Adios Amigos / Ramones (1995)
ラモーンズ(Ramones)が1995年に発表したラスト・アルバム。確かもう解散すると公言した上で発表されたんじゃなかったかな。アルバム中の何曲かはコンピ盤などで聴いていたがアルバム全体を聴くのは初めて。ちょうどこの解散の頃はラモーンズ熱が冷めていて、一大事であるにも関わらずアルバム購入にまでは至らなかった。後から様々なドキュメンタリー映画やインタビュー記事で、ジョーイ(Joey Ramone)とジョニー(Johnny Ramone)が何年も全く口をきかない仲だったと知り、あ然とした覚えがある(注・原因はジョニーがジョーイの彼女を盗ったから)。
ま、そんな状態だったから解散は遅すぎるくらいだったろうけども、当時は最後に加入した若いCJ(C.J. Ramone)がバンドのいい潤滑剤となっていて、このアルバムでも大フィーチャーされてヴォーカルもほぼ半分受け持っている。当時すでに脱退して6年経っていたディーディー(Dee Dee Ramone)が当時メンバーとどういう関係にあったのかよく知らないが、ソングライティングには6曲も参加していて、演奏でも1曲参加しているようだ。楽曲はラモーンズ節と言っていい”いつもの”感じ。昔の曲を彷彿とさせるような曲(自己パロディー?)もあり楽しめる。
解散して10年も経たないうちにオリジナル・メンバーの3人(ジョーイ、ディーディー、ジョニー)もが亡くなってしまったラモーンズ。中野サンプラザ、クラブチッタ川崎、ダイアモンドホール(名古屋)など色々な所で彼らのライヴを観たが、正味1時間の金太郎飴のようなライヴが楽しかったこと楽しかったこと。今考えると、全く口をきかないメンバーとどうしてあんな息ピッタリの高速で濃密なライヴが出来たのか全く理解に苦しむ…。
オークションにて購入(¥381)
- CD (2005/8/2)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Universal Int'l
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