ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

鮨 あうん @岐阜県関市

2015年06月24日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市のマンション・ビルのテナントにある鮨店「鮨あうん」。オープンしてもう10年位になるのかな。日曜日でも昼には値打ちなセットものがあるので時々利用している。店に入ると、漬け場を囲んだカウンターと小上がりが2つある。飄々として明るい主人はこの地方の出身で、どこと訊いた事は無いが東京の鮨屋で修業したらしい。確か今でも時々築地から仕入れしていると言っていたと思う。昼は握りのセットがあり、タネは極上とは言えないが、なかなかだし、漬け、酢締めなどの仕事がしてあるタネが出ることも。握り(7貫くらい?)に、オクラの握り、裏巻の海苔巻きが定番で、茶碗蒸しと味噌汁とデザートがついて千円札1枚ちょっとと、とても値打ちで使いやすい。あれ?前よりも安くなっている気が…(←数量限定のようです)。握りの大きさはやや小さめ。最近の流行りから言うと標準くらいだろうか。

夜は呑みに来ている客が多いが、手書きの品書きにたくさん季節の酒肴が用意されている。海の無い岐阜県にしては珍しい魚が入ったりすることも。気仙沼の「モウカの星(→サメの心臓)」という珍味なんかも食べた事があったな。日本酒の種類は多くはないが、地元岐阜の酒を置いていて楽しめる(でも他に日本酒呑んでる人、あまり見かけたこと無い)。客層は全体的に若い人が多い。握りも金額が表記されていて明朗だし、主人もまだ若いので、居心地良く、気軽に使えるのだろう。気取らない雰囲気なので、家族連れの客も、女性ひとりだけでカウンターに座っている方も見る。夜の握りは、都度ガラスケースに入っているものや、品書きから選んで頼むが、特に好物の光物がいくつも揃っているのはうれしい。つまみをいくつかもらって、酒を呑み、握ってもらう。場所柄、車が無いとなかなか行けないので(近くにバス亭ならあるようだ)、ひとりのときにはつらいが、楽しい酒が呑める店だ。(勘定は昼¥1,000程、夜¥7,000程)

 ↓ 昔はさぞかし賑やかだったろう名残りがある関市新町に残る木造銭湯「錦湯」(すでに廃業)。創業が明治20年(1887)、建物は大正4年(1915)のものとか。

 

鮨 あうん

岐阜県関市北福野町1-3-23 エルニド 1F

( 関市 寿司 寿し 鮨あうん あうん御膳 握りセット )

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