まいど、日本機関紙出版です。

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著者の思いと期待に付け込むような商売

2022年12月17日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月15日(木)

今日は朝一から野田駅カフェへで自費出版についての相談ごと。

大手の自費出版会社が主催するコンクールに小説を書いて応募したが落選。その後しばらくして、その会社から「コンクールには落選されたが、たいへん惜しくて素晴らしい原稿なのでこのまま日の目を見ないのは残念だ。ついては出版費用を負担してもらえれば、書店陳列、新聞広告掲載、マスコミへの宣伝、印税支払い、さらに重版になるば・・・」などの提案が、著者心理をくすぐる原稿の講評付きで送られてきた。子どものころから本が好きで、小説を幾つも書いてきており将来はやがて作家になりたいという希望をずっと持っていて、今回その講評が自分の作品をよく理解してくれたということでとても喜んでいるのだが、このまま提案されているように自費出版してもいいのかどうか、ということで相談に来られたのだ。

自費出版業界では有名な会社なのでネットで調べればすぐにわかる会社だが、送られてきた講評や書類やパンフレットを見せてもらいながら、小説が好きであること、将来は作家になりたいという本人の気持ちを尊重しながら私の経験上の事例なども示しながらいろいろ話した。

そして、もし出すとなれば最終的には契約をしないといけないので、その前に提示額がいくらになるのか確認してみること、何よりも自費出版で妥協して無駄なお金を使うよりも、作家になりたいという希望があるのなら、そのためにどんどん書いてもっとたくさんのチャンスを狙えばいいのではないかと進言しておいた。

小社も自費出版をしているのでこの際、この会社に対する私見を以下に書いておこう。

1.著者に対する会社からの原稿の講評や提案は基本的に営業・セールスの一環。

2.以前、この会社から同じような提案を受け出版を打診された別の人は、約300万円を提示されていた。私から見ればあまりにも高すぎる。結局そこは断わり最終的に小社から50万円(1000部)で出版されている。

3.出版後のことを様々に提案しているが、それがそのまま実現するほど今の書店・出版業界は甘くはない。書かれていることがウソだとは言わないし否定もしないが、あまりにも盛り過ぎではないかという気もする。著者に過度の期待を抱かせるような提案は控えるべきだろう。

4.率直に言って、とにかく本を出したいという著者の思いと期待に付け込むような商売ではないだろうか。詐欺とは言わないが・・・。

因みに、今回の相談者さんはその後すぐに自費出版会社に電話で金額を確認した。やはり思った通りの高額を提示されたので断わると、しつこく「ローンでもいいから」と言われたそうだ。もちろんそれも拒否した。

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部数確認、年末挨拶、忘年会へ

2022年12月15日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月14日(水)

本日の出庫は楽天、直販書店分。

新刊の部数確認で取次に電話入れ。結果は希望より190部の減。うーん、ちょっと日販には合わないのか?

あれこれの事務用品の購入に出かけて、帰ってきたところに自費出版でお世話になっている印刷会社さんの来訪。この寒い中わざわざ東京から、ご苦労さんです。年末のご挨拶ということだが、いくつかの企画の見通しなどを相談する。

パソコン本体の容量が減ってきたのでデータを外付けHDDに移したいのだが、どうもうまくつながらない。使用時間も長くなってるから仕方ないのか・・・。

午後は明日の発送に備えて新刊委託分の荷造り作業。

夕方はは理事会を経て忘年会となったが、終わって外に出るとこの冬一番の寒さに震えあがった。

 

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出版相談、紙とネットの逆転

2022年12月14日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月13日(火)

日の出が遅くなってるので、それに合わせてここんとこ起床時間は6時に設定しているが、どうもあまりロクな夢を見ない。今朝見た夢は、中国らしき国へグループで旅行に行き、一人みんなから逸れてしまい、動物園で買い物をしようと思ったら両替してなかったことに気づくが、「この国では両替は出来ない、自分の国でしてこないとダメだ」と誰かに言われ、さらにそもそも財布を持っていなかったことに呆然とする――そんな夢だったためか、なんとなくイマイチの気分での出勤となる。

さて朝一から返品整理をして本日の出庫は、Amazon、楽天、通販、直販分。

「宣伝するのでチラシを送って」と依頼のあった読者さんへチラシを送付。

午後の相談準備を少しして昼ごはんは家から持参の冷凍焼きそばと味噌汁で済ます。

2時からの出版相談で西淀川方面へ。久々にJR海老江駅から乗り込み、隣の御幣島へ向かう。

帰社して明日の理事会用の文書作成と集計業務と請求業務、集金のアポなど取って退社とする。

 

今月の「出版状況クロニクル」が『出版月報』(10月号)の特集「出版物の価格を考える」を紹介して、この20年間の消費支出の中で出版物への支出がどれほど落ち込んできたかを概略以下のように記している。

消費支出は2000年の317,328円に対して、2021年は279,024円で、38,304円、12.1%のマイナスとなっている。物価指数、税金などの「非消費支出」の上昇に賃金指数が追いついていないことも明らかだ。
 それとパラレルに「書籍」も908円から729円、「雑誌」は449円から234円に減少し、後者に至っては半減ということになる。ここに雑誌の凋落と雑誌を中心とする書店の衰退がそのまま映し出されている。
 それに対して、2021年の「携帯電話通信料」と「インターネット接続料」はそれぞれ10,424円、2730円で、合わせて13,154円である。「書籍」「雑誌」の963円に対して、13倍の支出となり、出版物が占めていた社会的役割が失墜してしまった現実をあからさまに照らし出している。

 

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新刊出来、企画の提案、大口注文

2022年12月13日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月8日(木)

出庫は日販、トーハン、通販など。

終えたころに新刊本が印刷所から出来、搬入となる。上脇さんの『憲法破壊たち』2000部だ。

まずは著者謹呈分を発送していく。SNS方面に投稿告知も行う。みなさん、読んでね。

あとは文字起こし原稿の整理作業に取り掛かる。自動文字起こしソフトで出来上がったテキストに手を加えながら出版できるレベルに仕上げていくのだが、結局最後は全文を聴きながら確認・修正していくことになる。さて今週末にはなんとか仕上げねばならない。

西淀川方面から以前作った本の続編を出版したいとの連絡が入る。それはぜひ、ということで来週の打合せが決まる。

 

12月9日(金)

出庫はAmazon、楽天、直販分と11日のカジノ反対市民集会用の出庫。直接、現金購入で取りに来られた。

広告会社に空きスペースの問い合わせ、確認して連絡をもらうことにする

新刊案内を書店に送信。

夕方、会議に参加し終わって原稿仕事、6時過ぎに福島方面へ打合せに向かう。

 

12月12日(月)

この週末に何とか原稿を仕上げたので気持ちに余裕をもっての週明けとなる。

出庫はAmazon、日販、トーハン、楽天。新刊の『憲法の破壊者たち』の注文分をまずは出荷していく。

午後は梅田方面へ集金に。帰りに思い立って阪神百貨店地階をぶらぶらしようと中に入ったがものすごい人、人、人! 慌てて外に出る。

帰社して広告原稿を作成、データ屋さんへ送信。新年号用の広告だ。

西淀川方面から学習会用のテキストの大口注文が来る。おお、ありがとうございます!

さて忘年会は久しぶりか? 今週は2件の予定が入っているがさてどうなるか。

帰途、整骨院によって揉みもみされて帰宅する。

 

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持ち込み原稿のテーマは・・・なるほど

2022年12月08日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月7日(水)

6時過ぎの起床で朝風呂にストレッチ。一昨日帰って来たばかりなのにもう今日から東京の劇団→野沢スキー場へと向かう準備をしている三男に声をかけて駅へと向かう。

本日もまずは朝の体操気分で返品の整理作業から仕事を始めていく。

朝食をしながらメールとFAXチェック。

出庫は楽天、直販、通販。

昨日に続けて1階の残本の4階移動作業。これで明日の新刊納品場所が確保できた。

よろしくお願いいたしますのお願い状を付けて新刊本のパブリシティ依頼発送作業。

大手書店チェーン向けに新刊案内の送信作業。

郵便物の中にある著者氏から持ち込み原稿。なるほど、このテーマでですか。拝見しましょう。

取次への請求書を発送して、野田→大阪→東通商店街でデータ屋さんへ支払に向かう。次の本の予定を告げて忘年会の日程打合せは2週間後の金曜日となる。

忘年会でにぎわう東通商店街をUターン、大阪駅から直帰する。

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次の新刊は上脇博之さんの『憲法の破壊者たち~自民・国民・維新・勝共・日本会議の改憲案を検証する』

2022年12月08日 | 新刊案内

著者の上脇博之さんと言えば、いつも「政治とカネ」関係の事件の報道・ニュースでコメントされてるのでご存じの方も多いと思いますが、憲法の研究者でもあります。小社からはこれまでに3点の改憲問題をテーマにした本を出版いただいており、本作が4点目となります。

岸田政権は、敵基地攻撃能力の保有、防衛費(軍事費)倍増、南西諸島の自衛隊基地増強など確実に戦争をする方向に歩み始めていますが、それに「NO!」を突き付けているのが憲法です。これこそが立憲主義です。いろいろ悪だくみを準備する彼らですが、野党の国会追及の前に口にするのは常に「憲法の範囲内で」「専守防衛の範囲で」・・・です。だから彼らはどうしてもこの憲法を壊したいという欲望を内に滾(たぎ)らせています。彼らの主張する改憲の何が問題なのか、ぜひこの本をテキストにして戦争反対と平和を求める、そして改憲反対の運動を広げましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私たち国民は、国会で改憲勢力が3分の2を占めた今、あらためて憲法第9条改憲がアメリカの要求であることに加え、反社会的団体の要求であるという事実も直視して、改憲政党が提案する改憲の問題性・危険性を冷静に確認する必要がある。

・著者/上脇博之(かみわきひろし)
・判型・頁数/A5判ソフトカバー/194頁
・定価/1540円(税込)
・出来/12月8日
・発売/12月19日
・ネット書店予約/Amazon 楽天ブックスほか

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新刊案内と文字起こし

2022年12月07日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月6日(火)

目覚ましは5時半にセットしているのだがアラームがなってもグズグズして結局6時すぎの起床となってしまった今朝も、朝風呂で体を覚醒させて出勤。

本日もまずは朝の体操気分で返品の整理作業から仕事を始めていく。

そのあとは冷凍焼きめしとコーヒーの朝食をしながらメールとFAXチェック。

出庫はAmazon、直販、通販。チラシの印刷ができたのでそれも一緒に詰め込んで発送。

1月1日の新聞広告を申込。2点掲載か、それとも1点掲載か・・・。

味の素の冷凍ギョーザと今日は徳島ラーメンの昼ごはんを済ませて、1階の残本と返品の4階への移動作業。

新刊案内を作って、よろしくお願いいたしますとの祈りを込めて書店へ送信。

新たな文字起こし作業に取り掛かる。とりあえずの目途が付いたところで印刷代の支払伝票を作成する。これを支払って新たな発注へとつなげていく。

7時過ぎに帰宅して、昨日立山から帰ってきた三男と次男夫婦と一緒の鍋料理となる。

 

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広告掲載、対談記録、出版案内出来

2022年12月06日 | 編集・営業ふらふら雑記

12月5日(月)

日の出時間はまだしばらく後という暗い朝。駅に向かう前に郵便受けから新聞を取り出し、広告の掲載を確認。ちょっと文字が多かったか。


出勤後、まずは朝の体操気分で返品の整理作業から仕事を始めていく。

そのあとパンとコーヒーの朝食をしながらメールとFAXチェック。

まずはBCかもがわの特送便宣伝用のチラシ1500部を印刷発注しておく。

出庫はトーハン、日販、楽天の取次3社分。上脇先生の新刊ゲラもTRCに送っておく。

早めの昼ごはんはおでんうどんとポテサラという簡単メニュー。

新しい出版案内が出来あがってきた。これから2500部の注文出荷品にその都度挟み込んでいく予定。

地下鉄玉川→桜川で、保険医協会へ向かう。14時半から黑田さんの本のための対談企画なのだ。2階の会議室に入りデスクを対談仕様にセットしていると、この対談のために尽力頂いた事務局のSさんが来られた。ありがとうございます。まもなく対談者の先生と黒田さんが到着。近所のカフェにコーヒーを買いに行き、レコーダーをセットして対談開始となる。

対談終わって直ちに帰社。昨日仕上げた原稿を再確認して各著者へ送ってもらうべく事務局へ送信。

上脇さんの新刊をAmazonとJPROに登録作業。明日以降、予約開始となる。

外はすっかり暗くなり週明けからの残業態勢へ。取次への請求書を1通作成。新刊3点が入っているので大きな金額になった。どうか返品がありませんようにと祈りつつポストに投函で本日の業務終了。

 

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原稿整理に目途がたち、ギターを売却へ

2022年12月05日 | 丸ちゃんの私的時間

12月2日(金)
前夜のアルコールのためかイマイチすっきりしない気分での出勤。

メールとFAXチェックで仕事はじめ。

出庫はAmazonに集会販売が6カ所分。今月中旬ぐらいまで各地で学習会が予定されている。

出版案内のチラシ版データをチェックで午前の仕事は終わり。

午後は原稿整理に集中し、夕方の会議に参加となる。

あれこれ仕事は湧いてくるが今日は週末ということで、早めに引き揚げる。

 

12月3日(土)
7時半ごろ起床してまずは朝風呂へ。

じっくり温まり、体をほぐしてキッチンのガスレンジ周りの掃除で気分転換。

朝ごはんはカレーチャーハンとしじみ汁。美味い。

洗濯機を回して原稿整理に取り掛かる。何とか終わりが見えてきた。

昼ごはんは函館の塩ラーメンにビール。映画を観ながら食す。

昼寝の後はギターの時間。何とかものにしたい曲がたくさんあるのだが焦っても仕方ないので、ゆっくりコツコツ練習するしかない。

夜は中島みゆきを聴きながら眠りに向かう。

 

12月4日(日)
7時半ごろ起床、朝風呂にストレッチ、そして洗濯機を回す。

朝ごはんはサンモニを見ながら。

友人から「今日の大阪民報に載った平井美津子さんの本が欲しい」とラインが届く。家の在庫を確認していつでもどうぞと返信。

さて、と原稿整理に立ち向かい、14時過ぎに明日にでも送信が可能になったレベルに仕上がる。やれやれ一安心。

映画を観ながら本日も函館塩ラーメンの昼ごはん。美味い。

夕方、昨日の早朝から登山に行っていた次男が車を返しに来る。

そのついでにギターの売却を依頼する。85年ごろに天王子の富田楽器さんで購入したSYairIiのギター、YD505。イギリスのローデンギターの日本版という感じのギターで、いい音がすると思う。が、ボディの大きさが今の自分には合わなくなってきたので、もういいかなと思ったのだ。ネットで調べるとビンテージもののような結構な価格がついているが、果たして売れるのか?

 

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11月29日~12月1日 今年も残り1カ月へ

2022年12月02日 | 編集・営業ふらふら雑記

11月29日(火)

昨夕の整骨院のおかげで体調良好を感じながら出勤。

メールとFAXチェックで仕事はじめ。

出庫は新日本図書、Amazon、通販。そして新刊の取次委託分の出庫作業。関係していただいた方たちにも献本を送っておく。

次の広告原稿を作成、データ屋さんに発注する。

郵便局と銀行に行き振込処理。ちょっと遅れてしまったが堪忍してもらおう。

インタビューから対談へとプラン変更がまとまり、一安心。これで原稿化の目途が立った。

 

11月30日(水)

まだ暗い中を出勤へ。写真は吹田駅前辺り。

メールとFAXチェックで仕事はじめ。

出庫はAmazon、楽天、通販など。

月末の支払処理を済ませ、広告校正をチェック校了して入稿の段取り。

残り時間は原稿整理に集中する。

 

12月1日(木)

今年もあとひと月で終わりとなる。来年2月には65歳かあ。いろいろ考えなくてはならないことが頭の中をぐるぐるしながらの出勤。

メールとFAXチェックで仕事はじめ。

出庫はトーハン、日販、楽天に、パブリシティ依頼の献本発送。

来週前半に迫ったある集会販売の返事がようやく届く。直ちに発送の準備へ取り掛かる。

あとは今日も原稿整理に向かう。その本の今後のスケジュールの問い合わせもあり、直ちに返信。午後の会議で確認してもらえたようだ。

夜は3人の姐さんたちと晩ごはん。日本酒が進み最後は隠れ家的バーへ。うーん、静かだ。

帰宅すると、平井美津子さんの『生きづらさに向き合うこども』についての紹介とインタビュー記事が載った「大阪民報」が届いていた。おお、ありがたい!

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