ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

清湖堂 @滋賀県長浜市

2019年07月15日 | 滋賀県(老舗)

長浜の黒壁スクエアの北、「大通寺(長浜別院大通寺)」東脇の通りにある和菓子屋「清湖堂」へ。創業は昭和4年(1929)で現在3代目とのこと。2000年代になってから現在のような新しい店舗に改装したのだそうだ。店の前は十里街道という街道だそうで、街灯にも”十里街道・職人まち”と表示が出ている。ただあれほど中心部に群がっている観光客も観光は大通寺止まりのようで、この通りはひっそりとして地元の人達が歩いている程度。店に入るといくつかの菓子が並んでいるが品数はそう多くない。この日購入したのは「黒どら」と「秀吉饅頭」の2種。

家に帰って嫁と分ける。「黒どら」は文字通り皮が真っ黒などら焼き。竹炭で黒い色を付けてあるのだそう。竹炭の味って感じられるのかなと思ったが、食べてみると正直そうは分からない。肌理の細かい生地でしっとり。甘さは控えめなあんこだった。「秀吉饅頭」は茶色がかった皮の饅頭。”秀吉”は長浜城を居城にしたそうで(歴史には全く疎いです)、そこから秀吉にちなんだものが多い土地。そんな「秀吉饅頭」は口にすると、皮がややパサッとした感じで独特の風味がある。ちょっと何とも言えない風味で餡と一緒に口に含んでもよく分からなかったが、これ醤油が皮に使ってあるのだそう。こんな味の饅頭は初めてだ(個人的にはちょっと苦手だったが…)。(勘定は¥600程)

 


 

↓ 黒壁スクエアのアーケード街の中にある古い建物(建築詳細不明)。中には入れないが開放してある。碑が立っていて「西田天香下坐初体験の場」としてある。”初体験”なんて書いてあるから置屋か何かと思ったら(笑)、長浜市の名誉市民、宗教家の西田天香という人物の宗教体験にまつわる建物のようだ。ちなみに下坐とは”今ある自分の思い上がりの坐から降りること”らしい。

↓ タイルと文字看板で装飾された元浜町の商店「まるき」(建築詳細不明)。どんなご商売か知らないが地図で見てみると奥に長い日本家屋の商家のようだ。

 

↓ 和蝋燭の看板が角に立つ創業が元禄3年(1690)という凄い歴史の「會津屋」(建築詳細不明)。現在は雑貨屋として商売を続けている。建物もかなり年季が入っていそうだ。

 

 


 

清湖堂

滋賀県長浜市神前町4-7

 

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