goo blog サービス終了のお知らせ 

ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

歌行燈 @三重県桑名市

2017年07月31日 | 三重県(老舗)

行き当りばったりで到着した桑名。近代建築をいくつか愛でた後、腹ごしらえをしようと、食事処を探す。普段なら自分の知らない土地は、だいたい下調べしてから訪れるが、今回はバイクで走っていて何となく着いてしまったのでまるで情報が無い。そこで現地でスマホを使って「その手は桑名の焼き蛤(桑名=蛤(ハマグリ)」という短絡的なイメージで検索。いくつか引っ掛かったうちで歴史のありそうなこちら「歌行燈」に決め、店に向かった。店舗隣の駐車場に停めて店に入ると、店員さんに「すでに満員でお呼びするのに50分程かかりそう」とのこと。まだ昼営業が始まったばかりの時間なのに凄いなァ…。大勢のグループ客が入ったばかりのようで、店員さんも”ちょっと無理です”口調だったが「よろしければ名前を」との事だったので一応待ちリストに記名しておいた。近辺をブラブラして他の店を探す。近くの1軒で軽く腹に入れた30分後、店の前を通ると、たまたま店員が外に向かって「〇〇様~」と自分の名を呼んでいた。オイ随分早いナ。どうしようか迷ったが、折角なので返事して中へ。

こちら創業は明治10年(1877)とのこと。建物はなかなか風情があるが、様子からすると新しいみたい。後から調べてみると老舗とはいえ様々な業態で海外にも店を出す大きな会社経営のようだ。案内されて奥のテーブル席に腰かける。大店(おおだな)なので6人掛けのテーブルに1人。申し訳なし。サッと品書きに目を通すものの、種類が多くて分かりづらかったので「蛤うどん」の入った「蛤うどん御膳」というものを注文した(後から調べたらちゃんと単品もあった)。

ほどなくして「蛤うどん御膳」が運ばれた。やや小さめの蛤が3つほどのったうどんと、小さいちらし寿司、天ぷら、茶椀蒸しがセットになっている。うどんのつゆは淡い色ですっきりとした薄味。旨いつゆだが折角なのでもう少し蛤を強く感じたいところ(出汁と蛤は関係ないのかも)。うどんはコシが強め。こちらが昔からこの麺なのかは知らないが、最近のうどんは讃岐の影響かこういうのが多いので逆に印象に残らない。この出汁ならうどんはもう少し柔めの方が合うような気がする。他は「御膳」と名の付く品書きから想像出来る通りの味だった。無難ではあったが、これなら単品で「焼蛤」や「蛤酒蒸し」を頼んだ方が楽しめたかな。(勘定は¥1,814)

 


 

↓ 食事前に訪れた「六華苑(旧・諸戸清六邸)」(大正2年・1913・建造)。素晴らしい庭園と洋館、和館からなる。洋館は明治~大正期の日本で数々の西洋建築を設計したイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによるもの。建物は国の重要文化財に指定されている。それにしても昔の名士の財力といったら…。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

歌行燈 (うたあんどん)

三重県桑名市江戸町10番地

 

( 三重 みえ 桑名 くわな 歌行燈本店 うたあんどん本店 UTAANDON 志満や 蛤 はまぐり ハマグリ 饂飩 ウドン 近代建築 洋館 ろっかえん )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほっとこ (2) @岐阜県関市 (※閉店)

2017年07月31日 | 岐阜県(中濃)

以前も知人と一緒に訪れた岐阜県関市の居酒屋「ほっとこ」に再訪。メンバーも前回とほとんど同じ。まだうっすらと明るい夕暮れ時から奥の小上がりスペースに集まって呑み始めた。店は盛況で、手前のテーブル席には何組もの若い客が居て賑やか。最初はいつも通りビールで乾杯。前回と同様におまかせだったので、大皿に盛られて次々と酒肴が出てくる。カルパッチョ風サラダ、玉子焼き、唐揚げ、チヂミ、ゴーヤのカレー炒めなどなど。前とは内容が少し変わっているのでうれしい。ふだん”おまかせ”は楽しめないクチだが、喋るのに忙しい時には正直ラクでいい。オッサンだって喋りたいときはあるのだ(笑)。

酒はだんだんとそれぞれが好きな飲物に切り替えている。相変わらず焼酎やカクテルは揃っているが、日本酒の選択肢が無いに等しいので自分にはつらい。出してくれるもの(メニューからいくと「灘の粋」か?)もあるにはあるが…。若い人のやってる最近の居酒屋では逆に珍しいかも。思い余ってカクテルもいくつか頼んでみたが、やっぱり酒肴とは合わないや。最後はこちらの名物「ひきだし鍋」。四角いステンレスの鍋にホルモンや野菜が入っている。前回は塩味だった。今回は別のがこないかなと思ったが、やはり塩味(他に「味噌」と「赤辛」があるようだ)。締めはその鍋に饂飩か中華麺かごはんを足す。寒い時期と違って鍋から直接じゃなく皿で出されたが、煮詰まった汁に麺だもの、間違いない。綺麗に平らげてご馳走様。次はアラカルトで頼んでみたいナ。(勘定は¥3500程)

以前の記事はこちら

 

創作ダイニング ほっとこ

岐阜県関市大門町2-13

 

( 関市 関 せき 大門町 だいもんちょう ほっとこ 居酒屋 ひきだし鍋 引出し鍋 引き出し鍋 鍋料理 ホルモン鍋 無国籍料理 創作料理 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする