「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。インフル10/1~接種開始。

中央区役所温室効果ガス排出抑制実行計画

2020-07-09 19:03:52 | 地球環境問題

●中央区役所温室効果ガス排出抑制実行計画:https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/seisaku/taisaku/onshitukouka_gas_gikkoukeikaku.files/gikkoukeikaku6.pdf

●根拠法:地球温暖化対策の推進に関する法律 https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=410AC0000000117#101


●中央区環境行動計画2018 https://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/keikaku/keikaku2018.html 

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二酸化窒素および浮遊粒子状物質に関する環境基本法における規定の確認

2019-11-23 22:21:56 | 地球環境問題

○ 二酸化窒素に関する環境基本法における規定

→ https://www.env.go.jp/kijun/taiki2.html

 

○ 浮遊粒子状物質に関する環境基本法における規定

→ https://www.env.go.jp/hourei/01/000065.html

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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境アセスメント

2019-10-21 23:00:00 | 地球環境問題
事業名、「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」

氏名、小坂和輝

住所、東京都中央区月島3丁目30番3号ベルウッドビル2F

電話番号 03-5547-1191

環境保全の見地からの意見を記載(書式自由)

●環境影響評価において、環境基準を超えた数値があり、再度、工事日程を調整し、環境基準内にすることを求めます。

理由:この再開発事業だけならまだしも、同時期に、多数の再開発事業が日本橋川周辺でなされるので、それらが複合的に合わさって環境負荷をかけることをたいへん懸念しています。ゆえに、それぞれの再開発が、少なくとも環境基準内で抑えることが重要と考えています。


●工事車両の動線は、「日本橋」の橋梁を通過しないことを求めます。

理由:中央通りは、特に、商業観光の中心である場所であり、訪れる方々が、極力、工事車両の騒音や排ガスに暴露しないようにして、「日本橋」の橋梁を中心に楽しめるようにするため。人通りも多く、交通事故などを防ぐため。

●日本橋川沿いの空間を活かすために、日影や建物の圧迫感がないように建物の位置に配慮することを求めます。

●施行区域内で、エネルギーをまかなうエネルギーゼロビルディングの取組みを強化することを求めます。

など


*****************************
https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/r01/011011/07_09/index.html

「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」
環境影響評価書案に係る見解書の縦覧と
都民の意見を聴く会の実施
縦覧・閲覧期間
10月11日(金曜日)から30日(水曜日)(閉庁日を除く)
午前9時30分から午後4時30分

縦覧・閲覧場所
・区役所(外部サイトへリンク)7階環境政策課
・日本橋特別出張所(外部サイトへリンク)、月島特別出張所(外部サイトへリンク)
・京橋図書館(外部サイトへリンク)、日本橋図書館(外部サイトへリンク)、月島図書館(外部サイトへリンク)
・都庁第二本庁舎19階都環境局総務部環境政策課

都民の意見を聴く会
日時
11月27日(水曜日)
午後1時30分から
◎午後1時から傍聴券を配布します。

会場
千代田区立スポーツセンター8階第3集会室(千代田区内神田2-1-8)
◎当日、直接会場へお越しください。
◎公述人の申し出がない場合は中止となりますので、事前にお問い合わせください。

公述人の募集
内容
1人15分以内で環境保全の見地からの意見を述べる。

定員
25人程度(申し込み多数の場合は抽選)

申し込み方法
10月17日(木曜日)から31日(消印有効)までに事業名、氏名、住所、電話番号(法人その他の団体は、名称、代表者の氏名および東京都の区域内に存する事務所または事業所の所在地)および環境保全の見地からの意見を記載(書式自由)し、持参または郵送で申し込む。

【問い合わせ(申込)先】
〒163-8001
新宿区西新宿2-8-1
都環境局総務部環境政策課
電話 03-5388-3453
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田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長から都知事への提言『外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生について』R1.9.17

2019-09-19 19:17:48 | 地球環境問題

 中央区も関係する環境政策のひとつ、日本橋川の水質浄化。

 田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長は、2019年9月17日に小池百合子・東京都知事に対し、外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生に関する提言を提出したとのことです。

 大学の英知を結集し、是非、実現に向け動き出していただきたいものです。

 東京都に先駆け中央区も施策として前進させるべきものであり、私自身も研究を深めるべき課題と認識しています。

*********提言*********
http://www.hosei.ac.jp/documents/NEWS/newsrelease/2019/190918_03.pdf

令和元年9月17日

東京都知事 小池百合子殿

法政大学総長 田中優子
東京理科大学学長 松本洋一郎
中央大学学長  福原紀彦

外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生ついて(提言)


 貴職におかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。  

 さて、私共の大学は江戸城外濠周辺にキャンパスを構えております。その ため、外濠は日常的に接しており、保全再生するための研究を行なってまい りました。とりわけ、腐臭を放つアオコを持続的に抑制するために必要なメ カニズムについて、その解明に取り組んでおります。  
 東京都では現在、緊急的に外濠の浚渫、下水道の一時貯留などの対策に取 り組まれております。しかしながら、その効果は一時的、限定的であること が科学的に予見されており、研究者として長期的に持続可能な方策を早急に 講ずべきと考えております。  

 もともと外濠の水は、江戸時代に開削された当初から多摩川の羽村で取水 された水を開水路で四谷大木戸まで流し、そこから江戸上水道の一部を流入 させることにより維持されてきたものです。羽村から玉川上水・外濠・神田 川から隅田川に至る約 53㎞の水の流れは、位置エネルギーだけで流下する東 京の水の大動脈とも言えます※添付資料 1。この大動脈は、江戸の水道のみなら ず武蔵野の新田開発、社寺・屋敷の泉水や濠の維持、さらには舟運などにも 寄与していた、まさに「水の都・江戸」を支える水資源でもありました。  
 そして、江戸の中心地として栄えた日本橋川には、外濠のアオコが神田川 を経由して流れ込んでいることがわかっています。私たちは、この水の大動 脈の復活こそが、東京を持続可能な都市として維持し、日本橋を世界に誇れ るエリアにするためにも不可欠と考えております。

 以上のことについては、当3大学に東京大学、日本大学を加えた5大学で 組織する「水循環都市東京シンポジウム実行委員会」や玉川上水から日本橋 までの多くの都民が関わる「玉川上水ネット」、「日本橋水辺再生研究会」等 の団体が協働して、これらの河川の再生に関する啓発活動を進めております ※添付資料 2。     

 また、都議会においても、外濠の水質浄化策に関する質疑が行われたと聞 き及んでいます※添付資料 3。これらの多角的な活動の成果として、東京都では 検討会を組織したと聞き及んでいますがその成果については不透明であり、 現時点では、明確な方向性が示されていないと理解しております。 

 既に、令和の新しい時代の幕が開きました。さらに来年は「東京オリンピッ ク・パラリンピック」が開催されます。この時代の大きな転換点に当たって 「持続可能な都市東京」の水の大動脈の再生に向けて、次の三点についてご高 配いただきたく提言いたします。

一、玉川上水・外濠・日本橋川に多摩川からの河川水を導水することにより、 水質の浄化、水循環の改善、沿川の防災水利の確保、自然・歴史文化の保全 再生等、多面的な役割を果たすグリーンインフラとして位置づけ、東京都の 将来構想の施策として取り組んでいただきたい。

二、特に、東京オリンピックマラソンコースの一部でもある「外濠」、再開発 が急速に進められている「日本橋川」については、河川水を試験的に通水す るなどして、早急に水質改善の方策を講じていただきたい。
三、上記、玉川上水・外濠・日本橋川等の水質改善、維持管理等の検討につ いては、大学、研究機関、さらに市民(団体)の知見を集約するとともに、 長期的な視座に立って効率的な運営を実現するための協働体制確立のために、 委員会等の設置を提案いたします。

以 上


(事務局)
福 井 恒 明(Tsuneaki Fukui) 法政大学 教授 デザイン工学部 都市環境デザイン工学科 景観研究室 〒 102-8160 東京都千代田区富士見 2-17-1 TEL:03-5228-1446 FAX:03-5228-1446
E-mail:fukui@hosei.ac.jp

山 田 正 (Tadashi Yamada) 中央大学 教授 理工学部 都市環境学科 河川・水文研究室 〒 112-8551 東京都文京区春日 1-13-27 TEL:03-3817-1805 FAX:03-3817-1803
E-mail:yamada@civil.chuo-u.ac.jp
 


*********法政大学*******

https://www.excite.co.jp/news/article/Dprp_34915/

 田中優子・法政大学総長、松本洋一郎・東京理科大学学長、福原紀彦・中央大学学長は、2019年9月17日に小池百合子・東京都知事に対し、外濠・日本橋川の水質浄化と玉川上水・分水網の保全再生に関する提言を提出しました。


 都心の貴重な水辺空間である江戸城外濠や日本橋川の環境改善について、近隣住民や企業の関心が高まっています。江戸城外濠周辺にキャンパスを持つ3大学は、水質改善のための研究を行うと共に、近隣の高校や地元自治会等を含めて連携し、水辺の保存再生について多彩な研究・教育・社会活動を展開しています。そうした様子がメディアにも継続的に取り上げられています。

 外濠の水は、本来多摩川の羽村で取水された玉川上水の水の一部を流入させることによって維持されてきたものです。羽村から玉川上水、外濠、神田川、日本橋川から隅田川に至る水の流れは、ポンプなしで流下する東京の水の大動脈であり、「水の都・江戸」を支える水資源でした。そして、日本橋川の水質悪化の要因が、十分な水源を持たないために発生する外濠のアオコであることがわかっています。

 この水の大動脈復活により、外濠・日本橋川の水質浄化を実現し、東京を持続可能な都市としていくことが重要であり、その推進には3大学が連携すべきとの認識が一致し、連名で提言を実施することになりました。

 提言は三項目からなり、その要点は次の通りです。
 第一に玉川上水・外濠・日本橋川に多摩川からの河川水を導水することにより、水質浄化・水循環改善・防災水利確保・自然歴史文化の保全再生などの役割を果たすグリーンインフラとして位置づけること。

 

 第二に2020東京大会のマラソンコースとなる外濠と沿川の再開発が進む日本橋川については、河川水を試験的に通水することで早急に水質改善を図ること。
 第三にこれら水系の水質改善・維持管理等の検討について、大学・研究機関・市民(団体)の知見を集約し、協働するための委員会等を設置すること。

※提言書の全文は下記URLに掲載しています。
 http://www.hosei.ac.jp/documents/NEWS/newsrelease/2019/190918_03.pdf
 https://www.tus.ac.jp/today/archive/20190918001.html
 https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/

▼本件に関する問い合わせ先
・法政大学 総長室広報課
 (担当:栗山・田村)
 TEL: 03-3264-9240
 E-mail: koho@hosei.ac.jp
 URL: https://www.hosei.ac.jp

・東京理科大学 広報部広報課
 (担当:福岡・久保田)
 TEL: 03-5228-8107
 E-mail: koho@admin.tus.ac.jp
 URL: https://www.tus.ac.jp/

・中央大学 広報室
 (担当:青栁・藤田)
 TEL: 042-674-2050
 E-mail: kk@tamajs.chuo-u.ac.jp
 URL: https://www.chuo-u.ac.jp/
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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国交省より:2019年8月30日より、羽田空港の新飛行経路に関する飛行検査を実施いたします。

2019-09-01 23:00:00 | 地球環境問題

 都市の上空の飛行は、安全性の観点から、避けねばならないと考えます。
 騒音被害も、ものすごく多くなるのではないでしょうか。

*****国交省*****

https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/2019080801.html


2019年8月30日より、羽田空港の新飛行経路に関する飛行検査を実施いたします。

2019.08.23

飛行検査の詳しい日程・内容等は こちらから

羽田空港では、国際線の増便に向けて、新しい飛行経路について2015年より各地域で説明会を開催し、多くの方々のご意見を丁寧に伺いながら、追加の対策についても検討を重ねてまいりました。

そして、今後も騒音・落下物対策、引き続きの丁寧な情報提供等を行うこととした上で、2020年3月29日から新飛行経路の運用を開始し、国際線を増便することといたしました。運用に先立ち、新飛行経路を離着陸する航空機が安全に飛行できるようにするため、航空法の規定に基づき飛行検査を実施いたします。

本飛行検査は、新飛行経路を飛行するだけではなく、様々なコース等を広範囲に繰り返し飛行します。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

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日本橋上空の首都高地下化(神田橋JCT~江戸橋JCT)の特例的環境アセスメント手続きでの「都民の意見を聴く会」(本日R1.8.19開催)において公述人として述べたこと

2019-08-19 18:24:26 | 地球環境問題

 環境省のかたが、まちづくりにおいて環境が壊されないように維持しようと、なんとか制度化された仕組みだと思います。

 その国に先駆けて、東京都は、環境アセスメント条例を、作られました。

 東京都の環境アセスメントに期待を寄せるものの一人です。


 さて、日本橋首都高地下化の環境アセスメントの公述人の一人に幸運にも選ばれ、本日、意見をして参りました。

 健康を守る小児科医の目線から、特に分析をした意見です。制限時間15分でその時間内で意見は終了。

 公述人は、私を含め3人でした。前の二人のご意見は、いずれもすばらしかったです。たいへん勉強させていただきました。

参考:日本橋首都高の地下化参考資料⇒ https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/ecc827799d82558995ee3c55b96524b1

                   https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/7b703c17b0c5536d6c99a2febce56614


 私の意見の概要:

1、もう一度、都民の意見を募集すること

 一般的な環境アセスメントでは、都民は、二度、意見書を提出する機会があるが、今回は、一回のみの実施であった。

 それと関係するのか、『特例的環境影響書案に関わる事業者の考え方』(令和元年7月東京都)では、「第4章 特例的環境影響評価書案について提出された主な意見及びそれらについての事業者の考え方の概要」と「第6章 特例的環境影響評価書案について提出された都民の意見書及び事業段階関係区長の意見の概要並びにそれらについての事業者の考え方」の用いられた都民の意見書は、第4章と第6章で一言一句同様の内容である。
 本来、二度行うべきだったものが一度しか行わず、都民の意見を二度用いたと取られかねないが。(質問後の審議会委員からのやりとりで、東京都が理由を述べた。)


2、「神田橋JCTと江戸橋JCTの間」の地下化では、完結しえない一部の計画である。一部の計画ではなく計画全体の形で環境影響評価を出すべきことについて

 「神田橋JCTと江戸橋JCTの間」という一部ができたからといって、首都高の循環が解決されていない。八重洲線や東京高速線が整備されうることを仮定しての計画である。

 八重洲線や東京高速線整備もあわせて全体の計画の形で環境影響評価を行うべきである。八重洲線や東京高速線の機能強化において、その計画が実現不可能であったり、環境影響評価上問題があってからでは、後戻りできない。

 一般道であれば、迂回など、様々なルートがあり、その計画区間だけを評価すればすむであろうが、一般道の話をしているのではない。八重洲線や東京高速線へは、トラックは通行するなとか言うのか?高速道路の話をしているのであるから、このような不完全な計画を環境アセスメントしても、たとえその環境アセス自体がいくら正しくとも、全体を考えねば意味がない。

 1人目と2人目の公述人が指摘されたように、首都圏の交通体系を見据えた計画を、開かれた会議の中で作り上げた上で、再度、環境アセスメントを行っていただきたい。


3、地下化した首都高の安全性について、広くとらえれば、環境の問題でも有り、アセスメントの項目として取り上げて、分析をしていただきたい。

 本案では、急勾配と急カーブがあり、安全な高速通行ができる道路とは考えられない。事故が多発し、事故から大規模火災発生で使い物にならなくなる可能性がある。
 安全な通行ができるものであるか、前提条件としてお示し願いたい。

 環境アセスメントの項目にはないが、その他にでも入れて頂き、首都高速の交通の安全性を評価頂きたい。

4、工事用車両計画の立て直しについて

 工事中における工事用車両の走行に伴う騒音が基準値を上回っており、再度、基準値を上回らないように計画を立て直すべきである。

 すでに騒音が起きそうなところで、工事車両が通るから、上回ってもしかたないですますのではなく、東京都が事業者なのであるから、東京都は、ご自身の環境アセスメントで環境基準を超過するような数字は出さないでいただきたい。

 首都高地下化をする周辺では、大規模再開発工事が集中するエリアでもあり、騒音を減らす努力を願いたい。皆が、少しの超過はやむを得ないと考えてしまうとそのわずかな超過は、積み重なってまちの騒音の許容範囲を破ってしまうことにつながる。


5、大気汚染物質は、常盤橋換気所に集中するであろうから、その周辺の大気汚染の分析は細かく行うべきことについて

 トンネルの大気の排気口は、常盤橋換気所に集中するであろうから、その周辺における二酸化窒素NO2及び浮遊粒子状物質SPMの分析を細かく行っていただきたい。

 また、超過する場合は、常盤橋換気所に、NO2やSPMを処理する装置を設置することを求めていただきたい。


6、川底を有効活用したルート案との比較について

 川底を有効活用することで、江戸橋JCTから先の箱崎まで地下化が可能となる。ルート案について複数案を出し、それらの環境影響評価も含めて比較した上で地下化を計画すべき。


7、事後評価を必ず行い、大気汚染など環境基準を超過する場合は対策を講じるべきこと

 制度として、必ず、事後評価も行い、大気汚染など環境基準を超過する場合は対策を講じるべきこと。


以上





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京都大学医学部調査「宜野湾市の水道水の水源(嘉手納飛行場を通る河川水を使う北谷浄水場)は、有機フッ素化合物PFOS、PFOA、PFHxSで汚染されている」

2019-05-17 23:00:00 | 地球環境問題

 日本では、水道水の安全性をどこでも享受できるのではなかったのか。

 京都大医学部の小泉昭夫名誉教授、原田浩二准教授は「健康に与える影響は不明だが全国との差からしても宜野湾市の水道水の源泉(北谷浄水場の水源)は汚染されている」と指摘。

 国や地元自治体は当然動いてくれるものだと信じたいですが、少なくとも医療界、大学は、安全性の調査とその確保をお願いいたします。



********琉球新報*******************

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-919643.html

水道水が汚染? 宜野湾市民の血中有害物質、全国の4倍 京大が調査 「米軍基地内に原因」
2019年5月17日 05:00


 発がん性などのリスクが指摘される有機フッ素化合物PFOSについて、京都大医学部の小泉昭夫名誉教授、原田浩二准教授が沖縄県宜野湾市大山の住民を対象に4月に実施した血中濃度調査で、全国平均の4倍の値が検出されたことが16日分かった。PFOSは米軍嘉手納基地や普天間飛行場周辺の河川で高濃度で検出され、基地が汚染源だと指摘されている。またコレステロール値や肝機能への悪影響が指摘され、規制に向けて国際的な議論が進んでいる有機フッ素化合物「PFHxS」に関しては、全国平均の53倍に上る血中濃度が検出された。

 有機フッ素化合物のPFOSとPFOAは国内の使用が原則禁止されている。宜野湾市大山は農業用水にも使われてきた湧き水からも高濃度で検出されたことから、小泉、原田両氏は住民の要望を受けて4月13、14日に調査した。宜野湾市大山の住民44人と、比較するための対照地域として南城市民61人に対してPFOS、PFOA、PFHxSの血中濃度を測定した。


 その結果、宜野湾市でPFOSが全国平均値の4倍に当たる1ミリリットル当たり13・9ナノグラムが検出された。PFHxSは宜野湾市が全国の53倍の16・3ナノミリグラムに上り、南城は全国の12・5倍の3・9ナノミリグラムだった。

 PFHxSは2021年春にも世界的に製造や輸出入、使用などの禁止が決まる可能性がある。PFOS、PFOA、PFHxSによる汚染は米軍の泡消化剤との関係が指摘されている。

 宜野湾市ではPFOS、PFOA、PFHxSの全てについて、水道水を日常的に飲む人たちの血中濃度が飲まない人よりも高かった。比べて南城市は水道水を飲む人と飲まない人の値に大きな差はなかった。

 宜野湾市の水道水は、嘉手納飛行場を通る河川水を使う北谷浄水場(7市町村に給水)が水源。南城市の水道水は西原浄水場(9市町村に給水)が水源。小泉、原田両氏は「健康に与える影響は不明だが全国との差からしても宜野湾市の水道水の源泉(北谷浄水場の水源)は汚染されている」と指摘。「国が責任を持つ基準の策定と順守が必要だ。汚染源は基地内と考えられ、国内法の下で厳重に管理する必要がある」とした。

 (島袋良太)

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結果ご報告:アスベスト浮遊物質に関する大気汚染状況調査(平成31年2月20日(水)晴れ、築地保育園・築地社会教育会館横の公園実施):不検出

2019-02-27 18:47:25 | 地球環境問題

 先日実施いたしました築地市場解体工事に伴うアスベスト浮遊物質の大気汚染状況調査の結果が、検査機関からあがってきましたので、取り急ぎ、ご報告させていただきます。

 平成31年2月20日(水)、天候は晴れ、築地保育園・築地社会教育会館横の公園で実施いたしました。
 実施内容:https://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/ac6c804f5ae4e82dfde578a8c49ed42a
 
 結果は、「0.3f/l未満」であり、アスベスト粉じんは、検出されませんでした

 風向きが、築地市場に向かう側であった点が、やや気になりますが、今後、観測地点を変え、フォローしていきたいと考えます。

 とりあえず、一つの安心材料としていただければ、幸いです。








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沖縄海岸国定公園内にリゾートホテル(総客室360室のうち180室分譲)は許されるか?自然公園法違反のため開発事業認可の取消し

2018-07-01 11:15:20 | 地球環境問題

 訴状は読んでいませんが、新聞記事に書かれている内容を見るに、主張されている女性の側に理由があるように感じました。

 井武部ビーチ跡、行ったことありませんが、日本の美しい景観は、守ってほしいと願います。

 関連記事:署名がなされたとのこと https://www.change.org/p/%E4%B8%89%E4%BA%95%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3-%E7%84%A1%E7%A7%A9%E5%BA%8F%E3%81%AA%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AF%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%A6-%E9%AB%98%E3%81%9540m%E5%B9%85200m%E3%81%AE%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E5%88%86%E8%AD%B2%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%81%8C%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%81%AE%E6%81%A9%E7%B4%8D%E6%9D%91%E5%9B%BD%E5%AE%9A%E5%85%AC%E5%9C%92%E5%86%85-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81-%E3%81%A7%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E4%BA%88%E5%AE%9A-%E8%87%AA%E7%84%B6%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%A8%E6%B5%B7%E3%81%AE%E7%8B%AC%E5%8D%A0%E3%81%AF%E8%A8%B1%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84

 三井不動産記事: http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2017/1019/

計画概要

ホテル名称
ハレクラニ沖縄

所在地
沖縄県国頭郡恩納村字名嘉真下袋原1967番1外(地番)

計画地敷地面積
87,145.70㎡(26,361.57坪)

交通(アクセス)
那覇空港より車で約75分

延床面積
41,746.92㎡(12,628.44坪)

構造・規模
鉄筋コンクリート造・地上10階他

着工
2017年5月

開業
2019年夏(予定)

設計
株式会社日建設計

施工
前田・國場 建設工事共同企業体

客室数
360室

付帯施設
レストラン、バー、屋内外プール、スパ、フィットネスジム等



 自然公園法:http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=332AC0000000161

自動代替テキストはありません。

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ごみのないのない月島をあきらめないこと。クリーンデイ翌日の状況。

2018-05-28 09:17:37 | 地球環境問題

 5/27(日)は、クリーンデイであり、町会の皆様が、月島三丁目を掃除されました。

 想定しておりましたが、きれいにされた月島川の川岸の通りの翌日の状況です。

 ごみの無いまち月島をあきらめない。





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福島原発被害東京訴訟の中学生による原告最終陳述(全文)2017年10月25日@東京地方裁判所103号法廷

2017-10-29 10:38:12 | 地球環境問題
 福島原発被害東京訴訟での原告である中学生の最終陳述全文です。

 紹介文とともに掲載をさせていただきます。


********太田 啓子氏より***************
10月25日東京地裁で、中学生の原告が行った最終陳述全文です。
是非読んで下さい。
原発事故による避難者の方々がどういう経験をされたか、どういう気持ちで
過ごしているか知らず、こういうのも読まないまま原発再稼働を支持する人を
私は絶対信用できないです。読んでも原発再稼働を支持する人もだな。


子どもにこんな思いをさせている責任を大人がどうとっていくのかが
全大人に問われてると思います。

「【3.11避難者の声】福島原発被害東京訴訟の中学生による原告最終陳述(全文)

 僕は、福島県いわき市で生まれ、両親と、5歳離れた弟と共に生活していました。
 当時は、春になればテレビで何度も紹介されるくらい桜並木の有名な「夜の森公園」で
お花見をし、夏は潮干狩りに行き、秋はきのこ狩りをして、冬は雪だるまを作る。
公園や学校の帰りの通学路でツクシをたくさん採って帰って、お母さんに作って
もらうツクシの佃煮が好きでした。家も庭も広く、ブルーベリーやしいたけ、
プチトマト等は庭で収穫できました。学校では友達と昆虫を見つけたり、泥団子を作ったりして遊んでいました。

 しかし、2011年3月11日を境に、このような生活は全てなくなってしまいました。
夜の森公園は今も帰還困難区域だし、放射能だらけの泥で泥団子は作れません。 
 しかし、何よりも一番つらかったのが、転校先でのいじめです。
 図工の時間に作った作品に悪口を書かれていたり、菌扱いされたりしてきました。
そのようなことが続き、できることなら死んでしまいたいといつも思うようになりました。
小学校の3年生か4年生のときには、七夕の短冊に「天国に行きたい」と書いたこともありました。
 たぶん、避難者についてよく知らされていない人の目には、福島から来た避難者は家が壊れていないのだから
何も被害はなかったのに多額の賠償金だけもらって、しかも東京の避難所にただで住んでいる
「ずるい人たち」とうつるのでしょう。

本当は、東京電力や国が、放射能汚染の恐ろしさや僕たち家族のような区域外避難者には
ほとんど賠償金を払っていないことなど、正しい情報をみんなに伝えてくれていれば、こんな勘違いは起きなかったと思います。
 実際、中学生になって今までの学校と全く関係のない学校に進学して、
ずっと自分が避難者ということを隠していますが、いじめは起きていません。 

 原発によって儲かったのは大人、原発を作ったのも大人だし、原発事故を起こした原因も大人。
しかし、学校でいじめられるのも、「将来病気になるかも…」と不安に思いながら生きるのも、
家族が離れ離れになるのも僕たち子どもです。
 原発事故が起きてしまった今、本当は誰も安全なんて言えないはずだし、
実際、誰も僕に「君は病気にならないよ」とは言ってくれません。
なのに、東京電力や国の大人たちは「あなたの地域はもう大丈夫ですので安心してください」と言って、
危険があるところへ戻らせています。でも、僕たちが大人になって病気になるかもしれない頃には、
僕たちを無理やり危険な場所へ戻らせた大人たちは死んでしまっていて、もういない。そんなのひどくないですか?
 僕たちはこれから、大人の出した汚染物質とともに、生きることになるのです。
その責任を取らずに先に死んでしまうなんて、あまりに無責任だと僕は思います。
せめて生きているうちに、自分たちが行ったこと、自分たちが儲けて汚したものの責任をきちんと取っていって欲しいです。

 そして今は、「(放射能)汚染した場所に戻りたくない」と思っている僕たちを無理やり
(放射能)汚染している場所に戻らせることは絶対にやめて欲しいです。
 僕、父、母と弟はもちろん、避難者はみんな原発事故が起きてから、生活、人生も変えさせられてしまいました。
誰も望んだことではありません。避難者は、みんな同じです。東京電力と国には責任をとってもらいたいと思います。

裁判所は、僕たち子どもたち、そして、全ての避難者の声に耳を傾けてください。

(2017年10月25日@東京地方裁判所103号法廷)」
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東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例、建築基準法だい56条の2(日影による中高層の建築物の高さの制限)を受けて

2017-09-03 23:00:00 | 地球環境問題

 東京都における日影規制は、以下の定めがあります。

 

○東京都日影による中高層建築物の高さの制限に関する条例

http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1011307001.html#b1 

(趣旨)
第一条 この条例は、建築基準法(昭和二十五年法律第二百一号。以下「法」という。)第五十六条の二第一項の規定に基づき、日影による中高層の建築物(法別表第四(い)欄に掲げる地域の区分に応じ、同表(ろ)欄に掲げる建築物をいう。)の高さの制限に関して必要な事項を定めるものとする。
(昭六二条例六三・一部改正)

●建築基準法第 56 条の2第 1 項ただし書に基づく既存不適格建築物の増改築に関す る一括審査による許可同意基準

制定 昭和53年10月24日議決 改正 平成24年 7月23日議決 改正 平成27年 4月20日議決 改正 平成27年11月30日議決

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/kijun/kijun_index_07.pdf 

 

○建築基準法

(日影による中高層の建築物の高さの制限)
第五十六条の二  別表第四(い)欄の各項に掲げる地域又は区域の全部又は一部で地方公共団体の条例で指定する区域(以下この条において「対象区域」という。)内にある同表(ろ)欄の当該各項(四の項にあつては、同項イ又はロのうちから地方公共団体がその地方の気候及び風土、当該区域の土地利用の状況等を勘案して条例で指定するもの)に掲げる建築物は、冬至日の真太陽時による午前八時から午後四時まで(道の区域内にあつては、午前九時から午後三時まで)の間において、それぞれ、同表(は)欄の各項(四の項にあつては、同項イ又はロ)に掲げる平均地盤面からの高さ(二の項及び三の項にあつては、当該各項に掲げる平均地盤面からの高さのうちから地方公共団体が当該区域の土地利用の状況等を勘案して条例で指定するもの)の水平面(対象区域外の部分、高層住居誘導地区内の部分、都市再生特別地区内の部分及び当該建築物の敷地内の部分を除く。)に、敷地境界線からの水平距離が五メートルを超える範囲において、同表(に)欄の(一)、(二)又は(三)の号(同表の三の項にあつては、(一)又は(二)の号)のうちから地方公共団体がその地方の気候及び風土、土地利用の状況等を勘案して条例で指定する号に掲げる時間以上日影となる部分を生じさせることのないものとしなければならない。ただし、特定行政庁が土地の状況等により周囲の居住環境を害するおそれがないと認めて建築審査会の同意を得て許可した場合においては、この限りでない。
2  同一の敷地内に二以上の建築物がある場合においては、これらの建築物を一の建築物とみなして、前項の規定を適用する。
3  建築物の敷地が道路、川又は海その他これらに類するものに接する場合、建築物の敷地とこれに接する隣地との高低差が著しい場合その他これらに類する特別の事情がある場合における第一項本文の規定の適用の緩和に関する措置は、政令で定める。
4  対象区域外にある高さが十メートルを超える建築物で、冬至日において、対象区域内の土地に日影を生じさせるものは、当該対象区域内にある建築物とみなして、第一項の規定を適用する。
5  建築物が第一項の規定による日影時間の制限の異なる区域の内外にわたる場合又は建築物が、冬至日において、対象区域のうち当該建築物がある区域外の土地に日影を生じさせる場合における同項の規定の適用に関し必要な事項は、政令で定める。
 

 

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街路樹を守りながらの、共同電線溝設置や、歩道のバリアフリーの両立は可能ではなかったのか?

2017-08-27 23:00:00 | 地球環境問題

 街路樹伐採の件。日曜日の東京新聞第一面記事でとりあげられています。

 街路樹を守りながらの、共同電線溝設置や、歩道のバリアフリーの両立は可能であると考えます。

 また、中央区の街路樹伐採の内容も記事には書かれていますが、「中央区では十九~二十一日、日本橋本町-日本橋小舟町の区道のイチョウなど二十四本が伐採された。一部の区民から保存を求める声が出ていたが、「通りのにぎわいをつくりたいと沿道住民から要望があった」(区担当者)という。」
 私の調査の内容とは、異なった説明になっています。

 話を持っていったのは、あくまでも中央区からであって、それを地元の「日本橋みち・まちづくり協議会」がやむなく受け入れざるをえなかったのが本当のところではないでしょうか?
 地元周辺の方々は、受け入れることはできず、街路樹を守ってほしいという地元有志の署名が50名以上、中央区に届けられました。
 しかし、中央区は、地元説明会をさえ開催することなく、街路樹を撤去しました。
 最後に掲載の監査請求を、私も中央区へ提出を致しました。
 ただし、中央区側もご努力はされており、多くのものを(数は確認中)、移植をしていただけることになっています。

 なお、以前もお知らせをさせていただきましたが、日本橋の銀杏の並木は震災復興を願い地元の篤志のかたが植えられた由緒のあるものでした。なんとか、二世が育たないものかと、伐採された銀杏の枝の一部から取り出して苗木を今育てているところです。



***************東京新聞**************************
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017082702000142.html


【社会】


五輪整備 揺れる並木 「明大通り」プラタナス撤去へ




2017年8月27日 朝刊



 二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを控え、樹齢を重ねた並木を撤去する公共工事が都内各地で計画され、一部では伐採された。行政側は道路の拡幅やバリアフリー化などを目的とするが、地域のシンボルとなってきた木々が失われることへの住民の反発もある。 (神野光伸)


 東京都千代田区のJR御茶ノ水駅からの坂道「明大通り」の両側にプラタナスの濃い緑の葉が広がっている。通りは明治大学に面し、周辺に大学や専門学校が集まる。区は七十本全てを撤去する計画で、今月末にも三十三本の伐採を始める予定だ。


 歩道の拡幅とバリアフリー化が目的。区道路公園課によると、最も古い木は四十年以上前に植えられた。計画では歩道の幅を約二十五センチ広げ、車道との段差をなくしたり、根が地下で育ちすぎて押し上げた路面を直したりする。


 工事完了後、プラタナスより葉が広がらず、病害虫の被害が少ないマグノリアを植える。区の担当者は「人通りが増え、狭い歩道を広げざるを得ない。伐採に理解してほしい」と話す。


 これに対し、地元住民らでつくる「千代田の街路樹を守る会」は今月上旬、区長と区議会に保存を求める陳情を提出。会の大学講師愛みち子さんは「区の説明には、学生街を見守ってきた由緒ある街路樹を撤去する計画について、住民側に十分な説明がない」と憤る。明大の教職員や地元中学校の卒業生も二十三日、保存を求める陳情を区議会に提出した。

写真


 区と都は東京五輪のマラソンコースになる「白山通り」と、関東大震災後の復興事業で整備された「神田警察通り」のイチョウ並木の伐採も計画。歩道整備のほか、小池百合子知事が選挙公約とした「無電柱化」工事の推進が理由だ。


 白山通りは昨年夏に一部伐採され、住民の反対で工事が中断。小池知事は昨年十二月の都議会で「事業完了後に新しい樹木を植えるなど、緑の回復に努めることが重要」と述べた。


 一方、神田警察通りは住民の反対で計画を見直し、保存する方針。


 中央区では十九~二十一日、日本橋本町-日本橋小舟町の区道のイチョウなど二十四本が伐採された。一部の区民から保存を求める声が出ていたが、「通りのにぎわいをつくりたいと沿道住民から要望があった」(区担当者)という。



◆文化的価値、住民の愛着も


 京都学園大の森本幸裕特任教授(環境デザイン)の話 倒木などの恐れがある樹木をすべて保存していくのは難しく、一定期間で更新していかなければならない。景観美をつくる上で、無電柱化も必要だ。一方で、長年ある街路樹は、街のアイデンティティーの一つ。文化的な価値があり住民の愛着もある。工事を進める側は、伐採が必要な合理的な説明を十分果たしていく必要がある。整備をするなら、新たな街路樹が生育しやすい構造にしたり雨水の浸透機能を向上させたりしていくことも必要だ。


**********提出をした差止めの監査請求*******

中央区職員措置請求書

第1 措置請求の要旨
 1 対象となる財務会計行為及び求める措置請求
 中央区長は、区道「中日5号」の街路樹伐採(以下、「本件事業」という。)等のために平成29年度に計上された予算:「街路樹・街路灯の整備」(第6款環境土木費 第1項環境費、第2目公園河川費 2街路樹・街路灯等管理事業)1億132万9千円のうち「日本橋本町2丁目6番先~日本橋小舟町14番先」への計上分及び「電線共同溝整備事業」(第6款環境土木費 第1項環境費 第3目道路橋梁費 3電線共同溝整備事業(1)整備工事 イ「日本橋本町2丁目6番先~日本橋小舟町14番先」)へ計上された2億333万1千円 (別紙1、『平成29年度中央区各会計予算中央区各会計予算説明書』平成29年2月 中央区 180頁及び184頁/ 『平成29年度中央区予算(案)の概要』11頁及び34頁/ 本件事業を含めた計画全体図と工程/ 本件事業の位置図)の執行に係る財務会計行為を行うことは、後述のように違法・不当であるため、当該財務会計行為を行ってはならないとの措置を講じることを求める。

 2 当該財務会計行為が違法又は不当であること
本件事業により24本の街路樹の伐採が行われる。伐採は2017年7月22日(土)に開始し、一旦休止し、お盆明けに工事再開を予定している。
本件事業による街路樹24本(銀杏9本、クロガネモチ17本。うち2本のみ移植)の伐採は、違法又は不当であることを述べる。

(1)本件事業には区民の十分な合意形成が得られておらず、中央区は説明責任を果たす必要があること
街路樹伐採の経緯や目的が不明で、多くの区民の理解を得ていない。特に、伐採に至った経緯や根拠については、区民に公開されていない。
地元有志を中心に、本件事業についての中止と説明会を求める趣旨の要望書(別紙2、以下「要望書」という。)が、矢田中央区長及び水とみどりの課長宛てに提出されるとともに、街路樹の伐採を知った近隣に住む区民50名以上の署名が、その要望書に賛同するものとして提出されている。これらは真に地元の声といえるものである。これらの署名が伐採への驚きとともに集まった背景には、街路樹に親しみ、時には育ててきた周辺住民にも伐採計画が知らされていなかった経緯がある。
街路樹伐採を含む事業が区の事業であり、区民の税金を使うこと、また区道にある街路樹は区民の共有財産と考えるとき、区民の同意なしに街路樹の伐採が行われてはならない。
区は「日本橋みち・まちづくり協議会」を通じて「区民の意見を聞いた」としているが、協議会メンバーは少数であり、メンバーが町内会長などに限定されていることを考えると、必ずしも一般区民の多様な意見を代表しているとは言えない。また、協議会の議事録や議事内容は公開をされていないため、一般区民が協議会のメンバーに意見を届けることは、期待できないことがらである。
まずは周辺住民などに対し懇切丁寧な説明をするのが、区の事業を行う上で最低採るべき段階であり、強引で拙速な伐採をするとなれば、中央区は説明責任を果たしているとはいえず、重大な手続き違反である。

(2)本件事業は、『中央区緑の基本計画』の方針に反していること
伐採対象の街路樹は大変貴重なものである。特に、本件事業による伐採対象樹木には貴重な大径木が含まれている。推定樹齢60年、幹周囲は2m弱あり、東京都の指針でも保護対象となっている。
そして、それら大径木の健全性も、本件事業により一部伐採された銀杏の木の断面から明白である(別紙3、写真)。伐採された木の幹を観察しても、痛んでいない。樹木の専門家によると、別紙3の断面から言えることは、「1、空洞があるが、生存に影響はない。2、実際に、切り株では、断面の白い部分(生きているところ)が半分以上あり、十分健康な木だと思われる。白い部分が1/3以上あればその樹木は健康と考えられるからである。」という趣旨の解説を頂いている。
本件事業区域内の他の銀杏も、成育環境が同じであることから、同様に健康であることが考えられる。
また、中央区は緑被率において都内最低レベルにある。区内の街路樹の数はわずかに6800本余りであり、うち日本橋地区内は2500本余りしかない。一度の道路工事で26本の街路樹を伐るとなると、地区内の1%の木を伐ることとなる。またクロガネモチの木は日本橋地区に34本あるだけであり、16本伐採されると約半数を無くすことになり、樹齢20~30年程度と思われるので、これから成長する樹木である。(別紙4「中央区管理の街路樹」データ参照)
中央区は、平成21年3月策定の『中央区緑の基本計画』において、 「歩道拡幅等にあわせ、街路樹の間に中木や低木を植栽した植樹帯へと改修」し、「緑のボリュームアップ」を図っていく方針であって、歩道拡幅等にあわせ、本件事業のように大きな街路樹を伐採して代わりに中木や低木を植栽する方針は持ってはいない(別紙5、『中央区緑の基本計画』45頁 図7-2参照)。
 街路樹は地域環境と風景を良くする地域の資産である。一度伐ってしまったら数十年間元に戻らない。区民の反対を押し切って伐採されることはあってはならないし、中央区自身が策定した『中央区緑の基本計画』の方針自体にも反する行為である。
生物多様性保護の観点からも樹木は重要である。街路樹は鳥などの住まいであり、一般的に一本の大木には数百種類の生物が生息すると言われており、樹木は都心の生物多様性を支えるわずかに残された場所である。生物多様性を守る事は地球規模での課題であり、日本も1993年より「生物多様性条約」を締結している。都心に位置する中央区も、条約の趣旨に基づく行動が求められている。
従って、本件事業を施行することは許されない。

(3)街路樹を残した道路整備及び電線共同溝整備は可能であること
当該工事の具体的な目的は、「歩道の拡幅」と「電線地中化」と現場の看板に公告されている。
「歩道の拡幅」に関しては、現在より倍加して5m幅になり、歩道の中心にくる街路樹の緑陰が歩行空間の環境をよくすることになり、むしろ木の恩恵を享受できる。(別紙6、写真参照)
「電線地中化」については、技術的にも新しく統一した方法等が定まっていない現状にあり、参入する業者の増加と共に技術の進歩が期待されている。現に「木を伐らない地中化工事」が開発されている。(別紙7、チラシ参照)
実際に、本件事業の区域の電線共同溝に係る「東京電力パワーグリッド(株)」(住所:港区芝公園2丁目2番4号)も問い合わせに応じて、街路樹を保存した設計は、予算面での課題はあるものの技術的には実現可能性がある旨をその担当者は、平成29年8月17日に私に述べている。
これらを考えると、無理に木を伐る理由はなく、むしろ大径木の風景を楽しめる環境が実現できる。
 本件事業により伐採される予定の街路樹を保存した電線共同溝配置の設計は技術的に不可能ではない以上、これら可能性を十分に検討することなく、伐採をすることをやむを得ないと判断することは、社会通念に照らし著しく妥当性を欠いており、本件事業を実施に及ばせる判断は誤りである。

(4)「中央区基本構想」の「将来像の実現に向けた基本的な方向性」に反していること
中日5号の街路樹は2本を除きすべて伐採対象となっている。中でも昭和通り近くの小倉ビルと長瀬産業の間に立つ銀杏の木9本(現在は8本)には、特別な地域独特の言い伝えが付随している。文献調査などはされていないものの、「初代の小倉ビル所有者が、関東大震災からの復興の願いを込めて、昭和通りと同じ銀杏の木を自社ビル前の道路に寄贈した」と伝えられている。この伝聞は大変貴重なものである。都心の中央区は多くの企業が集中する地域であるが、このような言い伝えは珍しい。この地域に、経済活動だけでなく、被災地の市民として樹木の生長に地域復興の願いを込めるという、本当の街づくりを実行した人が存在した証左である。このエピソードとエピソードを伝えた人々は、地域の誇りであって、これからも長く語り継ぐべきものである。このような歴史的地域貢献を核にして街づくりが行われるべきであって、エピソードを今に伝える生き証人である銀杏の木を倒すことは貢献の賜物を次世代に伝えないことになり先人の意を無にする。ましてこのような貴重な伝聞を裏付ける文献調査もされないまま、ごく一般的な道路工事の邪魔ものとして、貴重な木が倒されることがあってはならない。
このようなエピソードは、新たに移入してくる区民が多い中にあって、「地域への誇り」を醸成する格好の素材となる。子供への地域教育にも大変有効となる。エピソードと共に生かすべき資産である。
樹木の伐採は、区役所から小倉ビルを含む近隣に持ちかけられた経緯がある。しかし2017年6月に区議会で議決された「中央区基本構想」によれば、「将来像の実現に向けた基本的な方向性」の5つの基本的な方向性の一つとして「(2)歴史と伝統を継承し、多彩な魅力あふれる美しいまちを形成」とある。説明は以下である。
江戸時代以来の歴史と伝統を紡ぎ、常に新たな文化が創造されるまちを目指すとともに、…
豊かな自然環境をつくり、地球にやさしく潤いと安らぎを感じられるまちづくりを実現していきます。(「中央区基本構想」パンフレット7ページ)
「伝統」と「自然環境」を守っていくという中央区の基本的な姿勢からすれば、歴史を今に伝える立派な大木を伐る事は、基本方針に反することになる。
また中央区の街づくりの指針には「区内における地域特性を生かしたまちづくり」を標榜するとある。(区HP「まちづくり協議会とは」冒頭の文章)
これら銀杏の木とその植樹エピソードは、「地域特性」を語る絶好の素材である。区はこれを生かしたまちづくりを積極的にするべきである。
従って、由緒ある銀杏の樹を伐採することは、「中央区基本構想」の中央区の将来像の実現に向けた基本的な方向性にも反しており、許されない。

(5)地方行政の趨勢と環境意識の高まりに反していること
隣接する千代田区では2016年7月、街路樹の伐採を行っていた区道の工事を中止し、10月区議会で計画の見直しが決定した(別紙8、新聞記事参照)。千代田区議会委員会では区内の街路樹の伐採を基本的に行わない方針を全員一致で決定し、街路樹の定期診断等に新たな予算を設けることとし、街路樹を中心とした道も計画され、木の扱いを定めるルール作りに努める方向にある。
2016年12月には都道である白山通りで行われていた無電柱化に伴う街路樹伐採は一旦休止され、千代田区の方針と都の技術的再検討をすり合わせていくこととなった。休止後も都は公開説明会を段階的に開き、都民合意の上で工事を進める運びとなっている。(別紙9、東京都「説明会開催のお知らせ」参照)
このように都心の地方自治体では、街路樹の存在意義や生命を尊重し、反対意見を無視するような強引な伐採は行わなくなった。反対がある場合は一旦工事を中止し、丁寧な説明や再検討を重ねて理解を得てから再開するようになっている。
中央区も都心を代表する区であり、このような地方自治の趨勢に合わせるべきであり、さもなくば、周辺地域は緑豊かで立派な街路樹が育ち、中央区だけがコンクリートジャングルのままという環境意識の遅れを印象づけられることになってしまう。区職員の名刺には「水辺や豊かな緑を共生し、みんなで環境をよくするまち中央区」というスローガンが印刷されている。性急な街路樹伐採は、本スローガンにも反することにもなろう。
また東京全体では2020年に向けて環境整備を行っている。2016年10月に東京都オリンピック・パラリンピック準備局が環境局長に提出した「評価書」によれば、2020年への準備とその後の環境上の影響について、以下のようにまとめている。
・・・東京を緑の都市として再生していくことは、都市の生態系の保全、雨水浸透の促進による水循環の正常化への寄与のほか、住民に潤いや安らぎを与える美しい都市景観の創出、都市の防災や熱環境の改善に役立ち、より快適で質の高い都市環境を創出すると言える。(「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会実施段階環境影響評価書、5-7-65)
東京の都市像において、緑の重要性が繰り返し強調されている。
これら周辺区や東京都の趨勢に反し、伐採をすることをやむを得ないと判断することは、社会通念に照らし著しく妥当性を欠いており、本件事業を実施に及ばせる判断は誤りである。

 
第2 請求者
  氏名 小坂和輝


地方自治法242条1項の規定により、別紙事実証明書を添え、必要な措置を請求します。


平成29年8月18日

中央区監査委員 御中

別紙1 『平成29年度中央区各会計予算中央区各会計予算説明書』平成29年2月 中央区 180頁と184頁 /『平成29年度中央区予算(案)の概要』11頁と34頁/  本件事業を含めた計画全体図と工程/ 本件事業の位置図(緑色のマーカー部分) 
別紙2 地元有志作成「要望書」
別紙3 本件事業で一部伐採された銀杏の幹の断面写真
別紙4 「中央区管理の街路樹」
別紙5 『中央区緑の基本計画』抜粋
別紙6 歩道の中心の街路樹 写真
別紙7 「木を伐らない地中化工事」チラシ
別紙8 新聞記事(東京新聞2016.10.19、朝日新聞2016.10.18、The Japan Times2016.10.20)
別紙9 東京都「説明会開催のお知らせ」

以上

コメント

日本橋の由緒ある銀杏並木、その場で守れず、申し訳ございませんでした。移植されるとのことです。また、二世作りにご協力下さる方、お申し出下さい。

2017-08-19 23:00:00 | 地球環境問題

 日本橋の立派な銀杏並木。

 この週末に伐採となりました。
 中央区の配慮もあり、一部健全なものを移植することとなっています。








 伐採の現場に駆けつけましたが、その場におられる方々は、指示に従うかたがたであり、中止の権限もなく。
 ただ、不健全なものもあって一部移植となっていたところ、根の状態などみて、生きる可能性があれば、そのすべてを移植の方向で検討いただけるように現場にてお願いを致しました。

 先人のかたが、震災復興を願い植えた由緒のある銀杏でした。
 その意思を、未来に繋ぐことができず、たいへん申し訳なく思っているところです。

 行政のかたをはじめ、いろいろな方のご努力の結果、場所を変え、それら銀杏の生きる場は与えられることになっています。

 こちらも、その先人の方の意思を未来に繋ぐため、二世をつくることを考えています。
 あすなろの木に、伐採された枝を、苗として置いています。



 

 なかなか、育てる土地をお持ちのかたは、少ないかもしれませんが、二世作りにご協力の方、ぜひ、お申しで下さい。
 メール:kosakakazuki@gmail.com 小坂和輝 宛て
 
 議会においては、街路樹の整備/電線共同溝整備における手続のありかたについて良い方法がないか、考えて参ります。

 
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日本橋の街路樹伐採を差止めることの請求(地方自治法242条)を監査事務局に提出。どうか、街路樹を守る計画変更を!

2017-08-19 02:10:04 | 地球環境問題
 日本橋の素晴らしい銀杏の街路樹とクロガネモチの街路樹の伐採が、この週末8/19、20にも始まってしまいます。

 予算審議において、街路樹の整備や電線共同溝の予算案にも包括的に賛成をしてしまっている落ち度は、私自身にもあり、大いに反省を致します。
 ただ、緑のボリュームアップを『中央区緑の基本計画』で掲げており、大きな街路樹を、中低木に変えて行くことは書かれていないのであって、このような伐採をすることは、予算審議の際、想像できておりませんでした。

 今後は、電線共同溝計画がある場合、早期から街路樹との位置関係、伐採の有無を厳しくチェックしていきたいと考えます。
 予算審議でとりあげましたが、今一度、街路樹の伐採の際は、地元住民に説明会を開催する等、説明責任を果たすこともお願いをしていく所存です。

 とうとう、週末伐採と知り、やむをえず、伐採差止めを請求する地方自治法242条に基づく文章を、本日8月18日監査事務局に提出し、受理いただきました。
 行政は行政なりのご努力をしていただいていることも承知しており、担当課長には、今回提出することのお断りをした上で、提出を致しました。


 文章においては、日本橋の街路樹を守るべきことの嘆願書からの引用を、その本人からの許可も得て行っていることをあらかじめお断りいたします。


*****提出した伐採を差止めることを請求する文*****

中央区職員措置請求書

第1 措置請求の要旨
 1 対象となる財務会計行為及び求める措置請求
 中央区長は、区道「中日5号」の街路樹伐採(以下、「本件事業」という。)等のために平成29年度に計上された予算:「街路樹・街路灯の整備」(第6款環境土木費 第1項環境費、第2目公園河川費 2街路樹・街路灯等管理事業)1億132万9千円のうち「日本橋本町2丁目6番先~日本橋小舟町14番先」への計上分及び「電線共同溝整備事業」(第6款環境土木費 第1項環境費 第3目道路橋梁費 3電線共同溝整備事業(1)整備工事 イ「日本橋本町2丁目6番先~日本橋小舟町14番先」)へ計上された2億333万1千円 (別紙1、『平成29年度中央区各会計予算中央区各会計予算説明書』平成29年2月 中央区 180頁及び184頁/ 『平成29年度中央区予算(案)の概要』11頁及び34頁/ 本件事業を含めた計画全体図と工程/ 本件事業の位置図)の執行に係る財務会計行為を行うことは、後述のように違法・不当であるため、当該財務会計行為を行ってはならないとの措置を講じることを求める。

 2 当該財務会計行為が違法又は不当であること
 本件事業により24本の街路樹の伐採が行われる。伐採は2017年7月22日(土)に開始し、一旦休止し、お盆明けに工事再開を予定している。
 本件事業による街路樹24本(銀杏9本、クロガネモチ17本。うち2本のみ移植)の伐採は、違法又は不当であることを述べる。

(1)本件事業には区民の十分な合意形成が得られておらず、中央区は説明責任を果たす必要があること
 街路樹伐採の経緯や目的が不明で、多くの区民の理解を得ていない。特に、伐採に至った経緯や根拠については、区民に公開されていない。
 ○○○○氏を中心に、本件事業についての中止と説明会を求める趣旨の要望書(別紙2、以下「要望書」という。)が、矢田中央区長及び水とみどりの課長宛てに提出されるとともに、街路樹の伐採を知った近隣に住む区民50名以上の署名が、その要望書に賛同するものとして提出されている。これらは真に地元の声といえるものである。これらの署名が伐採への驚きとともに集まった背景には、街路樹に親しみ、時には育ててきた周辺住民にも伐採計画が知らされていなかった経緯がある。
 街路樹伐採を含む事業が区の事業であり、区民の税金を使うこと、また区道にある街路樹は区民の共有財産と考えるとき、区民の同意なしに街路樹の伐採が行われてはならない。
 区は「日本橋みち・まちづくり協議会」を通じて「区民の意見を聞いた」としているが、協議会メンバーは少数であり、メンバーが町内会長などに限定されていることを考えると、必ずしも一般区民の多様な意見を代表しているとは言えない。また、協議会の議事録や議事内容は公開をされていないため、一般区民が協議会のメンバーに意見を届けることは、期待できないことがらである。
 まずは周辺住民などに対し懇切丁寧な説明をするのが、区の事業を行う上で最低採るべき段階であり、強引で拙速な伐採をするとなれば、中央区は説明責任を果たしているとはいえず、重大な手続き違反である。

(2)本件事業は、『中央区緑の基本計画』の方針に反していること
 伐採対象の街路樹は大変貴重なものである。特に、本件事業による伐採対象樹木には貴重な大径木が含まれている。推定樹齢60年、幹周囲は2m弱あり、東京都の指針でも保護対象となっている。
 そして、それら大径木の健全性も、本件事業により一部伐採された銀杏の木の断面から明白である(別紙3、写真)。伐採された木の幹を観察しても、痛んでいない。樹木の専門家○○○○氏によると、別紙3の断面から言えることは、「1、空洞があるが、生存に影響はない。2、実際に、切り株では、断面の白い部分(生きているところ)が半分以上あり、十分健康な木だと思われる。白い部分が1/3以上あればその樹木は健康と考えられるからである。」という趣旨の解説を頂いている。
 本件事業区域内の他の銀杏も、成育環境が同じであることから、同様に健康であることが考えられる。
 また、中央区は緑被率において都内最低レベルにある。区内の街路樹の数はわずかに6800本余りであり、うち日本橋地区内は2500本余りしかない。一度の道路工事で26本の街路樹を伐るとなると、地区内の1%の木を伐ることとなる。またクロガネモチの木は日本橋地区に34本あるだけであり、16本伐採されると約半数を無くすことになり、樹齢20~30年程度と思われるので、これから成長する樹木である。(別紙4「中央区管理の街路樹」データ参照)
 中央区は、平成21年3月策定の『中央区緑の基本計画』において、 「歩道拡幅等にあわせ、街路樹の間に中木や低木を植栽した植樹帯へと改修」し、「緑のボリュームアップ」を図っていく方針であって、歩道拡幅等にあわせ、本件事業のように大きな街路樹を伐採して代わりに中木や低木を植栽する方針は持ってはいない(別紙5、『中央区緑の基本計画』45頁 図7-2参照)。
 街路樹は地域環境と風景を良くする地域の資産である。一度伐ってしまったら数十年間元に戻らない。区民の反対を押し切って伐採されることはあってはならないし、中央区自身が策定した『中央区緑の基本計画』の方針自体にも反する行為である。
 生物多様性保護の観点からも樹木は重要である。街路樹は鳥などの住まいであり、一般的に一本の大木には数百種類の生物が生息すると言われており、樹木は都心の生物多様性を支えるわずかに残された場所である。生物多様性を守る事は地球規模での課題であり、日本も1993年より「生物多様性条約」を締結している。都心に位置する中央区も、条約の趣旨に基づく行動が求められている。
 従って、本件事業を施行することは許されない。

(3)街路樹を残した道路整備及び電線共同溝整備は可能であること
 当該工事の具体的な目的は、「歩道の拡幅」と「電線地中化」と現場の看板に公告されている。
「歩道の拡幅」に関しては、現在より倍加して5m幅になり、歩道の中心にくる街路樹の緑陰が歩行空間の環境をよくすることになり、むしろ木の恩恵を享受できる。(別紙6、写真参照)
 「電線地中化」については、技術的にも新しく統一した方法等が定まっていない現状にあり、参入する業者の増加と共に技術の進歩が期待されている。現に「木を伐らない地中化工事」が開発されている。(別紙7、チラシ参照)
 実際に、本件事業の区域の電線共同溝に係る「東京電力パワーグリッド(株)」(住所:港区芝公園2丁目2番4号)も問い合わせに応じて、街路樹を保存した設計は、予算面での課題はあるものの技術的には実現可能性がある旨をその担当者は、平成29年8月17日に私に述べている。
これらを考えると、無理に木を伐る理由はなく、むしろ大径木の風景を楽しめる環境が実現できる。
 本件事業により伐採される予定の街路樹を保存した電線共同溝配置の設計は技術的に不可能ではない以上、これら可能性を十分に検討することなく、伐採をすることをやむを得ないと判断することは、社会通念に照らし著しく妥当性を欠いており、本件事業を実施に及ばせる判断は誤りである。

(4)「中央区基本構想」の「将来像の実現に向けた基本的な方向性」に反していること
 中日5号の街路樹は2本を除きすべて伐採対象となっている。中でも昭和通り近くの小倉ビルと長瀬産業の間に立つ銀杏の木9本(現在は8本)には、特別な地域独特の言い伝えが付随している。文献調査などはされていないものの、「初代の小倉ビル所有者が、関東大震災からの復興の願いを込めて、昭和通りと同じ銀杏の木を自社ビル前の道路に寄贈した」と伝えられている。この伝聞は大変貴重なものである。都心の中央区は多くの企業が集中する地域であるが、このような言い伝えは珍しい。この地域に、経済活動だけでなく、被災地の市民として樹木の生長に地域復興の願いを込めるという、本当の街づくりを実行した人が存在した証左である。このエピソードとエピソードを伝えた人々は、地域の誇りであって、これからも長く語り継ぐべきものである。このような歴史的地域貢献を核にして街づくりが行われるべきであって、エピソードを今に伝える生き証人である銀杏の木を倒すことは貢献の賜物を次世代に伝えないことになり先人の意を無にする。ましてこのような貴重な伝聞を裏付ける文献調査もされないまま、ごく一般的な道路工事の邪魔ものとして、貴重な木が倒されることがあってはならない。
 このようなエピソードは、新たに移入してくる区民が多い中にあって、「地域への誇り」を醸成する格好の素材となる。子供への地域教育にも大変有効となる。エピソードと共に生かすべき資産である。
 樹木の伐採は、区役所から小倉ビルを含む近隣に持ちかけられた経緯がある。しかし2017年6月に区議会で議決された「中央区基本構想」によれば、「将来像の実現に向けた基本的な方向性」の5つの基本的な方向性の一つとして「(2)歴史と伝統を継承し、多彩な魅力あふれる美しいまちを形成」とある。説明は以下である。
 江戸時代以来の歴史と伝統を紡ぎ、常に新たな文化が創造されるまちを目指すとともに、…
 豊かな自然環境をつくり、地球にやさしく潤いと安らぎを感じられるまちづくりを実現していきます。(「中央区基本構想」パンフレット7ページ)
 「伝統」と「自然環境」を守っていくという中央区の基本的な姿勢からすれば、歴史を今に伝える立派な大木を伐る事は、基本方針に反することになる。
 また中央区の街づくりの指針には「区内における地域特性を生かしたまちづくり」を標榜するとある。(区HP「まちづくり協議会とは」冒頭の文章)
 これら銀杏の木とその植樹エピソードは、「地域特性」を語る絶好の素材である。区はこれを生かしたまちづくりを積極的にするべきである。
 従って、由緒ある銀杏の樹を伐採することは、「中央区基本構想」の中央区の将来像の実現に向けた基本的な方向性にも反しており、許されない。

(5)地方行政の趨勢と環境意識の高まりに反していること
 隣接する千代田区では2016年7月、街路樹の伐採を行っていた区道の工事を中止し、10月区議会で計画の見直しが決定した(別紙8、新聞記事参照)。千代田区議会委員会では区内の街路樹の伐採を基本的に行わない方針を全員一致で決定し、街路樹の定期診断等に新たな予算を設けることとし、街路樹を中心とした道も計画され、木の扱いを定めるルール作りに努める方向にある。
 2016年12月には都道である白山通りで行われていた無電柱化に伴う街路樹伐採は一旦休止され、千代田区の方針と都の技術的再検討をすり合わせていくこととなった。休止後も都は公開説明会を段階的に開き、都民合意の上で工事を進める運びとなっている。(別紙9、東京都「説明会開催のお知らせ」参照)
 このように都心の地方自治体では、街路樹の存在意義や生命を尊重し、反対意見を無視するような強引な伐採は行わなくなった。反対がある場合は一旦工事を中止し、丁寧な説明や再検討を重ねて理解を得てから再開するようになっている。
 中央区も都心を代表する区であり、このような地方自治の趨勢に合わせるべきであり、さもなくば、周辺地域は緑豊かで立派な街路樹が育ち、中央区だけがコンクリートジャングルのままという環境意識の遅れを印象づけられることになってしまう。区職員の名刺には「水辺や豊かな緑を共生し、みんなで環境をよくするまち中央区」というスローガンが印刷されている。性急な街路樹伐採は、本スローガンにも反することにもなろう。
 また東京全体では2020年に向けて環境整備を行っている。2016年10月に東京都オリンピック・パラリンピック準備局が環境局長に提出した「評価書」によれば、2020年への準備とその後の環境上の影響について、以下のようにまとめている。
 ・・・東京を緑の都市として再生していくことは、都市の生態系の保全、雨水浸透の促進による水循環の正常化への寄与のほか、住民に潤いや安らぎを与える美しい都市景観の創出、都市の防災や熱環境の改善に役立ち、より快適で質の高い都市環境を創出すると言える。(「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会実施段階環境影響評価書、5-7-65)
 東京の都市像において、緑の重要性が繰り返し強調されている。
 これら周辺区や東京都の趨勢に反し、伐採をすることをやむを得ないと判断することは、社会通念に照らし著しく妥当性を欠いており、本件事業を実施に及ばせる判断は誤りである。

 
第2 請求者 小坂和輝 



地方自治法242条1項の規定により、別紙事実証明書を添え、必要な措置を請求します。


平成29年8月18日

中央区監査委員 御中

別紙1 『平成29年度中央区各会計予算中央区各会計予算説明書』平成29年2月 中央区 180頁と184頁 /『平成29年度中央区予算(案)の概要』11頁と34頁/  本件事業を含めた計画全体図と工程/ 本件事業の位置図(緑色のマーカー部分) 
別紙2 森下正敏氏作成「要望書」
別紙3 本件事業で一部伐採された銀杏の幹の断面写真
別紙4 「中央区管理の街路樹」
別紙5 『中央区緑の基本計画』抜粋
別紙6 歩道の中心の街路樹 写真
別紙7 「木を伐らない地中化工事」チラシ
別紙8 新聞記事(東京新聞2016.10.19、朝日新聞2016.10.18、The Japan Times2016.10.20)
別紙9 東京都「説明会開催のお知らせ」

以上


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