goo blog サービス終了のお知らせ 

ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

かどや @岐阜県岐阜市

2017年06月28日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市岩井の「延算寺東院」の参道にある2軒の田楽の店。1軒は以前に訪れた「岩井屋」、そしてもう1軒がここ「かどや」。創業は安永8年(1779)というから凄い(誰の代かも全然思い浮かばない→※第10代・徳川家治だそうです)。「岩井屋」の時も、休日とはいえ有名な観光地でもない場所にあるこの2軒になぜこうも人が集まるのか不思議だったが、この日も周りは閑散とした農村といった風情なのに、店には次から次へと客がやってくる。中に入ると喫茶店のようなテーブル席と座敷席があり、昼時ではあったがほぼ満員。空いている席を探さなくてはいけないほどの盛況ぶり。給仕も4人も居て大忙しといった感じ。こちらは定食や丼物が一式あり、色々な注文が通っていた。自分はやはり田楽と菜飯をと「とうふでんがく」と「菜めし」の小を注文した。

しばらく待っていると芳ばしい香りと共に「とうふでんがく」と「菜めし」、それに漬物が運ばれた。田楽は塗りの箱に5本。最初から少し山椒が振ってある。焼きはしっかり入っていて熱々(田楽で中が温かったりするとがっかりするよね)。味噌の味加減もよく、旨い。テーブルの上に山椒が置いてあったので少し足して頂いた。何故かこちらも隣の「岩井屋」と同じく有馬の「冨士屋」のもの。何か縁があったのかな。小さい茶碗に入った菜飯の風味は弱く(というか田楽の店の菜飯でしっかりとした風味のものに当たった例はあまり無いが)、濃い味の田楽に合わせてこうなるんだろうか。やっぱりこの2つは”つきもの”なんだなァ。昔も歩いて寺にお参りに来た旅の人が軒先に腰を下ろし、こういう田楽と菜飯で腹を満たしたのだろうか。おっと、まだ待ち客が居るようなのですぐに勘定してもらった。(勘定は¥530)

 

かどや

岐阜県岐阜市岩井3丁目3-22

 

( 岐阜 ぎふ 岩井山 えんさんじ 小野小町 かさ神 重要文化財 豆腐田楽 とうふ田楽 なめし 菜飯 粉山椒 さんしょ 山椒粉 富士屋 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸万 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年06月18日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の柳ヶ瀬商店街の北の端、弥生町にある中華そばの「丸万」へ。創業は大正末期だというから長い歴史がある。この近辺では「丸デブ」(大正6年創業)の次ぐらいになるのかな。店の前はいつも和出汁のいい香りが漂っている。間口は狭いが店構えは新しくモダン。小さなサンプルケースが入口横に。緑色の暖簾をくぐって中に入ると2人掛けや4人掛けのブース席が並んでいる。正面の壁には大きく「懐古」の文字が(見なかったが反対には「進取」の文字もあるらしい)。調理場は入口横の小さなスペース。給仕は年輩の女性、調理は若い衆がやっていた。品書きの中から「ワンタン」を注文。確認するように復唱されたのは「ワンタン麺」と間違えることが多いのだろう。調理を待っている頃には席がどんどん埋まっていった。

しばらくして運ばれた「ワンタン」は、当たり前だがワンタンのみで麺はなし。そのほかにはチャーシュー、蒲鉾、細メンマ、そして刻み葱。ワンタンは黄色く色付いていて、具は無し。トゥルンとした舌触りでスルスルと飲むように入っていく(熱いけど)。スープは濃い色をしていて、店名にあるように和風出汁。少し甘みもありまろやか。これが何とも旨い。同じ大正生まれでも丸デブとはまた違う味。自分達が今言う”昔懐かしいラーメン”のスープは、自分達が思っているより化学調味料がキツかったはずだけれど、こちらはそういうケミカルさは感じない(実際に使っていないかどうかは知らない)。具材のチャーシューや細メンマの調子も良く、スープも残すことが出来なかった。次はチャーシュー麺か、冷やし中華そばか。(勘定は¥550)

※令和3年8月8日を以って閉店されました。

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 若宮町にある我が国初だという「震災紀念堂」(明治26年・1893・建造)。明治24年に発生した「濃尾震災」の犠牲者を慰霊するために造られた。唐破風のお堂だが、毎月28日のみ公開されていて、普段は立ち入ることが出来ないのが残念。国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

和風中華そば 丸万

 岐阜県岐阜市弥生町5

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ まるまん マルマン 中華そば ラーメン 天麩羅中華そば 天ぷら中華 近代建築 国登録有形文化財 閉店 廃業  )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東寿司 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年05月31日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

長良橋の南詰にある「東寿司」へ。創業は大正7年(1918)で現在3代目だとか。どういう系譜かは知らないが「あずまずし」という屋号は古くからの鮨屋に多く見られる屋号で、今でも全国各地に見られる(ここ岐阜市にもまだある)。周辺は長良橋を挟んで長良川温泉の宿泊施設が建ち並び、鵜飼の船が出る絶好の場所。最近ではこの店の裏側にあたる古い街並み川原町も脚光を浴びて、客足が減ってしまった界隈がまた活気を取り戻そうとしている。「東壽司」と書かれた暖簾をくぐって店内へ。

相応に年季が入った店内はカウンター席、テーブル席、そして小上がり席がある街場の鮨屋の風情。老齢の主人夫婦と若夫婦(3代目)が立ち働いていた。カウンター席に座らせてもらい、品書きから”大正創業以来の味”だという「上ちらし寿司」をお願いした。主人と若がそれぞれタネを用意して支度が始まった。もう調理は若が仕切っている様子。昔の仕事をする店の”ちらしずし”は、海鮮を切りつけてのせただけの海鮮丼と違って随分と手がかかるもの。どの店も意地でやっているんだろうが、店によって全然仕様が違うので、食べる方はどんなものが出てくるのかとても楽しみだ。

しばらくして「お待たせいたしました」と出されたのは蓋付きの丸い塗りのお櫃。三つ葉と麩、わかめの入った吸物付き。ワクワクしてお櫃の蓋を開けると賑やかな寿司が現れた。酢飯に柿色のおぼろ、海苔、酢漬けの生姜が散りばめられ、その上には鮪、こはだ、穴子、茹で海老、イクラ、煮たこ、玉子焼、煮しめた椎茸、花麩と百花繚乱。どれも煮る、焼く、漬ける、などの仕事をしたタネ。たった一杯のちらし寿司にどれだけ手がかかるんだろう。しかも客がちらし寿しを頼むかどうかなんて分からない(もちろん上手にやりくりするのだが)。歴史を感じさせるタネに箸を入れ、少しタネに醤油と山葵を付けながら様々な味を楽しんだ。途中で味が混ざっていくのも旨い。夏場は「鮎寿司」もあるそうなので、それ目当てにまた伺ってみよう。(勘定は¥1,620)

 


 

↓ 川原町の街並みから川へ降りていく坂の両脇は壁が黒く塗られていてとても風情がある。来るたびに写真を撮ってしまう、通りに残る唯一の西洋風近代建築(建築詳細不明)。

 

 


 

長良橋南詰 東寿司 (東壽司)

岐阜県岐阜市上材木町425

 

( 岐阜 ぎふ 長良橋 ながら橋 あずま寿司 あずま寿司 あずまずし 東鮨 東寿し 東鮓 ちらし ちらし寿司 ちらし寿し 近代建築 かわら町 長良川鵜飼 うかい )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松屋 @岐阜県岐阜市 (4)

2017年05月08日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ある土曜日の夜に岐阜駅近くで用事があり、この時を逃すと残るはチェーン店ぐらいしか選択肢がなくなってしまうという時間帯。車なので駐車場も必要。滑り込んだのは何度も訪れている「とんかつの松屋」。昭和25年(1950)創業の老舗。駐車場はたっぷりあるのですぐに停めることが出来た。いつ行っても人気の店で、この日も次々に客が訪れていた。手前のテーブル席に座って、またメニューとにらめっこ。今までに食べたことのないものを、と「やきめし」を注文して女の子に伝えた。

多くの客がオムライスを注文していたようで、次々とテーブルに運ばれていく。そうそうココはオムライス旨いんだよなァ。まずは和風ドレッシングがかかった千切り大根のサラダが運ばれた。そして楕円の皿に入った「やきめし」登場。こちらにしては量は少なめかなと思ったが、この皿深さがあり、やはりしっかりとした量。色付きは淡く、豚肉片、玉子、玉葱とシンプルな構成。粗挽きの黒胡椒が使われていてパラッとした炒め方。肉が意外に多く、添えられた紅生姜で味を変えながらワシワシといただく。量はやはりたっぷりあったが、ふわっとしているのでもたれない。思った通り旨いやきめしだった。これ大盛にしたらどうなるんだろう。次はカツ丼か、カツハヤシ、それとも焼きそばか。(勘定は¥650)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

この後の記事はこちら (5)(6

 

とんかつの松屋

岐阜県岐阜市松鴻町2-14

 

( 岐阜 ぎふ しょうこう町 とんかつのまつや 松屋 洋食 とんかつ 味噌カツ みそかつ みそカツ オムライス 大盛 デカ盛 チャーハン ヤキメシ 焼飯 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かまた @岐阜県岐阜市 (※移転)

2017年04月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の神田町にある喫茶レストラン「かまた」。ビルの2階にあり、階段前の立て看板に美味そうなオムライスが写真入りで載っているのでずっと気になっていた店だ。創業して65年以上だというから昭和26年(1951)くらいだろうか。階段には店内に”犬が居る”旨の注意書きがある。マスコット犬が居るのだそうだ。外からでは分からないが、階段を上がると照明といい、佇まいといい、一気に昭和に。

実は以前、夜に店に入って席にまで座ったのだが、食べようと思っていたサンドイッチのパンを切らしたとかで注文できず、遅い時間だったこともあって何も注文せず失礼したことがあった。この日も昼はとうに済ませていたので、以前食べられなかったサンドイッチを頂こうと入った次第。赤いビロードの張られた椅子や、シェード付きのライトがいかにもな雰囲気。その椅子にしっかりとモコモコの子犬(トイプードル)が2匹座っている(以前は夜で犬は居なかった)。自分は大型犬を飼っていて犬好きなのだが、実は小型犬は苦手…。すぐ吠えるし、好戦的なのはたいてい小犬なのだ。

窓際の席に座り、以前目当てだった「厚焼き玉子サンド」をコーヒーとセットで注文する。この日は結構な客入りで、席のほとんどは埋まっている盛況ぶり。古い喫茶店なので煙草を吸っている人も多い。混んでいるからか結構な時間がかかったが、外をぼんやりと眺めながら待っていると、コーヒーと「厚焼き玉子サンド」が登場。コーヒーは厚めのカップに入っていて、サンドイッチの方は2cmほどもあろうかというすごい厚さの玉子焼きが挟まっている。まるで名古屋・円頓寺商店街「西アサヒ」の名物サンドイッチのよう。焼きはフワフワでキュウリも挟んである。それだけでは少々甘さが強いのだが、もちろん承知なのだろう、奥様が後から塩を持って来て下さった。何しろ分厚い玉子焼きがイイ。これを焼き上げるのに時間がかかったのかな。濃い目の東海地方仕様のコーヒーとも相性ばっちりで旨かった。次はもちろんオムライスを。(勘定は¥730)

※犬は”癒し犬”と書かれていたにも関わらず、結構吠えたり(笑)、席によっては犬の〇〇が××ることも…。犬嫌いの方は要注意。窓際の席には寄ってきません。

この後の記事はこちら

※平成29年10月9日を以って一時閉店し、再開は別の場所で翌年3月頃とのこと

 

 

コーヒー レストラン かまた

岐阜県岐阜市神田町4-16

 

( 岐阜 ぎふ かんだまち コーヒーかまた 喫茶かまた 厚焼き玉子サンド タマゴサンド 西アサヒ オムライス 鉄板スパ 鉄板イタリアン 洋食 ランチ 閉店 移転 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松屋 @岐阜県岐阜市 (3)

2017年04月10日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

用事が終わったある晩に食堂を探してウロウロ。すでに暖簾を仕舞ってしまった店に振られて、結局ここ「とんかつの松屋」へ。昼程ではないが、相変わらずほとんどのテーブルが塞がる人気ぶり。ホールでは給仕の若い女の子が2人も動いていた。テーブル席に腰を下ろし、今日は何にしようかと思案する。ここはどのメニューも美味しそうなものばかりでいつも迷ってしまう。結局「かつカレー」を注文した。大盛にしようかとも思ったが、最近酒量も増えていて体重も思うように減らないので自重(←じゃ”かつカレー”喰うなよナ)。すぐに紙ナプキン巻きのスプーンとフォークが運ばれた。

各テーブルに運ばれる旨そうな皿を見送り待っていると、しばらくして「かつカレー」登場。大皿に盛られたかつカレーには煮込まれた豚かたまり肉が沢山入っているのが分かる。のっているかつにはほぼ前面にカレーがかかっていて、やや硬めにしっかりと揚げられ、食べやすいように横にも包丁が入れられている。さっそく熱々を口に放り込む。ポテっとしたカレーだが肉片が無いところが探せないほどたっぷりの肉。旨い。そして、かつとカレーを合わせると何とも言えない味のマジックが起こり、旨い旨い。コレ日本人にしか味わえない旨さだ。ご飯の量はこの店らしく、さすがにたっぷり。大盛だとどんな事になるのやら。添えられた千切りキャベツにソースをたらして間に挟みながらいただいた。(勘定は¥850)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4)(5)(6

 

とんかつの松屋

岐阜県岐阜市松鴻町2-14

 

( 岐阜 ぎふ しょうこう町 とんかつのまつや 松屋 洋食 カツカレー とんかつ 味噌カツ みそかつ みそカツ オムライス 大盛 デカ盛 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

両香堂本舗 @岐阜県岐阜市

2017年03月24日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市を流れる長良川の南、岐阜城がそびえる金華山の麓には歴史を感じさせる町名が沢山残っている。材木町、木挽町、大仏町、魚屋町、布屋町などなど。そんな辺りを歩いてゆっくりブラブラし、建物を愛でる。ついでに寄ったのは久屋町にある和菓子の店「両香堂本舗」。店の前まで来ると、戸に貼り紙がしてあり”配達中につきすぐ戻ります”とのこと。何だかのんびりしていてイイ。周辺をウロウロしてからまた店に戻った。こちらもかなり歴史ある建物で、貫禄のある木製看板が掛かっている。中はモダンに改造されている。こちらは「柿羊羹」で有名な店。けれど嫁と2人でも1本食べられる気がしなかったので他の菓子を探した。店にはガラスケースの中にずらりと様々な菓子が並んでいて、その中から「どら焼き」と「栗どら焼き」を選んで購入して持ち帰った。

持ち帰った「どら焼き」を嫁と食べる。こちらの皮は強めの焼き色が付いていて、その風味も濃いめ。中の餡と相まって旨くない訳がない。「栗どら焼き」の方は皮に栗の形の焼印が付いていた。中の餡には砕いた栗の実が沢山まぶされている。こちらも旨い。厚みがあって尚且つふわっとした生地の皮と甘い餡を楽しんだ。(勘定は¥どら焼き¥150/個、栗どら焼き¥180/個)

 


 

↓ 西材木町にある「株式会社・森嘉」、玄関上の看板には「銘木商・森嘉七」の名が。2棟続きの手入れの行き届いた素晴らしい町屋。

 

 ↓ 漆喰が黒く塗ってあったり、黒塀が囲う風情ある建物があちらこちらに残っている。

 

↓ もう商売は辞めているようだが、かつての酒造看板が残る益屋町の建物。「佐吉」(不明)、「富翁」(北川本家)、「志賀櫻(?)」(近江酒造)と読める。

 

↓ 老舗「湯葉勇」の近くの「神谷酒屋」の看板。こちらは「忠勇」(白鶴酒造)、「蘇水峡」(古田酒造)、「金露」(現・キング醸造)などの看板文字が並ぶ。

↓ 大工町の「旧・青木医院」(建築詳細不明)。以前はアトリエか何かに使われていたようだったが、最近は不明。

 


 

 

両香堂本舗

岐阜県岐阜市久屋町20-3

 

( 岐阜 ぎふ 久屋町 両香堂 りょうこうどう りょうこうどうほんぽ 柿羊羹元祖 柿ようかん 元祖柿羊羹 和菓子 酒造看板 近代建築 町屋 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寿司よし @岐阜県岐阜市

2017年03月09日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市のかつての繁華街、柳ヶ瀬商店街。”やながせ”という名前は有名だが「柳ヶ瀬」という町名がある訳ではなく、いくつもの町が合わさって柳ヶ瀬商店街を形成している。ここずっと精彩を欠いていた柳ヶ瀬も新しい店や若い人達の活動でだんだん人が戻ってきているような気がするが、それでもまだまだ相変わらずシャッターが閉まったままの店舗や、消えていく店も少なくない。ここ「寿司よし本店」がある柳ヶ瀬の一番北に位置する弥生町も、老舗の洋食屋「金鯱山」が閉店してしまったし、アーケードが途切れることもあって少々がらんとした雰囲気。店は昭和26年(1951)の創業だとか。木製の立派な「鮨」の文字看板が掛かる建物の暖簾をくぐった。

りっぱな白木のカウンターがある店内は冷蔵タネケースのある昔ながらの街場の寿司屋風情。しっかり常連客が腰を下ろしていて、日曜昼の食堂の定番、NHKの「のど自慢」がBGMになっていた。お昼の「並セット」を注文。すぐに小鉢や茶椀蒸しが用意される。小鉢には牡蠣とたらこのぬたが。そして握りが盛り込みで置かれた。握りはこういう古くからの店には珍しくやや小さめ。イカ、海老、はまち、中トロ、玉子、穴子、鉄火巻。珍しいのが椎茸。煮て味付けした椎茸がタネとして握られている。これがなかなかのもの。値段が値段なので、それぞれのタネが特別素晴らしいという訳ではないが、充分なもの。旨かった。次は人気だという「さばの松前寿司」を頂いてみたいナ(勘定は¥1,050)

この後の記事はこちら (2

 

寿司よし

岐阜県岐阜市弥生町9

 

( 岐阜 ぎふ 弥生町 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ 寿司よし本店 すしよし すしよし本店 鮨よし 椎茸握り 松前寿司 バッテラ サバ押し寿司 サバ寿司 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊川寿司 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年02月25日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市役所の向かいにある寿司屋「豊川寿司」。佇まいはごく普通だが、なんと創業は明治34年(1901)にまで遡るのだそうだ。以前に店の前を通ってその事実を知ってからずっと気になっていた。流通も今と違う海の無い岐阜県で、当時はどんな鮨を出していたんだろう。興味が沸くなァ。この日は昼に訪問。黄色い暖簾をくぐって中に入ると、左側が漬け場になっており、奥がこじんまりとしたテーブル席になっている。広間は上階にあるようだ。いわゆるカウンター席は無い模様(あったかな)。腰を下ろして品書きを眺める。昼は丼ぶりが中心のようで、握りだけの品は無い。唯一「にぎりと助六」というのがあったのでそれを注文した。

漬け場では若い衆が握っている。しばらくして小鉢、天かすの浮いたそうめん、それに水菓子(りんご)と共に寿司が運ばれた。握りは5貫。あとはいなりが2つと巻き寿司が2つ。握りは街場の鮨屋らしいクラシックなタイプ。穴子につけられたつめも甘め。いなりもしっかり甘めの味付けだった。少し筋があったとはいえ、この値段のランチの鮪がトロに近い部分だったのはびっくり。美味しくいただいた。握りだけのランチがあるといいのになァ。次は夜にでも伺って握りかちらしでも味わってみたい。(勘定は¥800)

 

豊川寿司

岐阜県岐阜市今沢町10

※令和4年9月30日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ とよかわ寿司 鮓 鮨 寿司 寿し 握り寿司 老舗 創業明治 ランチ 海鮮丼 閉店 廃業 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おかだ @岐阜県本巣郡北方町

2017年02月20日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜県本巣郡北方町の古い街道沿いにある麺類食堂「おかだ」(”だ”は変体仮名)。この近辺を散策する際に、どこで昼食を食べようかと事前に調べていたらこちらのお店のHPに「麺を作って100年!」という文言を見つけたので、ぜひにと訪問。昼時に伺ったが、店に入ると家族連れ、労働者、老夫婦など様々な客で賑わしい。店内はテーブル席が4つと小上がり席が3つ。一番奥にはおでん鍋も置いてあった。みんな思い思いに好きな串を取っている。品書きにはうどん、きしめん、そば、丼物などがひと通り揃っており、中には「とまと煮込み」や「ざるよもぎ」なる変わったものもあり、迷ったが結局「味噌煮込み」を玉子入りで注文。

待っている間にも次から次へと地元の方が店に入ってくる。近隣に飲食店は少ないが、それにしても結構な人気。しっかり煮込みの時間があり、しばらくして小さい土鍋が登場。たっぷりの揚げと蒲鉾がのっている。味噌煮込みうどんには鶏肉が入っていることが多いと思うが、こちらは豚バラ肉なのが珍しい。熱々の鍋に箸を入れる。麺はやや太めで、硬めなだけじゃないコシとしなやかさがあるもの。味噌のコクとよく合っていて旨い。ご飯の付いた定食にするべきだったかなと若干後悔しつつ、途中で玉子を崩したりして楽しんだ。食後にはコーヒーか昆布茶が付くと言われたが、つゆをほとんど飲んでいたので丁重にお断りして店を出る。つぎは「とまと煮込み」が気になるなァ。(勘定は¥750)

 


 

↓ 近くの商店街に点在する無名の近代建築のうちのひとつ。

 

 


 

 

麺類・御食事処 おかだ

岐阜県本巣郡北方町栄町2-54

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす おか田 おかだ 岡田 麺類食堂 大衆食堂 お食事処 みそ煮込み 味噌煮込うどん みそ煮込うどん 近代建築 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする