心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ごめん茶?

2020年04月11日 | 母のこと
母が洗面所に手を洗いに向かっていた。一足が遅い母なので、急いでいたわたしは、その母の後ろから声をかけた。
「ごめん。ちょっと先に行かせて」
それを聞いた母が
「何? ごめん茶? どこにあるお茶だ?」と言った。

一瞬、目が点になったわたし。
そして笑い転げた。

そんなわたしを見ながら、
「今日、偉い人が、コロナ対策で笑うこともいいって言ってたけど、お前は大丈夫だな」と言った。
はあ、あなたこそ、大丈夫だよと言いたかったけど、言わないでおいた♪



花を愛でて

2020年04月07日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

見ているだけで微笑みが出てくるのは
柔らかな日差しと
ゆるい風に
委ねている姿が
あまりにも無防備だから

君の名は、などと聞くのはよそう
君はただそこに在るだけで
わたしのココロを満たしてくれる

花よ
つかのまの命が
その短さをも包み込んで
わたしの世界を豊かにしてくれる
花よ
君がいてくれた、それだけで
一日が豊かに思えてしかたがないんだよ

※※※

もし 世界が落ち着いていったら
花を乗せて
あの人のところに届けよう
きっと 待っているだろうから
元気だよと
思いきり微笑んで
いましがた 風を切ってきた
その勢いのままに
少しは小さな花が飛び散ったかもしれないが
その花は飛び散った先で
小さな微笑みをもらうだろう

もし 世界が元のように
人々が笑みを交わし
隣に腰掛け
笑い合う日が来たとしたら
花を届けよう
花が待っている
その日が来ることを

※※※

気になること

2020年04月05日 | ほんのすこし
最近、変な鼻です。
新型コロナウイルスでは、味覚や嗅覚に異変があって、味がしなかったり、匂いがしなかったりといった報道がありますが、わたしの場合は逆でいつも同じような匂いを鼻に感じているのです。ずっとです。灯油の匂いに似ているそれは、マスクをしていても、部屋で寝ていても。母の家のどこにいても寝そべっていても感じるのです。

なぜこんなことになったのかと不思議でなりません。母は耳鼻科に行けと言いますが。このご時勢にクリニックに行くのもどうかなあと思ってしまうのです。
もう少ししたら、匂いが消えるのではないかと微かな期待を持っているのですが。
でも強い匂いではないので、なんとなく気になるといった感じなのです。

春になったから、どこか体に異変が出てきたのか。
それとも年齢と共にくたびれてきたのか。鼻も(笑)
マスクの中に小さく切ったガーゼを入れて使っていますが、ガーゼに薬品がかかっているのかしら。
もしかしたら、それかなあ。ガーゼを使い始めた頃から出てきたような気もするなあ。

母はまた別の心配が出てきて。リュウマチの新薬を飲み始めて最近、舌に違和感を感じています。これは前に別の薬を飲み始めたときもあったので、慣れるまでに通過する症状かなと話しているところです。
新しい薬を使用するということは、副作用も考えなくてはならず、試験前に先生から丁寧に説明されました。それでも痛みを抑えたくて新薬をお願いしたのです。その患者によって出る症状も違うみたいですので、母の場合は口内に出るのかなと。ひどいときは帯状疱疹とか出た人もいると伺いましたので、そちらも気をつけてみているところです。

気になることがあると、気持ちが落ち着きません。でも母が
「気になる不安なことがあってもそればっかり考えていると嫌になるから、笑ってすごすようにする!」とキッパリ言ったので、気持ちの持ち方次第で不安も消えるかなと思っています。
たぶん、匂いもだんだん薄れていくでしょう♪

花開く季節

2020年04月04日 | 母のこと
母の庭で、つぼみが花開く。
ときどきフェイントで雪が舞い散ったりすることもあったけど、土の上に降った雪は跡形も無く消える。
春なのだ。

むくむくとその茎を伸ばしたものは着実につぼみをつけ、やがて花を咲かせる。



歩くのが難しい母でも家の周りだけはなんとか行って、花が咲いたか確認したくなるらしい。玄関に行くのも大変だった冬の日々が、今は少しずつ玄関まで。
そして風除室に置いてある籐椅子に腰掛け、外を見る。しばらく落ち着いたら、ようやく腰をあげ、外に出る。
家の外壁に手をかけながら、裏庭まで歩を進める。
角まで行くと、体をかしげ奥を覗く。

「ほら!」と指さす向こうに花が見える。
小さく咲いた薄紫の花をしばし眺めて満足したように戻る。
転ばないように母の手を取り、一歩ずつ歩く。

風除室に戻るとまた椅子に腰掛けて休む。息を整えてゆっくり立ち上がると玄関に足を入れる。
玄関まで来ると、もう大丈夫、お前は先に入ってと言う。

外に出るのはまだ数日に一度だけだが、これからはもっと増えるだろう。冬と違って、元気が出てきたなと思う。これも新しいリュウマチの薬が効いているのからかもしれないと思ったりする。
そういう外に出ることもなかなか出来ない母だが、こと髪の事に関しては、我慢出来ないらしい。数日前から美容院に行きたい旨をチラチラ話していた。
まさか今日がそうだとは思わずにいたわたしに朝ご飯を食べ終えたあと
「美容院に電話してくれないか」と頼んだ。
えっ今日なの? とびっくりしたが、そういえば今日は天気もいいし。
早速連絡してみると、ひとりお客様がいるので、9時半頃にと言われた。9時半前にいそいそと美容院の階段を登る母。といってもわたしがお尻を押して、一段一段上るのもかなり時間がかかる。それでも行きたいのよね、母さんは(笑)

ということで、ただいま「出来たよ」のお迎えコール待ち。
そろそろ行く準備をしておかないとね。
こんなご時勢でも何か楽しみを見つけないと♪

いよいよ

2020年04月03日 | ほんのすこし
昨日の夕方、台所にいたわたしをすっとんきょうな声で母が呼んだ。わたしはそのおどけでない(尋常でない)声に何事かと居間のガラス戸を開けた。
母が私の方を振り返り、テレビを指差している。
「なに、なに?」
誰かが会見をしている。
は?
えっ?


なんてこった。とうとうここにも来たか・・・

いよいよ我が町にも新型コロナウイルスの感染者が出たという会見をしていた。
昨日までは県内に出たという話でまだまだ県北には来ないだろうなと安直な気分でいたのだ。それが医療従事予定者(新年度から配属されて他県から来る新任の研修医)に感染が認められたとのこと。まだ病院では医療に携わっていないからその病院は通常通りの開業をするとのことだった。
「明日、母さんの薬もらいに行くんだよね?」
「んだ、様子見てきてくれな」
ちょっと不安な気分になったが、大丈夫だというから。

で、今日、行きましたよ。
あらら、ニュースのせいか、院内はいつもよりずっと少ない患者さん。
薬を処方していただく科もいつもは人でいっぱいなのに、椅子にちらほら。受付を済ませて待っていると、なんということか待つこと5分もしないうちに名前を呼ばれた。いつもだと薬でも待ち時間が長い。
内心びっくりしながら病院を出た。

やはり、気をつけるしかないな。
これから、スーパーに入っているいつもの薬局に行って薬をもらって帰る。買い物もするが、なんとなく今後のことを考えて、いつもよりも買っておいたほうがいいのかな、なんて思ったり。いやいや、必要以上に買うのはだめだろ。使わずに駄目にすることのないようにしなくては。
でも、緊急事態宣言とかになったら、どういう状態になるのだろう。買い物も出来なくなる?
いまいち、どんな状況になるのか想像が難しい。田舎でも都会並の緊張感が要求されるのか・・・だろうなあ。

いつまで続くのか、先が見えないということは不安が増長するものだ。まずは母とふたりでなんとか乗り越えるしかないね。

いつもの味付けで

2020年04月02日 | ほんのすこし
美味しそうなカブがスーパーにあったので。
いつもの味付けで作りました。

カブは縦に12等分。あまり厚いと母が食べられないので。でもあまり薄すぎても美味しくないのです。できれば根元の茎が少し入ればいいのだけど、茎と実の間に土が入っているときがあるので、丁寧に取らないとね。あと、元気な葉っぱがついているときは実だけで作ることが多いです。残りの茎と葉っぱの半分は湯がいてお味噌汁の具にします。母が大根葉よりも好きだというので。

その12等分にしたカブに塩を振って水気が出るまで待ってます。わたしの場合は放っておく(笑)
30分ぐらいすると水分が出てくるので、水分を取ります。(ぎゅっとするのはキュウリの時でした)そのあとオリーブオイルと塩味を見て少しの甘み(砂糖だったり蜂蜜だったり)を足して、レモン汁を振って、おしまい。

こうやって書いてみると、わたしの料理は基本、オリーブオイルと塩と蜂蜜、バルサミコ酢ばかりって感じ(笑)
いや、そういう料理のときばかり写真を写しているからだな。ほかの料理もしているんだけどね。

このときの味付けは母もお気に入りでしたね。



久しぶりに牛タンを買ってきていたので、塩麹に漬けておいた。
塩麹を取って、ただフライパンで蓋をして焼くだけなんだけど。最後は蓋をとって、水分を飛ばし、焼き目をつけて。好きだったんだけど、今回はなんだか堅く感じた。焼きすぎ? 牛タンはもうしばらくはいいかな・・・



キュウリとカニカマ、新タマネギに炒り卵を混ぜて酢の物に。さっぱりしたものが食べたかったので。

今日はほったらかし料理で、ビーフシチューの予定だ。肉が柔らかくなってるかしら・・・

ちゃんと食べて免疫力をアップしないとね♪

ここでも影響が・・・

2020年04月01日 | ほんのすこし
今日はウクレレレッスン。
しばらく鼻水と咳で悩まされていたわたしだが、ここ二日ばかりは穏やかになっていて、雨降りだからなのかなと思ったり。
午前中にあるレッスンにも参加できると思った。行ってみると、いつもは4名の仲間が、今日は三名だけだと先生がおっしゃった。大ベテランの方がこの度のコロナウイルスのことを考えてしばらくレッスンをお休みしたいと連絡が入ったそうだ。
間隔を開けて、少人数で、なので大丈夫じゃないかと思っていたが、やはり悩むところではあるなと思う。
それでもマスクをしながら、三名で始める。

今日はカホンを使ってリズムを取ったり、初めてのベースウクレレを使ってみたりして、先生を交えてのアンサンブルを楽しんだ。ウクレレばかりよりもほかの楽器が入ると、ぐっと演奏の幅が広がる気がして楽しかった。メンバー三名がそれぞれカホンとベースウクレレ、ウクレレを順番に担当していく。
カホンは先回のレッスンで触ったので、なんとなく使い方はわかっていたが、ベースウクレレは初めてだった。今日の曲は『ジャンバラヤ』G調なので、GとD₇がほとんど。指の位置もわかりやすく5フラットをそれぞれ薬指・中指・人差し指と交互に使う。初めてだから慣れなかったけど、動きが少なくわかりやすかった。

何度か楽器を交代しながら弾いていくうちにコツ(?)がつかめてきて、皆で音楽を楽しんでいる! といった雰囲気が満載になった。
英語の歌詞はなんだか難しくて、演奏しながら歌うのはなかなか・・・マスクの中で鼻歌だけですませた(笑)。先生がわたしの方を見て
「○さん、歌いませんか?」と振ったけど、即行、首を横にブンブン振った。先生が苦笑い。
「無理無理、無理です! 英語の歌詞がちんぷんかんぷん。グッバイ・ジョーの部分しかわかりませ~ん!」と応えると、ほかのメンバーも笑って「わたしもそうです~」。三人で頷き合った。

まあ、アンサンブルを楽しめただけでも大収穫あり。三人、大いに満足して終わった。

レッスンの前に先生がこの度のコロナウイルスの影響で、ライブ予定が6月分までキャンセルになったことを話した。少し前は5月までの分がキャンセルと言っていたけど、また先の分がキャンセルになったそうだ。フリーの音響さんとか全く収入が入らないことになるからあの人たちは困っていると。でも先生も少人数のウクレレ教室ももしかしたらこれから自治体の方針とかでレッスンを休みにしなくてはならなくなるかもしれないと心配そうに話していた。
アーティストの方は死活問題。早く補償する手はずを出してほしいものだ。大変なのは皆同じ。自粛をさせるならちゃんと生活できるような救済措置を出してくれないと。

早く新型コロナウイルスが終息してほしいものだ。