心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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いよいよ

2020年04月03日 | ほんのすこし
昨日の夕方、台所にいたわたしをすっとんきょうな声で母が呼んだ。わたしはそのおどけでない(尋常でない)声に何事かと居間のガラス戸を開けた。
母が私の方を振り返り、テレビを指差している。
「なに、なに?」
誰かが会見をしている。
は?
えっ?


なんてこった。とうとうここにも来たか・・・

いよいよ我が町にも新型コロナウイルスの感染者が出たという会見をしていた。
昨日までは県内に出たという話でまだまだ県北には来ないだろうなと安直な気分でいたのだ。それが医療従事予定者(新年度から配属されて他県から来る新任の研修医)に感染が認められたとのこと。まだ病院では医療に携わっていないからその病院は通常通りの開業をするとのことだった。
「明日、母さんの薬もらいに行くんだよね?」
「んだ、様子見てきてくれな」
ちょっと不安な気分になったが、大丈夫だというから。

で、今日、行きましたよ。
あらら、ニュースのせいか、院内はいつもよりずっと少ない患者さん。
薬を処方していただく科もいつもは人でいっぱいなのに、椅子にちらほら。受付を済ませて待っていると、なんということか待つこと5分もしないうちに名前を呼ばれた。いつもだと薬でも待ち時間が長い。
内心びっくりしながら病院を出た。

やはり、気をつけるしかないな。
これから、スーパーに入っているいつもの薬局に行って薬をもらって帰る。買い物もするが、なんとなく今後のことを考えて、いつもよりも買っておいたほうがいいのかな、なんて思ったり。いやいや、必要以上に買うのはだめだろ。使わずに駄目にすることのないようにしなくては。
でも、緊急事態宣言とかになったら、どういう状態になるのだろう。買い物も出来なくなる?
いまいち、どんな状況になるのか想像が難しい。田舎でも都会並の緊張感が要求されるのか・・・だろうなあ。

いつまで続くのか、先が見えないということは不安が増長するものだ。まずは母とふたりでなんとか乗り越えるしかないね。