今月3点目の新刊が出来上がってきました!この本の推薦人は木村達也弁護士!
国保料などの滞納金を回収するために、預金に振込まれた児童手当を差押えたという、
余りにも無慈悲な役所の対応が裁判で争われ、法律違反だと決着がついた事件の成果と運動への活かし方について書かれています。
著者は当事者代理人を務め、また滞納差押え問題を一から研究してきた2人の弁護士と、当事者の相談相手となり運動を広げてきた相談員です。
今、全国各地で「預金に振込まれたら何でも差押えできる」という間違った考えで、当事者に相談もなく勝手に差押えをする自治体が増えています。
そんな徴収当局の間違いを正し、社会保障を国民のものにするための運動に役立ててもらえるために、ぜひともお読みください。
【著者紹介】
楠晋一(くすのきしんいち)=弁護士(京橋共同法律事務所所属)。
大阪社保協らと協力しながらいのちよりカネという国保行政を許さないたたかいを続けている。主な著書に『住民運動のための国保ハンドブック2012』(日本機関紙出版センター・2012年)、『国際人権条約と個人通報制度』(日本評論社・2012年)、『Q&A生活保護利用者をめぐる法律相談』(新日本法規・2014年)(いずれも共著)がある。
勝俣彰仁(かつまたあきひと)=弁護士(大阪弁護士会所属)
弁護士登録後2012年9月まで、鳥取県米子市の高橋敬幸法律事務所にて執務。鳥取県児童手当差押え事件では、相談当初から高裁判決まで携わる。その他、全国B型肝炎訴訟、医療過誤問題、談合事件住民訴訟、過労死問題、独禁法問題(優越的地位の濫用)、霊感商法問題、刑事事件等に取り組む。
川本善孝(かわもとよしたか)
1955年生まれ。1995年鳥取民主商工会事務局入局。2002年6月同会事務局長。2008年7月鳥取民主商工会連合会事務局長就任。現在に至る。
◯企画 大阪社会保障推進協議会
◯A5判 284頁 ソフトカバー
◯定価(本体:1700円+税)
◯発売 8月19日より順次発売予定