北区の志賀公園を北に行ったところにある洋食店「みやちょう」へ。道の向かいに駐車場がある。創業は昭和52年（1977）のよう。洒落た外観で、赤いテントを張った階段があるが2階もあるのかな。店に入るとテーブル席が並んでいて、この日はしっかりと混雑していた。客の年齢層はやや高めで近所の人と思しき客も多く、主人や女将さんと親しげに喋っている。ひとつ空いていた手前のテーブルに案内された。そのテーブルの上には一面にメニューが何枚も広げてある。コース料理などもあり、おすすめがいっぱいという感じ。あれもこれもと悩んだのだが、”名物ハヤシライス”に目が留まり、それを”シェフの一味違うカレーライス”との合がけに出来る「ハーフ＆ハーフライス」というものを選んで注文した。
しばらくして細いパスタの入ったサラダの鉢と共に平皿に盛られた「ハーフ＆ハーフライス」が登場。皿の真ん中にライスが、そして両側にそれぞれハヤシとカレーが注がれている。ライスの両端には紅生姜と福神漬も添えてあって何だか可笑しい。まずはハヤシから。ビーフの肉片が残るハヤシは思いのほかしっかりと甘味があり、懐かしい”昭和のハヤシ”といった印象（伝わるかな）。ライスとの相性はもちろんいい。具材が溶け込んだカレーは辛味は強くなく、いい意味での苦味が印象に残る。それぞれを食べ進んでいくうちに堰が決壊し、混じり合う部分も。それがなかなか面白い味になっていく。楽しい。ライスの量はやや少なめなのであっという間に平らげた。次もまたメニューの山に迷いそうだナ。（勘定は￥980）
洋風食堂 みやちょう
愛知県名古屋市北区金城町4-69
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