江戸川区が、メタバースで居場所を作っています。
大変参考になります。
******江戸川区HP**********
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e042/kenko/fukushikaigo/hikikomori/onlineibasyo.html
https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/uketsuke/form.do?id=1684815409290
子どもの最善の利益とは、基準とか必要と考えてしまいますが、そうではなくて、まずは、子どもの意見を聞かねばならいないでしょうというところがまさにその通りだと感じました。
また、アドボケイトには、エンパワメントをしているという点が、気づきとなりました。もちろん、私も自院名は、『小坂こども元気クリニック・病児保育室』と、元気という命名をしています。病気を治してなお、元気も持って帰ってもらおうと思ってのことでした。
アドボケイトにも、子どもの意見を聞く、さらにエンパワメントする(元気をつける)という似たことをしていたんだとの気づきです。
意見表明の機会だけではなく、エンパワメントしながら意見形成を支援すること、エンパワメントこそ重要だと認識できましたことが大きな学びでした。
なんとか、子ども達が、意見表明できるよう支援していきたいですね。
●子どもの権利条約のわかりやすいユニセフの解説ページ:https://www.unicef.or.jp/kodomo/kenri/
第1講 『子どものアドボカシーとは(意味・必要性・担い手)』 熊本学園大学堀正嗣氏のご講演を拝聴して感じたことを記載します。
まず、子どもの気持ちや意見をくみ取るにはどうしたらよいかと、講義後に出された最初の質問から、一番の確信をついていたと感じました。
子どもが初対面の大人に本心を心から話すはずはまずありません。また、乳幼児や障がいのあるお子さんもさらに言葉で表現できない以上、その代弁者になるのはものすごく難しいと思います。
回答として、「帽子を脱ぐ」ということが、腑に落ちました。対等な関係があってこそであり、それを、我々大人同士ができていない、そこから始めねばならないと気づかされました。
小児科医師として、日々、子ども達に接していますが、その子ども達の声を本当に聞けてきたかと、わが身も振り返らされる講義でした。
小児科医としては、子どもはこう言いたいということをくみ取ったあと、こちら側の解釈/誘導を入れて対応しています。小児科診療での専門家としてのアドボカシーのありかたと、単独アドボケイトとしての誘導しない、運転席に座らせるのは子ども本人であるというところの違いをうまく使い分けていく必要性があると理解致しました。
普通このギャグは、使われても、あまり笑いまではいかないけれども、権威ある内科の本であるがゆえに、そのギャップが笑いを与えてくれました。
新聞紙上で、笑った人が、少なくともひとりいたということで…
高校時代にいたこの手のギャグを連発する親友のこともついでに思い出しました。
この夏、実父のことがあり、自分の問題意識と合致しています。
エンディングノートが、うまく使われるとよいと思っています。
************************************
お葬式についてのご質問
大学の研究で葬儀に関する調査をしています。ご協力お願いします。
(*この調査によって個人情報が特定されることはございません。)
* Required
あなたの年齢を教えてください *
29歳以下
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60〜69歳
70歳以上
性別を教えてください *
男性
女性
ご自身の状況にあてはまる項目をチェックしてください *
(複数回答可)
親がいる
夫、または妻がいる
子供がいる
兄、または姉がいる
弟、または妹がいる
お葬式に携わったことはありますか? *
(複数回答可)
喪主として
喪主のサポートとして
参列者として
携わったことがない
どんな方のお葬式の喪主、またはそのお手伝いをしましたか?
上記で「喪主、喪主のサポートとして携わった方」に答えた方に質問です。(複数回答可)
親
夫、または妻
兄、または姉
弟、または妹
その他
お葬式をあげるにあたって、生前から親に事前準備をしてもらい残された家族の負担を減らしてほしいと思いますか? *
(事前準備の例:連絡すべき知人のリストアップ、遺影の準備、葬儀内容等)
はい
いいえ
自分のお葬式を生前から事前準備し、残していく家族の負担を減らしたいと思いますか? *
(事前準備の例:連絡すべき知人のリストアップ、遺影の準備、葬儀内容等)
はい
いいえ
生前、自分のお葬式の事前準備をサポートするものとして以下のサービスのうち使いたいものはどれですか? *
葬儀内容の希望を喪主またはその手伝いをする人に伝えられるサービス
葬儀内容の希望を喪主またはその手伝いをする人と一緒に決めていくサービス
自分の葬儀の事前準備はしたくない
事前準備はしたいがそのようなサービスは利用したくない
葬儀をあげるにあたり、事前に決まっていたら嬉しいと思われるものは次のうちどれですか(複数回答可) *
連絡する人のリストアップや遺影写真決定などの事務手続き
会場の決定や葬儀屋の決定といった委託先の決定
葬儀内容
お金の出どころ
Other:
自分が送られるお葬式内容の希望等は、送る側の人とどのように話し合いたいですか *
対面での話し合い
電話での話し合い
オンライン上で文面での話し合い
そんなこと話したくない
お葬式に関することで、何か思うことなどございましたらご自由に記載をお願いします
この夏、実父の葬儀の喪主をし、どの方にお声掛けをするべきなのか、自宅で葬儀を希望しただろうかについて、その判断に苦労をしました。結局は、本人ならこのように希望しただろうという人や葬儀の場を選び行いました。
仮に原発の科学技術が、完璧なものであったとしても、原発の危険性がなくならい理由がここにあります。
人間によるエラーをどうしてもなくすことができないという壁。
福島第一原発事故は、津波対策を怠らなければ、避けることができた。
東日本大震災が発生した当初から、何度も何度も書いていますが、福島第一原発事故は、人災です。
すべての賠償は、一企業ではなく、最終的には、国が責任を負わねばならないものです。
津波対策をせねばならないことは、多くのかかわるひとは、わかっていたはず。
しかし、真実を述べれば、はずされることになる。
だから、津波のことは誰も述べずに、結果、案の定、人災事故が起きた。
本当のことを述べたら、昇進できず、外される国日本。
これで本当によいのか。
同じことを繰り返すことなく、言うべきことは、やはり言えるように、うまくやっていきたいものである。
やりかたは、ある。
何度も何度も(太平洋戦争しかり、福島第一原発事故しかり、集団的自衛権の違憲な閣議決定しかり)、同じ過ちをくりかえすのは、やめにしませんか?
*******東京新聞(2014/12/26)********
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014122690070039.html
【社会】
津波対策「関わるとクビ」 10年 保安院内部で圧力
2014年12月26日 07時00分
政府は二十五日、東京電力福島第一原発事故で政府事故調査・検証委員会が政治家や東電関係者らに聴取した記録(調書)のうち、新たに百二十七人分を公開した。当時の規制機関だった経済産業省原子力安全・保安院は、大津波が襲う可能性を認識しながら、組織内の原発推進圧力の影響で、電力会社にきちんと指導しなかった実態が浮かんだ。
保安院の小林勝・耐震安全審査室長の調書によると、二〇〇九年ごろから、東日本大震災と同じクラスの貞観(じょうがん)地震(八六九年)の危険性が保安院内でも問題になっていた。独立行政法人「産業技術総合研究所」の岡村行信活断層・地震研究センター長は、貞観地震が福島第一周辺を襲った痕跡を指摘。自らの調書では「四百~八百年周期で反復していると考えている」と述べた。
岡村氏らの指摘を受け、小林室長らは貞観津波の再来リスクを検討するよう保安院幹部に提案したが、複数の幹部から一〇年に「あまり関わるとクビになるよ」「その件は原子力安全委員会と手を握っているから、余計なことを言うな」とくぎを刺されたという。
当時、国策で使用済み核燃料を再処理した混合酸化物(MOX)燃料の利用が推進されており、保安院の幹部の中には、地震・津波対策より国策の推進を重視する体質があった。
これまでの本紙の取材で、プルサーマル関連のシンポジウムでは賛成派の動員要請などの「やらせ」に加わった。〇六年には、事故に備えた防災重点区域を検討しようとした原子力安全委員に、院長自らが「寝た子を起こすな」と圧力をかけたことも判明している。
小林室長は、保安院内の雰囲気について「貞観地震に懸念を示す人もいれば、福島第一のプルサーマルを推進したいという東電側の事情に理解を示す人もいた」と打ち明けた。
電力会社の姿勢について、保安院の山形浩史・原子力安全基準統括管理官は調書で「(電力会社は)ありとあらゆる場面で、嫌だ嫌だというような話だったし、指針の見直しだといった時も、ありとあらゆるところからプレッシャーを受けた」と吐露した。
一方、東電の地震・津波対策を担当する吉田昌郎(まさお)原子力設備管理部長(後の福島第一所長)らは、一〇年三月ごろの朝会合で、保安院の担当者から「貞観地震の津波が大きかった」と指摘された。しかし、東電側は具体的な検討を先送りした。 (肩書はいずれも当時)
<政府事故調> 2012年7月に最終報告書をまとめるにあたり、福島第一の吉田昌郎(まさお)所長(故人)や菅直人首相ら計772人を聴取。調書は、承諾が得られた関係者から順次、公開されている。公開は3回目で、計202人分になる。
今回が最後の公開とみられる。
(東京新聞)
国会議員、それも党の幹事長ともあられるかたが、誤った発言をブログでなさることはとても残念です。
批判の声が高まっています。
政治家の資質を疑います。
一部を切り出して批判することは、恣意的な批判ととられるため、当該ブログ全文は、最後に掲載します。
民主主義で最も大事なことは、意見の表明です。
その一形態として、デモ、パレードがあります。
当然ながら、日本国憲法21条でも保障されているところです。→http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/0141629bea9a196f4bb7a8a3c9206a7b
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日本国憲法
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
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一方、テロ(テロリズム)とは、「何らかの政治的目的を実現するために、暴力によって脅威・恐怖心を相手に与えることを手段として用いる傾向・主義、およびそれによって行われた行為」です。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD)
表現行為は、相手に恐怖心を与えることを手段としていません。一方テロ行為は、暴力による脅威を相手に抱かせるもの相容れないものであり、本質的に異なります。
自民党は、改憲案で、憲法21条を骨抜きにすることを考えています。
「テロ行為とその本質においてあまり変わらない」という誤った記載を、堂々とされることは、無理からぬことなのでしょう。
私達国民こそが、誤った政権選択を、やめることを心に誓う必要があります。
日本の民主主義が、壊される前に。
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自民党案
(表現の自由)
第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。
2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。〔新設〕
3 検閲は、してはならない。通信の秘密は、侵してはならない。
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http://www.asahi.com/articles/TKY201311300366.html
「絶叫デモ、テロと変わらぬ」 石破幹事長、ブログで
11月30日(土)21時54分配信
自民党の石破茂幹事長は11月29日付の自身のブログで、特定秘密保護法案に反対する市民のデモについて「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と批判した。表現の自由に基づく街頭での市民の主張をテロと同一視したことは問題になりそうだ。
石破氏はブログで「議員会館の外では『特定機密保護法絶対阻止!』を叫ぶ大音量が鳴り響いています」と紹介。「人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはない」とも批判した。石破氏は30日、朝日新聞に「ルールにのっとったデモを介して意見を言うのはかまわないが、大音量という有形の圧力で一般の市民に畏怖(いふ)の念を抱かせるという意味で、本質的にテロ行為と同じだと申し上げた」と話した。
◇
自民党の石破茂幹事長が、自身のブログで特定秘密保護法案への反対デモを批判した部分は次の通り。
今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。
主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。
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朝日新聞社
*******記事に取り上げられている石波茂氏のブログ 問題の部分に下線ひく*****************
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-18a0.html
沖縄など
石破 茂 です。
沖縄・普天間移設問題に明け、それに暮れた1週間でした。
その間に特定秘密保護法案の衆議院における可決・参議院への送付という難事が挟まり、いつにも増して辛い日々ではありましたが、沖縄県選出自民党議員や自民党沖縄県連の苦悩を思えばとてもそのようなことは言っておれません。
多くの方がご存知のことと思いますが、沖縄における報道はそれ以外の地域とは全く異なるものであり、その現実を理解することなくして沖縄問題は語れません。沖縄における厳しい世論にどう真剣かつ誠実に向き合うのか。私は現地の新聞に「琉球処分の執行官」とまで書かれており、それはそれであらゆる非難を浴びる覚悟でやっているので構わないのですが、沖縄の議員たちはそうはいきません。
繰り返して申し上げますが、問われているのは沖縄以外の地域の日本国民なのです。沖縄でなくても負うことのできる負担は日本全体で引き受けなくてはならないのです。
中国の防空識別圏の設定は我が国の主張と真っ向から対立するものであり、これを認めることが出来ないのは当然です。日系航空会社がフライトプランの提出を取りやめたのも妥当な対応です。
しかし中国がこの設定を撤回することは当面考えられないことであり、相当長期にわたって緊張状態が継続することが予想されます。これらに対応するためには、やはり沖縄が果たす抑止力を重視しなくてはなりません。技術革新により「距離の壁」はかなり変化しましたが、なお乗り越えられない「壁」は厳然と存在するのであり、「毅然たる姿勢」はこの分析があって初めて意味を持つのです。
特定秘密保護法の採決にあたっての「維新の会」の対応は誠に不可解なものでした。自民・公明・みんなの党とともに共同修正を提案したからには、その早期成立にも責任を共有してもらわなくてはなりません。しかるに、日程を延ばすことを賛成の条件としたのは一体どういうわけなのか。質疑を通じて維新の会の主張は確認されたのではなかったのか。反対勢力が日程闘争を行うのはそれなりに理解できなくもありませんが、共同提案をしている党が日程闘争を展開するという前代未聞の光景に当惑せざるを得ませんでした。
今も議員会館の外では「特定機密保護法絶対阻止!」を叫ぶ大音量が鳴り響いています。いかなる勢力なのか知る由もありませんが、左右どのような主張であっても、ただひたすら己の主張を絶叫し、多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。
主義主張を実現したければ、民主主義に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきなのであって、単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます。
土曜日は広島市、日曜日は富山県南砺市へ参ります。
もう師走、皆様お元気でお過ごしくださいませ。
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よい政策をつくり、それをひとの心に届けていくときに、欠かせない存在、スピーチライター。
****ウオール・ストリート・ジャーナル****
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324650504578300960959558622.html
2013年 2月 13日 12:55 JST
一般教書を書いたオバマ大統領の新しいスピーチライター
オバマ大統領のスピーチライターであるコーディー・キーナン氏(32)は先週、大統領に一般教書演説の草稿を渡した。ホワイトハウスのウェブサイトに掲載された動画で、キーナン氏は「大統領が気に入ってくれて、本当にほっとした」と語った。
同氏は、スピーチライター部長に昇格することになっており、スピーチライターの最大の舞台である一般教書演説を大統領とともに執筆した。
オバマ氏のスピーチライター部長は過去8年間、ジョン・ファブロー氏が務めてきたが、3月1日に退任しキーナン副部長が昇格する。そのため、キーナン氏が一般教書演説作成のまとめ役となった。
政府当局者は、演説はオバマ氏自身が草稿づくりや手直しに深く関与するので、作者はオバマ氏だと強調する。それでも、人々の注目を集めるような文章に仕立て上げるのはスピーチライターの仕事で、オバマ氏のビジョンや声の特徴をよく知っていなければならない。
キーナン氏は、2007年にファブロー氏のインターンとなり、翌08年にオバマ氏のスピーチライターとして契約、オバマ政権発足とともにホワイトハウス入りした。
2011年にアリゾナ州トゥーソンで起きた銃乱射事件の犠牲者追悼式典での大統領演説を執筆するなどスピーチライター副部長として、すでに大きな仕事をこなしている。同事件では、ギフォーズ前下院議員が重傷を負い多数の死傷者を出した。
ホワイトハウスは最近、一般教書演説について話し合う大統領とファブロー、キーナン両氏の姿を写した写真を公開した。
おかしなことには、憲法学の立場からのご発言をいただくことも必要なことと考えます。
2012年12月9日になされた大阪府警による逮捕(逮捕事実は同年10月17日午後にJR大阪駅構内で大阪市による震災がれきの受入れに抗議するデモ行進を無断で行ったというもの)について、日本全国の憲法研究者有志が声明を出されたとのことです。
呼びかけ人5名を含め、67名の憲法研究者有志による声明です。
表現の自由は、民主主義の基本であり、内在的な制約をされる部分を持ちますが、不当な侵害がなされては決してならない大切な価値です。
****憲法研究者有志の声明******
http://mimamori-ben.jugem.jp/?eid=15
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
2012年12月9日、大阪府警警備部などは、同年10月17日のJR大阪駅駅頭で「震災瓦礫」の受入に反対する宣伝活動(以下、「本件宣伝活動」とする。)を行った下地真樹氏(阪南大学准教授)らを、威力業務妨害罪(刑法234条)および不退去罪(刑法130条後段)で逮捕しました。私たちは、日本国憲法の研究者として、本件逮捕は、憲法21条1項の保障する表現の自由を不当に侵害するものであると考えます。
本件宣伝活動は、ハンドマイク等を用いて、駅頭で、大阪市の瓦礫処理に関する自らの政治的見解を通行人に伝えるものであって、憲法上強く保護されるべき表現活動です。また本件宣伝活動が行われた場所が、かりにJR大阪駅構内であったとしても、駅の改札口付近等通行人の妨げになるような場所ではなく、せいぜい同駅の敷地内であるにすぎず、公道との区別も判然としない場所です。このような場所は、伝統的に表現活動の場として用いられてきたパブリック・フォーラムに該当すると考えられ、施設管理者の管理権は、憲法21条1項の前に、強く制約されるはずです。
そうであるとすると、本件表現活動に対し、威力業務妨害罪や不退去罪を適用することができるのは、当該活動によって相当の害悪が発生している場合でなければなりませんし、たとえそのような解釈をとらないとしても、少なくとも、害悪発生のおそれが実質的に存在することが必要なはずです。本件は、通行する市民に対して、穏健な方法で瓦礫処理に関する自らの政治的主張を訴えかけるものであり、このような表現活動から、刑罰に値するだけの相当の害悪が発生し、または、そのような害悪が発生する実質的なおそれが存在しているとは考えにくいと思われます。
また、下地氏らは、本件宣伝活動終了後、大阪市役所に行くために、JR大阪駅の東側のコンコースを通過しました。この行為も、同コンコース内で立ち止まって宣伝活動をするといった態様のものではなく、単に、他の人と同様に、移動のためにコンコースを利用したにとどまります。そもそも同コンコースも、駅構内とはいえ、本件宣伝活動が行われた駅頭と同様に公道とほぼ同視できる場所だと考えます。この移動のためのコンコース利用によって威力業務妨害罪ないし不退去罪が成立するとは考えられません。
下地氏らが、大阪市の瓦礫処理問題で活発に活動していたことは周知の通りです。政治的問題は、民主主義によって決着がつけられるべきですが、その前提として、表現の自由が十分に保障されなければなりません。前述のとおり、本件行為に表現の自由の保障が及び、その制約を正当化するだけの実質的な理由が存在しないとすれば、本件逮捕は、下地氏らの政治的主張を狙い撃ちにしたのではないかという懸念を感じざるを得ません。
市民の正当な言論活動に対し、刑罰権が恣意的に発動されるならば、一般市民は萎縮し、政治的な活動を差し控えるようになります。そうなると、民主的な議論の結果も歪められることにならざるをえません。表現の自由は、そのような結果を防止するためにこそ存在するのであり、したがって、刑罰権発動には最大限の慎重さが求められるはずです。
以上のように、本件逮捕は、憲法上強く保障された表現の自由を不当に侵害し、市民の表現活動を幅広く規制対象にする結果をもたらし、ひいては自由な意見交換に支えられるべき議会制民主主義の過程を深刻に害するものであって、憲法上許容されないと私たちは考えます。私たちは、大阪府警による下地氏らの逮捕に強く抗議するとともに、かれらの即時釈放を要求します。
2012年12月17日
学ぶところが、多いです。
借金苦で、自分を追い込んで自殺する。
医療では、救えない部分を救ってくださっていて、感謝します。
「『怖い』って引っ込んだら、そういう人たちを助ける人がいなくなる」と、法律を盾に、日々交渉に挑まれていることに心から敬服します。
*****日刊SPA******
http://nikkan-spa.jp/341318
不屈の弁護士にして都知事選候補者・宇都宮健児氏が語る「コワい人との交渉術」
2012.12.04 雑学
12月16日、衆院選と同日に行われる東京都知事選。「石原都政を引き継ぐ」という猪瀬直樹副知事とは全く対極に、「脱原発」「反貧困」を掲げて出馬している候補が宇都宮健児弁護士。一般には知名度がそこまでないが、都知事選で猪瀬氏の最大の対抗馬と目されている。
貧しい幼少時代から勉学に打ち込み東大合格。在学中に、体重が8kg減るほどの猛勉強の末、司法試験に一発合格して弁護士になった。
現在は、多重債務問題などの最前線で活躍する宇都宮弁護士。
当然のことながら、ヤクザやヤミ金からの脅迫も少なくないのだが、彼はどんな脅迫だろうが動じない。その現場に居合わせた本誌記者Mはこう語る。
「宇都宮弁護士に取材中、脅迫のような、ただ事ではない電話がかかってきました。それがちょうど、僕が先日拉致られたヤミ金の大親玉からの電話だったのです。『大丈夫なんですか』と聞くと、『ヤミ金やヤクザでも、上層部の人間はわりと話が通じますよ。あちらにもそれなりの理はありますから、要は法律を盾にじっくり話をすることです。でも、若いヤツや下っ端のチンピラのほうは要注意。後先考えずに行動に出ますから。あと怖いのは、新興宗教やカルト教団です』とさらっと答えました」
本誌記者Mは、宇都宮氏からヤクザ、ヤミ金への対処の仕方を教わった。その基本は「相手の立場を尊重すること。決して下には見ないこと」だった。
宇都宮氏はこう言う。
「ヤクザは組織内でのメンツが非常に大事。こちらが見下せば、まとまる話も絶対にまとまりません。まず相手のメンツを立ててやること。そして、その中で交渉できる範囲を探していきます。また、ヤクザの脅しは、たいてい口だけ。彼らは経済原理で動いていますから、実は一般人相手よりも安全なんです。5万や10万といったヤミ金が原因で人を殺すなんてありえない。それで懲役15年もくらうなんて割に合いませんから。それから、ヤクザもヤミ金もみな同じ人間で、どこかで人間らしい優しい感情、話し合える部分を持っている。私はそこに希望を持っているんです。交渉はそりゃあ怖いですよ。でも、僕を頼って来てくれている人たちを助けたいという思いがいちばん強い。事務所には借金苦で家庭崩壊、夜逃げをしたり野宿生活に入ったり、手首を切ったり、自殺を図ったりするような人たちがたくさん来ているわけです。僕がここで『怖い』って引っ込んだら、そういう人たちを助ける人がいなくなるしね」
宇都宮氏の「他者のプライドを尊重する」という姿勢は、ホームレス対策にも通じる。ホームレス総合相談ネットワーク事務局の大河内知彦さんはこう語る。
「’08年末からの派遣村で新人相談員だったぼくは、明らかにウソとわかることばかり言う相談者への対応に悩んでいました。『相談活動って一体何なのだろう?』と思い詰めて宇都宮先生に相談したら、『派遣村に来られる方は、生活に困ってウソをつかなければならないほどに追い詰められているんだ。みんなそれぞれの事情もあるし自己のプライドもある。要は根気よく話を聞くことだ』とおっしゃったんです。根気よく話を聞いていれば、次第に心を開いてくれ、スムーズに話ができるようになるということがわかりました」
週刊SPA!12月4日発売号「不屈の弁護士[宇都宮健児]奇伝」では、どてらい男、宇都宮健児弁護士の武勇伝を紹介している。 <取材・文/横田一 清水直子>
内田先生は、以下、ご指摘をされていらっしゃいました。
levinassien 内田樹
ネットコミュニケーションのメリットを「匿名で発言できること」と思っている人たちはプライバシーの代償に社会性を失うというのはご指摘の通りだと思います。そう考えると「社会性」というのは「身体性」とほとんど同義だということになります。
tatsuruwords 内田樹先生 街場の至言(非公認bot)
コミュニケーション感度の向上を妨げる要因は、つねづね申し上げているように「こだわり・プライド・被害妄想」(春日武彦)であるので、「こだわらない・よく笑う・いじけない」という構えを私は高く評価する
確かに、(上であろうが、下であろうが、)お客様は、出迎えなければならないと思います。
公開が原則ですが、報道をすべきかどうかという点で、オフレコにせざるを得ないことがあることも、一定の理解をいたします。
誰でもそうですが、政治家も、言葉が命の職業。
「書いたらもうその社は終わりだから」と、松本龍復興担当大臣は、言ってはならないことまで、言ってしまっています。
日ごろの態度や思っていることが、言葉にでます。
****TBS動画*****
松本復興相、宮城県の村井知事を叱責
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4766890.html
松本龍復興担当大臣が就任後初めて、3日、宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました。
宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで顔色が変わります。
「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」(松本龍復興相)
笑顔で現れた村井知事、握手を求めますが、拒否。応接室が緊張します。そして要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自らの考えを伝えます。
「(水産特区は)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ。ちゃんとやれ。お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。長幼の序がわかっている自衛隊なら、そんなことやるぞ。しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。書いたらもうその社は終わりだから」(松本龍復興相)
松本復興大臣のこの言動は波紋を呼びそうです。(04日05:01)
*****以上*****
*****河北新報(2011/07/04)******
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110704t71017.htm
復興相「突き放す時は突き放す」 宮城・岩手知事に注文
松本龍復興対策担当相は3日午後、就任後初めて宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事と会談した。政府の復興指針を7月中に策定する考えを示した上で、厳しい口調で「政府に甘えるところは甘えていい。こっちも突き放すところは突き放す。そのくらいの覚悟でやっていこう」と注文を付けた。
村井知事が打ち出した県内の漁港を集約する構想については「県で意見集約をちゃんとやれ。やらなかったらこっちも何もしない」と述べた。
松本氏は今後の課題として、特区に関する法整備や被災者のための本格的な住宅確保などを掲げた。「それぞれの町で伝統や産業、文化が違う。県の独自カラーを出して、いろいろパイロット事業に取り組んでほしい」とエールを送る場面もあった。
応接室に後から入ってきた村井知事に対し「客が来るときは自分が入ってから呼べ。しっかりやれ」とも語った。
会談後、村井知事は記者団に「基本方針に地元の要望がどれだけ盛り込まれるか、しっかり見極めたい」と語った。
松本氏は3日午前、岩手県庁で達増拓也知事と会談した際も「知恵を出したところ(自治体)は助けるけど、知恵を出さないやつは助けないぐらいの気持ちを持って」と話した。
国として被災地の復興に引き続き協力していく考えを伝え「被災地を行脚して、被災者の要望を聞いて回りたい」と語った。
****以上*****
*****毎日新聞(2011/07/04)****
http://mainichi.jp/select/today/news/20110704k0000e010063000c.html?inb=tw
松本復興相:抗議殺到…「助けない」発言で宮城県に
2011年7月4日 12時50分 更新:7月4日 12時57分
宮城県の村井嘉浩知事は4日の定例会見で、「情報も財源も国にある。国が歩み寄るのが望ましい姿」と述べ、松本龍復興担当相の発言を批判した。松本復興相が3日の会談で「(被災地の復興策は)県でコンセンサスを得るべきだ。そうしないと我々は何もしない」などと高圧的に述べたことについて答えた。県には松本復興相の発言への批判の電話が殺到している。【宇多川はるか】
◇松本復興担当相 発言の要旨
松本龍復興担当相が3日に岩手、宮城両県庁を訪れた際の主な発言は次の通り。
<岩手県庁での達増拓也知事との会談>
俺九州の人間だから何市がどこの県とか分からない。仮設住宅はあなたたちの仕事だから、我々は次の恒久住宅みたいなのを構想するから、どういう知恵を出せるか、知恵合戦だ。知恵を出したところは助けますけど、知恵を出さないやつは助けない。それぐらいの気持ちを持って(対応する)。だから(首長には)もう「あれが欲しい、これが欲しい、は駄目だぞ、知恵出せよ」と話をしている。
<宮城県庁での村井嘉浩知事との会談>
何でも相談には乗る。だからしっかり政府に対して甘えるところは甘えて。こっちも突き放すところは突き放す。(漁港を)3分の1から5分の1に集約すると言っているが、県で(漁業者と)コンセンサスを得ろよ。そうしないと我々も何もしないぞ。ちゃんとやれ。今、(村井氏が)後から入ってきたが、お客さんが入ってくる時は自分が入ってからお客さん呼べ。自衛隊ならそうやるぞ。最後の言葉はオフレコです。
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