「埼玉都民」という言葉がある。
埼玉県に住んでいながら、
勤務先や通学先など 意識は都内にあり、
都民であるかのような感覚を持っている人たちが
埼玉県の南部には多いそうだ。
いつだったか テレビで
何人もの人にインタビューしているところを見た。
「どちらにお住まいですか?」
「東京です。」
「東京のどこですか?」
「え~と、いや、埼玉県の・・・。」
ウソツキ!(笑)
この春 娘が「埼玉都民」になった。
京浜東北線の沿線に住む。
大学まで 時間は多少かかるが 一本で通える。
本当は ホンモノの都民にするつもりだったが
予算が許さなかった・・・(涙)。
娘の高校の同級生、
塾のアルバイトも一緒のところでやっていた Nちゃん、
そのNちゃんが借りているロフト付きのアパート。
そんなのに憧れていて
そして無断外泊が増えていた娘のために
同じ会社から 同じようなタイプの部屋を借りることにしたのだ。
家賃・光熱費、全額前払い!(タメイキ)
途中で娘が挫折したら 息子が使えばいいし。
(本当は美術館通いに ママが借りたいところだけど。)
夜中に帰って来た娘。翌朝の玄関でそれと知れる。
普段は ママは息子に甘い、と言っているふたりなのに、
亭主も 娘には甘く、娘もそれに甘んじる。
亭主の命令で 私はアパートを一緒に探すことになった。
ちょっと離れた町のアパート会社の支店まで出かける。
ちょっと車に乗っただけなのに、
山の形が変わり、ずいっと近づいて見えた。
いつくか出してもらった候補を プリント・アウトしてもらい、
自宅でじっくり考える。
予想していたよりも ずっと家賃が高い(汗)。
いくらくらいまでなら 可能か?
どのくらいが贅沢か?
是非ともほしい設備は何か?
立地はどうか?
防犯対策はどうか?
そんな中、これは!?と思える物件があるのが、
埼玉県 南部だった。
(都内、大江戸線沿線の物件は 亭主が
「家から遠すぎる!」と反対;爆!)
そうしてピックアップしたいくつかへ
地図をたよりに実際に行ってみた。
予想と 実際とは 違うものだ。。。
そのアパートは、駅から 遠くない。
寂しい道を通らない。
駅からの道々に スーパーがあり、
近所に弁当屋がある!
(この弁当屋は 大きなポイントを稼いだのだったが、
その後 不味い事が判明;涙)
当然、コンビニはいくつかある。
設備もまずまず。
インターネットに接続。
そして 私が一番気に入ったのは、部屋の向き。
南向きで、南側の建物との間には 空間があり、
ちゃんと陽が当たりそう。
すぐ西には建物があって 夏の西日を適当に遮りそう。
これはいい!と直感し、実際に足を運んで確認した。
別の日の別の時間に 娘だけで再確認。
日当たり、良好!
玄関まで行く前に、ダイニングの娘の椅子の周りを見れば、
帰って来たと すぐわかる(苦笑)。
このアパートへの引っ越し作業中、
ロフトの北側にも窓があり、
こちらを開けると かなり風が涼しい、と聞いて
ここにして良かった!と 私は嬉しかった。
部屋の広さは 20㎡弱。
トイレとお風呂が、一応、別。
家具・家電付き。
(少し、贅沢過ぎたかもしれない。。)
寝るのは、ロフトの上になる。
「ほら、ロフトも広いんだよ~、見て見て!
私はいつも Nちゃんとこに泊まる時は
ロフトに一緒に寝るんだよ。
ママが泊まりに来たら、ここで一緒に寝ようね。」
ご免こうむる。
ロフトは 確かに広いが 幅はない。
今さら こんなにデカクなった娘と 抱き合うように寝る気にはならない。
オマケに 朝方トイレに行くときは あのハシゴを降りなければならない。
ネボケて落ちたらどうする!
日当たりの悪い木賃アパートで
うっとおしい思いをしながら何年も過ごしてきた私には
明るいアパートは憧れだった。
これは 私のリベンジ?にもなる。
私が通う整体師の治療室は
賃貸しマンションを これまで4回 移っているが
いずれも 日当たりがよく、風通しがいい。
冬は サッシを閉めておけばポカポカと暖かく、
夏場は 涼しすぎるくらいに 風が入る。
そうすると 冷暖房費もかなり抑えられるに違いない。
風水には詳しくはないが、
日当たりと風通し、
これは 絶対、いい方がいい!
整体師の治療院を見て
「ああ、部屋というものは こういうものを探さなくてはいけないのだ!」
と感じていた私。
娘のアパート探しは大成功!
娘がお風呂に入っている時の洗面所。
青いのは、中学の時のジャージ、大のお気に入り。
切りっぱなしがカッコいいのだそうだ。今でもそう思ってる?
けれど一番の問題は 娘の食生活。
今の所 なんとか頑張ってはいるようだ。
が、あのせまいキッチンは お湯は沸かせるだろうけど
調理にいそしむべき空間ではない。
あまり期待しないでおこう。
それでも娘からは時々電話がかかってくる。
「アスパラガスをもう10分くらい茹でてるんだけど、
これってどのくらい茹でればいいの?」
「10分?!」
「うん。」
「10分!?」
「うん。。。」
「ヤケドしないように 水にさらしてから ひと口かじってみればいいんだよ!
穂先が崩れたら茹ですぎだからね!
それから、下5センチは 皮を剥かないと 硬いと思うよ。
(庭で作った、採れたてのアスパラガスじゃ、ないもんね。)」
「この前のママの お野菜をお肉で巻いたのって、
どうやって作るの?」
「? お野菜を 豚肉で巻いて 塩コショウして焼いただけだけど?
最後に、ジャッと、醤油。」
「お野菜を茹でておいたりしないの?」
「(おっと、私は説明が下手だ。)
茹でるよ。
なるべく早く 中まで火が通るように
ジャガイモも インゲンも ニンジンも アスパラガスも
茹でておくよ。
まな板の上に お肉を斜めに置いて、
野菜を巻いていくんだよ。」
ご近所の 薄暗い場所にほったらかしのアガパンサス。けなげ!
さて 娘がはりきって料理を作るのは
お友達を部屋に招いた時らしい。
高校時代の仲良しとか
ボランティアに行った仲間とか
もう随分呼んだみたい。
そしたら、そろそろ 一人暮らしに飽きるんじゃないかしら?(笑)。
ひょいと 暇ができた時には
家に電話をしてきたりもする。
行ったばかりの頃には
「ひとりだと、突然、暇になる!」
と怒っていた。
「ご飯の前とか 食べた直後とか、
突然、暇になるんだよ!」
娘よ。
それを 人は 「孤独感」と呼ぶのだよ(笑)。
先日は ひょいと電話をしてきたが
なんだか声に元気がない。
話の腰を折らずに聞いていたら
50分しゃべった。
寂しかったのに違いない。
寂しさと それ以上の自由とを手に入れたのだ。
お風呂に入る時間だって自由だ。
「早く入れ!」と怒鳴られることもない。
それに憧れていたんだろう?
娘のアパートは Nちゃんのアパートからもそれほど遠くなく、
時おり お互いの部屋を行ったり来たり、
ご飯を ご馳走したり、されたりしながら
なんとかやっているようだ。
ひとり分のご飯というのは 作るのに一所懸命になれないから、
とか何とか言って
お互いに助け合っているみたいだが、
さて、どれくらい続くだろう?
私の時みたいに このまま嫁に行ってくれても
私はかまわないのだが?
あ、亭主が騒ぎ立てるな。。(苦笑)
埼玉県に住んでいながら、
勤務先や通学先など 意識は都内にあり、
都民であるかのような感覚を持っている人たちが
埼玉県の南部には多いそうだ。
いつだったか テレビで
何人もの人にインタビューしているところを見た。
「どちらにお住まいですか?」
「東京です。」
「東京のどこですか?」
「え~と、いや、埼玉県の・・・。」
ウソツキ!(笑)
この春 娘が「埼玉都民」になった。
京浜東北線の沿線に住む。
大学まで 時間は多少かかるが 一本で通える。
本当は ホンモノの都民にするつもりだったが
予算が許さなかった・・・(涙)。
娘の高校の同級生、
塾のアルバイトも一緒のところでやっていた Nちゃん、
そのNちゃんが借りているロフト付きのアパート。
そんなのに憧れていて
そして無断外泊が増えていた娘のために
同じ会社から 同じようなタイプの部屋を借りることにしたのだ。
家賃・光熱費、全額前払い!(タメイキ)
途中で娘が挫折したら 息子が使えばいいし。
(本当は美術館通いに ママが借りたいところだけど。)
夜中に帰って来た娘。翌朝の玄関でそれと知れる。
普段は ママは息子に甘い、と言っているふたりなのに、
亭主も 娘には甘く、娘もそれに甘んじる。
亭主の命令で 私はアパートを一緒に探すことになった。
ちょっと離れた町のアパート会社の支店まで出かける。
ちょっと車に乗っただけなのに、
山の形が変わり、ずいっと近づいて見えた。
いつくか出してもらった候補を プリント・アウトしてもらい、
自宅でじっくり考える。
予想していたよりも ずっと家賃が高い(汗)。
いくらくらいまでなら 可能か?
どのくらいが贅沢か?
是非ともほしい設備は何か?
立地はどうか?
防犯対策はどうか?
そんな中、これは!?と思える物件があるのが、
埼玉県 南部だった。
(都内、大江戸線沿線の物件は 亭主が
「家から遠すぎる!」と反対;爆!)
そうしてピックアップしたいくつかへ
地図をたよりに実際に行ってみた。
予想と 実際とは 違うものだ。。。
そのアパートは、駅から 遠くない。
寂しい道を通らない。
駅からの道々に スーパーがあり、
近所に弁当屋がある!
(この弁当屋は 大きなポイントを稼いだのだったが、
その後 不味い事が判明;涙)
当然、コンビニはいくつかある。
設備もまずまず。
インターネットに接続。
そして 私が一番気に入ったのは、部屋の向き。
南向きで、南側の建物との間には 空間があり、
ちゃんと陽が当たりそう。
すぐ西には建物があって 夏の西日を適当に遮りそう。
これはいい!と直感し、実際に足を運んで確認した。
別の日の別の時間に 娘だけで再確認。
日当たり、良好!
玄関まで行く前に、ダイニングの娘の椅子の周りを見れば、
帰って来たと すぐわかる(苦笑)。
このアパートへの引っ越し作業中、
ロフトの北側にも窓があり、
こちらを開けると かなり風が涼しい、と聞いて
ここにして良かった!と 私は嬉しかった。
部屋の広さは 20㎡弱。
トイレとお風呂が、一応、別。
家具・家電付き。
(少し、贅沢過ぎたかもしれない。。)
寝るのは、ロフトの上になる。
「ほら、ロフトも広いんだよ~、見て見て!
私はいつも Nちゃんとこに泊まる時は
ロフトに一緒に寝るんだよ。
ママが泊まりに来たら、ここで一緒に寝ようね。」
ご免こうむる。
ロフトは 確かに広いが 幅はない。
今さら こんなにデカクなった娘と 抱き合うように寝る気にはならない。
オマケに 朝方トイレに行くときは あのハシゴを降りなければならない。
ネボケて落ちたらどうする!
日当たりの悪い木賃アパートで
うっとおしい思いをしながら何年も過ごしてきた私には
明るいアパートは憧れだった。
これは 私のリベンジ?にもなる。
私が通う整体師の治療室は
賃貸しマンションを これまで4回 移っているが
いずれも 日当たりがよく、風通しがいい。
冬は サッシを閉めておけばポカポカと暖かく、
夏場は 涼しすぎるくらいに 風が入る。
そうすると 冷暖房費もかなり抑えられるに違いない。
風水には詳しくはないが、
日当たりと風通し、
これは 絶対、いい方がいい!
整体師の治療院を見て
「ああ、部屋というものは こういうものを探さなくてはいけないのだ!」
と感じていた私。
娘のアパート探しは大成功!
娘がお風呂に入っている時の洗面所。
青いのは、中学の時のジャージ、大のお気に入り。
切りっぱなしがカッコいいのだそうだ。今でもそう思ってる?
けれど一番の問題は 娘の食生活。
今の所 なんとか頑張ってはいるようだ。
が、あのせまいキッチンは お湯は沸かせるだろうけど
調理にいそしむべき空間ではない。
あまり期待しないでおこう。
それでも娘からは時々電話がかかってくる。
「アスパラガスをもう10分くらい茹でてるんだけど、
これってどのくらい茹でればいいの?」
「10分?!」
「うん。」
「10分!?」
「うん。。。」
「ヤケドしないように 水にさらしてから ひと口かじってみればいいんだよ!
穂先が崩れたら茹ですぎだからね!
それから、下5センチは 皮を剥かないと 硬いと思うよ。
(庭で作った、採れたてのアスパラガスじゃ、ないもんね。)」
「この前のママの お野菜をお肉で巻いたのって、
どうやって作るの?」
「? お野菜を 豚肉で巻いて 塩コショウして焼いただけだけど?
最後に、ジャッと、醤油。」
「お野菜を茹でておいたりしないの?」
「(おっと、私は説明が下手だ。)
茹でるよ。
なるべく早く 中まで火が通るように
ジャガイモも インゲンも ニンジンも アスパラガスも
茹でておくよ。
まな板の上に お肉を斜めに置いて、
野菜を巻いていくんだよ。」
ご近所の 薄暗い場所にほったらかしのアガパンサス。けなげ!
さて 娘がはりきって料理を作るのは
お友達を部屋に招いた時らしい。
高校時代の仲良しとか
ボランティアに行った仲間とか
もう随分呼んだみたい。
そしたら、そろそろ 一人暮らしに飽きるんじゃないかしら?(笑)。
ひょいと 暇ができた時には
家に電話をしてきたりもする。
行ったばかりの頃には
「ひとりだと、突然、暇になる!」
と怒っていた。
「ご飯の前とか 食べた直後とか、
突然、暇になるんだよ!」
娘よ。
それを 人は 「孤独感」と呼ぶのだよ(笑)。
先日は ひょいと電話をしてきたが
なんだか声に元気がない。
話の腰を折らずに聞いていたら
50分しゃべった。
寂しかったのに違いない。
寂しさと それ以上の自由とを手に入れたのだ。
お風呂に入る時間だって自由だ。
「早く入れ!」と怒鳴られることもない。
それに憧れていたんだろう?
娘のアパートは Nちゃんのアパートからもそれほど遠くなく、
時おり お互いの部屋を行ったり来たり、
ご飯を ご馳走したり、されたりしながら
なんとかやっているようだ。
ひとり分のご飯というのは 作るのに一所懸命になれないから、
とか何とか言って
お互いに助け合っているみたいだが、
さて、どれくらい続くだろう?
私の時みたいに このまま嫁に行ってくれても
私はかまわないのだが?
あ、亭主が騒ぎ立てるな。。(苦笑)