ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ふじ @名古屋市熱田区・神宮前

2019年01月24日 | 名古屋(熱田区・中川区)

名鉄の神宮前駅を熱田神宮とは反対の東側へ高架を越えていくとある食事処の「ふじ」へ。焼肉の旨い「伊勢屋本店」のすぐ隣にある。何といっても気になるのは、外看板やテントに堂々と書かれた”まずい・まずい・ころかつ”の文字(笑)。以前から引っ掛かっていたが、つい隣へ入ってしまうものだからこちらに入るのは初めて。60年もの歴史があるのだそうだ。喫茶店を兼ねているので営業開始時間が早いが、こういう店で食事を注文出来るのは大抵11時頃からなので時間を調整して寄ってみた。中に入るとごくスタンダードな昭和喫茶風情。鍵穴のような座面の揃いの椅子がいかしている。ドラゴンズ関係の貼り物が多い。店内ではご近所と思しき老齢のお姉様方が井戸端会議中。メニューを見てみると件の名物「まずいまずいころかつ」の他にも定食、丼物、”スプーンもの”〔ママ〕(=洋食)、鍋物(!)など多彩。単品のつまみと酒類もちゃんとあって全方位対応。バス移動をしていたので急遽最初の定食の方針を変更して「まずいまずいころかつ」を単品で、飲み物は「瓶ビール(中)」をお願いした。瓶ビールで大、中、小と揃えてあるのは気が効いているナ。

自分が想像していたよりも若そうに見える主人(2代目?)が奥で調理(女将さんは井戸端会議に出席中)。しばらくしてキリンラガーの中瓶と「まずいまずいころかつ」が運ばれた。ころかつは棒状にカットされた5本のかつが粗めの衣で揚げてある。ソースは別皿のとんかつソース。千切りキャベツ、レタス、プチトマト、ポテサラが添えてある。かつは脂身があるところを見るとロース肉だろうか。ガリガリとした食感で、熱いところを齧って冷たいビールを流し込むと、もちろん”まずいまずい”訳はなく、うまいうまい。ソースを付けたり、卓上の醤油をたらして辛子醤油味で食べてみたりと遊んでみた。夜10時まで営業しているらしいので、近所なら朝はコーヒー、昼は定食、夜は一杯と、この店があれば他に店は要らないんじゃないか(笑)。次は何にしようか迷いそうだ。(勘定は¥1,300程)

 

ふじ (ふじ食堂)

愛知県名古屋市熱田区花表町13-1

 

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伊勢屋本店 (2) @名古屋市熱田区・神宮前

2016年08月05日 | 名古屋(熱田区・中川区)

平日に熱田の名古屋国際会議場で仕事があり、早々に終わったので、久しぶりに神宮前駅東口の「伊勢屋」へ。こちらの店は16時開店。ちょうどその位の時間になると駅に向かう帰宅途中の高校生といつもすれ違うので、呑む気満々で歩いているとなんだか申し訳ない気分になる(笑)。ピッタリの時間に店の前まで来ると、すでに開店待ちの4人の先客が…。スゴイ。暖簾がかかると共に店に入り、カウンター席へ。瓶ビールを注文するとキリンの「ラガー」か「クラシックラガー」を選ぶことが出来る。この2つの選択肢って珍しい。最初からちょっとだけのつもりだったので、小袋と軟骨のみ注文した。すでに切炭が最良の状態に熾(おこ)っている七輪が目の前に置かれ、アルミの平皿に盛られたホルモンが届く。

まずコップにビールを注ぎ、プハーッと一杯。まだ外が明るいのが嬉しい(笑)。ザマーミロ(←誰に対するでもない心の声です)。おもむろに小袋を焼き網の上にのせる。皿にペチャンとだらしなく横たわっていた小袋がいい炭火の熱で膨らんでいく。プリッとして甘くて…旨い。鮮度がいいなァ。タレもあっさりとしていい塩梅。そして外せない軟骨。細かく軟骨に包丁が入れてあるこちらならではの仕様。こちらは少し味噌の入ったつけダレ。相変わらずのコリコリ、グキグキとした独特の食感。旨い旨い。店員は若いアルバイトの子らが多いが、覇気があるし(大声で叫ぶのとは違う)、言わなくてもサッとタレを注ぎ足したりとなかなか行き届いていて気持ちがいい。一度こちらで気合いを入れて肉を片っ端から攻めてみたい気にもなるが、本日の滞在時間も約20分と結局いつも”ちょい呑み”ばかり。でもこんなに満足出来るちょい呑みも他になかなか無いんだよなァ。(勘定は¥1,310)

以前の記事はこちら

 伊勢屋本店

愛知県名古屋市熱田区花表町13-21

 

( 神宮前 じんぐうまえ 名鉄 熱田神宮 熱田さん 伊勢屋 いせや いせやほんてん いせや本店 焼肉 焼き肉 炭火焼肉 ホルモン とんちゃん 牛ホルモン )

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伊勢屋本店 @名古屋市熱田区・神宮前

2015年03月15日 | 名古屋(熱田区・中川区)

なかなか訪れる機会のない名鉄の神宮前駅。まだ娘が小さい頃に熱田神宮にお参りした時以来かな、たぶん。近くの道路を車で通る事はあるんだけど。この駅で降りた理由はホルモンで有名な「伊勢屋本店」に行ってみたかったから。美味しいという噂は聞いていたが、ホルモンで酒無しっていう訳にはいかないし、この辺りに来る事はあまり無いので機会を狙っていた。平日のこの日、名古屋で午後まるまるフリーになる機会があったので、午後4時開店のこの店に合わせてスケジュールを組み立てるという食い意地の汚さ(笑)。

店は神宮前駅の東口から5分くらい歩いた街中の交差点にある(ちなみにJR熱田駅でも徒歩圏内)。もちろんまだ明るい時間だし、周辺は学校があるのか制服姿の高校生ばかり歩いている。とても4時から呑むような雰囲気ではない。店の前まで来ると、ちょうど開店したばかりのよう。赤い暖簾をくぐって店の中へ。当然自分が口開けかなと思ったら、まだガランとしている店内にはすでに先客が!早いなァ。自分もコの字カウンターのひとつに腰を下ろして、(効果あるかは分からないが)後ろの棚にバッグと上着を避難させ、壁に貼られた数多い品書きを眺める。カウンターの中にはずらりと七輪が並べられていて、中には切炭が入り、すでにいくつも火が熾っていてスタンバイOK。主人がこまめに七輪のお守をしている。これからすぐにたくさんの客が入ってくるのだろう。給仕の女性に瓶ビール(キリンラガー)を頼み、肉はとんちゃんと軟骨、それに牛のハチノスを注文した。

まずグイっとビールを流し込む。特にこだわりがある訳ではないが最近は生ビールはあまり頼まず、どこへ行っても瓶ビールばかり。明るいうちから呑むビールは格別だ。まずはとんちゃん(豚の小腸・大腸)。プリッとした表面を見ただけで、鮮度が抜群なのが分かる。すでにベストな状態の七輪の焼き網の上にのせて、立ち昇る煙と匂いでもう一杯(笑)。下味付けはなされているが、焼き上がったとんちゃんに、小皿に入ったあっさりめのタレを漬け、しっかりとした弾力のある肉を楽しむ。いやぁ、旨い。ハチノスは牛の第2胃。イタリア料理でトリッパに使われる部位。こちらはあまり下味が付いていないので、しっかりタレに浸して食べる。焼き加減が難しいが、独特のグニグニとした食感。ビールがすすむ。ホルモン屋で軟骨は薄くスライスしてあったりすることが多いが、ここは珍しくとても細かく包丁が入れて(砕いて)ある。表現しづらいがコリコリガリガリとしたすごい食感で、これまた旨い。外はまだ寒いのでビールから熱燗に替えた。

テーブル席や小上がりもある店にはすでに5組以上の客が入ってきている(まだ5時にもなっていないのに…)。みんなスゴイ執念だなァ(←お前もだ)。タチギモとネッコという聞いた事の無い部位も追加で注文。タチギモは脾臓だそうで、それ自体甘味があり、少しネットリとした初めての食感。ネッコ(どこの部位か訊くの忘れた)は辛い下味付けでゴリッゴリの食感。いやぁ、いろいろあるもんだ。もっともっと色々試してみたいが、1人ではこれ位がいいところ。なんとか次の機会を見つけたいな。勘定を終えて外に出たら……「明るっ!」(笑)。(勘定は¥3,000程)

この後の記事はこちら

  ↓ 神宮駅前にある小さな呑み屋街「神宮小路」

 ↓ 夕方、人が少なくなって(カラス以外)静かな姿の「熱田神宮」本殿と、そこに至る参道

 

 ↓ 呑兵衛だから献酒された酒造の菰樽が並んでいるだけで気になったりして…(笑)

伊勢屋本店 (いせやほんてん)

愛知県名古屋市熱田区花表町13-21

( 名古屋 熱田 神宮前 伊勢屋 いせや ホルモン とんちゃん 焼き肉 焼肉 熱田神宮 神宮小路 )

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