ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

寿司大 (2) @東京・築地 (※移転)

2013年07月08日 | 東京都

過去何度も訪問していて、既に記事にしたこともある築地市場の場内で随一の超人気店「寿司大」。半年ぶりだったが、今回はスケジュールの都合で「魔の土曜日」に愚行とは知りながら行ってみたので、どなたかの参考になればと書いてみる。

以前にも書いたが、ここの人気ぶりは常軌を逸している。開店は他の場内の鮨店より早い5時だが、平日でも朝4時過ぎから並び始め、週末のみならず並ばずに食べることはまず無いと思う。お店のお姉様によると、最近特にその傾向が強くなり、土曜日だと朝(夜?)3時頃から並んでいるとの事。平日にはぽっかりと空く事もあるらしいのだが、決して週末には行くまいと決めていた。ただ今回は徒歩圏内の汐留のホテルに泊まり、研修初日の会食(昼食)が築地の某寿司チェーン店のランチだったこともあって、無性に旨い鮨が食べたい気分になってしまった。夜は懇親会で食事には期待出来ないと分かっていたし、検証精神もあって(笑)、土曜の朝3時過ぎ(!)にホテルを出る。

2時間程しか寝ていないのでフラフラだが、それでも15分位で場内に到着。やはり、既に人の影が…。都合6人が並んでいて、自分が列に加わった後にも次々に人が集まり、4時にはもう離れた道路側ポスト横に後続列が移動。店内の席は確か12席で、皆ほぼ「おまかせ」を注文するし、店側も急かさないので客は40~50分位は着座している。だから今回の場合、4時に到着した人は一巡目では食べられず、都合約2時間の並びは覚悟しなければならないという事。いやぁ、参りました。以前はやたら目についた大陸の人達や欧米人の姿が少なくなったのはたまたまなのかな。

店に入ると店長に久しぶりと声をかけられる。随分前から何度も通っているとはいえ、半年から1年位空くんだけど本当に覚えているの?すごいなぁ。ま、覚えられやすい顔ではあるが(笑)。お酒とつまみを一品頼んで、お好みで握ってもらう。ここでは普段どうしようか躊躇するようなタネを頼んでも明朗なので安心(今回初めて「料金表」があることを知った)。今回調子がいいなぁと思ったタネは釣り鯵、とこぶし、鮑、焼き穴子といったところか。思うがままに12個程注文し、一番に店を出た。

外は随分明るくなっていたが並びは更に凄いことになっている。店を出た5時半の時点でざっと60人。単純に計算しても列の最後の人は…3時間半ほど並ばないと食べられないかも。長居する人がいない事を祈りつつホテルへ帰った。

こんな感じで、週末に行かれる方はかなりの覚悟が必要です。「寿司大」でないと、という気持ちは充分分かりますが、体調の思わしくない人、子供連れ、ご高齢の方は避けた方が無難です。実際にうちの高齢の母は以前に兄と訪問し、並んで疲労困憊して鮨を食べられる状態じゃ無くなってしまった事もありました。ポスト側に並ぶと日差しを遮るものが何もないので、これからの炎天下では信じられないくらい体力を消耗すると思います。みなさまお気をつけて…。(勘定はお酒とつまみ、握りを合わせて¥6,500程)

 

Photo_5

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寿司大

東京都中央区築地5-2-1 築地卸売市場6号館

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