26日、十三のセブンシアターで行われた冨田宏治先生の『「保革」を超えて、転形期を切り拓く共同を』出版記念の学習会(主催:市民社会フォーラム)に販売方々参加しました。
ちょうど4日前に北海道5区補選が行われたこともあって、その結果についても話がありました。
手元のメモを書き出すと、
「もはやかつてのような“風”頼みの選挙はできない。いまはどこの政党に対しても“風”は吹かない」
「北海道5区では自公は2009年の得票を回復できなかった。また野党共闘も2014年の得票を超えることができなかった。僅差ではあったが、自衛隊のお膝元の千歳市などで勝てなかったことが残念。ここはやはり自民党がガチで組織票を掘り起こしに全力を上げた結果だろう」
「野党共闘は無党派層の多くの部分を獲得したが、2009年に民主党に投票した6万の大量棄権層を動かすことができなかった」
「もはや“風”は野党共闘にも吹かない。いかにして大量棄権層を投票所に向かわすのか。そこが課題だ。そのポイントは中野晃一氏が表現している〈敷布団〉が今後、どのような組織戦・対話戦を取り組むかにかかっている」
というようなお話でした(メモ責任:丸尾)。
冨田先生は2000万人の大量棄権層をどう投票所に向かわせるかが大事だと言われます。
さらに2000万人という数字は、自民党の得票数でもあり、またある調査によれば、あの国会前集会・デモなどに行きたいと思っていた人たちの数だそうで、今後、私たち〈敷布団〉がこの2000万人に向けてどう働きかけていくのか、それが問われています。