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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Coda (Deluxe Edition) / Led Zeppelin

2017年06月14日 | ハードロック・へヴィーメタル

 

Coda (Deluxe Edition) / Led Zeppelin (2015)

ツェッペリン(Led Zeppelin)の2015年リマスター・シリーズのひとつ「Coda」のデラックス・エディション3枚組。これのオリジナル・アルバムは、ボンゾ(John Bonhum)の死後、1982年に発売されたもの。ボンゾ抜きでのバンド存続はあり得ないと解散を決めたが、契約を消化するために未発表音源を集めて発売されたもの。録音時期は70年代全般に亘っており、自分の大好きな1曲目の「We're Gonna Groove」からガツンとかまし、その他もバラエティに富んだ内容となっている。このアルバム好きだったなァ。

もともと未発表音源(当時)が集められているアルバムなので、2015年デラックス・エディション企画のコンパニオン・ディスク(このシリーズではボーナス・ディスクがこう呼ばれている)の中では一番水増し感が無く、その趣旨に沿ったものなっていて、ヴォリュームも2枚。コンパニオン・ディスクの15曲のうち、「Sugar Mama」と「St. Tristan's Sword」は未発表曲。その他にも有名な1972年のボンベイ・セッションからの2曲、完成前段階の曲、既発曲の素材となった曲や、インスト・ヴァージョン、既発のシングルB面曲などが収録されている。このリマスター・シリーズで出てきた完全未発表の曲の少なさから、やはり一般的なフォーマットで使える未発表スタジオ録音音源はもう無いんだろうなと想像出来る(でもマニアックなファンにはアレもアレもまだ出ていないというのが思いつくか…)。それよりも膨大にあるはずのライヴ音源は今後出てくるのだろうか?(出せっ!)

 オークションにて購入(¥780)

  • CD (2015/7/31)
  • Disc : 3
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Atlantic
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大石 (2) @名古屋市中区・久屋大通

2017年06月14日 | 名古屋(中区)

 

仕事上の知人と昼をどこかで食べようということになり、セントラルパーク付近でどこにしようかと思案。「蕎麦どうですか?」とこっちから誘い、久しぶりの「大石」へ。まだ早い時間だったからすぐに案内されたが、みるみるうちに客が集まりだし、すぐに待ちが出るほどに。周辺はランチ場所を探すリーマンで溢れかえっているが、どこもかも混んでいる訳ではない。ここはさすが、相変わらずの人気だ。「蕎麦屋のランチ」と書かれた品書きを眺めて「かき揚げ丼ランチ」を選択した。蕎麦は”粗挽き田舎蕎麦”にも出来るということだったのでそうしてもらった。

しばらくして2人同時に「かき揚げ丼ランチ」が運ばれる。小振りな丼ぶりにかき揚げ丼、小鉢にはポテサラ、そして蕎麦はせいろに盛られた田舎蕎麦。かき揚げはつゆに浸してからご飯の上にのせてあるのかな。ミニという割には意外と大きい。つゆは薄味で蕎麦と一緒に食べるにはちょうどいい。そして切り角が立ったみずみずしい蕎麦を手繰る。田舎蕎麦なので色も濃いが、野趣溢れるようなゴツゴツしたものではなく、あくまで洗練されていてのど越しもいい。サラッとした蕎麦湯をもらい、つゆを割って飲み干して、外で待っているだろう客に席を譲った。知人も気に入ってくれた様子。次こそ夕方あたりに行って蕎麦前から始めたいナ。(勘定は¥1,080)

以前の記事はこちら

 

手打ちそば 大石

愛知県名古屋市東区泉1-22-26

 

( 久屋大通 ひさやおおどおり おおいし 手打ちそば大石 そば ソバ 手打ち 手打 手打ち蕎麦 二八 田舎そば そばまえ ランチ )

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平成中村座「義経千本桜」「弁天娘女男白浪」「仇ゆめ」 @名古屋・名古屋城 二乃丸広場内特設会場

2017年06月13日 | 歌舞伎・文楽

歌舞伎「平成中村座」(6月7日・名古屋城 二乃丸広場内特設会場・夜の部)

   

初めての平成中村座。名古屋で8年ぶりという興業は名古屋城内の二乃丸広場特設会場というこれ以上ないロケーション。もともと初代中村屋は名古屋の中村区出身だそうで、中村公園内にも初代の銅像が出来て、先日勘三郎と七之助も参加して除幕式が執り行われた。せっかく名古屋城の入場料もチケット代に含まれているので、少し早く着いて城内を見学。そして会場内へ。

外では切子や刷毛など江戸仕事、それに弁当の屋台が出たりして大賑わい。靴を脱いで上がる場内は、昔の芝居小屋をイメージして造られていて舞台がグッと近く、天井からぶら下がった大きな提灯といい、周囲に飾られた赤い提灯といい、舞台正面に特別に設えられた「お大尽席」(会場からの退場時も提灯を持ったお茶子さんが城門まで送ってくれる特別席)といい、雰囲気たっぷり。もちろん定式幕は中村座カラー。人気の公演とあって会場はほぼ満席。今回自分が取った席は、花道のすぐ横下手側の座椅子の通称”ドブ席”。花道で見栄を切る役者が背中を見せてしまう席だが、臨場感は抜群。それこそ見上げるとすぐそこの役者の汗や唾が飛んできそう。このドブ席は1列だけで、すぐ横には椅子席があり、ご裕福そうな旦那様や奥様が座っていらした(笑)。この狭い雰囲気で気分も盛り上がる。

 

芝居は普通こんなに有名な話を並べないだろうという大盤振る舞いな演目。まずは扇雀が狐忠信を演じる「川連法眼館(通称:四の切)」。てっきり狐は勘九郎だろうと思っていたので意外だった(配役をよく見ていなかった)。扇雀は50代後半。それが飛んだり跳ねたりと舞台をトリッキーに駆け回るんだからスゴイ。さすが。1か月の長丁場ですけど大丈夫ですか?(笑)。

「弁天娘女男白浪」は何といっても七之助。女形では当代随一の艶っぽさ。もう男が観ても”惚れてまうやろ”という美しさと、女装がバレた後のはっちゃけた演技の対比が楽しい。自分の近くに座っていた女性客は大ファンなのだろう、目が完全にハート型になっていた(笑)。器用な萬太郎も、女形を演らせるとピカイチの梅枝も、悪人役ではあまり見せ場が無いか。体躯が大きい彌十郎はさすがの存在感。でもこの2つの話を見て自分の眼が釘付けになったのは亀蔵。その類稀な外見(失礼)と腰の座った迫力ある口跡、時々見せる茶目っ気と、いっぺんでファンになってしまった。

最後は「仇ゆめ」。狸が化けた踊りの師匠は勘九郎。七之助は今いちど女形での登場。この2人を一度に見ると、勘三郎の息子2人の産み分けがどれだけ”奇跡”なのかよく分かる。勘九郎は口跡だけ聞いているとちょっとかすれた勘三郎、といった感じで目をつぶると分からないほど親父にそっくりになってきている。ただ女形を演らせるとやっぱり醜女。それが弟の七之助はため息が出るほどの色っぽさ。兄弟でこれだけ個性や外見が違うからこそ同じ舞台で演じ分けられる。この「仇ゆめ」では勘九郎が大サービスで会場内を駆け回った。そして圧巻は…、舞台のバックドロップがドーンと開いて、その向こうには薄暮に浮かび上がる本物の名古屋城という演出。これは凄い!(自分の席からはばっちりの眺めだった席によっては見えないかも)。ずっとコミカルに演じ続けてきた狸(勘九郎)が死に際にもう一目、と惚れた深雪(七之助)と絡む場面。客席から笑い声が漏れたのはどうして? 畜生とはいえ、あそこは切ない場面だと思うのだが…。

歌舞伎には珍しくカーテン・コールもあり、幕間を入れて約4時間で終演。満足。文句なしに楽しかった。

 

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

川連法眼館(かわつらほうげんやかた)

佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  中村 扇雀
静御前  中村 梅枝
亀井六郎  中村 萬太郎
駿河次郎  中村 虎之介
妻飛鳥  中村 歌女之丞
川連法眼  片岡 亀蔵
源九郎判官義経  中村 勘九郎

 

河竹黙阿弥 作

二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場


弁天小僧菊之助  中村 七之助
南郷力丸  片岡 亀蔵
赤星十三郎  中村 梅枝
忠信利平  中村 萬太郎
伜宗之助  中村 虎之介
日本駄右衛門  坂東 彌十郎

 

北條秀司 作・演出

三、仇ゆめ(あだゆめ)

狸  中村 勘九郎
深雪太夫  中村 七之助
舞の師匠  坂東 新悟
揚屋の亭主  坂東 彌十郎

2017.6.7

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あさの屋 @岐阜県岐阜市

2017年06月12日 | 岐阜県(岐阜)

今ではバイパス(岐阜環状線)が主道になってしまっているが、往時はもっと店が並んでいたんじゃないかと思わせる則武小学校前の旧道沿いにある天婦羅屋「あさの屋」へ。店はちょうど辻にあり、砲弾を模した「忠魂碑」が建っている場所。裏手の駐車場に車を停め暖簾をくぐる。胡麻油の香り漂う店内は奥に長い造りで、テーブルは3つくらい。突き当たりは辻の反対側の道路に出られるようで、奥にまだ席があるかもしれない。先客2人が喋りながらビールで顔を赤らめていた。手前のテーブル席に座り「舌代」と書かれた木札の品書きを眺める。刺身などのつまみの他、うどんも中華そばもあるんだね。でももちろん看板にも暖簾にも書かれた天ぷらをいただこうと「天丼」を注文した。

年季が入った調理場には老齢の主人、給仕は奥様かな。しばらくして運ばれた天丼はプラスチックの丼ぶりに入っていて、お浸しとたくあんが付いている。熱々の天ダネがしっかりとつゆにくぐらせてあるようだ。値付けは安いが中サイズの海老が2本、包丁が入れてある茄子、ピーマン、海苔がのったクラシックな姿。自分は天丼の時の天ぷらはつゆにくぐらせてある方が好きなので嬉しい。つゆの甘みが弱めなのもよく、旨い天丼をワシワシと食べ進めた。次は看板に載ったもうひとつ、とんかつを頂いてみよう。(勘定は¥580)

この後の記事はこちら (2

 

天ぷら・とんかつ あさの屋

岐阜県岐阜市則武中3-20-17

 

( 岐阜 ぎふ 則武 のりたけ あさのや 浅野屋 天婦羅食堂 てんぷら 天麩羅 天丼 とんかつ 丼ぶり 食堂 定食 )

コメント (4)
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キッチン欧味 @名古屋市千種区・吹上

2017年06月09日 | 名古屋(千種区・守山区)

吹上ホールでの用事が終わり、遅い昼食に出掛けたのは飯田街道沿いにある「キッチン欧味」。駅からは離れているし、この日は生憎の雨だったが、店の中はほとんどのテーブルが塞がっている人気ぶり。店の中は喫茶店っぽく落ち着く雰囲気。さっそくメニューとにらめっこ。好物のオムライスと激しく迷ったが、この店で特に強く推されているように感じたジャンボエビフライと、店名を冠したハンバーグを組み合わせた「ジャバーグ定食」なるものがあったので、赤い帽子とエプロンをした給仕の女性にお願いする。ちなみに「ジャバーグ」の”ジャ”はジャンボエビフライの”ジャ”(笑)。ライスとパンが選べるのだが、その時ちょうど運ばれていた他の客のライスが大きめの茶碗にこんもりと山盛りで、その客もびっくりしている様子だったので、慌ててライスを半分にしてもらう。

しばらくして丸い平皿に盛られた「ジャバーグ」とライス、味噌汁が運ばれた。メインには千切りキャベツと海藻のサラダ、それにパイナップルが添えられている。まずは濃いめのデミグラスソースがかけられたハンバーグ。ふわっふわの食感で口の中で崩れていく。デミソースは自分がよくステーキソースとして作るウスターソース+ケチャップの風味にも似て、間違いのない旨さ。エビフライは20cmほどもあるだろうか、たっぷりの自家製タルタルソースの上に横たわっていて、自分好みの細かいパン粉の衣をまとっている。どちらもライスとの相性は抜群。あー、旨い。無理すればあの大盛りライスでも食べられただろうが、半分といっても普通かそれ以上のヴォリュームはあったので賢明な判断。でも最後に食べようと思っていたパインを床に落とす不始末(そういえばついこの前も…、ヤバイな…)。(勘定は¥1,550)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 今池にある「日本福音ルーテルなごや希望教会・今池礼拝所」(昭和23年・1948・建造)。あのヴォーリズの建築だとのこと。ちょうど併設の幼稚園の迎えの時間だったので写真は1枚だけ。

 


 

キッチン欧味

愛知県名古屋市千種区千種1-9-23

 

( 吹上 ふきあげ オーミ おーみ おうみ 洋食 ジャンボエビフライ ジャンボ海老フライ ハヤシライス 欧味風 近代建築 ウイリアム・ヴォーリズ ヴォーリズ建築 )

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美奈登 @名古屋市瑞穂区・雁道

2017年06月08日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

味の評判を聞いていて、ずっと前から行ってみたい店リストの上位にあった瑞穂区の焼肉「美奈登」へやっと行くことが出来た。この辺りは駅からも近くないし、周囲は住宅街なので”ついで”はほとんど無いのでなかなか機会が探せなかった。ある小雨降る日に、仕事で地下鉄桜通線を利用していてふと思い立ち、仕事よ早く終われと念じて(笑)、瑞穂区役所駅で途中下車し、歩いて店に向かう。大して雨が降らなかったのも幸いして店に辿り着いた。なるほど噂通りの痺れる外観(もちろん写真を嫁に見せたら「ムリ」と・笑)。創業は昭和33年(1958)だとか。外はまだ明るいが、暖簾をくぐって店の中へ。中はコの字のカウンターになっていて、老齢のお母さん2人が給仕。男性も居るようだがここでは裏方のよう。とりあえず瓶ビール(キリン)をもらう。注文したのは「コメカミ」の塩と、「キモ」のタレ。すぐに目の前に七輪が用意される。炭は岩手の切炭。煤けた柱と天井、そこに不釣り合いな大型液晶テレビの「水戸黄門」をBGMに1人で乾杯。(外が明るいから一層)ウメーッ。

すぐにアルミの小皿に盛られた肉が届く。まずは塩の「コメカミ」から焼網にのせていった。「コメカミ」は見るからに鮮度がいい。食べてみても唸るほど旨い。そして「キモ」。タレは濃い八丁味噌味。この味噌だけ舐めても酒が呑めるなァ(笑)。それはともかく、切り角が立ってこちらも鮮度抜群。「コブクロ」を追加で注文。よそで見るものと違って大振りに切ってある。これがまた信じられないくらい旨い。プリップリ。こんなコブクロ初めてだ。独特の食感を噛みしめるが、ホルモンの臭みなんて無縁。凄いナ、ココ。ひとり焼肉ではここから歩いて15分位の「伊勢屋」が素晴らしいが、こちらも負けずに素晴らしい。焼いている最中には、お母さんが七輪の火の番をしてくれ、炭を足したり、こちらに向けて団扇で煽ったりしてくれる(火の粉が飛ぶんだけど・笑)。もう今晩はここで終わってしまおうかと思ったが、だんだん混んできたのと、楽しみは残しておかないと、と後ろ髪引かれながら勘定してもらった。「気をつけて帰ってねー」という優しいお母さん達の声に送られ店を出る。んー、まだ明るいぞ。(勘定は¥1,600程)

この後の記事はこちら

 

焼肉 美奈登

愛知県名古屋市瑞穂区平郷町2-6

 

( 瑞穂 みずほ 雁道 がんみち 雁道商店街 みなと あみ焼とん 焼き肉 ホルモン 焼とん 酒場 大衆酒場 熱田 瑞穂区役所 熱田神宮 )

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Lest We Forget : The Best Of / Marylin Manson

2017年06月07日 | オルタナティヴ・ロック

Lest We Forget : The Best Of / Marylin Manson (2005)

2005年に発売されたマリリン・マンソン(Marylin Manson)のベスト盤に、PVのDVDが付いた限定盤。彼のようなアーティストの場合、映像はとても重要な要素なので、PV作品集が付いているこの限定盤はお勧め(…って今頃誰も聴かないか・笑)。自分は90年代にナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails、以下NIN)の系譜から入ったくち。当時聴きまくっていたNINのPVに参加したり、トレント・レズナー(Trent Reznor)にプロデュ―スされてアルバムを製作し始めてから、だんだん自我というかキャラクターを形成し、よりグロテスクで、より過激な方向に自己プロデュースし、一躍スターダム(とショービズ界)に登りつめた。トレントとは袂を分かったが、音楽的にもオルタナティヴ版グラム・ロックとも言えるしっかりとしたものがあったからこそ人気も出たのだろう。このベスト盤を聴くと(歌詞とか世界観は別として)粒揃いの曲が並んでいるのが分かる。

映像の方は過激に振り過ぎて見るに堪えないが(笑)、これこそ彼の進む道だった。現在音楽PVの世界がどうなっているのかあまり詳しくないが、ここに収録されたしっかり金をかけて作ったPVは、やはりクオリティーが高い(気持ち悪いことこの上ないけど)。これ以降の彼の話題はゴシップ以外に聞いた覚えがないけれど、達者でやっているのだろうか。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2005/8/2)
  • Disc : 2
  • Format: Import
  • Label : Universal Import

 

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きんか @岐阜県岐阜市

2017年06月07日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の福光にあるお好み焼の店「きんか」。前から看板は目にしていたし、店の前も通ったこともあったが、なかなか入ることが出来なかった店だ。というのも店に駐車場は無さそうだし、近くに路上駐車するのも憚られるくらい完全に住宅街の中なのだ。日曜日も営業していると知り、幸いこの日はバイクだったので店に向かってみた。看板があるものの、入口付近から中の様子は窺い知ることが出来ないので「営業中」の札を確認し、エイヤッと扉を開けて中へ。中はカウンターとテーブル席が2つあるだけのこじんまりとしたしつらえ。先客が1人。いつ頃からある店なのか全然知らないが、煤けた排気フードが年季を物語る。ドラゴンズのある選手の新聞切り抜きが沢山貼ってあるのは店のご関係者なのかな。調理場には女性が2人。壁に貼られた品書きを見てビックリ。や、安い…。「お好み焼」と「焼そば」と「もだん焼」があり、その値段は120円からというから時代を疑ってしまう。早速、「お好み焼」と「肉玉子入り焼そば」をお願いした。

まずは「お好み焼」から。これはモチっとした薄皮の生地と、半分に折り畳まれた形が特徴の、この地方では伝統的なタイプのもの。キャベツなどの中身にはしっかりソースで味が付いていて、思わず”懐かしい…”と口に出してしまいそう。旨い。続いて出された「焼そば」は歴史ある店に多い細ストレート麺。これがスーパーで安売りされているような縮れた蒸し麺だったら興冷めだが、嬉しくなってしまう。安い値付けなのにしっかりと肉がたくさん入っており、こちらもソース多めの味付け。少し刻んだ紅生姜が散らしてある。玉子は最初から少しつぶれていたので黄身と麺を混ぜながらスルッといただいた。これも旨かった。ビールがあればなおいいが、さすがに無さそう(笑)。きっと沢山の近所のガキを始め、みんなの小腹を満たしてきたことだろう。後客が入ってきたので席を譲って勘定するも、申し訳ないくらいの安さ…。次は「大もりもだん焼」といってみよう。(勘定はお好み焼¥120、焼そば¥200)

この後の記事はこちらこちら

お好み キンカ

岐阜県岐阜市福光東3-11-6

 

( 岐阜 ぎふ 福光 ふくみつ きんか お好み焼き おこのみ焼 おこのみやき 焼きそば やきそば モダン焼 伊藤準規 中日ドラゴンズ )

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弘法屋 @名古屋市千種区・池下

2017年06月06日 | 名古屋(千種区・守山区)

用事で歩き疲れたやや暑い午後の池下駅。かき氷にはまだ早いが、ちょっと何か冷たいものを、と思ってこの店を思い出す。実は昨シーズンにもこの店にかき氷目当てで来たことがあったが、その雑多な雰囲気と、小さい飲食スペース(席は5つ程)に氷目当てで群がっていた女性達にひるんで(笑)、入ることが叶わなかった。その”果物屋のついでに端っこでデザート食べられ〼”的な雰囲気は相変わらず。店の中には男性2人と女性店員。普段着で飲食店の店員らしくないのは”果物屋”さんだからだろう。さすがに午後3時頃だったので先客はカップル1組だけだった。それでも気後れしながら着席し、メニューを眺める。へぇー「ローストビーフサンドイッチ」なんてあるんだね。まだかき氷はなかったので、勇気を出して(笑)「フルーツパフェ」を注文した(注・オッサン1人です)。

運ばれてきたパフェを目の前にしてたじろぐ。さぁ、どうやって食べようか。パフェにはスイカ、メロン、オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、パイナップル、バナナなどが微妙なバランスの上に刺さっている。慎重にフルーツを掘り出し味わっていく。どのフルーツももちろん旨い。中にはアイス、マンゴーフラッペ、ゼリー、ババロア、スポンジケーキ、クリームとこれも盛り沢山。特にババロアが気に入った。ただ果物屋さんだからもちろん旬のものを選んでいるのだろうが、スイカと黄色いメロンだけは風味もいまひとつ。わざわざこの時期(訪問4月末)には要らないなァという感じ。どのフルーツも食べ辛いのだが、一番香りが立っていて最後に残しておいたパインのひとつを案の定、床に落とす(涙)。どう食べてもオッサンじゃ絵にならない…。次は嫁か娘を連れて来ないと。(勘定は¥1,200)

フルーツパーラー 弘法屋

愛知県名古屋市千種区覚王山通8-70-1 名鉄パレサンクレア池下店 1F

 

( 池下 いけした こうぼうや KOBOYA 弘法屋 池下店 フルーツショップ フルーツ屋 かき氷 フラッペ パフェ ババロア )

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ニュー関 @岐阜県関市 (※移転)

2017年06月05日 | 岐阜県(中濃)

前から一度覗いてみたいなァとは思っていたものの、迫力ある外壁面の文字と、色々な人から聞く楽しい(怪しい)噂、手作り感溢れすぎの屋外VIPルーム(笑)の存在で、なかなか踏み出せずにいた岐阜県関市の「ニュー関」へ初訪問。1軒目でしこたま呑んだ後、酔った勢いで(?)わざわざこちらに向かう。入ってみるといたって普通の焼肉屋風情で店内は煙でもうもうとしていた。店内に飾ってある小物がちょっと怪しいが…。カウンターの喫茶店みたいな椅子に座り、瓶ビールを注文。名物主人と、まだ店に入ったばかりだという若い衆の2人が立ち働いていた。すぐに七輪が用意され、まずは「びんびん焼」を注文。こちら、壁に貼られた黄色の紙に筆の特徴ある赤字で品書きが所狭しと書き出してあるのだが、どれも「かんかん焼」だの「つんつん焼」だの「ぐりぐり焼」だのと、訳の分からないものばかり。注釈もあるが「一度喰ったら忘れへん」とか「つまんでひねる」などと説明になっていない(苦笑)。その他にも完全に下ネタの品書きもあり、女性ならずとも口に出すのも憚られる品書きも…(店でお確かめ下さい)。それが何の肉のどの部位かは親父に訊くしかないのだ(笑)。自分もあれこれ訊いたのだが、はぐらかされたり、酔って忘れたりして全然覚えていない…。しかも値段も書いてなかった(はず)。 ※金額は心配要りません

で、肉はどうだったかというと、旨いのだ、これが。大根おろし入りの醤油ベースのタレで食べるのだが、肉質の良さがよく分かる。歯応えはしっかりで、肉喰ってるっていう感じ(これサガリかな)。かなり味噌の濃い味付けの「とんちゃん」やら、辛味が入って脂の多い「つんつん焼」を追加したのだが、どれもそれぞれ下味やタレが違っており、ビールにぴったりだった。2軒目でなければもっと色々いけたのだろうが、さすがにそうは入らない。ビールも2本止まり。かなり酔っぱらっていたが、それでも塩キャベツや冷奴を食べた記憶がある。自分では頼まないだろうから主人が出してくれたんだろう。「美味しいですか?」と優しく声を掛けてくれる主人は、明るいキャラクターで愛されていて、この日は噂の下ネタはほとんど口から出なかったが、いつもは”かなり”らしい(笑)。まだまだ興味がある品書きが目白押しなので、また行かないと。でも関市で呑むと(足が無くて)帰りが困るんだよなァ。(勘定は¥3,000程)

この後の記事はこちら

移転後の記事はこちら

 


 

↓ 長良川鉄道の「関口駅」の横にある「大橋薬品」(建築詳細不明)。大して古くないのかもしれないが、スクラッチタイル壁や2階の窓枠なんかが近代建築っぽさを醸し出している。

 


 

ニュー関

岐阜県関市緑ケ丘2-5-41

※令和2年に岐阜県関市平賀2-39-10に移転しました 移転先はこちら

 

( 関 せき ニューセキ 焼鳥 焼き鳥 やきとり ホルモン 居酒屋 焼肉 とんやき とん焼き 内蔵 近代建築 マツコ 月曜から夜ふかし 恥ずかしい メニュー 移転 )

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