ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

むらせ @岐阜県岐阜市

2017年02月19日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市役所南庁舎の横にひっそりと店を構える菜飯と田楽の店「むらせ」。とある用事で庁舎付近まで来た昼に店に入ってみた。創業は100年以上前で、岐阜で一番最初に「木の芽田楽」を出した店なのだとか。そういえば岐阜公園にも同じ屋号の田楽屋があるけれど、何か関係あるのかな(※)。店はカウンター席4つと小上がり席が2卓でこじんまりとしていて、とても品の良いご高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃった。田楽を炙った煙が染みわたった調理場で、他の調理器具は鋳物の一口コンロのみ。カウンターの上には大皿に盛ったおかずが並んでいた。どれも地味なおかずだが(失礼)旨そう。それでも初訪なのでやはり「とうふでん定食」を注文する。

(※ 後で調べたら、やはり初代が明治35年に岐阜公園内で田楽を焼き始めたそうです)

菜飯田楽といえば豊橋が有名だが、街道沿いで旅行者の腹を満たしたことは想像できるが、どうしてこの組み合わせなんだろう。もちろん菜飯だけでは物足りないし、田楽だけだとお腹が膨れないのは分かるんだけれども。なんてことをボケーっと考えながら待つ。

煮物の小鉢と漬物、白味噌の味噌汁、それに大きめの茶碗に入った菜飯が置かれた。そしてじっくりと炙られた豆腐田楽が6本、いい匂いをさせ専用の塗りの木箱に並べられ登場。焦げた味噌の風味が堪らない。最初から山椒が振られていた。甘辛い田楽とさっぱりした菜飯を交互に口に運ぶ。どの品も滋味深く旨い。さすがに豆腐だとあっという間に完食。次は「野菜五品盛り定食」を食べてみようかな。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら

 


 

↓ この近辺にはまだ古い家屋がいくつも残っているが、ある日突然駐車場に変わっていたりするから油断ならない。

 


 

菜めし 木の芽でんがく処 むらせ

岐阜県岐阜市神田町2-11

 

( 岐阜 ぎふ 名代 木の芽でんがく 菜飯 村瀬 菜飯田楽 なめしでんがく 豆腐田楽 おでん 岐阜公園 街道沿い 東海道 豊橋 近代建築 )


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