北海道から沖縄まで、日本全国に今なお残る軍事要塞を一人の女性写真家が踏破、記録した写真集。
明治から昭和の敗戦に至るまでの、日本人にとっては日常であった戦争の実相がリアルに蘇ってくる。三枝さんは太平洋戦争後の生まれで戦争を直接体験していない。しかし、戦争が現実であったまさにその現場に立って戦争を五感で追体験したのだろう、三枝さんの驚きや興奮が写真からダイレクトに伝わってくる。
●写真/文:三枝妙子
●判型:A4判変型/ソフトカバー/モノクロ
●頁数:144頁
●本体:2000円
●8月9日発売予定