ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

茂美志屋支店 @滋賀県長浜市

2019年07月19日 | 滋賀県

長浜市内の古そうな建物を求めて以前入ったことのないような路地を行ったり来たり。おかげでだんだん土地勘も付いてきた。ずっと自転車で走ったり、降りて歩いたりしていると朝昼食が早かったこともあってお腹が空いてきた。路地巡りの途中で「茂美志屋支店」に入ることにする。本店は黒壁スクエアの真ん中にあり人通りも多い場所だが、こちらの支店はひっそりと静かな通り。店も本店と違って一般的な大衆食堂の風情(そういえば以前は本店の「のっぺいうどん」で”撃沈”したなァ…)。もちろん観光客がここまではなかなか入ってこない場所なので地元客が中心のようだ。

カウンター席とテーブル席があり、先客が何組も。壁に品書きがあるので振り返って何にしようか思案する。「焼めし」と「オムライス」が気になっていたのだが、ふと見ると季節メニューが別に紙で貼りだしてあり、自転車で動き回って暑かったからか反射的に「冷やし中華」をお願いしていた。疲労で酸っぱいものを欲していただろうか。周りを見ると「焼めし」の注文率が高い。「焼めし」も…と思ったが思いなおす(そもそもそんなに入らない)。今年初の「冷やし中華」だ。

しばらくして給仕の女性によって運ばれた「冷やし中華」にはとても細い錦糸玉子がのっていた。他の具材はハム、キュウリ、刻み紅生姜。それに蒲鉾の上には辛子がのせてある。早速麺を手繰ってみると麺はストレート麺。ビッと酢が効いていて旨い。汗をかいた後の酢と冷たいスープはバッチリ。途中で辛子を箸先に漬けたりしてスルスルといただいた。観光客向けでもなく、気取らない感じの食堂。次に長浜に来た時にもまた寄りたいなァ。次はもちろん「焼めし」で(←と言いながらまた迷うに決まっている)。(勘定は¥650)

本店の記事はこちら

この後の記事はこちら

 


 

↓ 以前も訪れた、廃業済みの三ツ矢町の銭湯「いなり湯」(建築詳細不明)。建物はまだ健在だった。中を見てみたいなァ。

 

↓ 「茂美志屋支店」から遠くない路地にあった元浜町の洋館付きの建物(建築詳細不明)。赤い屋根に尖塔があるのが可愛らしい。

 

↓ パッと見て通り過ぎてしまった元浜町の建物(建築詳細不明)だが、よく観察してみると壁の仕上げ、窓枠下部の装飾や、隅切り(半切妻)屋根の意匠など古そうな雰囲気がプンプン。

 

 


 

 

茂美志屋支店

滋賀県長浜市神前町4-15

 

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大久手・山本屋 @名古屋市千種区・大久手

2019年07月19日 | 名古屋(千種区・守山区 老舗)

味噌煮込みうどんと言えば”山本屋”の屋号。現在、大門の「山本屋本店」、栄の「山本屋総本家」が2大勢力としてそれぞれ支店も展開している。どちらも同じ大須にあったという「山本屋」が始祖で、それぞれが分かれていったという大まかな歴史があるようだが、一時はそれぞれがHPなどで自分の店の正統性を主張して相手方に敵意剥き出しな記述もあったと記憶している。最近はどちらも以前のような店の歴史に関する詳しい記述は抑えているようで、それぞれ住み分けが出来ているのだろう(そもそも本店と総本家が違うと認識している人も多くなかったが…)。名古屋にはその2つの支店を名乗っていない「山本屋」もあり、こちら「大久手・山本屋」もそのひとつ。それでもこちらのHPを見てみると、その歴史については他のどこよりも詳しい記述があり、こちらが”総本家”の系列だと取ることが出来る。それでもいわゆる支店とは違うようで…。

店の前の駐車場に車を入れ中へ。開店してすぐの時間だったがすぐに後客が来たところをみると混雑が予想されるのだろう、カウンター席に案内された。もう注文は決まっているが一応品書きを眺めてみる。酒肴の一品物も充実している。何人も居る店員の1人に「玉子入り味噌煮込みうどん」をお願いした。しばらくして「味噌煮込みうどん」が土鍋で運ばれた。もちろんぐつぐつと煮えて水面が躍っている。穴の無い蓋を取って取り皿に使うのは上記2店と同様。中から手繰り寄せたのは縮れの入った剛麺。太さにばらつきがある。ややとろみのついたしっかりと濃い出汁を纏っていて、口に入れるとゴワッとした歯応え。うん、あの食感。中に落とされた玉子はまだゆるゆるだったので、煮込んだ後から落とされたものだろう。しばらく潰さず元の出汁を味わった後に、蓋の上に玉子を慎重に移動させて黄身をまとわりつかせた一口を楽しんだ。こういうガツンと濃い味噌煮込みのつゆが久しぶりだったので汁をすくうレンゲが止まらない。旨かった。(勘定は¥1,080)

 

大久手 山本屋 (山本屋大久手店)

愛知県名古屋市千種区大久手5-9-2

 

( 名古屋 なごや おおくて 大久手山本屋 山本屋 みそ煮込み みそにこみ 煮込みうどん みそ煮込みうどん きしめん 本店 総本家 島本万吉 )

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