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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大関屋 @愛知県一宮市

2017年06月04日 | 愛知県(尾張・老舗)

愛知県一宮市の「真清田神社」東側の参道脇に店を構える「大関屋」。創業は昭和7年(1932)で現在3代目だとか。佇まいは、食事も出来る喫茶店という東海地方では殊のほか多いタイプ。昼どきは少し過ぎていたが、店に入るとなかなかの客入り。店は昭和喫茶の雰囲気で2階もあるようだ。給仕のおばちゃんは3名だったが、見たところ調理も女性がやっていた。先客は飲物でおしゃべりをしている年輩の女性達が多かったかな。メニューには定食、洋食、丼ぶりと揃っていたが、中から好物の「オムライス」を注文した。

まずは千切りキャベツと人参のサラダが運ばれる。最初からフレンチドレッシングがかかっていた。しばらくして「OZEKIYA」と銘が入った平皿に盛られた「オムライス」が登場。上からかかっているのはデミソース。きっちり下面まで玉子が巻かれていて、その玉子も表面こそ焼きは強めだけれど、とろみが残ってペラペラでないタイプ。早速スプーンを入れてみると、中は薄めのチキンケチャップライス。旨い。デミソースはサラッとした感じで色も濃くないが、しっかりとコクがあり、口当たりもとてもいい。やっぱりこの地方の喫茶店は侮れないなァ。次はそのデミグラスソースを使ったハヤシライスに決定か。(勘定は¥780)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 訪問時、快晴の真清田神社では神事が執り行われていた。

 

↓ 江南に移動して訪れたのは「滝学園」の創始者・滝信四郎が創設した「瀧会館(旧・瀧文庫)」(大正4年・1915・建造)。玄関口の唐破風など素晴らしいが利用はされていない感じ。

 

↓ 敷地の端にある蔵(倉庫)には煉瓦造りの腰壁があった(写真下右)。建造当初のものだろうか。

 

↓ ついでに以前も訪れた「滝学園本館」(昭和元年・1926年・建造、写真右側)と、「講堂」(昭和8年・1933・建造、写真左側)まで足を延ばす。どちらも登録有形文化財。

 

 


 

喫茶・食事 大関屋

愛知県一宮市真清田1-4-1

 

( 一宮 いちのみや 真清田神社 ますみだじんじゃ おおぜきや カフェレスト大関屋 Cafe Restaurant Ohzekiya オムライス 流鏑馬神事 やぶさめしんじ 近代建築 瀧学園 )

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Brothers (with Bonus Disc) / The Black Keys

2017年06月03日 | オルタナティヴ・ロック

Brothers (with Bonus Disc) / The Black Keys (2010)

2010年に発売されたブラック・キーズ(The Black Keys)の名作「Brothers」の限定盤。オリジナル・アルバムに加えて「The Akron Sessions」と名付けられたボーナス・ディスクが付いた2枚組。もちろんオリジナル盤は持っているが、つい、このボーナス・ディスクにも所有欲が…。正確に言うと音源だけならすでに所有していたのだが、やはりフィジカルな物を求めてしまうオッサン世代。こんな事をしているから部屋のCDは山積みになったまま…。

オリジナルはそれまでのバンド史上最高の売上を記録した充実作。かのマッスル・ショールズ・スタジオなどで録音され、ワールドワイドに大きく飛躍した原動力ともなった。ジャケの説明文字はハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)のアルバムを真似ているのかな。寡作になってサイド・プロジェクトばっかりになってしまった現在と違い、1~2年毎にアルバムを発表出来ていた時期なのでやはり活きがいい。15曲も収録しているので後半ちょっとダレるが…。

ボーナス・ディスクの方は、ディーヴォ(Devo)やプリテンダーズ(Pretenders)のクリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)の出身地として有名な彼らの地元オハイオ州アクロンのダン(Dan Auerbach)所有のアナログ・スタジオで録音されたもののよう。正直言って正規テイクと音も印象もそう変わらず。アルバム製作段階のデモ的なものなのか、完成後のライヴ・リハ的なものなのか、よく分からないが(どこにも記述が見つからず)、ここで演奏されている6曲が確かに「Brothers」を代表する6曲と言っていいので”サンプラー”としても機能している。

オークションにて購入(¥551)

  • CD (2010/10/26)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Imports
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サカエ @愛知県瀬戸市

2017年06月03日 | 愛知県(尾張・老舗)

瀬戸市の街を散策し、夕食に選んだのは「せと銀座通り商店街」にある「とんかつレスト・サカエ」。店の壁にポップなイラストと共に「瀬戸名物・元祖・みそかつ」とあれば入らない訳にはいかない。夜営業が始まったばかりの時間に一番乗り。店頭にはサンプルが並ぶショーケースがある昭和チックな佇まい。創業は昭和15年(1940)で80年にもなるのだとか。中はテーブル席が7つほど。ご家族でやっていらっしゃるのかな。メニューを見ることは見たが、やっぱり注文したのは「元祖みそかつ定食」。食べ歩いていたのでご飯は少なめにしてもらった。出来上がりを待つ間にも電話で注文が入ったりしていたので、近くの人が料理を持ち帰ったりするのかもしれない。

しばらくして出されたみそかつは、味噌タレが前面にかかっている。つけ合わせはトマト、キャベツの千切り、スパゲッティーサラダ、オレンジ、それに赤だしと漬物。みそかつは細目のパン粉で揚げてあり、好みのタイプ。味噌タレは甘め。自分にはちょっと甘過ぎるが、これとご飯を喰らうと濃い赤だしに合うんだよなァ。つけ合わせを挟みながら全部綺麗に平らげた。勘定をしてもらうと、少なくお願いしたご飯の分ちゃんと20円引かれていた。こちらの勝手な都合だから別に要求はしないのに、その気持ちが嬉しい。(勘定は¥1,330)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 豆タイルやステンドグラスで装飾された「原田寫眞館」(創業昭和4年・1929・廃業済)。昭和モダンな装飾とカフェーのような扉がかっこいい。中はどうなっているのかな?

 

↓ その他にも年季の入った建物が現存していて「末広町商店街」と同様に見応えたっぷり。こんな興味深い古い商店街が3つも残っている瀬戸って面白いなァ。

 

 


 

 

みそかつレスト サカエ

愛知県瀬戸市朝日町42

 

( 瀬戸 せと レストランサカエ みそかつ 味噌カツ 味噌かつ 銀座通り商店街 せと末広町商店街 宮前地下街 近代建築 写真館 原田写真館 )

コメント (2)
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松楽 @名古屋市千種区・吹上

2017年06月02日 | 名古屋(千種区・守山区)

仕事で名古屋市のイベント会場「吹上ホール」に用事があったので、現場到着前に腹ごしらえ。地下鉄駅から歩いて訪れたのは「中国料理・松楽」。こちら(自分は見たことがないが)メディアにも取り上げられる事が多い店らしい。評判なのはチャーハン。店の外にも写真入りの大きな看板があり、「こがし醤油香る究極の一皿・名古屋屈指の絶品チャーハン」の文句が。期待が高まるではないか。店は間口が狭く、中に入るとカウンター8席のみでこじんまりとしている。それでも老齢のご夫婦と若い衆の3人体制。ランチではラーメンとの「チャーラセット」〔ママ〕の方が値打ちなのは分かっていたが、食べ過ぎないようにと「チャーハン」を単品で注文した。

さっそく主人(御年80を超えるのだとか)によって調理が始まったが、ちょっとカバンから資料を取り出して目をやっていたら、電光石火の早技でチャーハンが出来上がっていた。鍋を使うカツッカツッという音も耳に入らず、玉子を先に炒めて、ご飯を鍋肌に焼き付けている様子だけ目に入っていたが、それにしても早い。かかった時間はたぶん3分くらいか。凄いなァ。白い八角形の皿にこんもりと盛られたチャーハンの量は、普通かやや少なめぐらい。具もネギ以外はあまり見当たらない。レンゲですくって食べてみる。米粒が油をまとってしっとりとした好みのタイプ。味付けに特に飛び出たものはないが、しみじみと旨い。添えられた紅生姜をつまんだり、スープで口を濡らしながら、あっという間に皿を空にした。この量だったらセットでもよかったか。チャーハンも旨かったが、メニューに載っていた焼売や春巻などの点心や、単品も更に旨そうだ。次はビール付きで何かたのんでみよう。(勘定は¥680)

 


 

↓ 千種小学校の近くで見つけた洋館。住人が居るのか少し微妙だったが、瓦のデザインも凝っているし、屋根上に尖塔があったり、玄関に門柱があったりと、とても興味深い建物。

 


 

中國料理 松楽

愛知県名古屋市千種区大久手町6-16

 

( 吹上 ふきあげ 大久手 しょうらく 中華料理 中国料理 中華飯店 広東料理 炒飯 チャーラ―セット ランチ 大久手小路 近代建築 )

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カフェ ブリック @愛知県半田市

2017年06月01日 | 愛知県(三河)

「セントレア」「まるは食堂」と巡った後は、近代建築好きには嬉しい半田市の「半田赤レンガ建物」を見学。こちらは明治31年(1898)にカブトビールの製造工場として建てられた建物。中はカフェなどを併設した常設展示施設となっていて、カブトビールの歴史を知ることが出来る。耐震補強工事などもしっかりと行われて公開され、とてもセンス良く修復されている。展示を見た後にもちろんカフェに直行。「ジャーマンプレート・セット」なるドイツ・ソーセージとビールのセットもあったが、お腹は膨れていたので「明治カブトビール」と「大正カブトビール」の復刻生ビールの飲み比べというものにしてみた。でも何も無しというのも…と結局サイド・メニューに「プレッツェル」を選んでしまった。先に勘定して、呼ばれたらカウンターまで取りに行く。

席に戻ってさっそく味見。「明治」の方は黒ビールといってもいいような濃い色をしている。炭酸は軽めで喉ごしは良いが、思ったよりしっかりとしたボディ。香ばしさもあってなかなか旨い。どの程度復刻されているのか知らないが、当時もこんなに旨かったんだろうか。対して「大正」の方は色付きがもっと淡く、現在の一般的なビールに近い色。こちらも呑みやすいが苦味はしっかり出ている。ドイツと言えばビールとプレッツェル、ザワークラウトあたりが定番だが、いつも思うがプレッツェルって独特の香りもあるし、モサモサしていて、そんなにビールと合うとは思えないんだが…。あっという間に呑み干して、結局ショップで両方の瓶ビールとグラスのセットを買ってしまうのだった。(勘定は¥1,050、お土産は¥2,000)

 


 

↓ 「半田赤レンガ建物(旧・カブトビール醸造工場)」(明治31年・1898・建造、補強)。国の登録有形文化財に指定されている。設計は妻木頼黄(よりなか)。

 

↓ (写真下右)壁面の所々に見える穴は、戦中に空襲を受けた時の米軍P-51戦闘機の機銃掃射の弾痕だとか。

 

 

 

カフェ ブリック

愛知県半田市榎下町8

 

( 半田 はんだ カフェブリック 近代化産業遺産 国登録有形文化財 つまきよりなか 加武登麦酒 中島飛行機 コーンスターチ 丸三麦酒 半田赤煉瓦倶楽部 近代建築 )

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