ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

一番きれいな花

2008-08-24 | こどものこと
♪一番きれいな 色ってなんだろ?

ミスチルのせつなげな声に乗って オリンピックが進んで
とうとう終わりの日になった。

一番きれいな色のメダル、と
金メダルを呼んだ人は メダリストだったと思う。

一番キレイな色のメダルは 本当に 金色をしているのだろうか?







土のう袋の中で完熟させている堆肥から、芽が(笑)。






金色は 確かに美しい。

ゴールド、私も好き。

銀や銅よりも、好き。

(もちろん、プラチナも好き;笑)

オリンピックのメダルとしても 確かに一番いいのに違いない。

けれど 
それと 人の人生とは また別のもの。

「その人にとって」という言葉を頭につけると、
本当に金色が一番なのかどうか?






その人にとっては
金でなくとも 銀でも 銅でも 
それが一番の色、ということはあると思う。

同じように メダルが得られなくとも、とも思う。

その人の人生にとって
オリンピックに出場して メダルと獲得することだけが
金メダルではないのではないか? と思う。

入賞、という結果に終わっても
出場辞退しても 
途中棄権しても 
この経験が その人の人生の 金メダルであって欲しい、と願う。



国体や オリンピックの強化選手に選ばれた、
それだけでも 充分だし
やれるだけのことはやった、と 充足感に包まれた経験があれば
それだけでもメダルものだと思う。

事はスポーツに限らないし。





息子よ、

人生は 
挫折と 挫折と 挫折と 挫折と 挫折の
積み重ねでできているのだよ。

大切なのは
積み重ねた上に どんな花を咲かせるか、ということ。

そのために どんな努力を重ねるか、ということ。

まだまだ、まだまだ、先は長い(はず)だよ。


人生の苦悩は いたるところに転がっているけれども、
人生の喜びもまた そこここに光っているものだよ。






オリンピックが終わっても

平和なこの国にあって
誰も「戦犯」だの「非国民」だのということばを
使ってくれぬように。



この後の パラリンピックにも
情熱と関心とを持って
皆さんが見入ってくださるように。





きょうは 月遅れ&旧暦の地蔵盆。

盆も正月もなかったアスリート達にも、
しばしの休息を。



息子には、もうあと少しの 根性と気力と体力を(苦笑)。

(それから、少しばかりの、幸運を。)