ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

テレプシコーラ 第2部!

2008-08-18 | マンガ
六つの花散る冬の日も、
黄金を溶かす夏の日も、
臥薪嘗胆 鍛え越し・・・。

これは、母校の応援歌の一部。

(なにしろ、旧制中学時代からの応援歌なもので。。。汗)



高校野球の地区予選などで歌ったものだった。

冬に散る六つの花、というのは 
六角形の結晶を咲かせる雪のことだった。

このマンガの主人公は
「六花」と書いて「ゆき」ちゃん。

読めないよネエ。。







ン?     ああ、シッポ、パタパタしてくれてるのね?(笑)






バレエマンガというのは、
昔からたくさんある。

マンガはバレエを描くためにあるのではないか?というくらい、ある(笑)。
  
細川智栄子も書いたのではないか?

北島洋子にもあったのではないか?

細野みち子にもあったね。

牧美也子は得意だったはず、
お金持ちのバレエをやってる少女と、
貧しい女の子の友情物語、なんてね。

槇村さとるにも、あるでしょ。

(あれはバレエじゃなくてフィギュアとダンスか?)

一条ゆかりもあるかな?

有吉京子の『SWAN―白鳥―』に『まいあ SWAN act2』。







いいよ、いいよ、わざわざ出てこなくても。






こんな所を見つけた。→少女漫画研究室、少女漫画とバレエ

やっぱり、少女マンガは バレエを描くためにあるのでは?(笑)

おお! 萩尾望都も描いてる!







あくびしてるお前も大好きだよ。






山岸涼子の傑作は 
何と言っても『日出ずるところの天子』だと信じているが、

バレエ好きには 
なんといっても『アラベスク』(古い!)と
『テレプシコーラ/舞姫』なのかもしれない。

『テレプシコーラ』は、第一部で 第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。

って、これ、すごい賞なんだろうか?







 





『テレプシコーラ』は 近年単行本で読んでいる。

このマンガのいいところは、
主人公が完全無欠のすごいバレリーナじゃない、というところか(笑)。

バレエを、本当は何も知らない人が読んでも
すごくよくわかるし バレエの知識が身に付くところか?

マンガの中で 少女たちは 
演技や 骨格のことや 学業との両立や ダイエットなどなど、
さまざまに思い悩む。



現実の少女たちは
登場人物に自分を重ね合わせて、悩んでいたに違いない。

また ダイエットについての知識も 
このマンガから得ていたのではないだろうか。

少女たちの悩みには バレエをしている、していない、は
あまり違いはないはず。

六花の姉の千花の話には う~~ん、とうなってしまった。

他に別のストーリーの選択はなかったのか? と
作者に問いたくなってしまう。
  












もっとも、
私は この中に出てくるダイエットについては
賛成できかねるものもあるので

成長期の少年少女を含め、
あまり真似をしていただきたくはないのだが。

人間に、特に日本人にとって
一番大切な栄養素は 
でんぷん質だと 私は思っているので。












その、第2部が単行本で刊行されはじめた!

(第2部 第1巻 2008年7月26日、メディアファクトリー、590円)



巻末には 首藤康之氏との対談が掲載されている。

これはオイシイ!(笑)



これで、気になっていた元同級生の 空美ちゃんの
あれ以降の動向もわかるようになるだろう、というもの(笑)。

骨格の問題で プリマドンナにはなれないであろう六花ちゃんの
成長物語になるのだろうか。