがクローズアップされがちです。もちろん高齢化しているところはありますが、規模が大きいぶん、開発主体のURさえその気になれば、投資も呼び込めるし、再生もしやすい。

 一方、民間が開発した小規模から中規模のニュータウンは深刻です。戸数でいえば1千~5千戸くらいで、戸建てと集合住宅が混在している。開発主体が撤退し、頼る相手がいない。投資を呼び込もうとしても、規模が小さくて採算がとれない。

 住民は、「いずれ自治体が手をさしのべてくれるのでは」「企業が参入してくれるのでは」と漠然と期待するだけで、何をしていいかわからない。不動産事業者も、開発が終わったニュータウンにはあまり目を向けようとしません。

    *

 これからは、地域を効率的に「経営」していく発想が求められますね。課題は、縦割り行政のために、地域の福祉、市民自治、教育など住民サービスの区分けがずれていることです。それぞれが別々の論理で動き、どうしてもムダが多くなる。まず、区分けを一致させることが重要です。

 埼玉県鶴ケ島市のある地区では、住民組織が中心になり、小学校区をもとに福祉、自治会、教育を連携させる動きがあります。住民が集まりやすいのは小学校です。福祉の区分けと学区を一致させれば、校舎の一角に高齢者が利用できるサロンのような場所をつくり、地域福祉の拠点として活用できます。

 公共施設の配置も重視するポイントです。活動拠点を地域の中にばらばらにつくるのではなく、どの地域にもある小学校や中学校に、教育、福祉、自治会活動などの拠点をできるだけ多く集約する。ニュータウンとほぼ同じころにつくられた小中学校は、建て替え時期を迎えているものが多くあります。施設の再配置を包括的に考える、最適のタイミングです。戦略的に建て替えを進めていくべきでしょう。

 いまは人口減の時代、既存のインフラを活用することが原則です。開発時に集中投資した質の高いインフラを、地域全体で考え、リノベーションをする。一方で、開発が終わったニュータウンには空いているまとまった土地が少なく、広い福祉施設をつくるのは難しい。住民の「居場所」となるコミュニティーカフェなどを少ない予算でつくることも現実的です。

    *

 69年に開発を推進する第二次全国総合開発計画が策定され、72年には田中角栄の「日本列島改造論」が出版されました。あれから、半世紀が経とうとしています。最近は都市問題といっても地方の商店街の話題が多く、都市圏の住宅地のことはあまり議論されていません。地域の「経営戦略」を書き換える時期に来ています。

 この国の政策課題が集中するニュータウンの経営という「宿題」を解決できれば、そのノウハウは市町村、さらには日本全体にも応用できるはずです。

 (聞き手・尾沢智史)

    ◇

 ふじむらりゅうじ 1976年、東京生まれ。埼玉県のニュータウンで育つ。建築の設計・批評、都市マネジメントなど多方面で活躍。

 

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最近の朝日新聞が、権力の監視をできていない一例(H28.7.23土)。

2016-07-23 23:00:02 | 朝日新聞スクラップ

 他紙はともかく、最近の朝日新聞までもが、権力の監視をできていない一例。
 どうしたのかな?と時々思うことがあります。

 もちろん、個々の記者には、ジャーナリズムが生きていると信じています。

 

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「ヘイト対策法の趣旨」踏まえ、トイレに悪質なビラをはる男を建造物侵入容疑で現行犯逮捕(刑法130条)

2016-07-23 23:00:00 | 朝日新聞スクラップ
 ヘイトスピーチは、表現の自由に保護される表現ではありません。
 五輪を迎える国にヘイトスピーチが残存しているわけにはいきません。

 ヘイトスピーチ対策法が先日成立しましたが、そのヘイトスピーチ対策法は、罰則がない状況です。

 そんな中、ヘイトスピーチ対策法の趣旨に照らし、トイレへの侵入を建造物侵入容疑で現行犯逮捕しました。
 ヘイトスピーチのビラを貼ることが「正当な理由」となるわけがありません。

 正義を守る検察庁の勇気ある判断だと敬意を表します。


 もちろん、恣意的な運用とならないためのメディアの監視に期待を致します。

************************************
http://digital.asahi.com/articles/ASJ7Q5TPCJ7QTIPE03S.html


「ヘイト対策法の趣旨」踏まえ男起訴 地検が異例の明言

張守男、鈴木峻

2016年7月23日12時32分



 在日コリアンを中傷する内容のビラを貼るために商業施設に侵入したとして、福岡地検は22日、福岡市南区の無職越智和年容疑者(64)を建造物侵入罪で起訴し、発表した。地検は「(6月施行の)ヘイトスピーチ対策法の趣旨にも照らした」としている。

 同法は国や自治体にヘイトスピーチをなくす責務があることなどを定めたが、罰則はない。起訴に際し、同法の理念を踏まえたと検察が明言するのは異例。

 起訴状などによると、越智容疑者は6月29~30日、正当な理由がないのに、福岡市中央区の商業施設「福岡パルコ」などのトイレ6カ所に侵入したとされる。6月30日に建造物侵入容疑で現行犯逮捕されていた。

 捜査関係者によると、トイレには「在日コリアンの社会迷惑」「日本人を差別・排除するコリアン企業」などと書いたビラが貼られ、越智容疑者は逮捕後の調べに「用を足すついでにビラを貼っただけで、容疑には納得がいかない」と供述したという。

 地検の長谷透・次席検事は「ヘイトスピーチ対策法ができた社会情勢などに照らして犯情が悪質と判断した」と述べた。

 立教大の砂川浩慶教授(メディア論)は「検察が対策法の趣旨に照らしたと自ら表明したことは評価したい。定義は十分か、罰則を設けるべきかといった議論が進むことになる」と指摘。一方で、「恣意(しい)的な運用がされないよう、メディアが監視していく必要がある」としている。(張守男、鈴木峻)


******刑法******

(住居侵入等)

第百三十条  正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
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黒田 日米200勝

2016-07-23 22:59:59 | 朝日新聞スクラップ

 あまり野球の話題は、書いたことがないのですが、

 広島大学在学中、親友がカープファンだったので、染められました。

 記念すべきことゆえシェア。

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26(日)急病対応は変則的11:00~こども元気クリニック・病児保育室月島3丁目5547-1191

2016-06-24 23:00:00 | 朝日新聞スクラップ
〇6/26(日)9:00-9:45、11:00-11:30 変則的ではございますが、 こども元気クリニックは、急病対応致します。
 (地域町会の防災訓練があり、消防団員として協力するため10:00-11:00の間、クリニックを抜けて近所の公園に出動します。)

 ヘルパンギーナ、アデノウイルス感染症など、夏風邪が増えてきました。
 お腹にくる嘔吐下痢のお風邪(嘔吐下痢症)少しと、お咳のお風邪も、あります。
 あと、お熱のかぜ。

 体調崩されておられませんか?
 特に、保育園に行きだした多くの子ども達が、お風邪をもらっている状態が続いています。

 おとなも、こどもの風邪をもらいます。
 そのような場合、お子さんとご一緒に、親御さんも診察いたしますので、お気軽にお声掛けください。



〇なおったお子さんには、日曜日、祝日に、インフルエンザ治癒証明などの登園許可証も記載します。
 翌日、月曜日朝一番から登園できますように、ご利用ください。


〇合わせて、平日なかなか時間が作れない場合でも、休日も、予防接種を実施いたしますので、ご利用ください。

 例えば、乳児の保育園児は、はしかワクチンは、早期に打っておくことがよいと私は考えます。


〇いじめ・不登校、発達障害、障害・慢性疾患のある場合の保育園・幼稚園・小中学校への登校に関して等、ご相談があれば、お受け致します。

 中央区の就学相談も開始されてくる頃です。特別支援学校、特別支援学級、特別支援教室&通級学級などに関連したご相談もお受けいたします。


以上
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本当に幸福なときとは、幸福とは何かという問いも消えているとき

2016-06-24 09:00:24 | 朝日新聞スクラップ

 ひとつの真理を言い得ていますよね。

 「本当に幸福なときとは、幸福とは何かという問いも消えているとき」

 もちろん、他の原因で、例えば忙しすぎて、幸福だけでなく他の事がらの問いも消えざるをえないような状況ではない場合において。
 すなわち、いろいろと考えるべきテーマを自由に選択できる状態であるにも関わらず、幸福とは何かという問いが考えるテーマの優先順位としてものすごく下か、考えるべきテーマの枠外になっている場合なのかな。


***********朝日新聞**************************
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12424404.html 

「ある」幸せがあるなら「ない」幸せがあったっていいじゃない。

 (稲垣えみ子)

    ◇

 モノ、金、健康。もしこれらを手に入れるのが幸福だとすれば、病と死は不幸の極み。人は「不幸にまみれて」一生を終えるほかない。でも、持つことと幸福とは別。そう気づいた元記者は、以後、「ある」幸福へのこだわりを捨て、電気を極力使わずに暮らす。本当に幸福なときには、幸福とは何かという問いも消えるのだろう。TBS系「情熱大陸」(4月3日放送)から。

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舛添都知事辞職のその一方で、中央区長の理由のなきロンドン・パリ視察は許されるのか?議会の良識。

2016-06-22 08:42:47 | 朝日新聞スクラップ
 中央区議会では、第二回定例会が開催中です。

 昨日6/21、本日6/22と一般質問がなされていますが、3月の予算特別委員会では一切課題としてあげられなかった海外視察の必要性について、この6月議会で急に予算計上されるに至った中央区長のロンドン・パリ視察について、当然に一般質問のテーマとして、多くの会派が取り上げています。

 中央区長の説明に期待をして、質問を聞いていましたが、残念ながら、納得できる理由が述べられませんでした。

 一般質問に登壇したある議員からは、あきれて、個人としては反対であると公言する事態に。

 この点からは、今回の補正予算案は、議会においては、会派拘束を解き、各議員の良識の点から判断をしていただく形もあるのかもしれません。

 いずれにしろ、ロンドン・パリ視察の補正予算は、なぜ、今、わざわざ補正予算を組んでまでという手続き面においても、また、内容面においても、とってつけたような理由の説明しか本会議でなされず、十分な理由を欠いたままであり、とうてい許容できるものではありません。

 舛添都知事を辞職へと導いた都民の厳しい目線が、同じ都民である中央区民にはないとお考えか?
 中央区も、新しく生まれ変わりませんか?

 中央区議会の良識が試されている補正予算案だと私は考えます。
 
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人を相手に学者になるのは易いが、学問を相手に学者になるのは大変な事です。

2016-05-23 09:40:21 | 朝日新聞スクラップ
 本日5/23、朝日新聞でであった物事の真実を見抜いた言葉。

 数学者岡潔氏。

 「人を相手に学者になるのは易いが学問を相手に学者になるのは大変な事です」

 だからこそ、日本国憲法は、精一杯学問をできる日本国を作ろうとしている。

 第二十三条  学問の自由は、これを保障する。
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