岐阜市岩井の「延算寺東院」の参道にある2軒の田楽の店。1軒は以前に訪れた「岩井屋」、そしてもう1軒がここ「かどや」。創業は安永8年(1779)というから凄い(誰の代かも全然思い浮かばない→※第10代・徳川家治だそうです)。「岩井屋」の時も、休日とはいえ有名な観光地でもない場所にあるこの2軒になぜこうも人が集まるのか不思議だったが、この日も周りは閑散とした農村といった風情なのに、店には次から次へと客がやってくる。中に入ると喫茶店のようなテーブル席と座敷席があり、昼時ではあったがほぼ満員。空いている席を探さなくてはいけないほどの盛況ぶり。給仕も4人も居て大忙しといった感じ。こちらは定食や丼物が一式あり、色々な注文が通っていた。自分はやはり田楽と菜飯をと「とうふでんがく」と「菜めし」の小を注文した。
しばらく待っていると芳ばしい香りと共に「とうふでんがく」と「菜めし」、それに漬物が運ばれた。田楽は塗りの箱に5本。最初から少し山椒が振ってある。焼きはしっかり入っていて熱々(田楽で中が温かったりするとがっかりするよね)。味噌の味加減もよく、旨い。テーブルの上に山椒が置いてあったので少し足して頂いた。何故かこちらも隣の「岩井屋」と同じく有馬の「冨士屋」のもの。何か縁があったのかな。小さい茶碗に入った菜飯の風味は弱く(というか田楽の店の菜飯でしっかりとした風味のものに当たった例はあまり無いが)、濃い味の田楽に合わせてこうなるんだろうか。やっぱりこの2つは”つきもの”なんだなァ。昔も歩いて寺にお参りに来た旅の人が軒先に腰を下ろし、こういう田楽と菜飯で腹を満たしたのだろうか。おっと、まだ待ち客が居るようなのですぐに勘定してもらった。(勘定は¥530)
かどや
岐阜県岐阜市岩井3丁目3-22
( 岐阜 ぎふ 岩井山 えんさんじ 小野小町 かさ神 重要文化財 豆腐田楽 とうふ田楽 なめし 菜飯 粉山椒 さんしょ 山椒粉 富士屋 )