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ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

面接の思い出

2006-10-31 | なんでもないこと
あれは 何の面接だったろう?

私立高校の入試?
いや、
大学入学の前の 奨学生になるための面接だったろうか?

趣味の欄に書いた「読書」を取り上げて
私に質問してきた面接官がいた。

私の周りには 何人もの学生。

私の友達もいれば よその学校の知らない生徒もいた。

面接官も数名。



「どんな本を読みますか?」

「いえ、あのッ! まだ乱読ですッ。」

さらに、つっこむ。

「たとえば、どんな本を読みますか?」

「いやッ、別に、あの・・・夏目漱石というわけではないですし。」

男性の面接官が笑った。

あの頃、読書と言えば
なぜか 学生は 夏目漱石と相場が決まっていたものだ。

なぜだろう?(笑)(赤川次郎じゃ、軽すぎたんだね。)

とにかく、私は 一番 聞かれたら困るなあ、と思っていた質問を
その時 受けてしまったのだった。



その面接官は さらに突っ込んできた。

仕方なく、私は頭に浮かんだ本の名前を。

「あの・・・・・・・・・。

 ある人から 
 この本を読んだら絶対眠くなる、と聞いて
 
 ヘッセの『車輪の下』を読み始めたんですが。

 私にはとても面白かったんです。

 でも 途中で 

 私には キリスト教の知識がないのですが

 キリスト教の知識があると もっと面白いと思って、
 
 知識のないまま読んでていいのか?と思ったので

 後で もっと キリスト教を勉強してから読もう、と思って

 面白かったけど  途中で読むのをやめました。

 こんなへんな読書もしています。」

今にして思えば、相当 変わった答えだったろうなあ。

面接官は楽しそうな顔になったっけ。



彼は手元の書類に目をやって、
「あなたのお家はお寺ですね。
 
 キリスト教の勉強をしたいですか?

 仏教の勉強をするんじゃないですか?」

ああ、当時の私の一番嫌いな質問だ。

「いえッ、まだ決めてません!
 
 ただ、
 仏教、キリスト教に限らず、
 宗教的なものは面白いと思いますので
 
 そういう勉強もしたいと思っています。」

「でも、やはり、将来は仏教を?」

「いえッ! まだ決めてません。」

ここで相手は完全に笑顔!だったなあ。。。

あいつ、いったい、何を言わせたかったんだ?



ちなみに、
その「これ読むど、ぜったい、眠くなっと(眠くなるよ)。」
と言ったのは、姉(爆)。



画像は キャンドル・シリーズ、
真ん中のケース入りロウソクを替えれば ずっと使えるもの。

私のナイト・テーブル。

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