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「花子とアン」の犬、テルはその後、どうなったのか?

2014年08月29日 | 丸ちゃんの私的時間

NHKの朝ドラ「花子とアン」を、録画ですが毎日観ています。

撮影の方はすでに終わったそうですが、放送内容はいよいよ9月末のエンディングに向けてこれからがますます楽しみです。視聴率もかなりいいとか。

とことろで先日、『松月ホテルの人々』を出版された著者の神崎貞代さんを囲んでの打ち上げが和歌山市内であり出席してきました。

そこでは神崎さんから本には書かれなかったさまざまな当時の出来事を聞かせてもらったのですが、驚いたのは、ソ連国境の清津で、実際に村岡花子が放送していた番組を聴いていたとおっしゃったことです! 

その時はすでに内容はかなり軍国的色彩の強いものだったそうですが、こうして目の前にあの放送を聴いていた人が今なおその証言者として生きておられるということに強い感銘を受けました。

また、「花子とアン」のこの2日間ぐらいの放送に、テルという名の柴犬が出てきます。

これは余談ですが、 実は私が「お小さい人たち」だった頃、家で飼っていた犬が同じテルという名前でした。

さてこの番組のテル、かわいそうに、愛国婦人会の人たちに連れられて行きます。

犬たちもお国のために戦いなさいという国からの命令のためでしたが、実際に戦場で役に立つ犬としてはもっと大きなシェパードとかドーベルマンやエアデールというような種類の犬で、テルのような普通の家庭犬は、「この食料不足の時代に犬など飼っていて、けしからん」「人間の食料を確保するために家庭犬は殺すべきだ」「もし空襲されて脱げ出したら人を襲うおそれがある」というような口実で、次々供出され結局は殺され毛皮になるというような状況でした。

こうした戦時中の犬たちのことを描いた本はいくつか出版されていますし、絵本も出ています。

また小社からも先日『犬たちも戦争にいった』(森田敏彦/著)という本を出していますので、こぴっと読んでもらえたら嬉しいですね。

 画像をクリックして本の詳細へ

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8月28日(木)のつぶやき

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