ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ビヤホールライオン 銀座七丁目店 @東京・銀座

2013年07月04日 | 東京都(老舗)

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東京ビッグサイトでの研修があり、銀座での懇親会を経て、晴れて自由時間となり、遅い時間から徒歩で訪問(写真は昼間に撮影)。銀座ライオン数あれど、やはり一度は訪問しておきたい銀座七丁目店。金曜の夜とあって席はほぼ満席。かろうじて開いていた小テーブルに案内され、ゆっくりと腰を落ち着ける。何と言ってもホール全体の雰囲気は格別。昭和9年創業当時のままの内部は、そこに居るだけで80年弱の歴史を感じ取ることが出来る。古い建物好きな自分にはもってこい。壁面や柱はタイルで装飾され、独特な形状の高い天井が特別な雰囲気。

懇親会の後なのであまりお腹は空いていない。とりあえずビール(ハーフ&ハーフ)とザワークラウトを注文。サワークリームのかかったしっかり酸っぱいキャベツの酢漬けをつまみながら満員の周りの喧騒をBGMにゆっくりビールを啜ってみた。

こういった古い建物が好きな方にお勧めなのが「トイレ」。もちろん用を足してもらって構わないが、トイレに移動する際に建物の構造や裏側、意匠をゆっくり見ることが出来るので楽しい。また、いまだに人気のある老舗は大抵の場合、古くてもトイレがしっかり清掃されていて、店の「矜持」をうかがい知ることも出来る。ここの場合トイレは正面のサーバーが並んでいる所の横に通路があるのでついでにサーバー職人たちの手際も見ることが出来る。今ではどこでもモダンでスッキリした建物ばかりで、こういう重厚な意匠の建物って全く造られなくなってしまったのは残念。逆に考えると今建っている建物で80年後まで残る建物ってあるのだろうか…。

ソーセージかなんかをつまもうと思っていたが、懇親会でしこたま飲んでいて、これ以上お腹に入れるとおいしく呑めなさそうだったので、もう少し雰囲気を楽しんでいたかったが店を出た。(勘定は¥1,500程)

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ビヤホールライオン 銀座七丁目店

東京都中央区銀座7-9-20

コメント
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